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第四章《秘められた涙と潜む影》
【四】
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案内された裏道は、あまり整備はされていないが、坂が緩やかで進みやすい。
正式な参道だと三十分はかかったであろう道のりが、なんと十分程で目的地に到着した。
「参道を通らなくて大丈夫なのですか」
と弥生が問うと、ユリが振り返り「大丈夫ですよ」と答える。
「神は参道を渡るか否かは重視していません。そこを渡りきるまでに出てくる人間の本質を見たり、自身の好みの人間を探しているのです。体調がすぐれない赤の姫様に対して何らかの処罰をお与えになることはございません。そもそも能力を生まれ持っている時点で加護はあるので」
年相応の可愛らしい微笑みでユラも頷く。
「好みの人間……」
「ええ。神様にも好みがございます。それは私たちが知るところではないのですが……」
言葉を切ったユラの顔が、ぱっと晴れる。
「主!」
双子は神主に駆け寄り、両側から腕をつかんだ。
「姫様連れてきた」
「でも体調よくない」
弥生も双子の後に続き、神主に軽く頭を下げる。
「お礼が遅くなりすみません」
「いい、いい。警察様はお忙しいだろうよ」
しっしっと追い払うように手をひらひら動かす。
そんな神主は紅子を一目見るなり目を細めた。
「よくおいでなさった。疲れましたでしょう。ささ、おあがりください」
そういった神主は、紅子を本殿のすぐ脇にある部屋へ案内した。
山のふもとの茶屋のような雰囲気ではあるが、空気がひんやりとしている。
「何ももてなしができませんが、よろしければごゆるりとしていってくだされ」
と双子に目配せすると、二人は音もなく立ち上がり、部屋を出た。
その数秒後、お盆と共に菓子折りが運ばれてきた。
金平糖や煎餅、おかきが盛られた皿を、紅子と弥生の間におく。
「今お茶をご用意します。お紅茶と珈琲、緑茶がございますが、どれになさいますか」
ユラの問いに、紅子は「紅茶?珈琲?」と小声で呟いた。
「ええと……緑茶、で」
見知らぬ土地で見知らぬ人間に、聞きなれない単語。
紅子にストレスが蓄積していく。
頭痛を覚え、紅子は眉を寄せる。
「弥生様は?」
「珈琲をもらおうかな。砂糖とミルクはあるかな?」
「ございます。ご一緒にお持ちしますね」
失礼します、と双子は深く頭を下げて部屋を再び出た。
「さて」
と神主は座り直し、紅子へ視線を向ける。
「此度はお越しくださり、感謝いたします。私はこの芝神社の神主でございます。一目姫様にお会いしたかったというのも本音ですが、それとは別に要件があります」
神主は真っすぐに紅子を見る。
「突然ですが、こちらで暮らす気はありませぬか」
唐突な提案に、紅子は言葉を失った。
弥生は成り行きを見守っているのか、それとも予想していたのか、微動だにせず神主を見つめている。
「……本当に、唐突ですね」
と、紅子は苦笑を漏らす。
視線を神主から逸らし、ゆっくりと言葉を紡いでいく。
「私は、攫われて間もないです。今あったばかりの人を信用するのは、私には難しいです」
「そうでしょうな。しかし、実は繋がりがあると言ったらどうでしょうか」
神主の目が鈍く光る。
「姫様のその能力、それはとある男をこの世から消すまで無くなりはしない。この伝承を、あなたはご存じないのではないですか」
紅子の目が大きく見開かれたとき、襖が音もなく開いた。
「お茶をお持ちしました」
「失礼します」
湯気の立つ入れ物が、神主と弥生、紅子の前に置かれる。
弥生の前に置かれた珈琲は、真っ黒だ。
香りは上品なものの、とても飲む気にはならない。
一口緑茶を啜り、舌を湿らせる。
「……私の能力を、ご存じなのですか」
「ええ、よく知っていますとも。われら能力者の先祖は、何を隠そう、貴方様のご先祖の緋姫様……あなたの、曾祖母にあたる人です。その人の能力、すなわち貴方様の能力が、全ての能力の起源。しかしその事実は、貴方様一族は知ることができない。大きすぎる能力の代償は、能力に関する記憶が受け継がれないことです。というのも、貴方様の能力は、緋姫様の思念そのものなのです」
「曾祖母の、思念……」
「お心当たりはございませんか」
紅子は眉をひそめ、記憶を手繰るも、それらしきことは浮かばない。
「ないです」
小さな溜息と共に答えると、弥生が「え」と口を開いた。
