40 / 58
第40話 大嫌いだ!
しおりを挟む
シーンは領地の屋敷に帰ると、見慣れた馬車があったので、エイミーともども喜んで急いで屋敷へ入っていった。
ウォールは駆け寄ってきて、アルベルトが来ていると伝えてきた。
「分かってる、分かってる。馬車で分かったもの。お父上!」
ウォールに案内されて応接室に入ると、アルベルトはお茶を飲んでくつろいでいたので、シーンとエイミーは飛び付いていった。そこにチャーリーも部屋の中に入ってきた。
「お父上! お久しぶりです!」
「お義父さま、お元気ですかあ?」
アルベルトは二人の様子がいつもと同じだったので、とたんに目尻を下げた。
そんな三人の元にチャーリーが来て、シーンに話しかけた。
「若様。旦那さまにご報告があるでしょう?」
これはビジュル郡を制圧し、民衆を解放したこと、ギリアム王子を救ったことを伝えたほうがいいという意味だった。
シーンはにこやかに立ち上がって、エイミーに腕を組ませて胸を張った。
「そうなんです。このシーン、お父上にご報告がございます」
「なんだね。言ってみなさい」
シーンはエイミーと顔を合わせて微笑み会う。
「実はエイミーが私の子を身籠ったのです。きっと跡取りですよ。いやあ、よくできた女房で、私は肩身が狭いですよ」
「やだあもうシーンさまったらぁ」
アルベルトは驚いたものの、二人の仲なら当然だろうと頷いた。チャーリーは困惑した表情で、シーンへとお祝いの言葉を告げた。
「それは若様、おめでとうございます」
「えへへ。ありがとう」
「しかし若様。ビジュル郡平定のことをお伝えしなくてはならないのでは?」
「え? あー……。どうでもいいけど……。実は父上。我が領地のビジュルには長年民衆を苦しめる支配者がいたようなのです」
それはアルベルトも知っていた。危険な土地なので、シーンには伝えてはいなかったのだ。
「まあ巡察の折りにそれら支配者の首を全てはねました」
アルベルトは驚いてしまった。危険なビジュル郡を平定するには何万の兵士が必要だったかも知れない。それなのにシーンは一人でそれらを鎮圧したというのだ。
しかも、ビジュルからは税収が見込めないと思っていたので、自己負担がどれ程になるか頭を抱えていたところだった。
解放したのであれば、領民より税収も見込めると、アルベルトはホッと胸を撫で下ろした。
そんな時、使用人が駆け込んできたので、直立不動の姿勢をとっていたウォールは体をそちらに向けて問い質した。
「何事です。ご領主が家族水入らずでお話しされているというのに。ネズミがでたとかいう話なら後にしなさい」
しかし使用人は息を切らせながら申し上げる。
「それが、都から五千の兵士がやって来て、屋敷の前で整列しております」
それは一体何事かと驚きながらアルベルトを先頭に出ていくと、隊長であるエリック・ハリドが進み出て命令書を読み上げた。
「陛下よりご命令である! 勇士シーン・グラムーンは、兵士五千を引き連れ、領地のビジュルよりサイルに奇襲し、賊将ベルゴールを討ち、ギリアム王子殿下を救出せよ!」
エリックはそう言って命令書をたたみ、シーンへと手渡したが、シーンはぽかんと口をあけたままだった。
エリックはそれを鼻で笑った。
「どうした。ベルゴールが恐ろしいか。だが私も参る。共に力を合わせ、賊を討ち取ろうではないか!」
シーンはしばらく命令書を握ったまま突っ立っていたが、使用人を呼んで、ラリーに荷車を引いてくるよう命じると、ラリーはすぐに腐臭の溢れる首の入った荷車を運んできた。
シーンはそれを指差してエリックに向かって伝える。
「ベルゴールとその一味は全て討ち取っておりますと陛下にお伝えください。ギリアム殿下も王宮に戻り途中だと思う。この首を持ってキミは都に戻ってくれ」
そういった後に、兵士たちに労いの言葉を掛けるとシーンは家族を伴って屋敷に入ろうとした。その背中に、五千の兵士たちの歓声が津波のように聞こえたので、シーンは照れながら頭を掻いた。
