FIM WSBK World Diary

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CBR使い、最後の戦い。

Round2 ガレージから。(マンダリカ)

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前回は、EVOマシンのスペックが予想以上のものだと言うのが、立証されたけど、俺の転倒という後味が悪い終わり方をしてしまい、挙句の果てには、脳震盪起こして、大事をとって欠場という結果になってしまった。そしてこのラウンドは、リザーブの香里奈ちゃんに全て任せる事にした。俺は、ガレージから皆の走りを見届ける事にした。いざ自分が走らないとなると、結構寂しいし、心細く感じる。だけど、違う視点から物を見るというのも必要なのかもしれない。今回は、香里奈ちゃんのアドバイザーという形でも動く事にしている。ただ、あのマシンは「俺専用機」の為、他人に使わせることを躊躇ってたが、今はそんな暇は無いため、香里奈ちゃんに「ぶっつけ本番覚悟になるけど、このマシンを使って欲しい。」と頼み込んでいたりもした。マシンには「11」というゼッケンと「Kar1na」というネームロゴが貼り付けられた。フリー走行から終始安定したペースで走行して、このマシンのデータ収集も担当してくれていた。予選では、ヤマハのラズカットリオグル、カワサキのジョニー等を差し置いて、ポールポジションを獲得。レース1は、何故か「隠しコマンド」を発動させたらしく(俺もやり方を知らなかったほど。)、圧倒的な速さで優勝。スーパーポールは「問題児」とも言える「R-CBS」が案の定バグったらしくて、そのおかげで苦しいレースを強いられたが、それでも2位を獲得。レース2は、全ホンダライダーに「R-CBSをカットしてくれ。皆の安全確保の為だ。」という通達を流して挑んだ。割とガチな問題児だこと。でも結果から言うと、ぶっちぎりでの優勝という結果に。俺もガレージから、大きい拍手をする程だった。そして、俺は次から何とか復帰出来る事になった。ただ、コンストラクターランキングでは、皆良い仕事してくれてるおかげでトップのままである。ライダーランキングは、知れたもんじゃないけどね。
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