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恐怖! くり男
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河童ライダー、木郷孟は改造人間である。
彼を「きゅうり男」に改造し、出荷しようとした『シュッカー』は世界征服を目論む悪の秘密結社である。河童ライダーは世界の平和のためにシュッカーと戦うのだ!
ゆけ! 河童ライダー!
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ジャジャーン!
『恐怖! くり男』
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
木郷孟が町を歩いていると、後ろから絹を裂くような声!
振り返ると女子大生が栗の頭部をした怪人に襲われている!
「助けて!!」
栗怪人は女子大生からハンドバッグを奪って逃げ出した!
「ひったくりよ!」
「クーリクリクリ! この金を元手に我がシュッカーは世界征服をするクリ!」
くり男は白昼堂々、ひったくりをしたのだ!
「でたなシュッカー!!」
「クリーーッ!! お前は木郷孟!!」
「勝負だ!!」
木郷孟は、腕を振って変身のポーズをとった!
「へんしーーーん! トォーーー!!」
木郷孟は見事、河童ライダーへと変身しマイバイクにまたがり、くり男を追いかけた!
「待てぇーーーい!!」
「クーリクリクリッ! 誰が待つクリ!!」
走りながら逃げるくり男。町中の人々が、河童ライダーの登場に声援を贈った!
「河童ライダー!!」
「河童ライダー!!」
町に激しく爆音が鳴る! くり男を追いつめる河童ライダー!
くり男は振り返りざま攻撃を仕掛けてきた。
「食らうクリ! いが栗マキビシ!」
公道に撒かれる、いが栗型の武器を踏んでしまえば、さしもの河童ライダーのバイクとてただでは済まない! ピンチ!
河童ライダーはバイクごと飛び上がり、空中から攻撃を放った!
「勝負を決めるぞ! ライダーソーサー!!!」
不思議なことがおこった! 河童ライダーの頭頂部にある輝く皿が飛び出し、くり男に迫る! くり男はそれに直撃し大爆発した!
舞い上がる女子大生のハンドバッグを空中でキャッチし、河童ライダーは見事に着地。キメポーズを取ったその手にはなぜか手錠がかけられていた。
振り返るとそこには警察官が二人。怖い顔をして河童ライダーを睨んでいた。
「ちょちょちょ。シュッカーを倒したんですけど!?」
「言い訳すんな! 町の人々が『かっぱらいだ』『かっぱらいだ』ってお前を指差してたやないか! そのハンドバッグが何よりの証拠や!」
「いや、かっぱらいじゃありません。河童ライダーです!」
「14時25分、現行犯で犯人確保!!」
残念! 河童ライダーは捕まってしまった!
でも木郷孟、くじけてはいけないよ。人生とはそういうものだから。
彼を「きゅうり男」に改造し、出荷しようとした『シュッカー』は世界征服を目論む悪の秘密結社である。河童ライダーは世界の平和のためにシュッカーと戦うのだ!
ゆけ! 河童ライダー!
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ジャジャーン!
『恐怖! くり男』
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
木郷孟が町を歩いていると、後ろから絹を裂くような声!
振り返ると女子大生が栗の頭部をした怪人に襲われている!
「助けて!!」
栗怪人は女子大生からハンドバッグを奪って逃げ出した!
「ひったくりよ!」
「クーリクリクリ! この金を元手に我がシュッカーは世界征服をするクリ!」
くり男は白昼堂々、ひったくりをしたのだ!
「でたなシュッカー!!」
「クリーーッ!! お前は木郷孟!!」
「勝負だ!!」
木郷孟は、腕を振って変身のポーズをとった!
「へんしーーーん! トォーーー!!」
木郷孟は見事、河童ライダーへと変身しマイバイクにまたがり、くり男を追いかけた!
「待てぇーーーい!!」
「クーリクリクリッ! 誰が待つクリ!!」
走りながら逃げるくり男。町中の人々が、河童ライダーの登場に声援を贈った!
「河童ライダー!!」
「河童ライダー!!」
町に激しく爆音が鳴る! くり男を追いつめる河童ライダー!
くり男は振り返りざま攻撃を仕掛けてきた。
「食らうクリ! いが栗マキビシ!」
公道に撒かれる、いが栗型の武器を踏んでしまえば、さしもの河童ライダーのバイクとてただでは済まない! ピンチ!
河童ライダーはバイクごと飛び上がり、空中から攻撃を放った!
「勝負を決めるぞ! ライダーソーサー!!!」
不思議なことがおこった! 河童ライダーの頭頂部にある輝く皿が飛び出し、くり男に迫る! くり男はそれに直撃し大爆発した!
舞い上がる女子大生のハンドバッグを空中でキャッチし、河童ライダーは見事に着地。キメポーズを取ったその手にはなぜか手錠がかけられていた。
振り返るとそこには警察官が二人。怖い顔をして河童ライダーを睨んでいた。
「ちょちょちょ。シュッカーを倒したんですけど!?」
「言い訳すんな! 町の人々が『かっぱらいだ』『かっぱらいだ』ってお前を指差してたやないか! そのハンドバッグが何よりの証拠や!」
「いや、かっぱらいじゃありません。河童ライダーです!」
「14時25分、現行犯で犯人確保!!」
残念! 河童ライダーは捕まってしまった!
でも木郷孟、くじけてはいけないよ。人生とはそういうものだから。
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