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第85話『私が居なくても 2』
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翌日。Marionette Melodyはダンスレッスンの日だ。
涼寧「全員曲も練習しないとね。」
メルシー「そうだね!いやぁ、合同練習は楽しかったな~」
梅香「ね!」
メルシー「けど、最近ほんとに忙しくて、自分でもびっくりしてるんだよね。私みたいな、割とこう……取り柄がないっていうか、個性が弱い人でも、芸能人やらせてもらえるんだなぁって。1人だったらこんなにたくさんの人に見てもらえてないんだろうなぁ。マリメロだから、涼寧ちゃんと梅香ちゃんと一緒だから、こんなに、人気者になれたんだと思う。」
涼寧「お互い様ね。」
梅香「そうだよぉ」
メルシー「ふふ。」
涼寧「私たち3人でしか創れないステージをやりたいの。」
メルシー「うん。」
涼寧「……Marionette Melodyが一番良かったって思ってくれる人が、いたらいいな。」
メルシー「そうだね。」
梅香「……涼寧ちゃん、なんだか素直になったね。どうしてなの?」
涼寧「2人は、私がカッコ悪くても……気にしないでしょ?」
メルシー「そうだね。」
涼寧「下に見られるのが嫌いなの。誰にも負けたくないの。」
梅香「うん」
涼寧「2人は、アイドルとしてはライバルかもしれないけど、私の敵じゃない。2人になら……傷付けられてもいい。こんなこと思うの……初めてなんだから。」
メルシー「……」
ダンス講師「そろそろ、再開しようか。」
メルシー「あっ、はい!」
ダンス講師「やけにしんみりしてたけど、ちゃんと休憩できたの?」
涼寧「はい、できました。」
梅香「はい……!」
ダンス講師「そう。3人とも、疲れが溜まってるだろうから、無理はしないでね。」
マリメロ「「はい!」」
ダンス講師「それじゃ、あたまからもう一度、通していこうか。」
マリメロ「「はい!」」
レッスンが再開した。
ダンス講師「涼寧、もっと足先にまで神経集中させて。」
涼寧「はい」
ダンス講師「メルシー、フリ間違わない!」
メルシー「はいっ!」
ダンス講師「梅香、いいよ、あと表情つけて。」
梅香「はい!」
と、その時、不意に梅香の動きが止まった。
ダンス講師「梅香、どうした……?」
メルシーが梅香に駆け寄る。
メルシー「梅香ちゃん……?」
梅香はそのまま、ふらっとメルシーの方に倒れた。
メルシー「っ……!」
ダンス講師「……!メルシー、梅香を床に寝かせて。梅香、聞こえる!?分かる!?」
微かに息を漏らす梅香。ダンス講師が慌てて救急車を呼んだ。
涼寧「全員曲も練習しないとね。」
メルシー「そうだね!いやぁ、合同練習は楽しかったな~」
梅香「ね!」
メルシー「けど、最近ほんとに忙しくて、自分でもびっくりしてるんだよね。私みたいな、割とこう……取り柄がないっていうか、個性が弱い人でも、芸能人やらせてもらえるんだなぁって。1人だったらこんなにたくさんの人に見てもらえてないんだろうなぁ。マリメロだから、涼寧ちゃんと梅香ちゃんと一緒だから、こんなに、人気者になれたんだと思う。」
涼寧「お互い様ね。」
梅香「そうだよぉ」
メルシー「ふふ。」
涼寧「私たち3人でしか創れないステージをやりたいの。」
メルシー「うん。」
涼寧「……Marionette Melodyが一番良かったって思ってくれる人が、いたらいいな。」
メルシー「そうだね。」
梅香「……涼寧ちゃん、なんだか素直になったね。どうしてなの?」
涼寧「2人は、私がカッコ悪くても……気にしないでしょ?」
メルシー「そうだね。」
涼寧「下に見られるのが嫌いなの。誰にも負けたくないの。」
梅香「うん」
涼寧「2人は、アイドルとしてはライバルかもしれないけど、私の敵じゃない。2人になら……傷付けられてもいい。こんなこと思うの……初めてなんだから。」
メルシー「……」
ダンス講師「そろそろ、再開しようか。」
メルシー「あっ、はい!」
ダンス講師「やけにしんみりしてたけど、ちゃんと休憩できたの?」
涼寧「はい、できました。」
梅香「はい……!」
ダンス講師「そう。3人とも、疲れが溜まってるだろうから、無理はしないでね。」
マリメロ「「はい!」」
ダンス講師「それじゃ、あたまからもう一度、通していこうか。」
マリメロ「「はい!」」
レッスンが再開した。
ダンス講師「涼寧、もっと足先にまで神経集中させて。」
涼寧「はい」
ダンス講師「メルシー、フリ間違わない!」
メルシー「はいっ!」
ダンス講師「梅香、いいよ、あと表情つけて。」
梅香「はい!」
と、その時、不意に梅香の動きが止まった。
ダンス講師「梅香、どうした……?」
メルシーが梅香に駆け寄る。
メルシー「梅香ちゃん……?」
梅香はそのまま、ふらっとメルシーの方に倒れた。
メルシー「っ……!」
ダンス講師「……!メルシー、梅香を床に寝かせて。梅香、聞こえる!?分かる!?」
微かに息を漏らす梅香。ダンス講師が慌てて救急車を呼んだ。
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