FIM WSBK World Diary

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CBR使いの復活

Round7 8耐からの凱旋(マニクール)

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鈴鹿8耐も終わり、WSBKもサマーブレイクから、レースウィークに。今回の舞台はマニクール。過去にはF1も開催してた事で有名なコースだ。そして、今回からチーム名も「HRC Team Liella! MORIWAKI FireBlade Racing」に変更してのエントリーだ。ちなみに、扱い上は「新規エントリー」では無い為、以前のチーム名のポイントも「有効」になる。そして、ヘルメットとツナギも8耐の時の物をそっくりそのままキャリーオーバーしている。ツナギはブリジストンからピレリにロゴを替えてるだけである。俺らは、久しぶりとなるピレリタイヤの為、ブリジストンと同じ感覚で走ったら、地獄を見る為、一度ブリジストンの感覚を抜く必要がある。久しぶりに自分の愛機「かのん」に乗ってコースインすると8耐仕様とは、かなり違っていた。あれは3人で共有するという観点から、美海ベースで作られてるけど、こっちはWSBK専用マシンなので、根本から違う。明らかに「軽い」ということだ。エンジン特性も「超高回転高出力型」という事。その為、8耐の乗り方が出来ないという事から、何周か走って慣れる必要がある。何周か走って、感覚を取り戻して、予選でもポールを獲得。レース1でも、8耐帰りとは思えない速さで、ポールのままフィニッシュ。美海も3位を獲得した。スーパーポールでは、美海が圧巻の走りを見せつけて優勝。俺も2位に入ってワークスのワンツー。レース2では、俺のタイヤ戦略が当たり他を寄せつけない速さを見せた。とにかく俺は、後ろから来るレイとラズカットリオグルから逃げていた。迎えたファイナルラップ。追いついた二台と横一列でラスト1周を迎えた。最終コーナーまでトップ争いは続き、迎えたゴール。結果は、超僅差で俺が優勝という結果になった。美海も強豪相手に5位と大健闘。星奈も8位とポイントを獲得。ホンダ勢は全車完走と言う結果になり、コンストラクターズタイトルでも他の4社とのリードを広げてトップを維持。実は俺のマシンのみだが、次のラウンドから、俺もMoto2時代にかなりお世話になった、ドイツの「カレックス」というメーカーのスイングアームを投入する事が決定している。どうやら、BMWが覚醒したのは、このスイングアームにあるという。結論から言うと、足周りが良ければ、大体どのマシンも速くなるという事だ。そして、今回から「試験導入」という形で「R-CBS」という、正式名称「リアルタイム前後連動ブレーキ・システム」という、リアルタイムで前後のブレーキ荷重をコントロールしたりする事が出来たりするシステムを導入している。
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