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第14話 育メン
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鷹也は鈴と二人きり。最近一緒に遊んでいないので、鷹也は鈴がいつものように遊ぶのを近くで見ることにした。
鈴は楽しそうに小さいウサギの人形に話し掛け、鷹也に黄色い積み木を渡した。
「こでねぇ、パンダたん!」
「ぱ、ぱ、パンダ? 黄色いのに?」
そんなことは構わずに鈴はおままごとに興じている。
「ごはんをちゃんとたべないとダメよ!」
彩のマネをしているのだろう。鷹也はくっくっと笑った。
「も~。わらわないでまざってきてよね~」
「おお。そうか。ゴメンゴメン」
そう言ってパンダと言われる黄色い積み木をコトコトと歩かせた。
「オレはドロボウパンダ。ドロボウパンダはウサギが大好きだ」
「ダメ~!」
鈴はウサギの人形たちに覆い被さり、黄色い積み木を叩いた。
「ダメ! わるものはダメだよ!」
鷹也は楽しくなって、青い積み木を鈴に向けた。
「ジャーン。私はパンダガール。あなたを食べちゃうわよ~!」
「キャーッ!」
そんなふうに楽しく遊んでいたが、鈴の言葉がピタリと止まった。やり過ぎたかと思い鈴の顔をのぞき込むと、鈴が恥ずかしそうに
「……スズたん……ウンチ」
「ウンチ! ど、ど、ど、トイレ!」
鷹也は慌てて鈴をトイレに連れて行って下を下げるとそこにはオムツがしてあった。
「お、オムツか」
「ウン。パパみないでね」
「お、おう」
鷹也はトイレのドアを開けたまま壁に隠れた。
「パパ!」
「終わった?」
「いる?」
「ああ。いるよ。終わったの?」
「まだ!」
「まだかよ……」
無言でいるとまた呼ばれる。
どうやら、怖いから確認しているようだ。鷹也はクックックと声を忍ばせて笑った。
「もうわらわないで~」
「ああ、ゴメンゴメン。クックック」
しばらくすると、鈴から終わったとの申告。
しかし、鷹也はどうしていいのか分からない。
鈴は自分で寝室に向かうとそこにはオムツとお尻拭きがあった。それを自ら用意し、鷹也の前の床にゴロリと横になった。
「これでやって」
「お、おう」
オムツだけにしてみても、どうしていいか分からない。
そのまま脱がせてしまえば排泄物が転げてしまうだろう。
鈴はオムツの足の付け根の部分を指差した。
「ここをやぶるの」
「え? ここを?」
鷹也は鈴に言われるまま両端を破る。
そうすると、簡単に排泄物と対面することが出来た。
「こりでふくの」
「なるほど~。濡れティッシュか~」
鷹也は丁寧に鈴の排泄物の処理をし、新しいオムツをはかせてやった。
鈴は起き上がり、専用のゴミ箱に使用済みのオムツを捨てた。そして、消毒のポンプで自分の指を洗浄する。
「パパもシュッシュするの」
「お、おう」
鈴に促されて鷹也も手を洗い洗浄した。
「よくできまちたね。パパはいいこでちね」
「ありがとう。すごいなぁ。スズは」
「えへへ」
娘に教えられる父。
鷹也は鈴に感心した。それからしばらく同じようにしてリビングで遊んだ。
昼食をとると鈴は眠くなったらしく、鷹也は寄り添って寝かしつけをしてやった。
鈴は楽しそうに小さいウサギの人形に話し掛け、鷹也に黄色い積み木を渡した。
「こでねぇ、パンダたん!」
「ぱ、ぱ、パンダ? 黄色いのに?」
そんなことは構わずに鈴はおままごとに興じている。
「ごはんをちゃんとたべないとダメよ!」
彩のマネをしているのだろう。鷹也はくっくっと笑った。
「も~。わらわないでまざってきてよね~」
「おお。そうか。ゴメンゴメン」
そう言ってパンダと言われる黄色い積み木をコトコトと歩かせた。
「オレはドロボウパンダ。ドロボウパンダはウサギが大好きだ」
「ダメ~!」
鈴はウサギの人形たちに覆い被さり、黄色い積み木を叩いた。
「ダメ! わるものはダメだよ!」
鷹也は楽しくなって、青い積み木を鈴に向けた。
「ジャーン。私はパンダガール。あなたを食べちゃうわよ~!」
「キャーッ!」
そんなふうに楽しく遊んでいたが、鈴の言葉がピタリと止まった。やり過ぎたかと思い鈴の顔をのぞき込むと、鈴が恥ずかしそうに
「……スズたん……ウンチ」
「ウンチ! ど、ど、ど、トイレ!」
鷹也は慌てて鈴をトイレに連れて行って下を下げるとそこにはオムツがしてあった。
「お、オムツか」
「ウン。パパみないでね」
「お、おう」
鷹也はトイレのドアを開けたまま壁に隠れた。
「パパ!」
「終わった?」
「いる?」
「ああ。いるよ。終わったの?」
「まだ!」
「まだかよ……」
無言でいるとまた呼ばれる。
どうやら、怖いから確認しているようだ。鷹也はクックックと声を忍ばせて笑った。
「もうわらわないで~」
「ああ、ゴメンゴメン。クックック」
しばらくすると、鈴から終わったとの申告。
しかし、鷹也はどうしていいのか分からない。
鈴は自分で寝室に向かうとそこにはオムツとお尻拭きがあった。それを自ら用意し、鷹也の前の床にゴロリと横になった。
「これでやって」
「お、おう」
オムツだけにしてみても、どうしていいか分からない。
そのまま脱がせてしまえば排泄物が転げてしまうだろう。
鈴はオムツの足の付け根の部分を指差した。
「ここをやぶるの」
「え? ここを?」
鷹也は鈴に言われるまま両端を破る。
そうすると、簡単に排泄物と対面することが出来た。
「こりでふくの」
「なるほど~。濡れティッシュか~」
鷹也は丁寧に鈴の排泄物の処理をし、新しいオムツをはかせてやった。
鈴は起き上がり、専用のゴミ箱に使用済みのオムツを捨てた。そして、消毒のポンプで自分の指を洗浄する。
「パパもシュッシュするの」
「お、おう」
鈴に促されて鷹也も手を洗い洗浄した。
「よくできまちたね。パパはいいこでちね」
「ありがとう。すごいなぁ。スズは」
「えへへ」
娘に教えられる父。
鷹也は鈴に感心した。それからしばらく同じようにしてリビングで遊んだ。
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