FIA FormulaE World Championship Electronic Runner

season9(2023~24)古巣復帰

東京E-prix後の話

歴史的な1戦を終えた俺は、かねてから噂されていたローラ・ヤマハ・アブトに移籍する事を決めた。理由としてはアブトさんちのPTであるマヒンドラとの契約が今季限りで切れるからだ。という事は必然的に空きスロットが生まれる訳で、そこに収まる形でローラ・ヤマハが収まったという訳だ。ヤマハ側からしても「日本人ドライバー」が欲しい訳で、俺が選ばれるのも納得だ。当初はローラ・ヤマハワークスとして「12チーム目」のエントリーを計画していたが、何か知らないうちに立ち消えに。そこにアブトがやって来て契約を交わしたという形になった。既にERTとも連携しているヤマハは、契約通り最終戦までの期間でデータ収集と来季フル参戦に向けた予行演習の為に活動している。俺は、デビューしてから数多くのメーカー系チームに所属している為、色々と「勝手」を知ってるのだ。だからそう考えると、ヤマハと契約して正解だったのかもしれない。俺側からしても日産に居た経験から「また日本のメーカーと一緒に戦いたい。」という願いがあったからだ。あとは「静岡県勢としても戦いたい。静岡から世界相手に戦いたい！」というお互いの意志と理念が合致して契約に至ったというのもある。そしてFE史上初となる「日独英三国合同チーム」というのも今回ので結成された事も記憶に新しい。来年から、マシンもGen3EVOになる為、初めてのレースにはどうしても俺が必要というのも、契約に至った裏側にある。こうして早々と俺は来季シートを射止めたのだ。