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縁の下の力持ち、そして、ワイルドカードエントリー。
第7.5話 今に至るまでの経歴。
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今回は、番外編で今に至るまでの経歴をサクッと紹介するよ。まず俺のデビュー戦は、2009年のWGP125ccクラス開幕戦のカタールGP。この時に乗ってたマシンはデルビ。(中身なんてアプリリアRSW125そのもの。)そしてそこからかれこれ5年近く125cc及びMoto3マシンのお世話になる事に。そしてMoto3での経歴はイタリアのカレッタテクノロジーからホンダ「NSF250R」を駆って、翌年はFTRフレームにこのエンジンぶち込んだマシンを操ってた。そして2014年はかなり思いきったことをやった。何とKTMワークスへと移籍をしたのだ。と言っても、これはあくまで「1年契約」で走った。そして翌年は、CEV Moto3ジュニア選手権でホンダの型落ちのワークスマシン「ホンダNSF250RW」をライディングしていた。まぁ、ほんの1年間だけだったけどかなり良い経験が出来たし、MotoGPとは違う世界を楽しむこともできた。そして翌年は世界選手権にMotoGPクラスのレジェンドライダー、バレンティーノ・ロッシ率いる「スカイVR46」からMoto3に復帰。そして翌年はモトレックスに移籍と、この時俺は、ホンダとKTMを両方のマシンを経験したライダーになった。そして2018年はMoto2にステップアップ。マシンはNTSという福島県を本拠地とするコンストラクターでチームは「RWグランプリ」というあの青木治親さんが125ccを2連覇した時に在籍していた、オランダの首都アムステルダムに本拠地を置くチームからのエントリー。初優勝や、シーズン途中に起こった、友人の死を経験しつつルーキーイヤーを乗り切り、翌年はカレックスユーザーチームである、キーファレーシングに移籍したが見事に「2年目のジンクス」たるものに嵌ってしまい、自分の思う様な結果が残せなかったり、転倒やトラブル等が相次いだりした。そして俺はその間に8耐の為だけに結成されたホンダのチーム、レッドブル・ホンダwith日本郵便レーシングという念願のワークスチームから鈴鹿8耐へと2年連続エントリーして、自分が扱ってるクラスよりも排気量が235ccも大きいマシンを駆り、2年連続表彰台となる総合3位を獲得。そして昨年は、古巣のNTSに復帰して、ようやく念願の世界王者を獲得したが、MotoGPのレギュラーシートをシーズン開幕ラスト1秒前までに見つけることが出来ず、HRC開発ライダーに就任したというのがここまでに至る経緯だ。
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