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第3章 謀略編
第1章 謀略編 その3
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第1章 謀略編 その3
ヒトラー総統はマンシュタインの献策を見てこれこそドイツ帝国の取る道と叫んで彼を補佐官にしたいと言った。
第1章 謀略編 その3
第4軍団のゲルン大将は少将に降格されたが10個師団の損害で何とか後退出来たので良しとするしかない。
ラテン皇国はペルシャ王国や日本帝国軍迄味方している。容易に倒せる相手ではなさそうだ。
特に戦車戦では4号戦車の初期型では全く歯が立たない!G型など75ミリ砲装備の戦車で何とか敵の中戦車に対抗できるようだ。
敵の重戦車には全く対抗できない。あれは88ミリ砲装備のタイガーⅡと互角ぐらいか?強力な戦車だ。
又航空戦でもメッサーシュミット戦闘機BF109が勝てない。第9航空集団のハリファー空軍少佐に聞いてみたが物は互角ぐらいかやや敵が勝る、
ただ敵のパイロットの腕が半端じゃなくこちらの大半が撃墜された!生き残ったのは俺と数名だけで逃げるだけで精いっぱいだったぜ!
奴らは危険だ味方のヒヨッコ達では戦争にならない!将軍もっと強い戦闘機が欲しい!ハインケル社のタンク152だっけ?あれならいけるんじゃないか?
あのハヤブサとか言ったか、あれより強いショウキとか言うのもあるそうじゃないか!将軍頼むぜドイツ空軍が無くなる前に!
第9航空集団の第92戦闘機第5中隊18機を率いていたハリファー少佐は3名の部下のみを残して14名の部下を失った悲しみで酒におぼれていた。空戦で受けた腕の傷は1週間程で治りそうだが部下を失った心の傷は癒される事は無いだろう。
マンシュタインはハリファー少佐がイギリスとのバトルオブブリテンでも30数機のハリケーンやスピットファイアを撃墜したベテランだし部下達も活躍している。日本空軍はイギリス空軍より遥かに強い?のだろうか?
諜報部のディンガー中佐に聞いてみた。
そうですね。現状では日本のパイロットに関する情報はありませんが、イギリス空軍の情報で日本のパイロットが凄腕でシンガポールや香港で旧式ですがハリケーン戦闘機が各地で全滅した報告があります。
又セイロン攻略戦でイギリス空軍は日本軍機に圧倒されたようです。断片的ですが、イギリスの植民地に居るパイロットでは対抗できて居ないことが明らかですね。
飛行機の性能が凄いのか?パイロットが凄いのか?もう少しすれば情報も集まるでしょう。
戦車も敵が上!航空機も敵が上!艦隊戦でもイギリスの5隻の戦艦を有するインド洋艦隊はシンガポール攻略に向かい駆逐艦1隻も帰ってこなかったそうだ。
これも異常事態で艦隊戦では数隻ぐらいは小艦艇なら逃げられるはずです。
如何にも日本帝国は何か異常さを感じる敵だな、真面に正面から戦うことは危ない気がするが、戦争なのだ敵の情報を集める事を優先しよう。
マンシュタインは当分ラテン皇国との争いを避けるように総統に進言する。イギリスと又その他小国の掃討が残っていて、更に戦線を拡大する事は兵力の分散につながる事が一つ。
ラテン皇国の背後にいる日本帝国が侮れない戦力を持っている事。味方に成りそうもないが、出来れば敵対することは最終手段としたほうが良い事。
やがてアメリカも参戦してくるだろうから、それまでにオランダやベルギー、デンマーク、スェーデン、ノルウェー、反乱しているフランスのパリ周辺勢力等は片づけて隙の無いような防御体制の構築が望ましい事。
これらを書類に纏めてヒトラー総統に送っておく、更にドイツに帰還した時に詳しく直言する予定だ。
マンシュタインの書簡がこれからのドイツの基本方針になるのだがこの時点で彼には分らない。
陸軍きっての軍略家である彼の智謀がドイツの運命を握ることになる!