「能力を使ったときのこと、覚えていないのですか」
「ええと……実は、記憶が定かでなくて。治癒をした記憶はありますけど、特に曾祖母の思念を感じたりは……参考にならないですね、ごめんなさい」
うなだれる紅子に、弥生は優しく微笑む。
「全然。これから探ってゆけばよいだけですから。二人で」
と、手を握られる。
ぽっと頬を染める紅子を後目に、ごほんごほんと神主はわざとらしい咳をした。
「それが、貴方様の能力の恐ろしいところです。貴方様の意識が強制的に乗っ取られてしまうのですよ。そのため、貴方様の記憶には残らない。……そんな貴方様を、うまいこと我が物にしようとする輩が、近年急増しているのです」
紅子の脳裏に、あの傷跡のついた男が浮かび、背筋が震えた。
「この神社は私の結界があるため、敵意あるものはこの神社へたどり着けない。そっちの領主長男なんかの屋敷より、よっぽど安全です」
紅子はちらと弥生の視線を向けるも、弥生は相も変わらず平然と珈琲を口に運んでいる。
「そして忘れないでいただきたいのが、その能力がある限り、貴方様は狙われ続けるということです。特に危惧すべき存在は、伝承に出てくる男」
「……その子孫ですか?」
紅子の不安げな瞳をしっかりと見つめ返しながら、神主は首を横に振る。
「本人です」
隣で、珈琲を啜っていた弥生がピクリと眉を動かす。
「なぜ生きているのです。その伝承は七百年ほど前のものではないのですか」
弥生の発言に、紅子は声を震わせる。
「不老、不死……でしょうか」
「厳密には、おそらく違うかと。現在分かっている奴の情報だと、不老ではあるが不死ではない可能性がある。ただ、貴方様の能力と対になる能力ではあるらしい。どうやら生気を奪うことに長けているとか」
ぞっとした。
命を奪うためだけに存在する能力。
そんな能力は、はたしてこの世に必要だろうか。
「そしてその男こそ、貴方様を誘拐した張本人です」
「……え」
あの男がそうなのか。
冷え切った、感情なんて存在しないような瞳。
その佇まいを思い出すだけで、体が震えてくる。と同時に、どこか憤怒にも似た感情も湧いていた。
「……まあ、今すぐに決めろとも言いません。貴方様には居場所があるのだと、覚えていてください」
神主は眉間のしわをほどき、柔らかく微笑した。
紅子は小さく頷き、ゆっくりと立ち上がった。
正式な参道だと三十分はかかったであろう道のりが、なんと十分程で目的地に到着した。
「参道を通らなくて大丈夫なのですか」
と弥生が問うと、ユリが振り返り「大丈夫ですよ」と答える。
「神は参道を渡るか否かは重視していません。そこを渡りきるまでに出てくる人間の本質を見たり、自身の好みの人間を探しているのです。体調がすぐれない赤の姫様に対して何らかの処罰をお与えになることはございません。そもそも能力を生まれ持っている時点で加護はあるので」
年相応の可愛らしい微笑みでユラも頷く。
「好みの人間……」
「ええ。神様にも好みがございます。それは私たちが知るところではないのですが……」
言葉を切ったユラの顔が、ぱっと晴れる。
「主!」
双子は神主に駆け寄り、両側から腕をつかんだ。
「姫様連れてきた」
「でも体調よくない」
弥生も双子の後に続き、神主に軽く頭を下げる。
「お礼が遅くなりすみません」
「いい、いい。警察様はお忙しいだろうよ」
しっしっと追い払うように手をひらひら動かす。
そんな神主は紅子を一目見るなり目を細めた。
「よくおいでなさった。疲れましたでしょう。ささ、おあがりください」
そういった神主は、紅子を本殿のすぐ脇にある部屋へ案内した。
山のふもとの茶屋のような雰囲気ではあるが、空気がひんやりとしている。
「何ももてなしができませんが、よろしければごゆるりとしていってくだされ」
と双子に目配せすると、二人は音もなく立ち上がり、部屋を出た。
その数秒後、お盆と共に菓子折りが運ばれてきた。
金平糖や煎餅、おかきが盛られた皿を、紅子と弥生の間におく。
「今お茶をご用意します。お紅茶と珈琲、緑茶がございますが、どれになさいますか」
ユラの問いに、紅子は「紅茶?珈琲?」と小声で呟いた。
「ええと……緑茶、で」
見知らぬ土地で見知らぬ人間に、聞きなれない単語。
紅子にストレスが蓄積していく。
頭痛を覚え、紅子は眉を寄せる。
「弥生様は?」
「珈琲をもらおうかな。砂糖とミルクはあるかな?」
「ございます。ご一緒にお持ちしますね」
失礼します、と双子は深く頭を下げて部屋を再び出た。
