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第31話『友達になろう 3』
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なんで上手くいかないの。ダンスだけならできるのに。アイドルは難しい。他にも考えることがたくさんある。気が付いたら鏡に映る私は「可愛くない」笑顔をたたえている。だから、アイドルを辞めてしまいたい。しかしここを逃せば私は……。
ボーカルレッスン前。
ヒカリ「な、なぁ。今日この後、3人でごはんとか行かないか?たまには。」
れいむ「いいね、行こうか。」
ヒカリ「えっ、マジで?」
れいむ「うん。佑巴ちゃんは?」
佑巴「……」
れいむ「行こうよ~。」
佑巴「……うん」
ヒカリ「よし。」
れいむ「じゃあ私のおすすめのカレー屋さん行きましょう。」
ヒカリ「いいなぁ、カレー!」
れいむ「佑巴ちゃんもカレーでいい?」
佑巴「うん。」
その日のボーカルレッスンは、いつもよりほんの少し調子が良かった。
レッスン終了後、3人でカレー屋さんにやってきた。れいむと佑巴が隣に座り、テーブルを挟んで向かい側にヒカリが座る。
ヒカリ「私はこれにする!」
れいむ「はーい。佑巴ちゃんは?」
佑巴「……待って、まだ迷ってる。」
れいむ「はーい、ゆっくり考えてねぇ」
ヒカリ「こんなとこあったんだなぁ。」
れいむ「そうだよ。今度、洸夏ちゃんとも来な。」
ヒカリ「あ、いいな!けど、洸夏は辛いの苦手なんだよなぁ。」
れいむ「へぇ、そうなんだ。」
ヒカリ「ってか、私と洸夏が仲良いの知ってんだ。」
れいむ「マネージャーと話してたじゃん。」
佑巴「これ。」
れいむ「あっ、はい、それですねぇ。お姉さんが頼んであげるよ~」
れいむが3人分の注文をする。
ヒカリ「ありがと。」
れいむ「いいえ。」
佑巴「……」
ヒカリ「なんだよ、楽しくないのか。」
佑巴「いや……楽しい。」
れいむ「……へー、意外。可愛いところがあるんだねぇ。」
ヒカリ「な、楽しいか!よかった!」
れいむ「ふふ、ヒカリちゃんも楽しそうですねぇ。」
ヒカリ「うん。なんか、思ってたより楽しい。2人と友達っぽいの、嬉しいかも。」
れいむ「友達ねぇ。いいよねぇ、友達は。」
佑巴「友達……」
ヒカリ「なぁ、2人はさ……歌とダンス、好き?」
佑巴「ダンスは好き。歌は……」
ヒカリ「あー、分かる。私は逆だけどな。歌が好き。ダンスのことはよく分かんない。れいむは?」
れいむ「私はねぇ……本当は、どっちも好き。」
ヒカリ「へー!」
れいむ「でも、アイドルになりたかったわけじゃないんだよ。だから、今の状況に戸惑ってるんだ。」
ヒカリ「アイドルやりたくないのに、なんでやってんの?」
れいむ「うーん、間違われちゃったんだよねぇ。トゥイエンの掃除のアルバイトしてたんだけど、出勤してきたらオーディション受ける子だと思われた。そのまま、ズルズル。」
佑巴「なんで断らなかったの。」
れいむ「圧がすごかったんだよぉ。違うんです私!とか言えるタイプでもないんでねぇ。」
ヒカリ「でも歌とダンスが好きなんだろ?」
ボーカルレッスン前。
ヒカリ「な、なぁ。今日この後、3人でごはんとか行かないか?たまには。」
れいむ「いいね、行こうか。」
ヒカリ「えっ、マジで?」
れいむ「うん。佑巴ちゃんは?」
佑巴「……」
れいむ「行こうよ~。」
佑巴「……うん」
ヒカリ「よし。」
れいむ「じゃあ私のおすすめのカレー屋さん行きましょう。」
ヒカリ「いいなぁ、カレー!」
れいむ「佑巴ちゃんもカレーでいい?」
佑巴「うん。」
その日のボーカルレッスンは、いつもよりほんの少し調子が良かった。
レッスン終了後、3人でカレー屋さんにやってきた。れいむと佑巴が隣に座り、テーブルを挟んで向かい側にヒカリが座る。
ヒカリ「私はこれにする!」
れいむ「はーい。佑巴ちゃんは?」
佑巴「……待って、まだ迷ってる。」
れいむ「はーい、ゆっくり考えてねぇ」
ヒカリ「こんなとこあったんだなぁ。」
れいむ「そうだよ。今度、洸夏ちゃんとも来な。」
ヒカリ「あ、いいな!けど、洸夏は辛いの苦手なんだよなぁ。」
れいむ「へぇ、そうなんだ。」
ヒカリ「ってか、私と洸夏が仲良いの知ってんだ。」
れいむ「マネージャーと話してたじゃん。」
佑巴「これ。」
れいむ「あっ、はい、それですねぇ。お姉さんが頼んであげるよ~」
れいむが3人分の注文をする。
ヒカリ「ありがと。」
れいむ「いいえ。」
佑巴「……」
ヒカリ「なんだよ、楽しくないのか。」
佑巴「いや……楽しい。」
れいむ「……へー、意外。可愛いところがあるんだねぇ。」
ヒカリ「な、楽しいか!よかった!」
れいむ「ふふ、ヒカリちゃんも楽しそうですねぇ。」
ヒカリ「うん。なんか、思ってたより楽しい。2人と友達っぽいの、嬉しいかも。」
れいむ「友達ねぇ。いいよねぇ、友達は。」
佑巴「友達……」
ヒカリ「なぁ、2人はさ……歌とダンス、好き?」
佑巴「ダンスは好き。歌は……」
ヒカリ「あー、分かる。私は逆だけどな。歌が好き。ダンスのことはよく分かんない。れいむは?」
れいむ「私はねぇ……本当は、どっちも好き。」
ヒカリ「へー!」
れいむ「でも、アイドルになりたかったわけじゃないんだよ。だから、今の状況に戸惑ってるんだ。」
ヒカリ「アイドルやりたくないのに、なんでやってんの?」
れいむ「うーん、間違われちゃったんだよねぇ。トゥイエンの掃除のアルバイトしてたんだけど、出勤してきたらオーディション受ける子だと思われた。そのまま、ズルズル。」
佑巴「なんで断らなかったの。」
れいむ「圧がすごかったんだよぉ。違うんです私!とか言えるタイプでもないんでねぇ。」
ヒカリ「でも歌とダンスが好きなんだろ?」
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