ヒトラー総統はマンシュタインの献策を見てこれこそドイツ帝国の取る道と叫んで彼を補佐官にしたいと言った。
総統彼の献策を拝見しましたが素晴らしいものです。ただ現在の第1軍団の司令官も彼でなくては務まりません。
彼の献策ではまず、ヨーロッパ諸国の平定とあります。それが済めば彼も軍団長から補佐官へと出向出来るでしょう。
現在ヒトラーの心理補佐官を任じる。ハイゼン・シュミットが提言した。
そうだな、まずは、ヨーロッパの統一だ。第1軍団はフランスにある反乱した正規軍20個師団を鎮圧させよ。あれが今一番厄介な敵だ。
第2軍団にはオランダやベルギーとイギリス派遣軍10個師団を攻略させよう。
イタリア攻略の為集結中のグーデリアン上級中将は今暫く待機させよ。ローマ教皇を使ってラテン皇国との講和の仲介を頼むとしよう。
多少の賠償金は構わぬ!リッペントロップ上手く纏めてこい!
はぁ!畏まりました!リッペントロップ大臣が外務官僚を集めて協議に入る為総統官邸を出て行く。
ジャミラル将軍(妖魔の部将ジャミル)イタリア方面の成果は如何かな?
抵抗する残る闘士は20名程あと少しだな。
其方は任そう。早い目にイタリア中枢を乗っ取ってくれ!
ドイツにはA級120個師団とB級師団80個があり1個軍団が40個師団で編成されるので5個軍団があった。
第1軍団はフランス北部へ進撃中。
第2軍団はオランダ、ベルぎー等へ進撃中
第3軍団はイタリア北部で待機中。
第4軍団 本国で再編中
第5軍団 北欧へ進撃中。
マンシュタインの献策通りドイツ軍は動き始めた。
彼はドイツの軍師として活躍していけるだろうか?
ヒトラー総統はマンシュタインの献策を見てこれこそドイツ帝国の取る道と叫んで彼を補佐官にしたいと言った。
第1章 謀略編 その3
第4軍団のゲルン大将は少将に降格されたが10個師団の損害で何とか後退出来たので良しとするしかない。
ラテン皇国はペルシャ王国や日本帝国軍迄味方している。容易に倒せる相手ではなさそうだ。
特に戦車戦では4号戦車の初期型では全く歯が立たない!G型など75ミリ砲装備の戦車で何とか敵の中戦車に対抗できるようだ。
敵の重戦車には全く対抗できない。あれは88ミリ砲装備のタイガーⅡと互角ぐらいか?強力な戦車だ。
又航空戦でもメッサーシュミット戦闘機BF109が勝てない。第9航空集団のハリファー空軍少佐に聞いてみたが物は互角ぐらいかやや敵が勝る、
ただ敵のパイロットの腕が半端じゃなくこちらの大半が撃墜された!生き残ったのは俺と数名だけで逃げるだけで精いっぱいだったぜ!
奴らは危険だ味方のヒヨッコ達では戦争にならない!将軍もっと強い戦闘機が欲しい!ハインケル社のタンク152だっけ?あれならいけるんじゃないか?
あのハヤブサとか言ったか、あれより強いショウキとか言うのもあるそうじゃないか!将軍頼むぜドイツ空軍が無くなる前に!
第9航空集団の第92戦闘機第5中隊18機を率いていたハリファー少佐は3名の部下のみを残して14名の部下を失った悲しみで酒におぼれていた。空戦で受けた腕の傷は1週間程で治りそうだが部下を失った心の傷は癒される事は無いだろう。
マンシュタインはハリファー少佐がイギリスとのバトルオブブリテンでも30数機のハリケーンやスピットファイアを撃墜したベテランだし部下達も活躍している。日本空軍はイギリス空軍より遥かに強い?のだろうか?
