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第4章・北方諸国漫遊と、契約の精霊と
第163話・雪降る街道、埋まる馬車……
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ガラガラガラガラ
のんびりと街道を進む私たち。
流石にエセリアルモードを使わないでの移動となりますと、目的地であるヤジーマ連合王国までは40日の長旅となってしまいます。
流石に国を跨いでの移動となりますと、一般の市民や街に定住する職人さんたちは滅多なことでは行いません。
それこそ戦争により国を追われたとか、魔族の侵攻で国が滅ぶとか、そのレベルでない限りは、生まれ育った国を出ることなど普通はありません。
ですが、これが商人となりますと状況はガラリと変わります。
一つの街で店を構える商店ならいざ知らず、大手商会は商品の買い付けや特産品の販売などで国外へ向かうこともあります。
当然ながら、長旅になりますから護衛の冒険者さんや食糧関係の調達も念入りに行いますので、結果として10台以上の馬車による隊商が組まれます。
さらに、この隊商がいくつも連なる超隊商というものもごく稀にありまして。
大抵の場合、超隊商は王家などの国家規模のものが大半であり、一度動くとなりますとそれこそ小さな村や町レベルの人々が連なって移動することもあるそうで。
当然ながら、速度はかなりゆっくりになり、街道筋での野営など当たり前。
それこそ、『街を出る時に見た超隊商に、帰り道ですれ違う』なんていう滑稽話もあるぐらいです。
「あ~、クリスっち、そろそろ現実を見るし」
「はぁ、そうですよね。現実は兎角、残酷なものです」
馬車が止まって三日目。
私たちの馬車の前には、超隊商が連なっています。
道幅的には二台分の広さがあるものの、『上りの馬車』が走ってくることもあるため空けておかなければならないそうです。
ちなみにこの『上り』という言葉は、ガンバナニーワ王国へ向かう道が全て『上りの道』と呼ばれているからだそうで。
つまり私たちは、『下りの馬車』になるそうです。
「……あら、動きましたわ」
現在、御者台には誰も乗っていません。
エセリアルホースさんにお任せして、前の馬車との一定距離を空けて走ってもらうようにしています。
「ふぅ、ようやく動きましたか。これでどれだけ進んでくれることやら」
「あはは~。暇つぶしに遊ぶ? 良いものがあるし」
ガサガサと柚月さんがアイテムボックスから取り出したのは、少し大きめの箱。大体縦横30センチのボードで、綺麗なまず目に分かれています。
そして丸い形の駒、これは裏表が白黒と二色に塗られていましたよ。
ふふん、私はこれを知っています。
「あ、レバルシーですね。王都の実家では、たまに遊んでいたことがありますよ?」
「レバルシー? へぇ、リバーシってこっちの世界では、そういう呼び方なんだ?」
「異世界から渡ってきたものだそうで。勇者語録ではなく、勇者様自身が残した【ルールブック】というものが存在しましたから、市民に広く知られるのは早かったそうですから」
ええ、一時期は大会も繰り広げられていたそうで。
しかも、一部では『闇レバルシー』なる賭け勝負が流行っていたらしく、一つの勝負で金貨が100枚以上動くこともあったとか。
あまりにも領主がのめり過ぎてしまい、爵位剥奪までされた貴族もいたそうですよ。
「それじゃあ始めるし」
「はい。私は強いですよ!! グラントリ兄様相手でも、一度も負けたことはありませんから」
「へぇ、それじゃあ勝負だし」
………
……
…
「あ、ありました。【シャーリィの魔導書】にも、リバーシは掲載されていますよ? 他にも色々なゲームが売っているのですね。娯楽については後回しにしていたもので、これは予想外でしたよ」
何度かの勝負ののち、私たちはお昼ご飯を食べることにしました。
柚月さんが、型録通販にゲームはある? と尋ねていたので急ぎ調べているのですよ。
すると出てくる出てくるゲームの山。
異世界とは、娯楽が充実しているのですね。
え、レバルシーの勝負結果ですか?
聞かないでください。
「……あ~、ノワっちの強さは反則級だし!!」
「ふふふ。柚月さんもなかなかの腕前でしたわ。また今度、別のゲームで対戦しましょう」
「了解したし」
はいはい。
私は最下位でしたよ。
それも、無勝でしたよ。
はぁ~、自信があったのに、悔しいです!!