エリックは焦って兵士たちを制し、シーンの背中に問う。
「し、シーン! ならば都に行ってこの大功を陛下に直々に申し上げなくてはいかん! 陛下からきっとお褒めの言葉があるだろう」
しかしシーンは背中を向けたままエリックに向かって叫んだ。
「いやだよ。めんどい。キミからよろしく言っておいてくれ」
そう言ってさっさと屋敷の中に入っていってしまった。
応接室に戻ると、シーンはエイミーと下座について、アルベルトが主席に座るのを待っていた。
アルベルトは先程の戦功が華々しいものなのに対し、シーンがまったくそれに執着がないことに頭を抱えたまま席に着いた。
「お父上。母上の様子は? 使用人たちはみな健勝ですか?」
「お義父さま、庭のモンテロの花も咲いたでしょうね。こちらにはモンテロの木がないから懐かしいですわ」
しかし、アルベルトはこの無邪気なシーンへと手紙を手渡し、宰相家の黄金の剣をテーブルの上に置いた。
手紙を読みはじめたシーンの手はわなわなと震え、そのうちに髪の毛が逆立ち、烈火の如く怒って、宰相からの手紙をビリビリと破ってしまった。
「なんなんですかこれは! サンドラとの話などとうの昔に終わったはずでしょう! 第二夫人だろうとなんだろうと、受け入れる気持ちはこれっぽっちもありません!」
そこにはいつも温厚なシーンの姿はない。尊敬する父アルベルトに詰め寄って叫んだ。
アルベルトもその豹変ぶりに驚いたが、シーンを説得した。
「そんなに邪険にするな。サンドラ嬢は不器用だが、お前を愛しているのだ。毎日城門の前に立ち、いつか都に帰ってくるお前の姿を一目見るだけのために風の日も雨の日も待っているのだよ?」
「そんなこと知りません! サンドラが勝手にしていることなど私には関係ありません!」
「なあシーンや。せめて公爵の希望に従って、家に入れてやるだけでもいいのではないか? 彼女は君のそばにいれるなら、使用人でも構わないとのことなのだ」
「知らない! 知らない! そんなことお父上でも勝手にやったら許しません! 私は家を出て、エイミーの実家に身を寄せます!」
と決してサンドラを許さなかった。アルベルトは必ず説き伏せると言った手前、強硬なシーンを何とかして貰おうと、エイミーに助けを求めた。
「エイミー。キミは賢い女性だ。キミからもシーンを説得してくれ」
エイミーがシーンのほうを向くと、シーンは穏やかな目で彼女を見つめた。
「エイミー。キミはなにも心配しなくてもいいんだよ。可愛い赤ちゃんを産んでくれよ」
「しかしシーンさま。私は妊娠中なので、シーンさまのお相手を前のようには出来なくなりました」
「うんうん。それは仕方ないよ。寂しいけど……」
「ですから、サンドラ嬢がそのように申し出ておるならよろしいじゃないですか。妊娠中にお相手差し上げては?」
シーンはあまりのことにソファーから滑り落ちて床に体を打ち付けてしまった。
アルベルトもエイミーに同調した。
「そうだそうだ。エイミーの妊娠中はサンドラ嬢にお相手を頼むとよかろう。遊び相手も閨でのことも。きっとそのうちに情がわくさ」
しかし、シーンは重いものでも背負っているように立ち上がって泣きながら叫んだ。
「なんです、なんです! お父上もエイミーまで! 私は不承知です! もういい! 大嫌いだ! みんなみんな大嫌いだ!」
そう言って部屋を飛び出して寝室のドアを思い切り閉めてしまった。
ウォールは駆け寄ってきて、アルベルトが来ていると伝えてきた。
「分かってる、分かってる。馬車で分かったもの。お父上!」
ウォールに案内されて応接室に入ると、アルベルトはお茶を飲んでくつろいでいたので、シーンとエイミーは飛び付いていった。そこにチャーリーも部屋の中に入ってきた。
「お父上! お久しぶりです!」
「お義父さま、お元気ですかあ?」
アルベルトは二人の様子がいつもと同じだったので、とたんに目尻を下げた。
