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第二章 廃校の中で惑い、迷い、過去を見つける
退魔特務部隊が全滅するまでの軌跡-①
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槇島《まきしま》神社の本殿。
和風の別荘といった場所で、畳の上に座る少女が2人。
「朱美は?」
室矢カレナの問いかけに、槇島睦月が答える。
「僕のお手製、ツナとごま油、鶏がら、ブラックペッパーで味付けしたピーマン料理と向き合っているよ! 危険だと言っていたのに夜道で僕の跡をつけてきた、お仕置き!!」
外間朱美は、以前に人質となった罰で大嫌いなピーマンを食べているようだ。
神様の料理を残さないよね? とは、睦月が言ったセリフ。
朱美は泣くほど、喜んだそうな……。
カレナは、自分の感想を述べる。
「普通に美味しそうですね?」
「うん! 食べ始めたら、止まらないんだけどね……。で、あの廃校の情報は?」
睦月の催促で、カレナは出しっぱなしのノートパソコンに刑事の加藤源二から受け取ったメモリを差し込んだ。
ピポ! と電子音を鳴らした後で、その動画が再生される。
時刻は、まだ午前中。
青空が広がる、グラウンドと校舎。
全体的に暗い雰囲気で、生徒の声どころか、気配すらない。
『第一小隊は、屋外駐車場らしき場所です……。かなりの年月が経っているようで、雨風の影響か、ガラスが汚れています』
ホームビデオのような、ブレている動画。
短機関銃を構えてバイザー付きのヘルメットを被り、アサルトスーツを着た隊員が、車列の間を縫うように歩きつつ、油断なく、左右に銃口を向けている。
一定間隔で、10人ぐらい。
これは、多冶山学園に突入した退魔特務部隊のボディカメラによる映像だ。
報告している彼が言う通り、平らな地面に路駐している車の群れ。
整然と並んでおり、さながら屋外駐車場。
海外への出荷を待つ新車の群れと言えば、分かるだろうか?
その隙間は1人が通れる程度で、まさに職人技だ。
1台ずつを見ながら、隊員による報告が続く。
『御覧の通り、車内には誰もいません……。この車列から何者かが運転したと思われますが、詳細は不明! トランクも調べたいですが、この期に及んで生存者がいるとは思えず、他の隊の支援を優先します』
『こちらは、第二小隊です……。高等部の校舎に入っていく人影を追い、内部を制圧します』
報告した小隊長は、外階段で待機している分隊に指示を出す。
1~3階に分けて、突入するチームを配置したようだ。
外階段から入れるドアの手前で並んだ機動隊員の小グループが、それぞれに報告する。
『1班、異常なし!』
『2班、準備完了!』
『3班、いつでも!』
『突入!』
小隊長の命令で、画面が四分割に。
1つは、高等部の外で待機している小隊長の司令部。
残りの画面は、同じ側の外階段から一斉に突入した3分隊だ。
外階段に通じるドアから、内廊下へ。
『1班。手前の教室から、クリアリングを始めます……。何だ、これは? ……天井から、肝試しや文化祭で出しそうな人型の物体が吊り下げられています』
その映像を見れば、明るい場所で見ればすぐに分かるレベルの人型が、ぶらんと吊り下がっている。
片側の窓から日光が差し込む教室の中は、机と椅子が隅に寄せられていて、余計に文化祭っぽい。
後ろの黒板に、“――、参上!” と、カラースプレーによる落書きも……。
1班は不可解に思いながらも、内廊下に出た。
内廊下でサブマシンガンを構えていた隊員が、銃口を下げる。
先頭の1人が銃口を構えて、他の隊員はその射線を塞がないように注意しつつも前進。
次の教室へ。
その繰り返しで、安全エリアを増やしていく。
他の階でも同時に制圧していることが、分割された画像で分かる。
学校で使われる机や椅子、事務デスクを積み上げた場所で、1班が立ち止まった。
よく見れば、細いワイヤーで全体を固定している。
壁になっていて、このままでは先に進めない。
『バリケードです……。警察だ! そこで止まれ!! ……たった今、生存者らしき人物を目撃! 追いかけます』
その報告を裏付けるように、チラッとだけ、後ろ姿が映っていた。
他の隊員も銃口を向けながら警告したが、その不審者は全力で走って、近くの内階段に消える。
背中に “POLICE” と白文字で描かれたアサルトスーツを着た警官が、その階段の手前で立ち止まり、他の隊員と一緒に銃口を向けた。
キュキュッと軍靴の音がするも、ターゲットはいないようだ。
両手で構えたサブマシンガンの銃口が、上下に動く。
『対象は見えず!』
中隊長からの指示。
『司令本部より第二小隊へ! 目撃した人物の確保を優先しろ!』
『第二小隊、了解! ……2班、3班! お客さんがそっちへ行ったぞ!』
『2班、了解』
『3班、了解』
『1班より小隊長へ! 我々も、内階段から追いますか? バリケードを破壊することも選択肢の1つですが……』
第二小隊のリーダーは少し悩んだが、不審者の確保へ。
『1班へ! お前らも、内階段から追い詰めろ!!』
校舎内に泣いているような声と、耐えがたい腐臭。
人の気配が増えて、蹄のような足音も……。
『2班より小隊長へ! 不審者を見つけました! これより、確保します……。警察だ! 両手を上げて、ゆっくりと振り返れ! ……何だ、こいつ?』
――人間……だよな?
さあ、楽しいパーティーの始まりだ!
和風の別荘といった場所で、畳の上に座る少女が2人。
「朱美は?」
室矢カレナの問いかけに、槇島睦月が答える。
「僕のお手製、ツナとごま油、鶏がら、ブラックペッパーで味付けしたピーマン料理と向き合っているよ! 危険だと言っていたのに夜道で僕の跡をつけてきた、お仕置き!!」
外間朱美は、以前に人質となった罰で大嫌いなピーマンを食べているようだ。
神様の料理を残さないよね? とは、睦月が言ったセリフ。
朱美は泣くほど、喜んだそうな……。
カレナは、自分の感想を述べる。
「普通に美味しそうですね?」
「うん! 食べ始めたら、止まらないんだけどね……。で、あの廃校の情報は?」
睦月の催促で、カレナは出しっぱなしのノートパソコンに刑事の加藤源二から受け取ったメモリを差し込んだ。
ピポ! と電子音を鳴らした後で、その動画が再生される。
時刻は、まだ午前中。
青空が広がる、グラウンドと校舎。
全体的に暗い雰囲気で、生徒の声どころか、気配すらない。
『第一小隊は、屋外駐車場らしき場所です……。かなりの年月が経っているようで、雨風の影響か、ガラスが汚れています』
ホームビデオのような、ブレている動画。
短機関銃を構えてバイザー付きのヘルメットを被り、アサルトスーツを着た隊員が、車列の間を縫うように歩きつつ、油断なく、左右に銃口を向けている。
一定間隔で、10人ぐらい。
これは、多冶山学園に突入した退魔特務部隊のボディカメラによる映像だ。
報告している彼が言う通り、平らな地面に路駐している車の群れ。
整然と並んでおり、さながら屋外駐車場。
海外への出荷を待つ新車の群れと言えば、分かるだろうか?
その隙間は1人が通れる程度で、まさに職人技だ。
1台ずつを見ながら、隊員による報告が続く。
『御覧の通り、車内には誰もいません……。この車列から何者かが運転したと思われますが、詳細は不明! トランクも調べたいですが、この期に及んで生存者がいるとは思えず、他の隊の支援を優先します』
『こちらは、第二小隊です……。高等部の校舎に入っていく人影を追い、内部を制圧します』
報告した小隊長は、外階段で待機している分隊に指示を出す。
1~3階に分けて、突入するチームを配置したようだ。
外階段から入れるドアの手前で並んだ機動隊員の小グループが、それぞれに報告する。
『1班、異常なし!』
『2班、準備完了!』
『3班、いつでも!』
『突入!』
小隊長の命令で、画面が四分割に。
1つは、高等部の外で待機している小隊長の司令部。
残りの画面は、同じ側の外階段から一斉に突入した3分隊だ。
外階段に通じるドアから、内廊下へ。
『1班。手前の教室から、クリアリングを始めます……。何だ、これは? ……天井から、肝試しや文化祭で出しそうな人型の物体が吊り下げられています』
その映像を見れば、明るい場所で見ればすぐに分かるレベルの人型が、ぶらんと吊り下がっている。
片側の窓から日光が差し込む教室の中は、机と椅子が隅に寄せられていて、余計に文化祭っぽい。
後ろの黒板に、“――、参上!” と、カラースプレーによる落書きも……。
1班は不可解に思いながらも、内廊下に出た。
内廊下でサブマシンガンを構えていた隊員が、銃口を下げる。
先頭の1人が銃口を構えて、他の隊員はその射線を塞がないように注意しつつも前進。
次の教室へ。
その繰り返しで、安全エリアを増やしていく。
他の階でも同時に制圧していることが、分割された画像で分かる。
学校で使われる机や椅子、事務デスクを積み上げた場所で、1班が立ち止まった。
よく見れば、細いワイヤーで全体を固定している。
壁になっていて、このままでは先に進めない。
『バリケードです……。警察だ! そこで止まれ!! ……たった今、生存者らしき人物を目撃! 追いかけます』
その報告を裏付けるように、チラッとだけ、後ろ姿が映っていた。
他の隊員も銃口を向けながら警告したが、その不審者は全力で走って、近くの内階段に消える。
背中に “POLICE” と白文字で描かれたアサルトスーツを着た警官が、その階段の手前で立ち止まり、他の隊員と一緒に銃口を向けた。
キュキュッと軍靴の音がするも、ターゲットはいないようだ。
両手で構えたサブマシンガンの銃口が、上下に動く。
『対象は見えず!』
中隊長からの指示。
『司令本部より第二小隊へ! 目撃した人物の確保を優先しろ!』
『第二小隊、了解! ……2班、3班! お客さんがそっちへ行ったぞ!』
『2班、了解』
『3班、了解』
『1班より小隊長へ! 我々も、内階段から追いますか? バリケードを破壊することも選択肢の1つですが……』
第二小隊のリーダーは少し悩んだが、不審者の確保へ。
『1班へ! お前らも、内階段から追い詰めろ!!』
校舎内に泣いているような声と、耐えがたい腐臭。
人の気配が増えて、蹄のような足音も……。
『2班より小隊長へ! 不審者を見つけました! これより、確保します……。警察だ! 両手を上げて、ゆっくりと振り返れ! ……何だ、こいつ?』
――人間……だよな?
さあ、楽しいパーティーの始まりだ!
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