黒翼の天使（１8禁）

１７ 黒翼の天使と悪魔との対決にやはり・・・・

１７　黒翼の天使と悪魔との対決にやはり・・・・・・

①芽依に迷いはなかった。
「きゃぁ～，助けて！悪魔が～悪魔が～～～～・・・・・・・・・・」
　芽依は助けを求める声を聞き，黒翼の天使に変身する。頭には角，口から牙，髪の毛は肩より下までカールになったいる黒，黒いアイマスクに黒の光沢のあるレザーレオタード，目は赤く眼光を輝き，黒のロングブーツに手袋，そして，背中から大きなコウモリのような見事な翼が生えた。

　助けを求める声のしている公園に黒い大きな翼を折りたたむように舞い降りた。そこには，頭に角があり，鼻が高く，怖い顔の人間型悪魔が若い女性を襲っていた。どうやら女性を食べようとしているようだ。
「待て！この黒翼の天使が相手をする」

　黒翼の天使は，赤い眼光を敵に向け威嚇する。

「俺のエサを貴様が横取りするというのか！」

「いや，違う，人間を守る！」

　悪魔はなぜだという表情をして，続けて黒翼の天使に向かって聞いた。

「おまえも悪魔だろう，人間を守る価値があるというのか，人間は悪魔の敵でもあるのを知っているはずだ！！！」

　黒翼の天使は一瞬目を閉じてから悪魔に言い返した。

「人間を絶対に守る，理由なんかない，あるとすれば人間の命は尊いからだ！えいっ！！」

　黒翼の天使は悪魔にキックをし，蹴り飛ばした。悪魔はすぐに起きて角で黒翼の天使を突き刺そうと跳び上がってむかってきた。

　黒翼の天使は，悪魔のすごいスピードを裂けて，横に体を移動したが間に合わず，右足に角が刺さった。緑色の血が垂れている。

「うぅ～・・・・あぁ～・・・・・・・・」

 　悪魔は動きの止まった黒翼の天使を見逃さなかった。すぐに向きを変えて，角で左足を突き刺した。

「ああぁ～～～～～～・・・・・・・・・・」

　黒翼の天使は，左右の足から緑色の血が垂れるだけでなく，完全に足を動かすことができなくなった。