【R18】溺愛される公爵令嬢は鈍すぎて王子の腹黒に気づかない

学園編 シャルロット13歳でも大人

皆んな一緒

「ってかお前またシャーリーの側にいるのかルシアス」

エリオットに嫌そうな顔で言われたルシアスは漸く皆んなから存在を思い出された。
別にルシアスが存在感が無い訳では無い。寧ろありまくるが、マリウス達には式の最中からシャルロットと仲良く話す謎の露出女メアリーの存在の方が、ずっと重要だっただけだ。

「はい、俺もシャルロットと友達になったの
で」

愛想良くにこっとマリウス達に笑みを向けるが
エリオットとクラウスはニコリともしない。もちろんマリウスも。


「え？私なった覚えは無いのだけれど……」
「だよなっ！シャルロット！」

シャルロットの否定の言葉はルシアスの大きな声に被せられ残念ながらかき消された。

唯一耳で拾ったメアリーは、とりあえず無言でながしておいた。

「……」

(やっぱり殿下達から嫌われてるのね。憐れねルシアス……)

思いきり同情心からだった。





「じゃあシャーリー、入学式も終わったしそろそろ帰ろうか」

マリウスの言葉にシャルロットは、はっ！と大事な事を思い出すと、マリウスの袖をくいっと少しだけ引っ張って止めた。

「あっ待って下さいマリ様、私まだクラス分けを見ていませんわ」

それに応えたのはメアリーだった。

「あ、クラス分けならさっきシャルロットと別れてる時に見たわよ。私達二人供同じクラスよ、伝えるの遅くなってごめんね」

「本当！？やった、メアリーとずっと一緒ね！嬉しいわ」

喜びで興奮したシャルロットはメアリーの側に行くとその豊満な巨乳にダイブして抱きしめた。

「ふふ、私もよ。シャルロットと同じクラスになれて嬉しいわ」

メアリーも抱きつくシャルロットを受け止め頭をいい子いい子してこたえる。

長身のナイスバディの色気むんむん美人に抱きつく小柄だけどエロ美ボディの可愛い美少女。美少女を受け止め二人抱き合う形となったその様子は少し禁断の園を彷彿とさせる。
マリウス以外の者達は少しいけないものを見たような気持ちにさせられた。

マリウスだけはこめかみにピキっと青筋をたてていたが。



「俺もシャルロットと同じクラスだからな」

ルシアスの言葉にシャルロットは思わず巨乳から顔を上げると、えっ！？と、嫌そうな声をあげてしまう。
エリオットは文句をいいながらガンつけ、クラウスは小さく舌打ち睨む。マリウスは数秒無言でルシアスを見た後、くるりとメアリーに向き直る。

「メアリー特にあいつからシャーリーを守ってやってくれ」

真面目な顔でメアリーに頼むマリウスに、メアリーも真面目な顔で大きく頷き、はい分かりましたわ殿下。と返しておいた。
まったく信用されてないルシアスだった。
そんなこんなで、わちゃわちゃしながらも漸くシャルロット達は帰路についた。


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入学式終わった～＼(^ω^)／長かった。。。