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第17話 ピッピ船長
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次の日。鷹也はまた早起きをして朝食のサンドイッチを作った。
簡単にジャムサンド、チーズサンド、ツナサンド、タマゴサンド。
それを三人で食べた。
三人は車に乗り込む。彩が鈴をチャイルドシートに載せた。
車の中は童謡が流れている。
鷹也と彩は大声で楽しそうに歌った。
時折鷹也が歌詞を間違えるが知っているように誤魔化している。
クスリ……。
その姿が面白いのか彩が少しばかり笑った。
鷹也の好きな笑顔だ。この笑顔のために一生をかけようと思った笑顔。
鷹也はうれしくなった。
平日でも遊園地にはたくさんの人がいた。
鷹也は売店で鈴に遊園地のマスコットの耳がついているカチューシャをつけてやった。それを彩も楽しそうに微笑む。
そんな彩の目の前に鷹也は手を出した。
「これはアヤ」
それは、マスコットの恋人の耳のカチューシャだった。
「私に? やだ。恥ずかしい」
そう言ってまた鷹也のすることに気に入らないと言った態度をとったが鷹也は平気な顔をしてこう返す。
「そうか? オレもつけるんだぞ? オレはピッピ船長だ!」
と、ノリノリに悪役の船長の帽子をかぶった。
それを見て彩は、不機嫌な顔を崩して噴き出した。
「似合うだろ? ずっと前にこの映画、映画館で見たよな?」
「うんうん。見た。髭もつければ完璧だよ!」
「髭はあいにくないなぁ。海賊エリアにいけばあるのかな?」
「うんうん。行ってみようか?」
そう言って笑う。鷹也はとても幸せな気分になった。
マスコットの耳をつけた二人と、ピッピ船長は海賊エリアに足を向けた。
簡単にジャムサンド、チーズサンド、ツナサンド、タマゴサンド。
それを三人で食べた。
三人は車に乗り込む。彩が鈴をチャイルドシートに載せた。
車の中は童謡が流れている。
鷹也と彩は大声で楽しそうに歌った。
時折鷹也が歌詞を間違えるが知っているように誤魔化している。
クスリ……。
その姿が面白いのか彩が少しばかり笑った。
鷹也の好きな笑顔だ。この笑顔のために一生をかけようと思った笑顔。
鷹也はうれしくなった。
平日でも遊園地にはたくさんの人がいた。
鷹也は売店で鈴に遊園地のマスコットの耳がついているカチューシャをつけてやった。それを彩も楽しそうに微笑む。
そんな彩の目の前に鷹也は手を出した。
「これはアヤ」
それは、マスコットの恋人の耳のカチューシャだった。
「私に? やだ。恥ずかしい」
そう言ってまた鷹也のすることに気に入らないと言った態度をとったが鷹也は平気な顔をしてこう返す。
「そうか? オレもつけるんだぞ? オレはピッピ船長だ!」
と、ノリノリに悪役の船長の帽子をかぶった。
それを見て彩は、不機嫌な顔を崩して噴き出した。
「似合うだろ? ずっと前にこの映画、映画館で見たよな?」
「うんうん。見た。髭もつければ完璧だよ!」
「髭はあいにくないなぁ。海賊エリアにいけばあるのかな?」
「うんうん。行ってみようか?」
そう言って笑う。鷹也はとても幸せな気分になった。
マスコットの耳をつけた二人と、ピッピ船長は海賊エリアに足を向けた。
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