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学園編 シャルロット婚約者との蜜月

美味しいスイーツは皆で食べよう。※

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「あんっ♡……あっあのっ!お、お兄様達やマリ様は……なっ何も召し上がら無いのですか?んッ♡……はぁ…こんなにっ…お、美味しそうなスイーツが…いっぱいあるのに…」

4Pという単語に、先程から三人にもたらされている強烈な快感を思い出したのか、シャルロットは急に焦りはじめた。まるでこの後起る何かから逃れるかのように彼らに言った。

「大丈夫、大丈夫。僕達の事は気にしなくていいからなシャーリー。なっ、兄さん、マリウス」

エリオットはそう言うと、ジュルジュル~っと思い切りシャルロットの秘部を蜜ごと啜る。

「あっ♡ああんっ♡ダメぇエリー兄さまぁ」

クラウスも、自分がブルンとまろび引き出したシャルロットの美巨乳を、グニグニと指を沈ませ揉みながら同意する。

「ああ、俺も今は要らないかな」

そう言うとクラウスはさらに、シャルロットの完全に硬くなったピンクの美乳首を甘噛みして強く啜った。

「っ!あはぁんっ♡…はぁん…クラウ兄さまもっ…噛んじゃ…っ啜っちゃやぁんっ♡」

「なっ、マリウスもいらないよな?ん?マリウス?どうしたんだ?」

エリオットは返事が無いマリウスへと顔を向けた。
マリウスはデザートの方をじっと見て、何か思案しているかのようだ。かと思えば。

「じゃあ、せっかくだから僕は少し食べようかな。美味しそうだしね」

ニコっと、マリウスは膝に乗せたシャルロットを覗き込むようにして、優しい微笑みを彼女に向けた。

「はっはい!きっととっても美味しいですわ」

マリウスの美貌の微笑みに、照れるように頬を染めたシャルロットも、ハニカミながら微笑み返す。
それを見ていたエリオットは、一時シャルロットの秘部を弄るのを止めると、意外そうにマリウスに言った。

「え?マリウスお前腹減ってたのか?」

そのエリオットのセリフはスルーして、マリウスは膝に乗るシャルロットに微笑んだまま魔性のおねだりをした。

「じゃあシャーリー、僕が食べるのを手伝ってくれる?」

ニッコリ。

さらに深く微笑んだマリウスの必殺キラキラ王子様スマイルでのお願いに、シャルロットはあっさり二つ返事で陥落した。

「ぁん♡っはい!もちろんですわ」

だが、当然エリオットと、クラウスは騙されない。

「うわ、くっろ!また出たよ悪魔の微笑み。見たか兄さん?」

「ああ、見たくないがしっかりとな。」

「あれはまた何か企んでるよな」

「ああ、間違いなく企んでいるな。おそらくはろくでもない事だろうがな」

「あいつの企み今日何度めだよ。」

「数えるなよ。敬意が払えなくなる」

「兄さんまだあったんだな、そんなもの。たまに不敬全開だからもう無くなってるかと思った」

マリウスとシャルロット、二人のすぐ真横とすぐ真正面にいる兄弟達の話は、いつもながらシャルロットには届かない。彼女はキラキラ王子マリウスにぽぅ~っと見蕩れながら(悪魔って何の事かしら?まぁ、そんな事どうでもいいわね。今日もマリ様のキラキラな微笑み、素敵ね。)で、思考は埋め尽くされてしまうからだ。可愛くて素直な優しいいい子だが、いつもながらちょっと残念な子である。

そこでマリウスはエリオット達にアイコンタクトを送った。詳しく何をするかは分からないが、マリウスが何か(ろくでもない事)を企んでいる事は察した二人は、とりあえず黙って二人の様子を見守る事にした。

するとマリウスは、突然シャルロットをひょいと持ち上げると、隣りへずらして座らせる。そして立ち上がると何やら移動し始めた。シャルロット達が掛けている大きなソファーとセットになっている大きなスツールを、横一列に三つくっつけて、テーブルの側に並べた。

「「「???」」」

手早く一連の仕事を終えたマリウスは、ソファーに掛けたままハテナマークを浮かべる三人へ、無駄に華麗に向き直る。
そして爽やかに微笑み、シャルロットに言った。

「それじゃあシャーリー、ガウンを脱いで裸のままここに横になってくれる?」

「?えっ?裸でですか?!」

「そう。裸で。食べるのを手伝ってくれるんだろう?」

ニコっ。

「え?ええ、でも……」

するとマリウスは物悲しい表情を作りシャルロットを見つめてきた。

「手伝って……くれないのかい?シャーリーは僕の事を……嫌いになった?」

ブンブンブンブン!!

