2 / 59
一章
記憶
しおりを挟む
気がつくと、見慣れない白い天井があった。
状況が把握できず、広翔はゆっくり上半身を起こす。
「……カーテン?」
目の前はカーテンで見えないようになっている。
だいたいの予測はできた。
「保健室か」
だが、何故自分が保健室に来たのかは全く思い出せない。
教室に行って、胡桃に会って、騒ぎが起きて·····──。
思い出そうとしていると、シャッと目の前のカーテンが開けられた。
「あら、起きてる。気分は?」
赤い口紅の美人がツカツカと寄ってくる。
「えと、なんで、俺ここに·····」
「ん?覚えてないの?葛西君、胡桃ちゃんの目の前でぶっ倒れたのよ」
覚えていない。
広翔は意識を手放す数分の出来事を思い出そうとしたが、靄がかかったように何一つ思い出せなかった。
「覚えて、ない、です」
「そう。まぁ、よくある事だからあまり気にしない事ね」
安心させるように、美人はにかっと笑った。
「私は保健医の今井穂花。家が胡桃ちゃんの近所なのよ」
「雨水さんの」
「まぁ、軽い貧血でしょうからゆっくり休んでね」
そう言うなりカーテンをまた閉めた。
言われるがまま、広翔はゆっくりと意識を手放した。
***
「葛西君、だいじょぶ?」
温かい緑茶を手に、胡桃は心配そうに穂花を見上げる。
「ええ。安静にしとけば、何の問題もないわ。……ところで、葛西君が倒れたのは胡桃ちゃんが火事のことを話し出した時?」
「え?うん。そうよ」
それがどうしたの、とでも言いたげに胡桃は眉をひそめる。
「葛西君が倒れたのは、貧血じゃなくて、フラッシュバックによるものよ 」
「フラッシュバック?」
訳が分からない、と首を傾げる。
穂花は少し言い淀み「あなただから、話すことだからね。胡桃ちゃんは少なからず関係しているから」と前置きし、ゆっくり話し始めた。
「葛西君は、記憶の一部分がごっそり抜けているのよ。……あの、火事のことも。お姉さんのことも。そして、あなたのことも。幼い頃の記憶を、ほとんど今は覚えていないのよ」
「え、なんで、そんなことわかるのよ」
胡桃は微かに手を震わせている。
ショックを隠しきれていなかった。
穂花はため息混じりに白状した。
「葛西君の叔父夫婦から、話がきてるのよ。……ないと思っていたんだけど、まさかあなた達が知り合いとは·····。くれぐれも、あなたのお姉さんには、会わせないようにしないとね·····。」
「え、義姉さん?なんで?義姉さんこそ関係ないじゃん。」
「関係大ありよ。あなたのお義姉さんは──……」
穂花の告げた事実に、胡桃は声が出せなかった。
***
広翔が再び目を覚ました時には、もう夕方だった。
「あ、やっと起きた。早く帰んなさい。君以外の生徒はみんな帰っちゃったわよ」
と言われたので、広翔は鞄を取りに教室へ行った。
教室の机は真っ赤な夕日に照らされ、オレンジ色に光っていた。その教室には広翔の鞄と、机の上に小さなメモ書きが置いてあった。
「先に帰ってるからなー」
という璃久からのメッセージだった。
気にかけてくれたことを少し嬉しく思い、笑みをこぼす。
よく見ると、メモ書きの下に付箋が貼ってあった。
「体調は大丈夫ですか?これからよろしくね」
差出人は書かれていなかった。
倒れたのは胡桃以外は知らないはずだ。
──……いや。もしかしたら、雨水の悲鳴で事が大きくなってたり……。
「悪いことしたなぁ」
誰に言うでもなく呟いた。
目の前でいきなり倒れてしまったため、誰が運んでくれたのかも、彼女がどんな顔をしていたかも覚えていない。
しかし、一番気になっているのは、記憶の彼方の存在のことだ。
白い帽子の似合う、華奢な体の持ち主。
その子を思い出そうとすると頭が裂けそうになる。以前から、そうだった。たまに夢に出てくるくせに、その存在を考えることは許されない。
