異世界ライフの楽しみ方

呑兵衛和尚

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第一部・二人の転生者と異世界と

マチュア・その11・屋台からスタートしてみた

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 翌日の早朝。

 久しぶりに柔らかいベットでの睡眠。
 隊商の護衛中は、女性冒険者は馬車の中に設置されている寝台を交互に使うことが許されていた。
 けれと、やはりゆっくりとは落ち着いて休むことはできなかった。
 辺境都市ベルナーに到着して、久しぶりに落ち着いた睡眠が取れたようである。
「ファァァァァァ。んーーー」
 まだ夢現の状態なのか、寝ぼけつつもゆっくりとベットで体を起こす。
 そして床に置かれている壺を、じっと観察してみると。

――ブゥゥゥン

 どの壺もまだ淡く光り輝いている。
 前日の夜に発動した調味料シーズニング創造クリエイトの魔法は、まだ完成していない。

「ありゃ、まだ少し時間掛かるのか。それじゃあこのまま放置しておいてと」
 取り敢えずチュニックに着替えると、バックパックを背負って宿の一階にある酒場へと向かう。
 そこで朝食を取り、店主に一度出かけてくることを告げて、マチュアはそのままギャロップ商会の隊商が止まっている停車場へと向かっていった。
 この街の朝も、やはり大勢の人が歩いている。
 朝一番で城塞の外に向かい農作業を行う人たちや、早朝に出発する冒険者たちの姿も見えている。
 この光景はカナンと何ら変わるものではない。

「うんうん。実にのどかな風景だねぇ‥‥」
 朝一番の新鮮な空気を満喫していたマチュア。
「おはよーございますー」
 停車場で作業しているギャロップ商会の従業員に挨拶をすると、そのままマルチのいる建物へと向かっていく。
 すると、巨大な商人ギルドの建物の一階の受付カウンターで、マルチが色々と仕事をしていた。
 その仕事が一段落するのをじっと待ち、マルチに声を掛ける。
「おや、マチュア。こんな朝早くからどうしたんだい?」
「ちょっと聞きたいことがありまして。よろしいですか?」
 そうマルチに話しかける。
「別に構わないよ。この後は朝食だからねぇ‥‥」
 ということで、早速話を始めた。

 聞きたいことは、居酒屋のような店を持つ方法である。
 正確には、商人としての営業許可証を取る場合の手続きとかを、本業であるマルチに教えて貰おうと思っていた。

「あ、なるほどね。マチュアが料理ねぇ‥‥プププッ」
 と笑われるが、あまり気にしないでおこう。
 昨日までのマチュアは、紛れもなく冒険者だったのだから。

「あ、こう見えても私は家庭的なんですよ。料理なんてお茶の子さいさいですから」
「おちゃのこ? うんまあ、それが何かよく分からないけれどね。こっちで手続きしてみようか」
 と商人ギルドの受付へと連れて行かれるマチュア。
 地球原産の単語は、こっちの世界では異質な単語になっているみたいだと、今更ながら理解できた。

「あらマルチさんどうなさったのですか?」
 カウンターの中から、エルフの受付嬢がにこやかに話しかけてきたので。
「商人ギルドに登録したいそうでね。お願いします」
 マルチが説明してくれたので、マチュアは掌に魂の護符プレートを取り出した。
 受付カウンターの横に【鑑定儀】と呼ばれている天秤が置いてあったからだ。
 これは冒険者ギルドでも見たことがあるので、手続きの方法はなんとなく理解できた。
「ええっと、これで大丈夫ですか?」
「はい。それでは始めますね。『魂の護符』をこちらへ」
 言われるままに【魂の護符】を体内から取り出し、【鑑定儀】の右の受け皿に置いてみた。

――ブゥゥゥゥゥゥゥン

 【鑑定儀】が鳴動を開始し、静かに光り輝く。
 【魂の護符】の載っている受け皿がゆっくりと下り、そして反対側に光る球体が発生する。
 それがプレートのような形に変化し始めると同時に、右の受け皿がゆっくりと上がっていった。
 やがて左右の天秤のバランスが取れた時、左の受け皿に【銀色のプレート】が完成していた。
「おやまあ。初登録でいきなりシルバーランクですか。では引き続き登録に入りますね」
 すぐさま、受付嬢はゆっくりと説明を始めた。
「商人ギルドの登録ですが、ランクによってできる商売の方法が違うのはご存知ですか?」
 はい、知りません。