シャルロットはマリウスのその表情を見て、自身が泣きそうな顔で、高速で首を横に振る。そして勢いよくソファーから飛び出すと、マリウスの側まで行き彼に縋る様に飛びついた。

「違うもの!マリ様を嫌いに何てありえませんわ!大好きだもの!マリ様の事、大好きで、大好きで、大好きだもの!」

エメラルドの瞳をうるうる潤わせて、マリウスを仰ぎ見ながら必死に訴えるシャルロット。
マリウスはシャルロットを思いのほか本気で不安にさせてしまった事に気づく。

「…………ごめん。さっきのは嘘だよ。知ってる……シャーリーが僕の事を大好きなのは。僕も大好きだよ。死ぬほど愛してる。だから泣かないで」

「ま、マリさま……っマリさま~っ!」

半泣きのシャルロットはさらに勢いよくマリウスに抱き着いた。
マリウスは素直に反省した。先程の自身の愚かな小芝居はちょっとやりすぎだったと。似たような事を今まで何度もしているので、軽い気持ちでやった事は否めないが、シャルロットを泣かせるつもりなどもちろん無かった。
マリウスもしっかりとシャルロットを抱きしめ返し、よしよしと宥めるように彼女の金色の頭を撫で続ける。たまに頭の上にキスを落としながら。

「僕の可愛いシャーリー、不安にさせてごめんね。僕の方がシャーリーがいなくなったら生きていられ無いのにね。どうか愚かな僕を許して、シャーリー。愛してる。愛してるよ。嫌いになんてなれる訳無いから大丈夫だよ」

シャルロットは少しだけ顔を上げると、そこにはマリウスの愛おしくて堪らないというような優しい碧の眼差しがあった。昔からシャルロットが大好きな眼差しだ。

「マリさま……。私も、私もとっても愛してますわっ!」

シャルロットは溢れる気持ちをぶつけるかのように、さらにマリウスに深く抱きついた。
マリウスもさらに深く抱き込む。

「嬉しいよシャーリー、僕も愛してる」



その様子をソファーに腰掛けたまま半眼で見つめる、エリオットとクラウス。


「何だ?この茶番……。僕らはロマンス劇でも見させられてるのか?」

「いつもの事だろう。もう気にするな。気にしたら負けだ。」

「だな。しかしよくやるよ。僕達だってシャーリーの事愛してるのに。二人とも清々しいほど気遣いゼロだよな。兄さん何て僕より溺愛してるのに」

「気にするな。俺はもう仏の域まで達観している。お前も早く上がって来い。」

「…………い、いや、僕は遠慮しとくよ。仏にならなくても対して気にしてないからさ」

(兄さん……仏の域まで無心にならざるを得ないほど、追い詰められてたんだな。シャーリーと兄さんがエッチする時は、できるだけ邪魔しないであげよう。……自信あんま無いけど)

エリオットが胸中でこっそり兄を憐れに思った事は秘密だ。



そして頃合を見計らいマリウス達の元へそっと寄ってきたクラウスとエリオット。
エリオットは眉間に皺を寄せて、親友を窘めるように言った。

「おいマリウス、激甘寸劇終わったか?あとお前、あんまりシャーリーをからかうなよな。」

「悪い。反省してる。」

「ったく!……でもマリウス、お前実は少し喜んでるだろ?」

「そんなわけあるか」

「いいや、長年の親友である僕には分かるぞ。悪かったと反省している反面、鬼畜ドSのお前はシャーリーの泣き顔が大好物だから喜んでいる!!どうだっ!当たりだろ!」

「…………」

当たりだった。

「ふっ、長年の親友を舐めてもらっちゃあこま……冷てっ!!」

そこでマリウスとエリオットは片側からブリザードを感じた。
二人とも振り返らずとも分かる。分かるから振り返らない。

「殿下、後ほどシバかせてもらいますから。覚悟しておいて下さいね」

「…………ああ!そうだ!エリオットお前もスイーツ食べるだろ?甘いもん好きだよな?」

「えっ?ああ。いや、巻き込むなよ」

「よし!食べよう!……シャーリー、そろそろスイーツ食べようと思うんだけど…改めて手伝ってくれるかい?」

横で、クラウスの殿下っ!逃げないで下さい!とかいう声が聞こえるが、いつものように面倒くさいので、マリウスはガン無視する事にした。

シャルロットはまだ少しスンスン鼻を啜りながらもマリウスの胸から顔を上げる。涙はもう止まっていた。そして少しハニカミながら笑顔で言った。

「はい、もちろんですわ!」

シャルロットの可愛いらしい笑顔を見て三人とも心から安堵した。

「ふふ、ありがとうシャーリー。可愛いね。お鼻水も可愛いよ。取ってあげる。」

「えっ!?ズピ……あっ!やだ~っ恥ずかしい~っ」

鼻水が出ている事がバレたシャルロットは真っ赤になって鼻を隠す。よく見るとマリウスの肌けたガウンにも涙と鼻水ミックスが少しついている。
取ってあげる、と、言ったマリウスは舐めとるつもりかシャルロットの顔に口を寄せる。やんやんと顔を振り鼻を隠していたシャルロットだが、いつも通り手を離され、鼻といわず顔中舐められてしまった。


