惑星屋

直哉

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甘いものと米を食うと魅惑の味

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おーい、トオルー茶をくれえ。

もう、ジョンさん。
そんなだらだらしないで下さいよ。
みっともない

おいおい。
周りも見てみろ。紫縁はともかく、あの王子までもがニートのように寝転がってるぞ。

はぁ、はぁ、はぁ。
若の寝顔。愛くるしやぁ

若干変態1匹を除いてだがな。

まあ、退屈なのも分かりますよ。
船に乗ってかれこれ、1週間弱。
最初こそ怒涛の1日を過しましたけど、そこからは何も起こらない平和な日常ですもんね。

まあ、そうだな。
そういえば食糧は大丈夫なのか?

食糧ですか。そういえば大丈夫なんでしょうか。
どうなの?ともじい

はい。検索します。
当機の食料残量は0.5パーセント
あと1日分持つか持たないかでしょう。

な!!!!!!
なぜだ!あんなに積んでいたのに

どうした?何かあったか?

む?どうしたのだ

いや、食糧が今日で尽きるみたいなんだ

!!!!?な、なんで、、、

それは誠か!やはり我々100名ほどの食糧となるとそうなるのか。
大変申し訳ない。

いや、お前らを迎えたとしても食糧は持つと、ともじいは言っていたがな。
そうだろ?ともじい

はい。計算上は食糧は余裕で足りる見込みでございました。
ただ、、

ん?ただ?

予期せぬ量を召し上がられる方もいらっしゃいまして、、

!!!!!
おまえかぁぁぁぁぁ

な!!!何を言っているんだ!
なぜ皆が私を見る。

じゃあその右手に持っている菓子はなんだ?あとその左手のおにぎり。
何を思ったら、菓子と飯を同時に食おうって言う神経になんだよお前は。

な!!!!茶菓子を食べたあとの米。これこそが世界一美味しい食べ方であろう!
それに、しょうがないではないか。。
聖なる力を使うと腹が減るのだ、、、、

おいおい。聖女さん
あんたが力を使ったのを見たのは、あの王子を治した時だけじゃなかったか?

うっ。いやいや、それわだなその

それになんかお前、出会った時より太ってねえか?
敢えて誰も何も言わなかったが。
ほら、鏡見てみろ

な!そんなことはないだろ!どれどれ、、
!!!!??
う、うむ。相変わらずの究極のスリムボディだな。

嘘つけ!!!!!
!!!!???って言う驚きの文字がしかと出てるんだよ。
お前もついに現実を見たんだな

うう。。だってしょうがないではないか。
ともじいのご飯が美味しすぎるのだ。

まあ、紫縁ちゃんも反省してるみたいだし今回は見逃してあげましょうよ。ジョンさん。

うむ。女性はちょっとぽっちゃりしてるくらいが可愛いぞ。

はあ。まあ、いい。
そうとなればやることは1つだな。

ん?なにをするんだ?

もちろん。食糧調達だよ。

おお!!外に出られるのか!??

それしかないからな。
トオルー。近くにいい感じの惑星はないか?マニアからのルートで外れない辺りでな。

んー、そうですね。ちょっと待ってください。
カチカチッ
ここから1番近い星ですと、、
水の惑星アクアですね。
名前なだけあって、惑星1つが丸々水で多い尽くされてる星ですね。

あー、アクアか。
久しく行ってねえな。

あれ?ジョンさん。アクア行ったことありましたっけ?

ああ。お前と出会う前にな。

そうなんですね。僕は行ったことがないのですが、どんな星なのですか?

魚がデカイな。そして美味い。
あとあの星には、俺らみたいな人族だけじゃなく、人魚も住んでいるな。
あとは、身体が全身鱗で覆われた奴らとか。

へえ!そうなんですね。

魚か!!!この船では食べたことがないからな、実に楽しみだ。

おいおい。食い意地はいいが、お前に原因もあるんだからな。
しっかり食糧採ってこいよ。

ん?採る?
買うんじゃないのか?

ばかいえ。はっきり言おう。
家にそんなお金はありません!!

いやいや、ジョアン王子から頂いたお金があるでしょ。

あれはもしもの時の金だからな。
今は使うときではないんだよ。
それに、アクアは物価が高いからな。 
買っていいのは日用品だけだ。

う、そうなのか。わかった
まあ、私のせいでもあるしな。
しっかり食糧を調達してくるぞ!!

よし!!じゃあトオル頼む。
アクアには、火山地帯もあるからな。
そこだとこの船も隠せると思う。
そこに降りてくれ。

了解しました。ジョンさん

うむ。水の惑星か。ワクワクするな

そうですね。若。
水着はどうします?先に穿いて行くタイプですか?それとも現地で履くタイプですか?
私は専ら、フルチ

バゴンッ

お前は留守番だ。
アクアには人魚もいるからな。
こんな変態連れていったからには、何を起こすかわかったもんじゃねえ。

な、なんですと!!!!??
なぜ私が留守番なのだ!!
貴様!!
事と次第によっては容赦しないぞクソガキ

お、おい。ジイヤ。落ち着くのだ。
今回ばかりは留守番を頼む。
お主の分まで私が食べ物を採ってくるからな。
そして、私は現地で履くタイプだ。
移動中にあのキュッと包まれる感じがどうも耐えきれなくてな。

くっっ。若。かしこまりました。
ジイヤ。若の命しかと承りますぞ。

ああ。いつもありがとうジイヤ。

よし。話もまとまったな。
行くのは俺とトオルと紫縁と王子な。
少ない方が目立たちづらい。
いいか。これだけは言っておく。
あそこに住む奴らは気性が荒いからな。絶対に揉め事を起こすなよ?

了解です。
はい!!
うむ。承知した。




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