そんな三人の元にチャーリーが来て、シーンに話しかけた。
「若様。旦那さまにご報告があるでしょう?」
これはビジュル郡を制圧し、民衆を解放したこと、ギリアム王子を救ったことを伝えたほうがいいという意味だった。
シーンはにこやかに立ち上がって、エイミーに腕を組ませて胸を張った。
「そうなんです。このシーン、お父上にご報告がございます」
「なんだね。言ってみなさい」
シーンはエイミーと顔を合わせて微笑み会う。
「実はエイミーが私の子を身籠ったのです。きっと跡取りですよ。いやあ、よくできた女房で、私は肩身が狭いですよ」
「やだあもうシーンさまったらぁ」
アルベルトは驚いたものの、二人の仲なら当然だろうと頷いた。チャーリーは困惑した表情で、シーンへとお祝いの言葉を告げた。
「それは若様、おめでとうございます」
「えへへ。ありがとう」
「しかし若様。ビジュル郡平定のことをお伝えしなくてはならないのでは?」
「え? あー……。どうでもいいけど……。実は父上。我が領地のビジュルには長年民衆を苦しめる支配者がいたようなのです」
それはアルベルトも知っていた。危険な土地なので、シーンには伝えてはいなかったのだ。
「まあ巡察の折りにそれら支配者の首を全てはねました」
アルベルトは驚いてしまった。危険なビジュル郡を平定するには何万の兵士が必要だったかも知れない。それなのにシーンは一人でそれらを鎮圧したというのだ。
しかも、ビジュルからは税収が見込めないと思っていたので、自己負担がどれ程になるか頭を抱えていたところだった。
解放したのであれば、領民より税収も見込めると、アルベルトはホッと胸を撫で下ろした。
そんな時、使用人が駆け込んできたので、直立不動の姿勢をとっていたウォールは体をそちらに向けて問い質した。
「何事です。ご領主が家族水入らずでお話しされているというのに。ネズミがでたとかいう話なら後にしなさい」
しかし使用人は息を切らせながら申し上げる。
「それが、都から五千の兵士がやって来て、屋敷の前で整列しております」
それは一体何事かと驚きながらアルベルトを先頭に出ていくと、隊長であるエリック・ハリドが進み出て命令書を読み上げた。
「陛下よりご命令である! 勇士シーン・グラムーンは、兵士五千を引き連れ、領地のビジュルよりサイルに奇襲し、賊将ベルゴールを討ち、ギリアム王子殿下を救出せよ!」
エリックはそう言って命令書をたたみ、シーンへと手渡したが、シーンはぽかんと口をあけたままだった。
エリックはそれを鼻で笑った。
「どうした。ベルゴールが恐ろしいか。だが私も参る。共に力を合わせ、賊を討ち取ろうではないか!」
シーンはしばらく命令書を握ったまま突っ立っていたが、使用人を呼んで、ラリーに荷車を引いてくるよう命じると、ラリーはすぐに腐臭の溢れる首の入った荷車を運んできた。
シーンはそれを指差してエリックに向かって伝える。
「ベルゴールとその一味は全て討ち取っておりますと陛下にお伝えください。ギリアム殿下も王宮に戻り途中だと思う。この首を持ってキミは都に戻ってくれ」
そういった後に、兵士たちに労いの言葉を掛けるとシーンは家族を伴って屋敷に入ろうとした。その背中に、五千の兵士たちの歓声が津波のように聞こえたので、シーンは照れながら頭を掻いた。
エリックは焦って兵士たちを制し、シーンの背中に問う。
「し、シーン! ならば都に行ってこの大功を陛下に直々に申し上げなくてはいかん! 陛下からきっとお褒めの言葉があるだろう」
しかしシーンは背中を向けたままエリックに向かって叫んだ。
「いやだよ。めんどい。キミからよろしく言っておいてくれ」
そう言ってさっさと屋敷の中に入っていってしまった。
応接室に戻ると、シーンはエイミーと下座について、アルベルトが主席に座るのを待っていた。
アルベルトは先程の戦功が華々しいものなのに対し、シーンがまったくそれに執着がないことに頭を抱えたまま席に着いた。
