黒翼の天使(18禁)

ヒロイン小説研究所

文字の大きさ
上 下
22 / 45

しおりを挟む
③黒翼の天使は足が動かず,しかも大きな黒い翼もやられて飛べない,しかも,悪魔との戦いで体が消耗している。この不利の状態でも,赤い眼光で強い意志を示す。

 神原が,札を持って構え,霊力のある札を黒翼の天使に投げてきた。黒翼の天使は避けない,札は体に張り付いた。

「ぅうっ!」

「よほど,体力が消耗しているようだな」

 神原は,聖水を黒翼の天使にかけて完全に動きを止めようとした。

 黒翼の天使は,眼光をさらに強くして動かない。

 権田とサーカス団は,ほくそ笑んでいた。こんなに体力を消耗していたら捕まえるのは子猫を捕まえるよりも楽だろう。権田とサーカス団の一味は,黒翼の天使に近づいた。

 神原が,黒翼の天使の目玉の移動を見て気付いた。

「近づくな,ダメだ!」

 黒翼の天使は,自分から敵に近づくことは出来ないので攻撃されても耐えていたのだ,権田とサーカス団一味が近づいた時に,黒翼の天使は動いた。

 体を回転させて全員を瞬時に転ばせ,左右の手,肘,膝,頭も左右に振って突き,全員を動けなくさせた。

 神原は,距離を置きながら言った。

「さすが,黒翼の天使の天使だな,全員をその体でやっつけるとは」

「はぁ~はぁ~・・・私は,負けない!!」

「さっきも,言っただろう,おまえは,すでに負けている」

 神原は,黒翼の天使に近づかずに少し離れた木に行って呪文を唱えた。すると,黒翼の天使は苦しみ出した。

「これは,まさか,結界が・・・・・・」

「そうだ,周りの木に他の札はすでに貼ってあって,俺がここへくれば全て形となって悪魔は苦しむのだよ」

「ぁあっ! く,く,苦しい・・・,ぁぁ,負けてたまるか~~・・はぁはぁ・・・」

 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

こども病院の日常

moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。 18歳以下の子供が通う病院、 診療科はたくさんあります。 内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc… ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。 恋愛要素などは一切ありません。 密着病院24時!的な感じです。 人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。 ※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。 歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

勇者の隣に住んでいただけの村人の話。

カモミール
ファンタジー
とある村に住んでいた英雄にあこがれて勇者を目指すレオという少年がいた。 だが、勇者に選ばれたのはレオの幼馴染である少女ソフィだった。 その事実にレオは打ちのめされ、自堕落な生活を送ることになる。 だがそんなある日、勇者となったソフィが死んだという知らせが届き…? 才能のない村びとである少年が、幼馴染で、好きな人でもあった勇者の少女を救うために勇気を出す物語。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

処理中です...