「あの~、ちょっと勉強不足でして」
 右手の人差し指と親指で輪のようなものを作りつつ告げてみると。
「いえいえ問題はありませんよ。では、まずアイアンランクのカード所有者の場合は、行商しか認められていません。街で商売をする時は商人ギルドに申請して、露天の許可証を発効して貰わないといけないのですよ。で、マチュアさんはシルバーですよね?」
「はい」
「シルバーランク、つまりBランクの商人カードをお持の方は、各都市に最大5店舗まで支店を持つことが許されているのです。それに伴い、商人ギルドに対して『取引税』として納税して頂く必要があるのですよ。納税して頂く代わりに、私達商人ギルドは皆さんに安定した販売場所の提供や、国や諸外国からの圧力に対しての保護を行っています」
 つまり、場所代の代わりだったり、国に支払う税金を代わりに支払ってくれているという事らしい。
「シルバーランクは、原則1店舗につき年間で金貨15枚の税金を収めなくてはならないのですが、支店を作らずに一つの街だけで個人店舗を行う場合は、年間の税金は金貨5枚で済みます。これは何処の国で納めて頂いても構いませんよ」
 なるほど、と理解する。
「それは販売税も含めた金額となっていますが、商人ギルドのギルドカードをお持ちの方で行商を生業としている方は、商品を都市に持ち見込む場合は持ち込み税が、仕入れたものを都市の外に持ち出す場合は持ち出し税が加算されます。まあ、これはその都市のギルドに支払う形になりますが、身の程をわきまえた商品を扱う場合は飛んでもない税を納めることになるので注意が必要です」

 ふむふむ。
 売上による税率はすべて一律で取引税として扱われ、行商関係は持ち込み税と持ち出し税がかかると。
 キャラバンのように旅をしながらの商人は取引税は低いが持ち出し・持ち込み税がかかり、都市の中で店舗を構えるものは取引税は高いが持ち出し・持ち込み税はかからないと。
 どこかに抜け道があるよなぁ、と考えつつマチュアは話を聞いていく。

「私の場合はシルバーランクですが、まだ店舗を持つ気はないので行商か露天を開ければいいのですが」
 取り敢えずは、まだ拠点を定める気はない。
 なので自由に商売できる方が良いのである。
「ふむふむ。では納税はどうしますか? 行商ですとアイアンランクの権限扱いですので『取引税』は金貨1枚ですが、それほど効力は強くありません。けれど、シルバーランクで登録しておけば、一般の店舗を所有している商人と同等の権利を得ることは出来ますよ」
 それはもう、シルバーで。
 ということで、早速金貨5枚を取り出して支払うことにした。

「ではシルバーでお願いします」
「了解しました。では‥‥こちらが納税証明の割符となっております。大切なものですので、無くさないようにお気をつけ下さい」
 と木製の割符を一枚手渡された。
 これはすぐさま大袋に放り込む。
「では、マチュアさんのお店の名前はどうしますか?」
 そう問われると、どうしていいものやらさっぱり。
 現実世界での店の名前が『冒険者ギルド』である以上、それはこちらの世界では通用しない。

「うーーーん。ねこや‥‥のぶ‥‥どっちも使われているし‥‥」

 としばし思考タイム。
 その二つはアウトです。
「あ、『居酒屋・なじみ亭』でお願いします」
「イザカヤ・ナジミテイですね。では此方が営業許可証明です」
 もう一枚、木製の割符を手渡される。
「ありがとうございましたーっ。あとは大丈夫ですか?」
「はい。この街では露天は開きますか?」
 という受付嬢に対しての返答はひとつ。
「お願いします」
 だけである。
「それではですね‥‥」
 と羊皮紙に書かれている市街図を取り出して、場所を説明してくれる受付嬢。
 そこに記されている場所を確認すると、その場所の使用許可となる割符を手渡してくれた。
「場所の使用量は一日銀貨5枚です。がんばってくださいね」
 ということで、さらに出費である。
「とほほほほ。カナンの収入がどんどん減っていくよぉ」
 まあ、頑張れ。 


 ◯ ◯ ◯ ◯ ◯


 繁華街の近くにある大きな公園。
 ここは、このベルナーの人々にとって大切な憩いの場であると同時に、外から来た商人たちが露天を開くことのできる希少な場所でもあった。

「ふむふむ、意外と露天が開いていますねぇ」

 ぐるりと周囲にある露天を眺めていくマチュア。
 外国からきたアクセサリー屋、色鮮やかな反物を売ってている店、海産物の干物など、この界隈では手に入らないような食材を売っている店など、様々である。
 そして自分の露天の場所を確認すると、マチュアは一度宿へと戻り、調味料の入っている壺を全て回収する。
 そして魔法陣を解除してから宿を後にした。
 その次に向かうのは市場である。
 これから作りたい料理の材料を探しに来たのである。
 通りの両側に開いている数多くの店舗。
 様々な野菜や肉屋、川魚の専門店、そして懐かしいこの香り。

「おおう、焼きたてのパン屋さんがあるじゃないですか」
 と店頭に並べられている焼きたての『ライ麦パン』に目が行った。
 あわてて店先に向かうと、並んでいるパンを吟味する。
「まずはこれでいってみようか」
 ということで。
「すいませーん。このパン下さい」
「いらっしゃい。幾つ必要なんだい?」
 恰幅のいい店主が、にこやかに問いかけてきたので。
「とりあえず20個。お願いします」
「20個だね。銀貨2枚になるよ。籠はあるかい?」
 と言われたので、取り敢えず銀貨2枚を支払うと、バックパックから中袋を取り出して、それに入れて貰うことにした。
「ああ冒険者さんか。いいよね。その魔法の袋。たまにくる冒険者のパーティーも、大量に買っていってくれるんだよ」
「へー。そうなんですかー」
 と告げてお礼を告げると、野菜の並んでいる店へと向かう。
「はいいらっしゃい。何にするんだい?」
 と問われて。
「これとこれを、麻袋一つ分ずつ下さい。あ、これもお願いします」
 とこれから作る料理に必要な野菜『ニンジンとタマネギとジャガイモ』らしきものを買う。
「はいはい。全部で銀貨1枚でいいよ。こっちはおまけだ」
 とマッシュルームらしきものを、少しおまけに付けてくれた。
「わお。ありがとうございます!!」 
 と、ここでも丁寧に挨拶。

 業者さんとの円滑な付き合いは、大切なのですよ。
 少なくとも明日には、また仕入れにこなければならないのですから。

「あの、この辺りで木製の食器や水瓶を売っている店はありますか? あとは大きな鍋も欲しいのですが」
 と店主に聞いてみた。
「それなら、その道を真っすぐ行ったところにある雑貨店にいってみな。野菜売りのトマスに聞いてきたって言えば安くしてくれるよ」
 と笑顔で教えてくれた。
「ありがとうございました」
 ということで、今度は雑貨屋へ。
 木製のスプーンとフォーク、大きめの木皿、深い寸胴鍋とフライパンのようなもの、そして巨大な水瓶を仕入れて、再び露天の場所である公園へと向かった。

 まずは公園内にある井戸で水を大量に汲む。
 先程購入した水瓶3つに水を満載して大袋に放り込むと、いよいよ調理開始である。
 露天の場所にて、まずは炉を用意する。

(モ、モードチェンジ‥‥生産者クラフター)

 こっそりとモードチェンジして、頭のなかで組み込んだ炉をイメージする。

(『簡易設備オープン・キッチン』展開っ!!)

――ブゥゥゥゥン

 それは調理師のスキルの一つ。
 魔法によって、調理に必要な『流し台』と『魔法のコンロ』などを作り出すことが出来るというスキルである。
 だが、魔力を結講消費するので、この魔法はあまり乱発出来ない。
 突然露天に台所が出来たので、周囲の露店の人は驚いている。

「あ、お騒がせしました。これ『魔導具マジックアイテム』なんですよ」
 と説明すると理解したらしく、頑張れよと挨拶してくれる。
「それじゃあいきますか」

 まずは野菜を洗って皮を剥く。
 それを大きめの乱切りに切って、置いておく。
 中袋から取り出した、カナンで倒したグレートブルの肉を綺麗に捌き、それも野菜と同じような大きさに切る。
 フライパンにオイルを少量注ぎ、それで肉の表面に焼き目が付く程度に炒める。
 そこに野菜も加えて、軽く炒めたところに、いよいよ主役の登場である。
 調味料シーズニング創造クリエイトによって作り出された、様々な調味料を投入していく。
 クミン、カルダモン、コリアンダー、ナツメグ、シナモン、ブッラクペッパー、グローブ、チリーペッパーなどなど‥‥。凡そ、この世界では希少で高価なスパイスばかりである。
 コンソメスープがあったら完璧なのだが、今回は肉から出る旨味に期待してみるしか無い。
 スパイスを絡めてさっと火を通したら、すぐさま寸胴へと移し、水を多めに加えて火に掛ける。
 この『簡易設備』の凄いところは、火力の調節ができるという点である。
 流し台も蛇口を捻れば水が出るのだが、水を出したり火を付けている間は、私の魔力が消費されるので注意が必要だということも理解した。
 この魔法は、あくまでも『簡易』でしかない。

「まあ、これが煮上がる程度なら魔障酔いマナバーストは起こらないようだけれど。気をつけないとなぁ」
 と鍋を眺めて火の通り具合を確認する。

――グツグツコトコト

 じっくりコトコトと煮込むマチュア。
 スパイスの程よい香りが周囲に漂っていく。
 と、その匂いに誘われたのか、彼方此方から人が集まってきた。
「おや、露天で煮込みですか。いいですねぇ‥‥」
「もう出来たのかい? こんな香りの煮込みは初めて見たよ」
「一杯いくら何なんだい?」
 と通りすがりの人々が声を掛けてくれる。
「まだ少しかかるので、申し訳ありません」
 と告げて、さらに寸胴2つ分の材料を切り、次々と火に掛けていく。
 20分ほど煮込んだのち、最後に刻んだマッシュルームを加えて完成で‥‥。
「ふむ。ちょっと足りないな」

――ドボッ

 と別の壺からウスターソースをお玉で掬い、それを加えてひと煮立ち。

――ズズッ

 それをちょっと味見。
 うむ、コンソメがないのでこのあたりで妥協。
 もともとうちは居酒屋で、カレー専門店ではないからこのへんが妥協であろう。
 木皿を大量に取り出し、買ってきたライ麦のパンをスライスして完成である。
 深めの木皿に完成した『居酒屋風カレー』を注ぎ、横にライ麦パンを添えて完成である。
 それをじっと見ていた人が、口元からよだれを垂らしそうになって待っているのが見える。

「出来たのかい? 一杯いくらになるんだ?」
「ええっと。今日は開店記念ですので、銅貨5枚でいかがでしょうか?」
 と告げると、すぐさま目の前の男性が銅貨5枚を支払う。
「お待たせしました。『なじみ亭のカレー』といいます。あ、木皿は返してくださいね」
 と告げて熱々のカレーの入った木皿を手渡す。
「これは美味そうだ。では‥‥」
 とその場で食べ始める。

――ハフッハフッ‥‥ムグムグ。

 恐る恐る一口食べてみる。
 その瞬間、目をカッと見開いてガツガツと食べ始める客たち。
「こ、これは。香辛料がかなり入っているじゃないか!! こんな高級な料理を露天で、しかも銅貨5枚で食べれるなんて!!」
 絶叫しながら次々とカレーを口の中に流し込んでいく。

――ムフッムフッ、ハフハフ‥‥

 スパイスはキツめにしてあるので、汗がじっとりとにじめ始めている。
「このカレーというのか? それに添えてあるライ麦のパンが柔らかくなって、これがまた‥‥」
 解説しながら食べて頂けるのは非常にありがたい、
 その声を聞いていた周囲の人々も、次々と露天に押し寄せてきた。
「わ、私にも一つ頂戴」
「俺もだ。こっちにも一つ」
「うちは3つお願いね。家族分下さい」
 どんどんとお客が溢れてくる。
 やがてひとつ目の寸胴が空になり、二つ目の寸胴にも手がかかる。
 そろそろ夕方というのに、人が途切れることがない。
「こ、これはやばい。一人じゃ回らない‥‥」
 それよりも、ライ麦のパンが切れてしまった!! 
 予定よりも売れ行きが好調すぎたのである。

(こ、これはいけない。私の分までなくなってしまう)

 慌てて3つ目の寸胴に蓋をして、火から降ろしておく。
「誠に申し訳ございません。ライ麦パンがなくなったので、本日は売り切れとさせていただきます。誠に申し訳ございません」
 と周囲の人に聞こえるように叫ぶ。

「「「ええぇぇぇぇ。そんなぁ」」」

「異国の煮込みが食べられると思ったのに」
 という残念そうな声が聞こえてくるが、誠に申し訳ない。
「また明日もここで営業しますので、その時に来てください。明日も銅貨5枚で販売しますけれど、ライ麦パン抜きでしたら銅貨4枚で販売しますので!!」
 と頭を下げて説明する。
 その言葉に納得してくれたのか、ゆっくりとお客さんは引き返してくれた。
「ふう‥‥助かった」
 と一息。

 明日の仕込みを考えると大変なのだが、今日はもう何もする気が起きない。
 ということで、溜まった食器と寸胴を洗い無限袋にしまい込む。
 最後に、仕込み終わって販売していないカレーの寸胴を袋にしまい込むと、『簡易設備』を解除して消しておく。

「お騒がせして申し訳ありませんでした。それじゃあまた明日宜しくお願いします」
 と周囲の露天にも挨拶する。
「ああ、また明日な」
「ねーちゃんが客引きしてくれたおかげて、こっちの商品も売れたよ。ありがとさん」
「一杯食べさせてもらったけれど、うまかったぜ。また明日も頼むな」
 と挨拶を返されたので満足である。
 やっぱり、人が美味しそうに食べているのを見るのは格別だ。
 調理師冥利に尽きるというものであろう。
「さて。それじゃあ帰りますか‥‥」
 そのまま先日お世話になった宿に向かうと、一部屋借りて先日のように調味料を作成する。
 今日使った分で、調味料シーズニング創造クリエイトでどれだけの調味料が作れるのか、おおよそ理解できた。
 なので足りなくなっている調味料を作成するために魔法を発動する。
 明日はまた別の調味料を使ったカレーを作ってみようと思う。
 そしていつもの魔法によるセキュリティを施して、マチュアは静かに眠りに付くことにした。
  
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