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第5話 仕事のパートナー
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すぐに新卒の社員が二名部下についた。
一人は付いて来れずに辞めてしまったが、もう一人は不満も言わずに付いて来た。
その部下は、一つ下の女性だった。近野かほ梨。
ショートカットで張り切る姿は見ていて気持ち良かった。
二人して様々な案件をこなしていった。
そんな生活を三年。
三年も経つと部下も多くなり、一つの課を任せられることになった。
部下の彼女は係長となっていた。
「課長昇進のお祝いをしなくちゃいけませんね」
「まぁ、みんな忙しそうだしなぁ」
「じゃあ二人で! やりません?」
「おいおい。さすがに女性と二人ではできないなぁ」
「あ。信用してませんね? 奥さん一筋なのは分かってますよーだ」
「まぁ、そうゆうことだ。遠慮してくれ」
「はーい」
信頼できる仕事のパートナーである彼女とのやりとりはそんなものだった。
鷹也にとって久しぶりの帰宅。前回は出張の準備で寄っていた。
今回は約一月半ぶりだった。
事前に彩にラインを入れて
「帰る」
「待ってる~」
のやり取りに微笑む。
玄関のドアを開けると、リビングから彩の「おかえり~」との声。
リビングに入るとキチンと整頓されている。
いつも通りだ。
久しぶりに生で見る1歳半の娘の鈴は怯えている。
いつも通りだ。
二人が座るソファに腰を下ろして鈴に手を伸ばすがイヤイヤされる。
それも可愛らしくて仕方が無い。
「パパは会社でエライ人なんでちゅよ~」
という彩の言葉に男の優越感を感じていた。
彩の暖かい手料理に舌鼓を打ち、風呂に入ってすぐに寝た。
明日からはまた戦場だ。
戦士のひと時の休息だった。
それが半年前。
半年前の出来事だった。
一人は付いて来れずに辞めてしまったが、もう一人は不満も言わずに付いて来た。
その部下は、一つ下の女性だった。近野かほ梨。
ショートカットで張り切る姿は見ていて気持ち良かった。
二人して様々な案件をこなしていった。
そんな生活を三年。
三年も経つと部下も多くなり、一つの課を任せられることになった。
部下の彼女は係長となっていた。
「課長昇進のお祝いをしなくちゃいけませんね」
「まぁ、みんな忙しそうだしなぁ」
「じゃあ二人で! やりません?」
「おいおい。さすがに女性と二人ではできないなぁ」
「あ。信用してませんね? 奥さん一筋なのは分かってますよーだ」
「まぁ、そうゆうことだ。遠慮してくれ」
「はーい」
信頼できる仕事のパートナーである彼女とのやりとりはそんなものだった。
鷹也にとって久しぶりの帰宅。前回は出張の準備で寄っていた。
今回は約一月半ぶりだった。
事前に彩にラインを入れて
「帰る」
「待ってる~」
のやり取りに微笑む。
玄関のドアを開けると、リビングから彩の「おかえり~」との声。
リビングに入るとキチンと整頓されている。
いつも通りだ。
久しぶりに生で見る1歳半の娘の鈴は怯えている。
いつも通りだ。
二人が座るソファに腰を下ろして鈴に手を伸ばすがイヤイヤされる。
それも可愛らしくて仕方が無い。
「パパは会社でエライ人なんでちゅよ~」
という彩の言葉に男の優越感を感じていた。
彩の暖かい手料理に舌鼓を打ち、風呂に入ってすぐに寝た。
明日からはまた戦場だ。
戦士のひと時の休息だった。
それが半年前。
半年前の出来事だった。
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