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『メルシーちゃん、お誕生日おめでとう!』
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10月11日23時59分。ライブ配信中のMarionette Melody。
梅香「来た、もうすぐだよ!」
メルシー「あと1分~!」
涼寧「はいはい。」
メルシー「あれー、涼寧ちゃん、私の誕生日が楽しみじゃないの?」
涼寧「年上が子どもみたいにはしゃいでるのは見たくないの。」
メルシー「え~、私はいつもこうだよ?」
涼寧「それもそうね。」
メルシー「……それはそれで複雑。」
梅香「あ、ほら、なるよ!5・4」
梅香・メルシー「「3・2・1・0!」」
パンパンッとクラッカーの音が鳴る。
梅香「メルちゃん!」
梅香・涼寧「「お誕生日おめでとう!」」
メルシー「やったー!ありがとう~!17歳になりました~!」
梅香「わぁ、コメントもたくさん来てるよ~!」
メルシー「うわ~、ほんとだ~!皆さん、ありがとうございます~!あ、ありがとうございます、ありがとうございます」
涼寧「ひとりひとりに言ってたらキリがないでしょ。」
梅香「ふふ。それでは……お誕生日プレゼントと、ケーキのサプライズでーす!」
スタッフがケーキとプレゼントを持ってくる。
メルシー「え!うそ!」
梅香「これは、私からです♪」
涼寧「これは私から。」
メルシー「えー!すごい、嬉しい!ありがとう!」
梅香「ケーキも食べちゃっていいよぉ?フォークでザクっと豪快に!」
メルシー「え、ほんと!?夢みたいじゃん!ありがとうございますー!いきますよ~、パクッ!」
涼寧「どう?」
メルシー「ん!んー!美味しいです~!」
梅香「さすが『スペランツァ・ルーナ』ですねっ!さてと。私たち明日も学校だから、配信は1時までですよ!ここからは、質問コーナー!メルちゃんに聞きたいことを、どんどんコメントしてください!」
メルシー「はい!お願いします!」
梅香「じゃあ涼ちゃん、聞きたいのあったら聞いてね?」
涼寧「うん。あ、じゃあこれ。英語は話せますか。」
メルシー「話せません!この顔なんだけどね、生まれも育ちも日本だから。」
梅香「じゃあフランス語も?」
メルシー「うん、フランス語も知らない。だってお父さんもバリバリ日本語だもん。」
涼寧「へぇ。」
メルシー「あれは知ってるよ、ボンジュール!」
涼寧「大抵の人は知ってるでしょ。」
梅香「ふふっ、たしかに。じゃあ次はこれ!なんでアイドルになったの?だって!」
メルシー「私、ラブリーオフィスではちょっと特殊型で、けっこう皆はスカウトとかオーディションとかなんだけど、私の場合は両親が事務所に履歴書を送って、それで、合格もらってって感じですね。一応、その形もあるんだけど、あんまり知れ渡ってないし、あと合格率も低いんですよ。」
梅香「そんな中、メルちゃんは合格しちゃったんだねぇ。」
メルシー「まぁね~?」
メルシー、お誕生日おめでとう。特徴的で端正な顔立ちのくせに、常識人でいたって普通なところが、あなたのいい所だと思う。なんだかんだ……まぁ、あなたと同じユニットで良かったと思ってるわよ。
メルちゃん、お誕生日おめでとう!お人形さんみたいで美人さんで、なのに全然気取ってなくて、親しみやすいお姉さんなメルちゃんが、大好きだよ!これからも、3人で一緒に歩いていこうね!
梅香「来た、もうすぐだよ!」
メルシー「あと1分~!」
涼寧「はいはい。」
メルシー「あれー、涼寧ちゃん、私の誕生日が楽しみじゃないの?」
涼寧「年上が子どもみたいにはしゃいでるのは見たくないの。」
メルシー「え~、私はいつもこうだよ?」
涼寧「それもそうね。」
メルシー「……それはそれで複雑。」
梅香「あ、ほら、なるよ!5・4」
梅香・メルシー「「3・2・1・0!」」
パンパンッとクラッカーの音が鳴る。
梅香「メルちゃん!」
梅香・涼寧「「お誕生日おめでとう!」」
メルシー「やったー!ありがとう~!17歳になりました~!」
梅香「わぁ、コメントもたくさん来てるよ~!」
メルシー「うわ~、ほんとだ~!皆さん、ありがとうございます~!あ、ありがとうございます、ありがとうございます」
涼寧「ひとりひとりに言ってたらキリがないでしょ。」
梅香「ふふ。それでは……お誕生日プレゼントと、ケーキのサプライズでーす!」
スタッフがケーキとプレゼントを持ってくる。
メルシー「え!うそ!」
梅香「これは、私からです♪」
涼寧「これは私から。」
メルシー「えー!すごい、嬉しい!ありがとう!」
梅香「ケーキも食べちゃっていいよぉ?フォークでザクっと豪快に!」
メルシー「え、ほんと!?夢みたいじゃん!ありがとうございますー!いきますよ~、パクッ!」
涼寧「どう?」
メルシー「ん!んー!美味しいです~!」
梅香「さすが『スペランツァ・ルーナ』ですねっ!さてと。私たち明日も学校だから、配信は1時までですよ!ここからは、質問コーナー!メルちゃんに聞きたいことを、どんどんコメントしてください!」
メルシー「はい!お願いします!」
梅香「じゃあ涼ちゃん、聞きたいのあったら聞いてね?」
涼寧「うん。あ、じゃあこれ。英語は話せますか。」
メルシー「話せません!この顔なんだけどね、生まれも育ちも日本だから。」
梅香「じゃあフランス語も?」
メルシー「うん、フランス語も知らない。だってお父さんもバリバリ日本語だもん。」
涼寧「へぇ。」
メルシー「あれは知ってるよ、ボンジュール!」
涼寧「大抵の人は知ってるでしょ。」
梅香「ふふっ、たしかに。じゃあ次はこれ!なんでアイドルになったの?だって!」
メルシー「私、ラブリーオフィスではちょっと特殊型で、けっこう皆はスカウトとかオーディションとかなんだけど、私の場合は両親が事務所に履歴書を送って、それで、合格もらってって感じですね。一応、その形もあるんだけど、あんまり知れ渡ってないし、あと合格率も低いんですよ。」
梅香「そんな中、メルちゃんは合格しちゃったんだねぇ。」
メルシー「まぁね~?」
メルシー、お誕生日おめでとう。特徴的で端正な顔立ちのくせに、常識人でいたって普通なところが、あなたのいい所だと思う。なんだかんだ……まぁ、あなたと同じユニットで良かったと思ってるわよ。
メルちゃん、お誕生日おめでとう!お人形さんみたいで美人さんで、なのに全然気取ってなくて、親しみやすいお姉さんなメルちゃんが、大好きだよ!これからも、3人で一緒に歩いていこうね!
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