「お父上。母上の様子は? 使用人たちはみな健勝ですか?」
「お義父さま、庭のモンテロの花も咲いたでしょうね。こちらにはモンテロの木がないから懐かしいですわ」
しかし、アルベルトはこの無邪気なシーンへと手紙を手渡し、宰相家の黄金の剣をテーブルの上に置いた。
手紙を読みはじめたシーンの手はわなわなと震え、そのうちに髪の毛が逆立ち、烈火の如く怒って、宰相からの手紙をビリビリと破ってしまった。
「なんなんですかこれは! サンドラとの話などとうの昔に終わったはずでしょう! 第二夫人だろうとなんだろうと、受け入れる気持ちはこれっぽっちもありません!」
そこにはいつも温厚なシーンの姿はない。尊敬する父アルベルトに詰め寄って叫んだ。
アルベルトもその豹変ぶりに驚いたが、シーンを説得した。
「そんなに邪険にするな。サンドラ嬢は不器用だが、お前を愛しているのだ。毎日城門の前に立ち、いつか都に帰ってくるお前の姿を一目見るだけのために風の日も雨の日も待っているのだよ?」
「そんなこと知りません! サンドラが勝手にしていることなど私には関係ありません!」
「なあシーンや。せめて公爵の希望に従って、家に入れてやるだけでもいいのではないか? 彼女は君のそばにいれるなら、使用人でも構わないとのことなのだ」
「知らない! 知らない! そんなことお父上でも勝手にやったら許しません! 私は家を出て、エイミーの実家に身を寄せます!」
と決してサンドラを許さなかった。アルベルトは必ず説き伏せると言った手前、強硬なシーンを何とかして貰おうと、エイミーに助けを求めた。
「エイミー。キミは賢い女性だ。キミからもシーンを説得してくれ」
エイミーがシーンのほうを向くと、シーンは穏やかな目で彼女を見つめた。
「エイミー。キミはなにも心配しなくてもいいんだよ。可愛い赤ちゃんを産んでくれよ」
「しかしシーンさま。私は妊娠中なので、シーンさまのお相手を前のようには出来なくなりました」
「うんうん。それは仕方ないよ。寂しいけど……」
「ですから、サンドラ嬢がそのように申し出ておるならよろしいじゃないですか。妊娠中にお相手差し上げては?」
シーンはあまりのことにソファーから滑り落ちて床に体を打ち付けてしまった。
アルベルトもエイミーに同調した。
「そうだそうだ。エイミーの妊娠中はサンドラ嬢にお相手を頼むとよかろう。遊び相手も閨でのことも。きっとそのうちに情がわくさ」
しかし、シーンは重いものでも背負っているように立ち上がって泣きながら叫んだ。
「なんです、なんです! お父上もエイミーまで! 私は不承知です! もういい! 大嫌いだ! みんなみんな大嫌いだ!」
そう言って部屋を飛び出して寝室のドアを思い切り閉めてしまった。
10
お気に入りに追加
31
あなたにおすすめの小説
アリア
桜庭かなめ
恋愛
10年前、中学生だった氷室智也は遊園地で迷子になっていた朝比奈美来のことを助ける。自分を助けてくれた智也のことが好きになった美来は智也にプロポーズをする。しかし、智也は美来が結婚できる年齢になったらまた考えようと答えた。
それ以来、2人は会っていなかったが、10年経ったある春の日、結婚できる年齢である16歳となった美来が突然現れ、智也は再びプロポーズをされる。そのことをきっかけに智也は週末を中心に美来と一緒の時間を過ごしていく。しかし、会社の1年先輩である月村有紗も智也のことが好きであると告白する。
様々なことが降りかかる中、智也、美来、有紗の三角関係はどうなっていくのか。2度のプロポーズから始まるラブストーリーシリーズ。
※完結しました!(2020.9.24)
聖女戦士ピュアレディー
ピュア
大衆娯楽
近未来の日本!
汚染物質が突然変異でモンスター化し、人類に襲いかかる事件が多発していた。
そんな敵に立ち向かう為に開発されたピュアスーツ(スリングショット水着とほぼ同じ)を身にまとい、聖水(オシッコ)で戦う美女達がいた!