──考えるな。
大丈夫だ。今まで思い出さなくても普通に生きていけたのだから。考えるな。
ただ、広翔の本能がそう告げていた。
「……帰るか」
鞄を持ち、ゆっくりと家路を歩いた。
***
「久しぶり。雨水さん」
胡桃が教室に戻ると、璃久だけが残っていた。
「さん付けやめて。違和感しかない。·····変わらないね、渡辺君は」
「そう言う雨水はすっかり変わったな」
璃久はそう言いながら胡桃に歩み寄る。
「帰り道は同じ方向なんだろ?帰ろうぜ」
「なんでよ。誤解されたら嫌なんだけど」
胡桃は心底嫌そうに顔をしかめる。
「まぁそう言うなって。話したいことがあるから」
昼間とは打って変わって、真剣味のある表情で言った。
「……わかった」
頷く胡桃に微笑みかけ、璃久はサラサラと付箋にメモを書き、机に貼った。
胡桃は無言でそれに倣った。
その数分後、二人は少し距離を置いて歩き出した。
「穂花さんに、聞いた」
切り出したのは胡桃だった。
道路脇を並んで歩きながら、小さな声で保健室での出来事を簡単に説明した。
「ふーん」
璃久はそう言っただけだった。
「何よ、驚かないわけ」
「あのな、こちとら何年あいつと一緒にいると思ってんだよ」
「そういえば、なんで渡辺君はずっと葛西君と同じ学校なの?」
だって、葛西君は引っ越したんでしょう、とは言わなかった。
璃久は何も答えなかった。
胡桃は何も言わず答えるのを待った。
やがて諦めたように息を吐き、
「親友が大変なことになってたんだ。いてもたってもいられなかった。母さんたちも同じだ。ウチの母さんと父さんは、広翔の家族と昔から付き合いがあったんだ。だからウチは家族ぐるみで仲が良かったから、引っ越したんだ」
「……なにもそこまで」
しなくても、と言おうとする胡桃の言葉を遮り、
「親友っつーより、もはや家族同然だったんだ。家族を見放すやつは、俺らの中にいないよ」
璃久はキッパリと言い切った。
「そう」
とだけ答え、胡桃は前を向いた。
「で、何、穂花さんだっけ。その人に言われたかもだけど、事件のこと、広翔の前で話すなよ」
「言わないよ……。てか、言えないって」
「穂花さんて人は、幼少期のことを覚えてないって言ったらしいけど、少し違う」
「え?」
困惑気味に璃久を仰ぎ見ると、璃久は歩みを止め、真っ直ぐに胡桃を見た。
「あいつの中で、姉の存在が無かったことになってる」
璃久の言葉に胡桃は絶句した。
「なんで」
かろうじて、それだけが言葉として出てきた。
「それは俺にもわからない。ただ、これだけは言える」
──広翔が葛西春海を思い出したら、あいつの精神はぶっ壊れる可能性があるってこと。
***
家に帰ると、バタバタと足音が響いた。
「ヒロ君倒れたって本当!?」
駆け寄ってきた広翔の叔母である葛西結芽が、広翔の肩をがしっと掴み詰め寄った。
「大丈夫なの?何か、何か変なこととか起きてない?」
結芽の顔は険しく、真剣そのものだった。
「大丈夫だよ、結芽さん。相変わらず心配性過ぎるよ」
と苦笑を滲ませると、
「そうね」
結芽はゆっくり手を離し微笑んだ。
「ちょっと、過保護だね。でも本当に心配したのよ」
「ごめんて。軽い貧血だから。ほら、前もあったじゃん」
なおも心配そうな表情の結芽に「あ。夕飯何?いい匂い」と話題を無理やり反らす。
結芽は何か言おうとしたが、口をつぐみ、
「筑前煮。好きでしょ?いっぱい食べて栄養つけて、早く元気になってね」
と微笑した。
その日の夜、広翔は叔母の言葉を反芻していた。
──何か、変なこととか……。
以前にも、叔母が同じ台詞を言ったのを思い出す。
中学生のとき、体育館のステージから落ちて頭を強打したとき。
その時の記憶もほとんど無かったのだが、叔母が涙目で尋ねてきた。
「何か思い出した!?変なこととか……っ起きてない?」
──何か思い出した!?
