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いざ決戦! 真夏の鈴鹿8耐
遂に開幕!鈴鹿8時間耐久ロードレース
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第6戦のモストを終えて、俺らHRC御一行は、日本へと一時帰国した。何故かと言うと、今月、2019年以来3年ぶりに開催される「2022FIM世界耐久選手権第3戦コカ・コーラ鈴鹿8時間耐久ロードレース第43回大会」に、エントリーしているからだ。そして、俺は、鈴鹿に来る前に、沼津で高校時代からの友人に頼んで、かのんちゃんと同じ髪の色へとイメチェンして8耐に挑む事にした。美海や星奈も可可ちゃんとすみれちゃんの髪の色へとイメチェンして8耐に挑む事にしたとの事。今年は、天候次第だけど、名物トップ10トライアルもやるとの事。そして、3人ともにヘルメットも普段のやつから、3人の「アイコン」を纏わせた、限定のヘルメットになった。でも場合によっては、8耐後のレースでも使う事にしている。そして、合言葉も決定し、合言葉は「レース・フォー・ミー!レース・フォー・ユー!レース・フォー・オール!Liella!フルスロットル!!」になった。一方ツナギにもちょっとした改良をしていた。それは「ドリンクホルダー」を着けたこと。如何せん耐久レースという事もあってか、水分取らずして乗れた物では無い為、ドリンクホルダーを追加している。そして俺は、美海に「8耐が終わったら伝えたい事がある。それまで楽しみにしててね。」とだけ伝えると、美海は「分かった。その時まで楽しみにしてるね。」と返してくれた。そして、ナイトセッション時の注意点とかも再確認したりしていた。実はマシンの方にも改良を加えており、スロットルワイヤーを純正からHRCの物へと換装している。実はこれに関して俺は、かなり難色を示していた。理由は過去に、そのワイヤーが引っかかって8耐で大転倒したケースがあったからだ。幸いライダーは無事だったけど、暫くは、純正を着けて走らざるを得ない状況になっていたからだ。その時は確か2015年だから、俺がBMWで8耐に出ていた時だった。だけど、今回はちゃんと対策してるとの事で着けていたりもしている。ただ、今年は皆ニューマシンの為、かなりのハイスピードバトルが展開される一面、燃費が鍵を握ってる。特にV4勢は燃費でかなり苦しむ事は間違い無い。でもCBR1000RR-Rの4発も「超高回転型」というだけあって、燃費がすごく心配になっている。あとは、タイヤマネジメントさえミスったりしなければ、総合優勝は、ほぼ確実に狙える状態である。そして、8耐は「サバイバルレース」としても知られており、「完走出来ただけでも奇跡」と言われているほど、過酷なレースとしても知られている。そして、8耐後のレースは、かなり間が空くので、欠場は何とか回避する事が出来そうだ。
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