──ガタン
あ、また馬車が止まりましたか。
窓を開いて外を見ますと、あたり一面が銀世界です。
街道も雪に覆われ道が見えなくなっているじゃありませんか。
これでは、普通の馬車なんてまともに走れるはずがありません。
──ガヤガヤガヤガヤ
「んんん? 外が騒がしくなっているし」
「本当です。何かあったのでしょうか?」
扉を開けて外に出ます。
寒いから馬車に戻り、アイテムボックスから防寒用衣類を取り出して着込み、長靴もしっかりと装着。
綿羊の帽子と手袋もよし、これで準備オッケーです。
改めて外に出ますと、かなり前の方で騒動があったようで。
「なんでしょうか?」
「私が見てきましょうか?」
「いや、あーしとクリスっちで見てくるから、ノワっちは馬車で留守番しているし」
そうですね。
ここはノワールさんに馬車をお任せしましょう。
さて、何があったのやらと歩いていますと、あちこちの馬車からも人が出てきて話をしています。
ここから戻るか? とか
あれをどうにかできる冒険者はいないか? とか
あと二日で辿り着かないと間に合わない とか。
まあ、何かあったのでしょうと前に向かって進んでいますと。
──ガヤガヤガヤガヤ
街道を封鎖するように、巨大な物体があります。
はい、物体というと語弊があるので言い直します。
亀です。
それも、体長が40メートルを越えるキガントトータス、しかも亜種のフォートレスですよ。
ギガントトータスは大型の穏やかな魔物でして、動きが鈍くゆっくりとしか動けません。ですが亜種のフォートレス種は戦争などにも用いられるぐらいの好戦的な種であり。その硬質な背中の甲羅は聳え立つ壁のように変形していて、堅牢な要塞のようにも見えます。
大抵は10メートル級なのですが、これははあまりにも異質。
「おい!! 冒険者はすぐにこいつを除去しろ!」
「無茶を言うな、フォートレスタートルなんて勝てるはずがないだろうが。迂闊に怒らせても見ろ、このあたり一体の生き物は殲滅されるぞ。こいつらは大食漢で肉食だからな」
「うう……かといって、横道になど行けるはずもない。この深い森では、馬車が抜けられるほどの道はないし……」
はい、お困りのようですから、馬車に戻りましょう。
いくら私が商人でも、ギガントトータス相手に商売なんて無理ですから。
「はぁ~。ハーバリオスでは、小さい奴なら見たことがあるけど、ここまで大きいのは初めてだし。流石にあーしの魔法でも、あれをどうにかできる自信はないし」
「なるほど。では、一旦馬車に戻り、今後の対策を考えることにしましょう。最悪の場合、エセリアルモードで抜けていくと言う方法を取るしかありません」
「同意だし」
そのまま場所まで移動して、今後のことを考えることにしましょう。
今回は相手が悪過ぎます。
のんびりと街道を進む私たち。
流石にエセリアルモードを使わないでの移動となりますと、目的地であるヤジーマ連合王国までは40日の長旅となってしまいます。
流石に国を跨いでの移動となりますと、一般の市民や街に定住する職人さんたちは滅多なことでは行いません。
それこそ戦争により国を追われたとか、魔族の侵攻で国が滅ぶとか、そのレベルでない限りは、生まれ育った国を出ることなど普通はありません。
ですが、これが商人となりますと状況はガラリと変わります。
一つの街で店を構える商店ならいざ知らず、大手商会は商品の買い付けや特産品の販売などで国外へ向かうこともあります。
当然ながら、長旅になりますから護衛の冒険者さんや食糧関係の調達も念入りに行いますので、結果として10台以上の馬車による隊商が組まれます。
さらに、この隊商がいくつも連なる超隊商というものもごく稀にありまして。
大抵の場合、超隊商は王家などの国家規模のものが大半であり、一度動くとなりますとそれこそ小さな村や町レベルの人々が連なって移動することもあるそうで。
当然ながら、速度はかなりゆっくりになり、街道筋での野営など当たり前。
それこそ、『街を出る時に見た超隊商に、帰り道ですれ違う』なんていう滑稽話もあるぐらいです。
「あ~、クリスっち、そろそろ現実を見るし」
「はぁ、そうですよね。現実は兎角、残酷なものです」
馬車が止まって三日目。
私たちの馬車の前には、超隊商が連なっています。
道幅的には二台分の広さがあるものの、『上りの馬車』が走ってくることもあるため空けておかなければならないそうです。
ちなみにこの『上り』という言葉は、ガンバナニーワ王国へ向かう道が全て『上りの道』と呼ばれているからだそうで。
つまり私たちは、『下りの馬車』になるそうです。
「……あら、動きましたわ」
現在、御者台には誰も乗っていません。
エセリアルホースさんにお任せして、前の馬車との一定距離を空けて走ってもらうようにしています。
「ふぅ、ようやく動きましたか。これでどれだけ進んでくれることやら」
「あはは~。暇つぶしに遊ぶ? 良いものがあるし」
ガサガサと柚月さんがアイテムボックスから取り出したのは、少し大きめの箱。大体縦横30センチのボードで、綺麗なまず目に分かれています。
そして丸い形の駒、これは裏表が白黒と二色に塗られていましたよ。
ふふん、私はこれを知っています。
「あ、レバルシーですね。王都の実家では、たまに遊んでいたことがありますよ?」
「レバルシー? へぇ、リバーシってこっちの世界では、そういう呼び方なんだ?」
「異世界から渡ってきたものだそうで。勇者語録ではなく、勇者様自身が残した【ルールブック】というものが存在しましたから、市民に広く知られるのは早かったそうですから」
ええ、一時期は大会も繰り広げられていたそうで。
しかも、一部では『闇レバルシー』なる賭け勝負が流行っていたらしく、一つの勝負で金貨が100枚以上動くこともあったとか。
あまりにも領主がのめり過ぎてしまい、爵位剥奪までされた貴族もいたそうですよ。
「それじゃあ始めるし」
「はい。私は強いですよ!! グラントリ兄様相手でも、一度も負けたことはありませんから」
「へぇ、それじゃあ勝負だし」
………
……
…
「あ、ありました。【シャーリィの魔導書】にも、リバーシは掲載されていますよ? 他にも色々なゲームが売っているのですね。娯楽については後回しにしていたもので、これは予想外でしたよ」
何度かの勝負ののち、私たちはお昼ご飯を食べることにしました。
柚月さんが、型録通販にゲームはある? と尋ねていたので急ぎ調べているのですよ。
すると出てくる出てくるゲームの山。
異世界とは、娯楽が充実しているのですね。
え、レバルシーの勝負結果ですか?
聞かないでください。
「……あ~、ノワっちの強さは反則級だし!!」
「ふふふ。柚月さんもなかなかの腕前でしたわ。また今度、別のゲームで対戦しましょう」
「了解したし」
はいはい。
私は最下位でしたよ。
それも、無勝でしたよ。
はぁ~、自信があったのに、悔しいです!!
──ガタン
あ、また馬車が止まりましたか。
窓を開いて外を見ますと、あたり一面が銀世界です。
街道も雪に覆われ道が見えなくなっているじゃありませんか。
これでは、普通の馬車なんてまともに走れるはずがありません。
──ガヤガヤガヤガヤ
「んんん? 外が騒がしくなっているし」
「本当です。何かあったのでしょうか?」
扉を開けて外に出ます。
寒いから馬車に戻り、アイテムボックスから防寒用衣類を取り出して着込み、長靴もしっかりと装着。
綿羊の帽子と手袋もよし、これで準備オッケーです。
改めて外に出ますと、かなり前の方で騒動があったようで。
「なんでしょうか?」
「私が見てきましょうか?」
「いや、あーしとクリスっちで見てくるから、ノワっちは馬車で留守番しているし」
そうですね。
ここはノワールさんに馬車をお任せしましょう。
さて、何があったのやらと歩いていますと、あちこちの馬車からも人が出てきて話をしています。
ここから戻るか? とか
あれをどうにかできる冒険者はいないか? とか
あと二日で辿り着かないと間に合わない とか。
まあ、何かあったのでしょうと前に向かって進んでいますと。
──ガヤガヤガヤガヤ
街道を封鎖するように、巨大な物体があります。
はい、物体というと語弊があるので言い直します。
亀です。
それも、体長が40メートルを越えるキガントトータス、しかも亜種のフォートレスですよ。
ギガントトータスは大型の穏やかな魔物でして、動きが鈍くゆっくりとしか動けません。ですが亜種のフォートレス種は戦争などにも用いられるぐらいの好戦的な種であり。その硬質な背中の甲羅は聳え立つ壁のように変形していて、堅牢な要塞のようにも見えます。
大抵は10メートル級なのですが、これははあまりにも異質。
「おい!! 冒険者はすぐにこいつを除去しろ!」
「無茶を言うな、フォートレスタートルなんて勝てるはずがないだろうが。迂闊に怒らせても見ろ、このあたり一体の生き物は殲滅されるぞ。こいつらは大食漢で肉食だからな」
「うう……かといって、横道になど行けるはずもない。この深い森では、馬車が抜けられるほどの道はないし……」
はい、お困りのようですから、馬車に戻りましょう。
いくら私が商人でも、ギガントトータス相手に商売なんて無理ですから。
「はぁ~。ハーバリオスでは、小さい奴なら見たことがあるけど、ここまで大きいのは初めてだし。流石にあーしの魔法でも、あれをどうにかできる自信はないし」
「なるほど。では、一旦馬車に戻り、今後の対策を考えることにしましょう。最悪の場合、エセリアルモードで抜けていくと言う方法を取るしかありません」
「同意だし」
そのまま場所まで移動して、今後のことを考えることにしましょう。
今回は相手が悪過ぎます。
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