叔母はそう言ってしまったことを後悔した素振りを見せた。
この時の叔母の表情と発言で解った。
──自分には眠っている記憶がある。
そしてそれはきっと、小さな記憶ではないこと。
思い出してはならないということ。
そして、もう一つ。
この自分の記憶は、自分の両親の死に関係しているということ。
三つ目はあくまで憶測なのだが、妙に確信が持てた。
「……どれが正解なんだ」
思い出すべきか、忘れるべきか。気にしないべきか。
今の広翔には決心できない問題であった。
状況が把握できず、広翔はゆっくり上半身を起こす。
「……カーテン?」
目の前はカーテンで見えないようになっている。
だいたいの予測はできた。
「保健室か」
だが、何故自分が保健室に来たのかは全く思い出せない。
教室に行って、胡桃に会って、騒ぎが起きて·····──。
思い出そうとしていると、シャッと目の前のカーテンが開けられた。
「あら、起きてる。気分は?」
赤い口紅の美人がツカツカと寄ってくる。
「えと、なんで、俺ここに·····」
「ん?覚えてないの?葛西君、胡桃ちゃんの目の前でぶっ倒れたのよ」
覚えていない。
広翔は意識を手放す数分の出来事を思い出そうとしたが、靄がかかったように何一つ思い出せなかった。
「覚えて、ない、です」
「そう。まぁ、よくある事だからあまり気にしない事ね」
安心させるように、美人はにかっと笑った。
「私は保健医の今井穂花。家が胡桃ちゃんの近所なのよ」
「雨水さんの」
「まぁ、軽い貧血でしょうからゆっくり休んでね」
そう言うなりカーテンをまた閉めた。
言われるがまま、広翔はゆっくりと意識を手放した。
***
「葛西君、だいじょぶ?」
温かい緑茶を手に、胡桃は心配そうに穂花を見上げる。
「ええ。安静にしとけば、何の問題もないわ。……ところで、葛西君が倒れたのは胡桃ちゃんが火事のことを話し出した時?」
「え?うん。そうよ」
それがどうしたの、とでも言いたげに胡桃は眉をひそめる。
「葛西君が倒れたのは、貧血じゃなくて、フラッシュバックによるものよ 」
「フラッシュバック?」
訳が分からない、と首を傾げる。
穂花は少し言い淀み「あなただから、話すことだからね。胡桃ちゃんは少なからず関係しているから」と前置きし、ゆっくり話し始めた。
「葛西君は、記憶の一部分がごっそり抜けているのよ。……あの、火事のことも。お姉さんのことも。そして、あなたのことも。幼い頃の記憶を、ほとんど今は覚えていないのよ」
「え、なんで、そんなことわかるのよ」
胡桃は微かに手を震わせている。
ショックを隠しきれていなかった。
穂花はため息混じりに白状した。
「葛西君の叔父夫婦から、話がきてるのよ。……ないと思っていたんだけど、まさかあなた達が知り合いとは·····。くれぐれも、あなたのお姉さんには、会わせないようにしないとね·····。」
「え、義姉さん?なんで?義姉さんこそ関係ないじゃん。」
「関係大ありよ。あなたのお義姉さんは──……」
穂花の告げた事実に、胡桃は声が出せなかった。
***
広翔が再び目を覚ました時には、もう夕方だった。
「あ、やっと起きた。早く帰んなさい。君以外の生徒はみんな帰っちゃったわよ」
と言われたので、広翔は鞄を取りに教室へ行った。
教室の机は真っ赤な夕日に照らされ、オレンジ色に光っていた。その教室には広翔の鞄と、机の上に小さなメモ書きが置いてあった。
「先に帰ってるからなー」
という璃久からのメッセージだった。
気にかけてくれたことを少し嬉しく思い、笑みをこぼす。
よく見ると、メモ書きの下に付箋が貼ってあった。
「体調は大丈夫ですか?これからよろしくね」
差出人は書かれていなかった。
倒れたのは胡桃以外は知らないはずだ。
──……いや。もしかしたら、雨水の悲鳴で事が大きくなってたり……。
「悪いことしたなぁ」
誰に言うでもなく呟いた。
目の前でいきなり倒れてしまったため、誰が運んでくれたのかも、彼女がどんな顔をしていたかも覚えていない。
しかし、一番気になっているのは、記憶の彼方の存在のことだ。
白い帽子の似合う、華奢な体の持ち主。
その子を思い出そうとすると頭が裂けそうになる。以前から、そうだった。たまに夢に出てくるくせに、その存在を考えることは許されない。
──考えるな。
大丈夫だ。今まで思い出さなくても普通に生きていけたのだから。考えるな。
ただ、広翔の本能がそう告げていた。
「……帰るか」
鞄を持ち、ゆっくりと家路を歩いた。
***
「久しぶり。雨水さん」
胡桃が教室に戻ると、璃久だけが残っていた。
「さん付けやめて。違和感しかない。·····変わらないね、渡辺君は」
「そう言う雨水はすっかり変わったな」