その名を聖女戦士 ピュアレディー‼︎
王太子の子を孕まされてました
杏仁豆腐
恋愛
遊び人の王太子に無理やり犯され『私の子を孕んでくれ』と言われ……。しかし王太子には既に婚約者が……侍女だった私がその後執拗な虐めを受けるので、仕返しをしたいと思っています。
※不定期更新予定です。一話完結型です。苛め、暴力表現、性描写の表現がありますのでR指定しました。宜しくお願い致します。ノリノリの場合は大量更新したいなと思っております。
先輩に退部を命じられた僕を励ましてくれたアイドル級美少女の後輩マネージャーを成り行きで家に上げたら、なぜかその後も入り浸るようになった件
桜 偉村
恋愛
別にいいんじゃないんですか? 上手くならなくても——。
後輩マネージャーのその一言が、彼の人生を変えた。
全国常連の高校サッカー部の三軍に所属していた如月 巧(きさらぎ たくみ)は、自分の能力に限界を感じていた。
練習試合でも敗因となってしまった巧は、三軍キャプテンの武岡(たけおか)に退部を命じられて絶望する。
武岡にとって、巧はチームのお荷物であると同時に、アイドル級美少女マネージャーの白雪 香奈(しらゆき かな)と親しくしている目障りな存在だった。
だから、自信をなくしている巧を追い込んで退部させ、香奈と距離を置かせようとしたのだ。
そうすれば、香奈は自分のモノになると思っていたから。
武岡の思惑通り、巧はサッカー部を辞めようとしていた。
しかし、そこに香奈が現れる。
成り行きで香奈を家に上げた巧だが、なぜか彼女はその後も彼の家を訪れるようになって——。
「これは警告だよ」
「勘違いしないんでしょ?」
「僕がサッカーを続けられたのは、君のおかげだから」
「仲が良いだけの先輩に、あんなことまですると思ってたんですか?」
甘酸っぱくて、爽やかで、焦れったくて、クスッと笑えて……
オレンジジュース(のような青春)が好きな人必見の現代ラブコメ、ここに開幕!
※これより下では今後のストーリーの大まかな流れについて記載しています。
「話のなんとなくの流れや雰囲気を抑えておきたい」「ざまぁ展開がいつになるのか知りたい!」という方のみご一読ください。
【今後の大まかな流れ】
第1話、第2話でざまぁの伏線が作られます。
第1話はざまぁへの伏線というよりはラブコメ要素が強いので、「早くざまぁ展開見たい!」という方はサラッと読んでいただいて構いません!
本格的なざまぁが行われるのは第15話前後を予定しています。どうかお楽しみに!
また、特に第4話からは基本的にラブコメ展開が続きます。シリアス展開はないので、ほっこりしつつ甘さも補充できます!
※最初のざまぁが行われた後も基本はラブコメしつつ、ちょくちょくざまぁ要素も入れていこうかなと思っています。
少しでも「面白いな」「続きが気になる」と思った方は、ざっと内容を把握しつつ第20話、いえ第2話くらいまでお読みいただけると嬉しいです!
※基本は一途ですが、メインヒロイン以外との絡みも多少あります。
※本作品は小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しています。
ルピナス
桜庭かなめ
恋愛
高校2年生の藍沢直人は後輩の宮原彩花と一緒に、学校の寮の2人部屋で暮らしている。彩花にとって直人は不良達から救ってくれた大好きな先輩。しかし、直人にとって彩花は不良達から救ったことを機に一緒に住んでいる後輩の女の子。直人が一定の距離を保とうとすることに耐えられなくなった彩花は、ある日の夜、手錠を使って直人を束縛しようとする。
そして、直人のクラスメイトである吉岡渚からの告白をきっかけに直人、彩花、渚の恋物語が激しく動き始める。
物語の鍵は、人の心とルピナスの花。たくさんの人達の気持ちが温かく、甘く、そして切なく交錯する青春ラブストーリーシリーズ。
※特別編-入れ替わりの夏-は『ハナノカオリ』のキャラクターが登場しています。
※1日3話ずつ更新する予定です。
【R18】ドS上司とヤンデレイケメンに毎晩種付けされた結果、泥沼三角関係に堕ちました。
雪村 里帆
恋愛
お陰様でHOT女性向けランキング31位、人気ランキング132位の記録達成※雪村里帆、性欲旺盛なアラサーOL。ブラック企業から転職した先の会社でドS歳下上司の宮野孝司と出会い、彼の事を考えながら毎晩自慰に耽る。ある日、中学時代に里帆に告白してきた同級生のイケメン・桜庭亮が里帆の部署に異動してきて…⁉︎ドキドキハラハラ淫猥不埒な雪村里帆のめまぐるしい二重恋愛生活が始まる…!優柔不断でドMな里帆は、ドS上司とヤンデレイケメンのどちらを選ぶのか…⁉︎
——もしも恋愛ドラマの濡れ場シーンがカット無しで放映されたら?という妄想も込めて執筆しました。長編です。
※連載当時のものです。
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる