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伯爵夫人の恋人

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 俺は今、馬車に揺られて伯爵邸に向かっていた。隣にいる伯爵夫人、ローリエに手を握られて──。

 俺はただの屋根葺き職人だった。そこを通りかかった夫人に見初められたのだ。始めは食事に連れていって貰い、その次は彼女の別荘で楽しい一晩を過ごした。

 ローリエは伯爵夫人。だが未亡人だ。すでに伯爵であった夫を亡くしている。
 そんなローリエは30代中盤で、容色は他の類を見ない程優れていた。
 俺は19歳にも関わらず、倍近い年齢の彼女に首ったけになってしまった。

 小さな顔、大きな目、長い睫毛、高い鼻、ふっくらとした唇。まるで女神のような顔立ちだったのだ。

 彼女は落ち着きを払って、丘の屋敷を指しながら言う。

「さあ見えてきたわ。あれが私の屋敷よ。そこであなたも住むの──」
「は、はい」

 そう。俺は夫人にいざなわれて伯爵邸に住むこととなったのだ。もうすでに夫人の旦那さまはおられないのだから後ろめたいことなどない。彼女の恋人なのだから。

「うふふ。そう畏まらないで。あなたは、私の側で恋人として優雅に暮らすのだから」
「え、ええ。しかし私は怖いです。私召わたしめのような平民がローリエさまのお側に仕えてよいものか……」

「いいえ。そんなに難しく考えないでちょうだい。ねえ約束よ。私をずっと愛してちょうだい。私のほうが歳上ですからね、いくら容色が衰えようとも側にいることを……」
「ええ、お約束しますとも。私はあなたの虜です。あなたの従者、あなたの信者なのですから」

「まあ嬉しいわ。信じてるわよ」

 やがて馬車は屋敷の入り口へと横付けされ、俺は彼女に手を引かれて屋敷へと入っていった。

「お帰りなさいませ奥さま。ようこそ、ご友人」

 そう言って来たのは執事らしき30代の男。他にも階段やら柱の横やら、ソファーに寝転んだ男がいるが、みんなそれぞれ態度は悪いというか、くつろいでいる風で、俺はいい印象を持たなかった。

「あら、あなた。彼は友人じゃないわ。私の大事な人なのよ?」
「おお、そうですか。ではお部屋を準備しなくてはなりませんな」

「そうよ。案内してあげて」
「仰せのままに、奥さま」

 俺はその男について二階へと上がる。階下の彼女へと視線を落とすと、彼女はソファーに寝転ぶ男へと近付いて顎先を優しく引くのが見えたので立ち止まると、案内役の男から声だった。

「キミの名前は?」

 俺はそんな不躾な言葉に驚いた。いくら平民と言えども、夫人のパートナーだというのに、ずいぶんフランクなものいいだと思ったのだ。

「はあ……エリオットだけど」
「そうか。よろしくエリオット。俺はジョンソンだ」

 俺はその場に立ち止まった。この男、あまりにも不遜だ。俺は注意しようと思った時、階下より嬌声が聞こえた。女の悦びの声。それはまさしくローリエのものだったので、思わず欄干から身を乗り出して階下を見下ろした。すると、先ほどソファーにいた男とキスをしており、そのまま肩を抱かれて、どこかの部屋に連れて行かれるようだったので、思わず駆け出そうとした。だがそれをジョンソンに腕を掴まれ止められたのだ。

「何をする!」

 俺はその手を振り払うと、ジョンソンは呆れたように言った。

「おいおい、知らないようだな兄弟」
「はあ?」

「俺たちはみんなローリエの恋人だ。下にいたのはアーサー。おそらく、新しく来たキミに嫉妬して、ローリエの愛を確かめたいンだろ?」

 俺はそれを聞いて固まった。恋人? みんな恋人。使用人じゃない? 階段に座っていた男も、柱に寄りかかってたのも、ソファーに寝転んでいたのも……。
 俺がショックで黙っていると、ジョンソンは構わずに話始めた。

「そう。みんな恋人さ。さっきのアーサーはキミの次に新しかった男だよ。たしか22歳で5ヶ月前にここに来た。だからまだ慣れてない。早く慣れれば楽になるのに。柱に寄りかかってたのはフレディで31歳、一年前。階段にいたのは28歳のオスカー、四年前からいる。その他にも、今はみんなのベッドメイキングをしてるヘンリーは落ち着いた45歳だな、六年前。コック役のセオドアは無口な36歳、七年前。馬や畑を管理してるのは39歳のトミー、これが八年前。そして俺は最初の恋人で40歳、10年前からいる。まあなんでも聞いてくれ」

 あまりのことに愕然とした。八人の恋人。そして、渦中のローリエは現在アーサーと逢瀬を楽しんでいる。俺は腹の中がひっくり返りそうになり、吐き気を催したが、それを飲み込んだ。

「う……。は、八人も男がいるのか……。それに誰も何も言わないのか?」
「そう。ここでの約束の一つ、ローリエを独占しない、だ。ローリエは俺たちの主人なのだから、ローリエを困らせてはいけないよ。まあ早くにここでの仕事をみつけて気をまぎらわせることだ。考えすぎると約束違反になる」

「や、約束?」
「そう。ローリエを困らせない約束。食堂に貼ってあるから忘れた時は見るといいが、まずは『ローリエを独占しない』、そして『ローリエのことで喧嘩をしない』、最後は『ローリエを怒らせない』だ」

「そ、それに違反したらどうなる?」
「もちろん、ここにいれなくなる。ローリエと約束したろう? 彼女をずっと愛する、と。それに来たばかりはいいぞ。ローリエと一週間はしとねを共に出来る」

「それは独占にはならないのか?」
「ああ。ローリエの誘いならば構わない。キミから誘ってローリエが応じるのもいい。みんな味わうことだからな。だがローリエに断られたら、すぐに退くのだ。それが──」

「約束、か?」
「そうだ。呑み込みが早いな」

 ジョンソンは部屋に案内してくれ、親切に他の部屋にも案内してくれた。その間にアーサーとローリエは部屋から出てきて、ソファーでイチャついていた。しかし、俺を見かけたローリエは、俺に飛び付いてきた。

「あなた! この屋敷はどう? 慣れそうかしら」
「ええ。ここでの生活が楽しみです」

 するとローリエはジョンソンに胸を張って自慢した。

「どう? あなた。今度の恋人も美しいでしょう?」
「ええ、その通りですね奥さま」

「うふ、大好きよ。あ、な、た」

 ローリエはどうやら恋人のことを『あなた』と呼ぶようだ。その後、ローリエは俺の腕に絡み付いて、俺の部屋を見せてくれるようにせがんだので部屋へと連れていくと、そこで男女となった。
 そのまま余韻に浸っていると、食事の用意が出来たとジョンソンが呼びに来た。

 そこには俺の他の七人の男たちがいて、食膳を運んで並べていた。ローリエは主席へと座り、他の男たちはここにいる順番からローリエの側へと席についていた。それが彼らの秩序なのだろう。俺は末席に座らせられた。
 俺の対面には、俺の前にローリエを抱いていたアーサーという男が座っている。
 ローリエが食事が食べられることを感謝する神へのお題目を唱え始めると、アーサーは立ち上がって、彼女の横に跪き、その手に頬擦りした。
 ローリエは最初は笑っていた。

「あなた。今は神へ感謝する時間よ。席にお戻りになって?」
「いやだ」

「あら?」
「ローリエ。僕はキミを愛している。それなのに、あの新しい男はなんだい? 僕じゃダメだった? ねえ、こんなところは二人で飛び出してしまおう。お願いだよ。僕だけ愛して──」

「まあ、あなたはさっきもベッドで同じことを言っていたわね。私も愛してると言ったじゃない」
「ああ言った。でもこのいけ好かない男たちと同列なんてもう嫌だ。僕は伯爵なんてどうでもいい。キミさえいれば──」

「アーサーやめて!」

 『あなた』から『アーサー』へと変わったその瞬間、俺以外の六人は立ち上がってアーサーの四肢を押さえて軽々と持ち上げる。アーサーはもがいて叫んだ。

「やめろ! お前ら!」

 しかし六人はそのままドアへと向かい、ジョンソンは俺のほうを向いた。

「エリオット。君も来い」
「お、おう」

 俺は慌てて立ち上がり、ジョンソンたちの後を追う。ふとローリエのほうを見ると、彼女は涼しい顔で食事をしていた。

「ひいいいい! 助けて! ローリエ!」

 アーサーは叫ぶ。しかしローリエは微動だにしなかった。
 アーサーを連れて、俺たちは裏庭へとやって来た。そこには墓が十ほど並んでいる。アーサーはそこに放り投げられた。彼は這いずりながら比較的新しい墓にすがり付いて吐き捨てるように言う。

「俺を殺すつもりだな!? ドナルドのように……っ!」

 そう言われ終わる前に、一人の男が大きな石をアーサーの背中へと落とした。

 グシャリ、と音がしてアーサーは苦痛な叫びを放ったが、男たちは構わずに次々にアーサーへと石打ちをする。俺は恐怖にすくんで動けなかった。

 ただ、月明かりにアーサーの顔だけを見ていた。苦痛に歪み叫ぶ彼の顔に徐々に力が失われていく──。

「さあエリオット。この約束破りの罪人に、君も石を打たなくてはいけないよ」

 ジョンソンはそう言って、俺に大きな石を渡してきたが、俺はそれが出来なかった。すでに死んでいるであろうアーサーへと──。

 しばらくすると、一人の男が物置から三本のシャベルを持ってきて、比較的新しい墓のとなりに穴を掘り始めた。それに二人の男も加勢して、あっという間に穴は大きく掘り下げられてしまった。
 ジョンソンは俺に渡した石を掴み、その辺に放りながら言う。

「投げられなかったのか? まあいい。アーサーの不憫な魂を慰めなくてらならない。エリオット、キミは右手を掴みたまえ」

 俺は言われるがまま新鮮な死体の右手を掴む。他の手足に三人の男たちが集まって号令のもと持ち上げ、ゆっくりと穴の中に入れた。

 ジョンソンはシャベルを掴み、一すくいの土をアーサーへと被せる。

「神よ、この若い魂をすくいたまえ」

 そして、ジョンソンの次はトミーが、セオドアが……。男の順列通りに神へのお題目を唱えながら、アーサーへと土を被せて行き、俺へと順番が回ってきた。俺は震えながらシャベルを受け取って、彼へと土をかけた。

「安らかに──」

 それだけ言うのが精一杯だった。



 ジョンソンを筆頭に屋敷へと戻ると、ローリエは広間にあるソファーから立ち上がってジョンソンへと抱きついて行った。

「あなた! 終わったの?」
「ええ終わりましたよ、奥さま。アーサーは神の元へと旅立ちました。神は哀れな魂を救ってくれることでしょう」

「それは良かったわ~」

 ローリエは愛らしく笑っている。しかしなんという狂気だろう。こいつら全員狂ってやがる。
 あそこには他にも墓があった。つまり、同じように殺されたローリエの恋人があそこに眠っているのだ。

「ねぇあなた。私の可愛い人。私たちの初夜をしましょう。あなたの部屋にエスコートしてくださる?」
「え、ああ……」

 すると回りの男たちは笑顔で拍手し始めた。俺は促されるようにローリエの手を取って、彼女を階段のほうに──。そして自身の部屋で密事の蜜を味わった。



 次の日は、ローリエに連れられて屋敷を回った。畑にはトミーとコックのセオドアがいて、俺たちに気づくと手を振ってくれた。ローリエはそれに可愛らしく手を振り返す。
 ローリエは天真爛漫な笑顔だった。しかし、俺は屋敷に来たときの楽しい心情ではなくなっていた。人一人死んでいるのに、みんなさも当然のようだ。
 それにアーサーはあのときに言った。『ドナルドのように』と。つまり、アーサーが5ヶ月前に来た間に、ドナルドという男は約束違反をして、アーサーのとなりに眠っている、ということだ。

 さらに、他にもあるたくさんの墓には……。考えると恐ろしい。ここに残った奴らは、『約束』に従って生活しているがとんでもない話だ。ローリエを独占してはダメ。喧嘩をしてはダメ。怒らせては──。
 その約束で、ローリエを中心としての集団生活。俺に耐えられるのだろうか? 俺だってアーサーのように、他の男に嫉妬するし、独占したいと思うだろう。ここにいてはいけないのかも知れない。



 ローリエとの敷地の散策は、午前中で終わった。しかし彼女は『墓』には案内しなかった。そして屋敷に入ると階段に腰を下ろしていたオスカーの手を取った。オスカーは笑顔になって、彼女とおしゃべりを始めたので俺は部屋へと戻った。
 なんなんだ、この悶々とした気持ちは。大好きな彼女は自分とは違う男と今からお楽しみをするのだろう。どうしても頭の整理がつかない。みんなそれでいいのだろうか?

 部屋から出ると、オスカーの部屋から楽しそうな睦言が聞こえた。彼女は今から彼を味わうのだと想像すると気分が悪くなる。俺は屋敷の外へと出た。
 行くあてなどない。気付くとアーサーの墓の前にいた。すでに簡易な墓石が据えられており、手彫りでアーサーと記されていた。
 その横に並ぶ墓石は整えられている。きっとアーサーの墓石も、このようなものに変わるのだろう。

「ドナルド・アーバン、か。26歳だったのか、若いな」

 その隣の墓も次のもだいたいが若い男のものだった。みんな自身を制御できなくて約束を破ってしまったのだろう。
 そして最後の墓には『アイザック・リッツ伯爵』と書いてあったので跪いてその文字を指で追って確認した。

「仕方ない。閣下は約束をお破りになったのだから」

 俺は慌てて振り返ると、そこにはジョンソンが立っていたのだ。ジョンソンは俺を見下ろしながら言う。

「みんなみんな、ローリエが好きなんだ。閣下はね、私に喧嘩を仕掛けてきたのだよ。ローリエを賭けて決闘だとね。私はそれに応じて打ち負かした。ローリエも私も悲しんだよ。どうして仲良く愛せないのか、と。だから約束を決めたんだ。ローリエは嬉しそうに賛同してくれたよ。だから私たち恋人はローリエの世話をしながら仲良く暮らすんだ。ローリエもそれに賛成している。わがままは屋敷の秩序を乱す。キミも心得たまえ」

 俺は恐ろしくなって部屋へと駆け戻った。そして荷物を乱雑に鞄に詰め、部屋を飛び出すと丁度ローリエがオスカーの部屋から襟を直しながら出てくるところだった。

「あら! あなた!」

 ローリエは俺に飛びついてきたが、俺は身を交わした。そして階段を駆け下りる。ローリエは二階の欄干から身を乗り出して叫んだ!

「どこへ行くの!? ずっと愛してくれると約束したじゃない!」

 俺はその言葉を背中に受けながら、屋敷を飛び出した。そのまま裏手へ回り山を目指したのだ。
 おそらく正門から出れば、ローリエの恋人たちが馬で追いかけてくる。捕まったらおしまいだ。先ほどのローリエとの散策で、裏門は小さく狭いことを確認していたのだ。

 俺がもう少しで裏門というところで、かかとに激しい痛みを感じた。見ると土中に鉄球が埋まっている。はるか後ろからは馬のいななきと怒号。
 馬にはジョンソンとトミーとヘンリーが乗っている。その三人とも鉄球を発射するいしゆみを構えていた。

「エリオット! 奥さまはお怒りだ。この大嘘つきめ! 覚悟せよ!」

 彼らに憐憫の情などない。処刑は口実だ。一人の女性をみんなで共有するなんて誰もが悶々としているのだ。だからねじ曲がった愛情を晴らすために生け贄を求めている。昨日はアーサー、今日は俺だ。アーサーの隣に埋められたくない。

 俺は砕けたかかとの痛みに苦しみながら、足を引き摺って裏門から出た。木立がならぶ小道へと。何でもない日なら、きっと絶好の散歩道なのだろうが、今は恐怖の道だ。
 音を立てて鉄球が木立を薙ぎ倒す。彼らは高い馬の上から俺へと狙いを定めているのだ。
 身を低くして、走る、走る、走る。振り返ると丁度鉄球が飛んできたところで、たじろいで避けたが左肩へと命中してしまった。転がって坂道を下る……。

 少しだけ気を失ったがすぐに目を覚ました。そして脇には木の葉が積み重なった窪みがあった。ここに隠れるしかない。俺は木の葉を掻き分けて窪みの中へと身を隠した。
 ややもすると、三人の足音が聞こえてきた。

「こっちのはずだ」
「逃げられたか?」
「手傷を負っている。すぐに追い付く」

 足音は、俺が潜む窪みを越えて坂の下へ。そこには谷があり、山への吊り橋があった。彼らはそこを渡り始めた。俺に残された道は二つ。屋敷へ戻るか、彼らが行く吊り橋のほうへいくか、だ。俺は迷わずに吊り橋のほうへと駆けた。
 彼らは半ばまで渡っている。俺はポケットからナイフを取り出して、支えている四本のロープの一本目を切り始めた。

 ブツリ。

 吊り橋が激しく揺れる。三人は驚いて吊り橋にしがみついた。それから揺れの原因を探す。そして俺を見つけた。

「くそ! 鉄球だ!」
「お、おう!」

 しかし、あの弩を引くにはレバーを握って滑車を回さなくてはならないものだ。不安定な場所では難しいだろう。ましてや片手でロープを握っていては──。

 二本目を切ると、橋は完全バランスを失って傾いた。トミーとヘンリーは泣きながら無様に命乞いをしてきた。しかし、許したからといって俺の命が保証されるものではない。
 俺は三本目を切ろうとした。だが、その瞬間ナイフを握る手に鉄球がかすめて谷底にナイフを落としてしまった。
 三人のほうを見ると、ジョンソンが弩を抱えて不適な笑みを浮かべていた。そして、ロープをつたって俺のほうへと歩いてくる……。

 その時だった。吊り橋は音を立てて落ちた。ジョンソンの放った鉄球は、吊り橋を支えるロープの支柱を砕いていたのだ。三人は谷底へと落ちていった。
 俺は荒く息を切らしながら、谷底に向けて小さく十字を切った。

「安らかに──」




 それから俺は、道を避けて谷にそって人里を目指した。三日間わき水だけで歩き通し、やがて見つけた民家に世話になることができた。

 そこには老母と娘だけだったので、お礼に数日力仕事をしている間に娘と恋仲になり、やがて結婚した。

 数年経ち小さな幸せの中、風の噂で伯爵家は落ちぶれて人手に渡ったと聞いた。もはやどうでも良かったが、少しだけホッとした。
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