上 下
43 / 112
学園編 シャルロット婚約者との蜜月

これから教えてあげる。※

しおりを挟む
くちゅっ……くちゅ……くちゃ……

グチュッ……くちゅ……ちゅぷ……ちゅぷ……

マリウスはまず一本目の中指でシャルロットの蜜壷を弄り蕩かすと、二本目の薬指の先を…くぷぷっ……と焦らすように挿入していく。

ぬぷ…ぬぷぷぷ~……

「あっ!あっ♡あんっ♡はああああぁ~♡」

快感を覚え込まされた身体は更なる快感を勝手に期待して、それが徐々に満たされていく感覚にシャルロットはゾクゾクと身震いした。

ぐちゅう~…と二本目を奥まで差し込むと、シャルロットはそれだけで、フワッと軽くイキかけてしまう。

「はふぁあぁ~~~っん!♡」


「可愛い♡シャーリー今指入れただけでイきそうだったでしょ?」

蕩けた顔で甘い声を出すシャルロットに、マリウスはニヤリと悪い笑みを浮かべた。
シャルロットがぽぅ~としている隙に、マリウスは二本の指で蜜壷の奥をぐいっと強く押した。

「!きゃあああんっ♡」

シャルロットは急な刺激に軽く飛び上がるようにして仰け反ってしまう。マシュマロ乳房がブルんと踊った。
そして膝立ちしていたシャルロットの脚はカクンと力が抜けてしまい、マリウスの首に手を回していたシャルロットは慌てしがみついた。

「マリさま~っ!」

恨みがましい目でシャルロットは目の前のマリウスを睨む……も、当然マリウスからしたら、只ただ可愛いだけでしか無い。マリウスはあまりの可愛さについ衝動を抑えきれずシャルロットの潤む唇に吸い付いていた。

「ちゅう~っ♡ちゅるっ……くちゅっ…♡ちゅく…れろっれろっ……ちゅく…チュク…ジュルル~ちゅるっ♡……ちゅ♡……なあに?シャーリー?」

ディープな水音を立て終わるとマリウスはニコニコと、目の前で熟れた唇をペットり濡らしているシャルロットに応えた。

「ふはぁっ……♡はぁうっ……♡んもうっ…なあに?…じゃないですわっ…はぁ……もう少しで…落ちちゃいそうでしたのに……はぁ…はぁ……」

マリウスのディープキスに蕩かされながらも、プンスコと怒ったような(見えない)呆れたような顔で不満を漏らすシャルロット。

「ふふふ…大丈夫、安心して。僕がシャーリーを落とすわけ無いだろう?それにシャーリーが悪いんだよ?」

(可愛すぎるから……)


「?え?わたしですの??」

何かしたかしら?とぼんやり小首を傾げるシャルロットは、マリウスの首に未だしがみ付いていた。マリウスは微笑むだけで何も言わず、そのかわりにシャルロットの細い腰に手を回すと、その美し過ぎる裸体を軽々と持ち上げた。

「きゃあんっ!」

「さあ、シャーリーそろそろベッドに行こうか。僕達二人の記念すべき素敵な夜を作る為に」



マリウスは抱き上げ慣れたシャルロットの身体を大切そうにベッドまで運ぶ。

王太子の落ち着いているが豪華でだだっ広い寝室、その奥には大人七、八人は軽く寝れそうな存在感溢れるどデカいベッドが置かれていた。こちらも四隅の支柱や天井まで精緻な細工が施された豪華な芸術的逸品だが、あまり派手なのを好まないマリウスは、ベッドも落ち着きある深い色合いのダークブラウンをチョイスしていた。
ベッドの四隅の支柱には、室内の濃紺の壁紙よりは明るい、深い青色の重厚なベルベットの垂れ幕が、銀色のカーテンタッセルで纏められている。
大きなベッドなので垂れ幕を全て閉じれば小さな小部屋くらいにはなりそうだ。

マリウスはベッドの端に着くと、シャルロットの艷めく裸体を優しくシーツの上に横たわらせた。
そして自身もそこに乗り上げると、シャルロットを抱きしめてベッドの中程に移動させる。

そのままソファーの時と同じように、マリウスはマットの上に座ると、抱いたシャルロットを自身の腿に向かい合わせで座らせた。



「わぁ……マリさまのベッド、本当に素敵ですわね…お部屋もそうですけど、垂れ幕の青色がマリさまにピッタリですわね。銀色の飾りや垂れ幕の裾の刺繍が星空みたいだわ。キレイ………」


「そう?ありがとう。でも一人で使うには無駄にデカ過ぎるけどね。僕はシャーリーのベッドの方が好きだな……シャーリーのこの甘い匂いに包まれるからね。」

マリウスはそう言うと、自身の胸に向かい合わせに抱き込んでいる、シャルロットの露わになった白く艶やかな首筋に、鼻先を付けて香りを嗅ぐと、そのままペロリと舐めて……パクりと食んだ。

「あっ!きゃあんっ♡」

大好きなマリウスの胸に包まれて、シャルロットは安心感から完全に油断していた。
豪華で立派なベッドに気取られていたのもあるだろうが……。

「シャーリー余裕だね。知ってる?まだシャーリーの中には指二本しか入れて無いんだよ?ここまではいつも弄ってるから大丈夫だろうけど……せめて三本は余裕で入らないと、僕のを受け入れるのは難しいだろうからね。初めてのシャーリーには申し訳ないけど……僕のは普通より少し大きめだと思うから……シャーリーが出来るだけ痛くなら無い様にしっかりと解さなきゃね。」

マリウスは抱きしめるシャルロットの夜でも輝く金髪に、指を差し込み優しく頭を撫でてあげる。


「……?受け入れる?普通より大きめ?……痛い?」

こてん。と小首を傾げるシャルロット。その仕草は可愛すぎるが……。今のマリウスが気になるのはそこじゃなかった。

「………………シャーリー、エリオットから聞いた『せっくす』について何処まで知ってるのかな?」

「いつもより、もっとすごいイチャイチャをする事と、聞きました。夜の授業の続きと。」

「うん。具体的な事は?」

「聞いて無いですけど、少しなら何となく分かりますよ。ふふふ、私ももう学園生ですもの。多分…男性の大事なものを使う?とかですよね?」

「そう、正解!で、どこに?どうやって?」

「バカにしてますわね、マリさま。女性にに決まってますわ!どうやるかは……わからないですけど……」

「…………。まあ、いっか。詳しくてもやだから態と教えなかったんだし。ふふ、今から僕が手とり足取りじっくり、教えてあげるからね」

(ま、僕も生の女性への挿入だけは初なんだけど。でも僕は無駄に器用だから、やたら性技が完璧で、前戯の実技で愛撫した教師達全員に泣いて引かれたんだよな……。本番の体位もシャーリー人形は動く優れもので、すぐマスターしたし。たまに本当にシャーリーとしてるみたいで……ちょっとやばかったんだよな…)


何て思ってる事はおくびにも出さない。
にっこり。マリウスはいつもの黒い王子様スマイルを浮かべた。


何も知らない純粋無垢なシャルロットは、やはりぽっと頬をそめときめくのだった。

















しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

淫らなお姫様とイケメン騎士達のエロスな夜伽物語

瀬能なつ
恋愛
17才になった皇女サーシャは、国のしきたりに従い、6人の騎士たちを従えて、遥か彼方の霊峰へと旅立ちます。 長い道中、姫を警護する騎士たちの体力を回復する方法は、ズバリ、キスとH! 途中、魔物に襲われたり、姫の寵愛を競い合う騎士たちの様々な恋の駆け引きもあったりと、お姫様の旅はなかなか困難なのです?!

どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします

文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。 夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。 エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。 「ゲルハルトさま、愛しています」 ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。 「エレーヌ、俺はあなたが憎い」 エレーヌは凍り付いた。

社長の奴隷

星野しずく
恋愛
セクシー系の商品を販売するネットショップを経営する若手イケメン社長、茂手木寛成のもとで、大のイケメン好き藤巻美緒は仕事と称して、毎日エッチな人体実験をされていた。そんな二人だけの空間にある日、こちらもイケメン大学生である信楽誠之助がアルバイトとして入社する。ただでさえ異常な空間だった社内は、信楽が入ったことでさらに混乱を極めていくことに・・・。(途中、ごくごく軽いBL要素が入ります。念のため)

王太子の子を孕まされてました

杏仁豆腐
恋愛
遊び人の王太子に無理やり犯され『私の子を孕んでくれ』と言われ……。しかし王太子には既に婚約者が……侍女だった私がその後執拗な虐めを受けるので、仕返しをしたいと思っています。 ※不定期更新予定です。一話完結型です。苛め、暴力表現、性描写の表現がありますのでR指定しました。宜しくお願い致します。ノリノリの場合は大量更新したいなと思っております。

私は何人とヤれば解放されるんですか?

ヘロディア
恋愛
初恋の人を探して貴族に仕えることを選んだ主人公。しかし、彼女に与えられた仕事とは、貴族たちの夜中の相手だった…

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

イケメンドクターは幼馴染み!夜の診察はベッドの上!?

すずなり。
恋愛
仕事帰りにケガをしてしまった私、かざね。 病院で診てくれた医師は幼馴染みだった! 「こんなにかわいくなって・・・。」 10年ぶりに再会した私たち。 お互いに気持ちを伝えられないまま・・・想いだけが加速していく。 かざね「どうしよう・・・私、ちーちゃんが好きだ。」 幼馴染『千秋』。 通称『ちーちゃん』。 きびしい一面もあるけど、優しい『ちーちゃん』。 千秋「かざねの側に・・・俺はいたい。」 自分の気持ちに気がついたあと、距離を詰めてくるのはかざねの仕事仲間の『ユウト』。 ユウト「今・・特定の『誰か』がいないなら・・・俺と付き合ってください。」 かざねは悩む。 かざね(ちーちゃんに振り向いてもらえないなら・・・・・・私がユウトさんを愛しさえすれば・・・・・忘れられる・・?) ※お話の中に出てくる病気や、治療法、職業内容などは全て架空のものです。 想像の中だけでお楽しみください。 ※お話は全て想像の世界です。現実世界とはなんの関係もありません。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 ただただ楽しんでいただけたら嬉しいです。 すずなり。

先生!放課後の隣の教室から女子の喘ぎ声が聴こえました…

ヘロディア
恋愛
居残りを余儀なくされた高校生の主人公。 しかし、隣の部屋からかすかに女子の喘ぎ声が聴こえてくるのであった。 気になって覗いてみた主人公は、衝撃的な光景を目の当たりにする…

処理中です...