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 私立学校の紺のセーラー服を着て授業を受けていた鬼頭凜は、四つ足怪人が裏の空き地に現れたことを不思議なストーンが輝いて教えてくれた。
 すぐにでも退治しに行きたいが、授業を抜け出すと正体がばれてしまうかも知れないのでできない。どうしたらいいのだろうと考え込んでいた。
 髪の毛がロングで目鼻がすっきりとした美人小学六年生、鬼頭凜(きとうりん)は クラスだけでなく、他のクラス、学年からもモデルのようだと注目されて目立っているから、学校内で不審な行動はできない。
 次は体育の時間、お嬢様学校では、赤いレーシングブルマに白い体操服が指定の体操着だ。鬼頭凜も急いで着替えて運動場に出た。
「今日は、鬼遊びだ、だれか、紅白帽子を赤にして追いかける鬼の役をやってくれ、明君と海さんだね、紅白帽子を赤に、それから、体力増強のため、運動場だけでなく、校舎内のどこへ逃げてもいいぞ、鬼に捕まったら紅白帽子を赤に必ずすること、十数えたら鬼が捕まえにいくから、用意、始め!」
 鬼頭凜はチャンスだ。一人で逃げて見つからないように裏の空地へ行って、敵を倒したら授業内で戻ってくるのだ。
 鬼頭凜がフェンスを乗り越えると、後ろからアマニの声がした。
「こらぁ~、着いてきちゃ、ダメって行ったのに、カバンか何かに入って来るなんて」「そんなことより、一度、フラッシュでやっつけたのに、また、あらわれるなんて、油断するな」
 鬼頭凜は、赤いレーシングブルマに手をかけた。
「アマニ、あっち向いていて! 脱ぐんだから、見たら、エッチだからね」
「脱いでどうするの、凜ちゃん?」
 鬼頭凜は、上の体操服を下にいっぱい伸ばして、赤いレーシングブルマを脱いだ。
 アマニからもらった不思議なストーンを上に上げて叫んだ。
「エマージェンシーアタッチメント!」
 鬼頭凜の体が光りに包まれて変身した。
  一瞬にして、セーラー服に似た様相の正義のヒロイン姿になったのだ。
 輝くゴールドのレオタード、同色の折りミニスカート、清楚な白いロング手袋、ロングの髪の毛はブロンド色に変化、ポニーテールで髪の毛の先はカール、上にゴールドのリボンで結ばれ、目もゴールドのアイマスク、真ん中はダイヤがうめこまれて輝き、光っている。首回りもゴールドのチョーカーが付いていた。
 薄手の白いパンティーストッキングに白い膝上ニーハイヒールブーツ、白いアンスコ、胸には大きな銀色のリボンと真ん中に円形上のゴールドメダルが光っていた。
 いつもの変身した姿だ。鬼頭凜は、白いアンスコの上から、赤いレーシングブルマを穿いた。
「凜ちゃん、どうして?」
「行くわよ、アマニ、今度こそ倒してみせるわ」
 JS美少女戦士セーラーゴールドとアマニは、裏の空地へ行くと、怪人、ワンダフルが人を襲おうとしていた。
「待ちなさい!」
 突然の声に、怪人、ワンダフルが振り向くと、ゴールドのミニスカートが風になびいて、下に赤いレーシングブルマが見えたので、ワンダフルは興奮した。
「正義の輝きが悪の影を消し去る、美少女戦士セーラーゴールド!」 
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