「ジュルジュル……ペロ…ちゅる。ご馳走さま♡さて、じゃあシャーリー、ガウン脱ごうか」

満足したのかやっと舐め終わったマリウスは、爽やかに微笑みながら言った。
顔中散々舐めまくられ、ぽ~っ♡となっているシャルロットは「はい……マリさま」と悪魔に促されるままに返事をしていた。

「おいで、脱がしてあげる。」

「はい。ありがとうございます。マリ様」

ただのペラペラガウン一枚なので、脱がしてあげるも何も無いが、マリウスは甲斐甲斐しくシャルロットの後ろに回り脱がせていく。
またもシャルロットは艶やかな裸姿になった。何度見ても飽くことの無い、白磁の肌に女性らしい艶やかな膨らみと、美しくもいやらしい完璧な曲線を描き、繊細な部位はどこも綺麗なピンク色という、おまけに敏感でえっろい裸体だ。
女性ですら視線が釘付けになるのだから、男性など食い入るように熱い視線を全身這わせて、夢中で視姦し興奮が止まらないのは必然だ。

さぁ、おいで。とマリウスは恥じらう彼女をまるでエスコートするかのように、その美体を優しく導き、先程スツールを並べて作った簡易ベッドのようなものにシャルロットを横たわらせた。

「??私が……横になるのですか?でもこれではマリさまに食べさせてあげるお手伝いが出来ないですわ」

「大丈夫だよ。ちゃんとお手伝いして貰うから。僕が最高に美味しくスイーツを食べる為にシャーリーはそのまま動かないでじっとしていてくれればいいから。」

「このまま、じっと寝ていればいいんですか?」

「そう。僕らがスイーツを食べ終わるまでは、何があってもそのままじっと寝ていてね」

「あの……今さらですけど……少し…は、恥ずかしいですわ」

今まで裸のまま散々三人と睦あって、もっといやらしい格好もして来たシャルロットだが、ベッドでも無い場所でひとりだけ素っ裸を思い切り晒しているのは何となく恥ずかしかった。

「ああ、今は媚薬も効いて無いし、興奮もしてない冷静な状態だからかな。恥ずかしがるシャーリーも可愛いよ。クス、大丈夫。そのうちいつものように恥ずかしがる余裕なんて無くなるだろうからね。じゃあ、そのまま動かないでね」

「??はい。あの、マリさま…出来るだけ早く食べ終わって下さいね」

顔を赤らめ恥じらいながら小さな声でお願いするシャルロット。その彼女にマリウスは何も言わず、にっこりと妖艶な微笑みで返した。



「マジか……兄さん僕分かったぞ。マリウスがやろうとしてる事。」

「ああ、多分俺も分かったと思う。あの、ろくでなしの変態鬼畜めっ!今さっきシャーリーを泣かせたばかりなのに!シャーリーに何しやがる!」

「……やっぱりもう敬意何て無いんじゃ……コホンっ!……でもさ、想像するだけでめちゃくちゃ楽しそうじゃない。なんかすげぇ興奮してきた!一度やってみたかったんだよな女体盛り!男の夢だよな!アイツ男の理想を全部シャーリーで叶えるつもりだな。絶対」

案の定というか、いつものようにエリオットもノリノリになって来た。

「お前まで何だ!エリオット!シャーリーが可哀想だろう!」

「じゃあ、兄さんはソファーに座って持ってて」

タイプの違うエリオットとマリウスが親友なのが非常に良くわかる一面だ。やんちゃ坊主の弟達を諌めるも全くゆうことを利かず、クラウスを置き去りに暴れ回り、それに彼が振り回されるのは昔からのお決まりだ。

「っ!…………お前と殿下だけでは心配だからな、もちろん俺もいく。」

しかしシャルロットが絡んだ時だけは、何だかんだで、しっかり悪事に参加するのも昔からのお決まりだ。特に欲望に関する事では……。

マリウスは特に離れているわけでも無く、すぐ近くに居るので、先程からの兄弟の会話は全て聞こえている。エリオットとマリウスはクラウスの顔を半眼で見つめながら、やっぱりな。と思った。それもまた昔からのお決まりのパターンであった。

「「………………」」


────────────────────
お察しの通り、次は女体盛りであります。
シャーリーにあれもやらしたい、コレもやらしたいという思いから、エリオットやクラウス達との一夜が大変な長編に……。Σ(ㅇㅁㅇ;ノ)ノ
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