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第四章 指し示される道
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しおりを挟む『最初に私の身体が納められし霊廟を訪ねなさい』
最後に大神官長様が指し示して下さった次へ進むべき道標。
私の頭の中では未だに理解が追いついてはいない。
何故なら大神官長様は人間だったの?
人間……なのか若しくは女神、様?
『元々私達代々の大神官長はイルメントルートの残影でしかなかったのです』
女神様の残影と告げられても実感が湧かない。
残影と言えば肉体が存在しないって事でしょ。
でも今も忘れられない。
大神官長様のお手はとても温かかったわ。
とてもではないけれど人外ならざる者とは……。
『私は器に過ぎない。あの御方はその昔、死を目前とした私の前へ降りられたのです。命を伸ばす代わりに、あの御方の器とならん事を……』
ご自身を女神様の器だと告げて亡くなられた大神官長様。
大神官長様の仰る事が真実ならば、その御身内に女神様がいらっしゃった。
そして女神様が私を助け、てくれたの?
助けてくれた女神様は私がここで立ち止まる事を善しとはして、いない。
大神官長様の死を悲しみ泣き暮らすのではなく前へと進む様に、その為に道を示された?
でもどうして私、なの?
私が最期の希望ってどういう事?
わからない。
以前から少し理解出来ない事があったけれど、もう最近はそれが多過ぎる。
もし前へ進めばそのわからない事が少しでもわかるなら、勇気を出して前へ進んでみようかな。
『貴女ならきっとやり遂げますよエルネスティーネ。私の可愛い愛し子よ』
夢の中、遠い彼方で大神官長様が優しく微笑んでいらっしゃる様な感じがしたわ。
※少し短いですがキリがいいので。
今日と明日は4回更新しますね。(o^―^o)ニコ
昨日は受診日だったのでめっちゃお疲れモードですが、根性で頑張りますね
(⋈◍>◡<◍)。✧♡
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