璃久はそう言いながら胡桃に歩み寄る。
「帰り道は同じ方向なんだろ?帰ろうぜ」
「なんでよ。誤解されたら嫌なんだけど」
胡桃は心底嫌そうに顔をしかめる。
「まぁそう言うなって。話したいことがあるから」
昼間とは打って変わって、真剣味のある表情で言った。
「……わかった」
頷く胡桃に微笑みかけ、璃久はサラサラと付箋にメモを書き、机に貼った。
胡桃は無言でそれに倣った。
その数分後、二人は少し距離を置いて歩き出した。
「穂花さんに、聞いた」
切り出したのは胡桃だった。
道路脇を並んで歩きながら、小さな声で保健室での出来事を簡単に説明した。
「ふーん」
璃久はそう言っただけだった。
「何よ、驚かないわけ」
「あのな、こちとら何年あいつと一緒にいると思ってんだよ」
「そういえば、なんで渡辺君はずっと葛西君と同じ学校なの?」
だって、葛西君は引っ越したんでしょう、とは言わなかった。
璃久は何も答えなかった。
胡桃は何も言わず答えるのを待った。
やがて諦めたように息を吐き、
「親友が大変なことになってたんだ。いてもたってもいられなかった。母さんたちも同じだ。ウチの母さんと父さんは、広翔の家族と昔から付き合いがあったんだ。だからウチは家族ぐるみで仲が良かったから、引っ越したんだ」
「……なにもそこまで」
しなくても、と言おうとする胡桃の言葉を遮り、
「親友っつーより、もはや家族同然だったんだ。家族を見放すやつは、俺らの中にいないよ」
璃久はキッパリと言い切った。
「そう」
とだけ答え、胡桃は前を向いた。
「で、何、穂花さんだっけ。その人に言われたかもだけど、事件のこと、広翔の前で話すなよ」
「言わないよ……。てか、言えないって」
「穂花さんて人は、幼少期のことを覚えてないって言ったらしいけど、少し違う」
「え?」
困惑気味に璃久を仰ぎ見ると、璃久は歩みを止め、真っ直ぐに胡桃を見た。
「あいつの中で、姉の存在が無かったことになってる」
璃久の言葉に胡桃は絶句した。
「なんで」
かろうじて、それだけが言葉として出てきた。
「それは俺にもわからない。ただ、これだけは言える」
──広翔が葛西春海を思い出したら、あいつの精神はぶっ壊れる可能性があるってこと。
***
家に帰ると、バタバタと足音が響いた。
「ヒロ君倒れたって本当!?」
駆け寄ってきた広翔の叔母である葛西結芽が、広翔の肩をがしっと掴み詰め寄った。
「大丈夫なの?何か、何か変なこととか起きてない?」
結芽の顔は険しく、真剣そのものだった。
「大丈夫だよ、結芽さん。相変わらず心配性過ぎるよ」
と苦笑を滲ませると、
「そうね」
結芽はゆっくり手を離し微笑んだ。
「ちょっと、過保護だね。でも本当に心配したのよ」
「ごめんて。軽い貧血だから。ほら、前もあったじゃん」
なおも心配そうな表情の結芽に「あ。夕飯何?いい匂い」と話題を無理やり反らす。
結芽は何か言おうとしたが、口をつぐみ、
「筑前煮。好きでしょ?いっぱい食べて栄養つけて、早く元気になってね」
と微笑した。
その日の夜、広翔は叔母の言葉を反芻していた。
──何か、変なこととか……。
以前にも、叔母が同じ台詞を言ったのを思い出す。
中学生のとき、体育館のステージから落ちて頭を強打したとき。
その時の記憶もほとんど無かったのだが、叔母が涙目で尋ねてきた。
「何か思い出した!?変なこととか……っ起きてない?」
──何か思い出した!?
叔母はそう言ってしまったことを後悔した素振りを見せた。
この時の叔母の表情と発言で解った。
──自分には眠っている記憶がある。
そしてそれはきっと、小さな記憶ではないこと。
思い出してはならないということ。
そして、もう一つ。
この自分の記憶は、自分の両親の死に関係しているということ。
三つ目はあくまで憶測なのだが、妙に確信が持てた。
「……どれが正解なんだ」
思い出すべきか、忘れるべきか。気にしないべきか。
今の広翔には決心できない問題であった。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ARIA(アリア)
残念パパいのっち
ミステリー
山内亮(やまうちとおる)は内見に出かけたアパートでAR越しに不思議な少女、西園寺雫(さいおんじしずく)と出会う。彼女は自分がAIでこのアパートに閉じ込められていると言うが……
キミの生まれ変わり
りょう改
青春
「私たちは2回生まれる」
人間は思春期を迎え、その後に生まれ変わりを経験するようになった遠い未来。生まれ変わりを経験した少年少女は全くの別人として生きていくようになる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる