HiH IDOL PROJECT

『奈々ちゃん、お誕生日おめでとう！』

　8月7日。4人のオフを合わせたJoyfulenceジョイフルエンスの凛果りんかと桃莉とうりは、千翼ちひろが1人で暮らす家に遊びに来ていた。

桃莉「さすがに3人も入ると狭いわ。あ、いや、悪口じゃないよ。」

千翼「あはは」

凛果「まぁ、一時的にね、お邪魔させてもらいますよ。」

桃莉「奈々ななにバレてないかなぁ。」

凛果「どうかなぁ。察しが良さそうだからなぁ。」

千翼「もし気付いてても、気付かないふりしてくれるのが奈々ちゃんだしね！」

桃莉「じゃあいっか。」

凛果「いいんかい。」

千翼「さてと、焼きましょう、バナナマフィン！」

桃莉「よいしょー！」

凛果「ぱふぱふぱふ！」

桃莉「……。」

凛果「疲れてるわ、私たち。」

千翼「材料を言います！ホットケーキミックス、1袋！」

桃莉「はいな！」

千翼「バナナ2本！」

凛果「はいさ！」

千翼「よいしょ！！」

　3時間後。スマイリープロダクションの事務所内フリースペースにて。

奈々「うふふ、なぁに？突然、呼び出して。」

桃莉「えへへぇん。今日って、何の日～？」

奈々「バナナの日！！」

凛果「いやいや」

千翼「たしかに！」

桃莉「そうだけど、じゃなくて！」

奈々「ふふ」

桃莉「今日は、奈々ちゃんの誕生日でしょ！奈々！」

凛果・千翼・桃莉「「お誕生日おめでとう！！」」

先ほど焼きあがったばかりのバナナマフィンを奈々に渡す桃莉。

奈々「わ！すごい！美味しそう！ありがとう！」

桃莉「へへ～ん」

凛果「美味しいよ！1個丸ごと味見したから分かる！」

奈々「けっこう食べたわね。」

千翼「よし！渡せた！解散！」

桃莉「いや。この後は、4人で焼肉でしょ？」

奈々「え？そうなの？」

千翼「行こー！カルビー！」

凛果「ターン！」

奈々「え？そうなの？」

桃莉「ハラミ！ハラミ！」

凛果「クッパー！」

奈々「え？」

　20分後。焼肉店。

奈々「ねぇ、デザートにバナナシャーベットある！！」

桃莉「フッ。」

奈々「え、だからここなの！？すごい！」

凛果「一見ね、奈々ちゃんにはイメージの無い焼肉と思いきや、なのよ。」

千翼「なのよ。えっと、タン、カルビ、ハラミ、レバー、イチボ、ザブトン」

奈々「最後の方は何！？」

千翼「分かんないけど多分おいしいよ！」

桃莉「ねぇ、海苔も頼んでね。」

奈々の誕生日を、ハイテンションのパリピでお祝いしたJoyfulenceだった。

奈々ちゃん、お誕生日おめでとう！いつもバナナくれてありがとう(笑)奈々ちゃんはJoyfulenceの癒しだよ。頼りにしてます！
奈々ちゃん！お誕生日おめでとう！！奈々ちゃんがいると部屋の中が清浄化されるねぇ。私もクレープはチョコバナナ派だよ！
奈々、ハッピーバースデー。なんだかんだ、いつも私の全てを優しく包み込んでくれる奈々が……あの……その……だ……大好きだよぉ？これからも、よろしくお願いします。