諜報部のディンガー中佐に聞いてみた。
そうですね。現状では日本のパイロットに関する情報はありませんが、イギリス空軍の情報で日本のパイロットが凄腕でシンガポールや香港で旧式ですがハリケーン戦闘機が各地で全滅した報告があります。
又セイロン攻略戦でイギリス空軍は日本軍機に圧倒されたようです。断片的ですが、イギリスの植民地に居るパイロットでは対抗できて居ないことが明らかですね。
飛行機の性能が凄いのか?パイロットが凄いのか?もう少しすれば情報も集まるでしょう。
戦車も敵が上!航空機も敵が上!艦隊戦でもイギリスの5隻の戦艦を有するインド洋艦隊はシンガポール攻略に向かい駆逐艦1隻も帰ってこなかったそうだ。
これも異常事態で艦隊戦では数隻ぐらいは小艦艇なら逃げられるはずです。
如何にも日本帝国は何か異常さを感じる敵だな、真面に正面から戦うことは危ない気がするが、戦争なのだ敵の情報を集める事を優先しよう。
マンシュタインは当分ラテン皇国との争いを避けるように総統に進言する。イギリスと又その他小国の掃討が残っていて、更に戦線を拡大する事は兵力の分散につながる事が一つ。
ラテン皇国の背後にいる日本帝国が侮れない戦力を持っている事。味方に成りそうもないが、出来れば敵対することは最終手段としたほうが良い事。
やがてアメリカも参戦してくるだろうから、それまでにオランダやベルギー、デンマーク、スェーデン、ノルウェー、反乱しているフランスのパリ周辺勢力等は片づけて隙の無いような防御体制の構築が望ましい事。
これらを書類に纏めてヒトラー総統に送っておく、更にドイツに帰還した時に詳しく直言する予定だ。
マンシュタインの書簡がこれからのドイツの基本方針になるのだがこの時点で彼には分らない。
陸軍きっての軍略家である彼の智謀がドイツの運命を握ることになる!
ヒトラー総統はマンシュタインの献策を見てこれこそドイツ帝国の取る道と叫んで彼を補佐官にしたいと言った。
総統彼の献策を拝見しましたが素晴らしいものです。ただ現在の第1軍団の司令官も彼でなくては務まりません。
彼の献策ではまず、ヨーロッパ諸国の平定とあります。それが済めば彼も軍団長から補佐官へと出向出来るでしょう。
現在ヒトラーの心理補佐官を任じる。ハイゼン・シュミットが提言した。
そうだな、まずは、ヨーロッパの統一だ。第1軍団はフランスにある反乱した正規軍20個師団を鎮圧させよ。あれが今一番厄介な敵だ。
第2軍団にはオランダやベルギーとイギリス派遣軍10個師団を攻略させよう。
イタリア攻略の為集結中のグーデリアン上級中将は今暫く待機させよ。ローマ教皇を使ってラテン皇国との講和の仲介を頼むとしよう。
多少の賠償金は構わぬ!リッペントロップ上手く纏めてこい!
はぁ!畏まりました!リッペントロップ大臣が外務官僚を集めて協議に入る為総統官邸を出て行く。
ジャミラル将軍(妖魔の部将ジャミル)イタリア方面の成果は如何かな?
抵抗する残る闘士は20名程あと少しだな。
其方は任そう。早い目にイタリア中枢を乗っ取ってくれ!
ドイツにはA級120個師団とB級師団80個があり1個軍団が40個師団で編成されるので5個軍団があった。
第1軍団はフランス北部へ進撃中。
第2軍団はオランダ、ベルぎー等へ進撃中
第3軍団はイタリア北部で待機中。
第4軍団 本国で再編中
第5軍団 北欧へ進撃中。
マンシュタインの献策通りドイツ軍は動き始めた。
彼はドイツの軍師として活躍していけるだろうか?
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