「さて」
と神主は座り直し、紅子へ視線を向ける。
「此度はお越しくださり、感謝いたします。私はこの芝神社の神主でございます。一目姫様にお会いしたかったというのも本音ですが、それとは別に要件があります」
神主は真っすぐに紅子を見る。
「突然ですが、こちらで暮らす気はありませぬか」
唐突な提案に、紅子は言葉を失った。
弥生は成り行きを見守っているのか、それとも予想していたのか、微動だにせず神主を見つめている。
「……本当に、唐突ですね」
と、紅子は苦笑を漏らす。
視線を神主から逸らし、ゆっくりと言葉を紡いでいく。
「私は、攫われて間もないです。今あったばかりの人を信用するのは、私には難しいです」
「そうでしょうな。しかし、実は繋がりがあると言ったらどうでしょうか」
神主の目が鈍く光る。
「姫様のその能力、それはとある男をこの世から消すまで無くなりはしない。この伝承を、あなたはご存じないのではないですか」
紅子の目が大きく見開かれたとき、襖が音もなく開いた。
「お茶をお持ちしました」
「失礼します」
湯気の立つ入れ物が、神主と弥生、紅子の前に置かれる。
弥生の前に置かれた珈琲は、真っ黒だ。
香りは上品なものの、とても飲む気にはならない。
一口緑茶を啜り、舌を湿らせる。
「……私の能力を、ご存じなのですか」
「ええ、よく知っていますとも。われら能力者の先祖は、何を隠そう、貴方様のご先祖の緋姫様……あなたの、曾祖母にあたる人です。その人の能力、すなわち貴方様の能力が、全ての能力の起源。しかしその事実は、貴方様一族は知ることができない。大きすぎる能力の代償は、能力に関する記憶が受け継がれないことです。というのも、貴方様の能力は、緋姫様の思念そのものなのです」
「曾祖母の、思念……」
「お心当たりはございませんか」
紅子は眉をひそめ、記憶を手繰るも、それらしきことは浮かばない。
「ないです」
小さな溜息と共に答えると、弥生が「え」と口を開いた。
「能力を使ったときのこと、覚えていないのですか」
「ええと……実は、記憶が定かでなくて。治癒をした記憶はありますけど、特に曾祖母の思念を感じたりは……参考にならないですね、ごめんなさい」
うなだれる紅子に、弥生は優しく微笑む。
「全然。これから探ってゆけばよいだけですから。二人で」
と、手を握られる。
ぽっと頬を染める紅子を後目に、ごほんごほんと神主はわざとらしい咳をした。
「それが、貴方様の能力の恐ろしいところです。貴方様の意識が強制的に乗っ取られてしまうのですよ。そのため、貴方様の記憶には残らない。……そんな貴方様を、うまいこと我が物にしようとする輩が、近年急増しているのです」
紅子の脳裏に、あの傷跡のついた男が浮かび、背筋が震えた。
「この神社は私の結界があるため、敵意あるものはこの神社へたどり着けない。そっちの領主長男なんかの屋敷より、よっぽど安全です」
紅子はちらと弥生の視線を向けるも、弥生は相も変わらず平然と珈琲を口に運んでいる。
「そして忘れないでいただきたいのが、その能力がある限り、貴方様は狙われ続けるということです。特に危惧すべき存在は、伝承に出てくる男」
「……その子孫ですか?」
紅子の不安げな瞳をしっかりと見つめ返しながら、神主は首を横に振る。
「本人です」
隣で、珈琲を啜っていた弥生がピクリと眉を動かす。
「なぜ生きているのです。その伝承は七百年ほど前のものではないのですか」
弥生の発言に、紅子は声を震わせる。
「不老、不死……でしょうか」
「厳密には、おそらく違うかと。現在分かっている奴の情報だと、不老ではあるが不死ではない可能性がある。ただ、貴方様の能力と対になる能力ではあるらしい。どうやら生気を奪うことに長けているとか」
ぞっとした。
命を奪うためだけに存在する能力。
そんな能力は、はたしてこの世に必要だろうか。
「そしてその男こそ、貴方様を誘拐した張本人です」
「……え」
あの男がそうなのか。
冷え切った、感情なんて存在しないような瞳。
その佇まいを思い出すだけで、体が震えてくる。と同時に、どこか憤怒にも似た感情も湧いていた。
「……まあ、今すぐに決めろとも言いません。貴方様には居場所があるのだと、覚えていてください」
神主は眉間のしわをほどき、柔らかく微笑した。
紅子は小さく頷き、ゆっくりと立ち上がった。
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