21 / 30
レンタル21・師匠と弟子と、その弟子と
しおりを挟む
魔導レンタルショップ・オールレント。
大賢者ルーラーの店であるここには、彼が作り出したさまざまな魔導具や魔法のポーションが販売、レンタルされている。
魔法という概念の存在しない現代世界において、彼の存在は脅威そのもの。
偶然ではあるものの、それを手に入れることができた日本は、世界に先駆けて魔法を文明に取り入れることができ……なかった。
………
……
…
オールレント・喫茶コーナー。
昼休みの時間は常連の溜まり場となっている喫茶コーナーの一角には、高校生の西田と柳川、そして店員の関川ひばりが座っている。
テーブルの上には、ソフトボール大の紫色の水晶球が一つ、銀で作られた竜の彫像の上に安置されている。
「これが、魔力鑑定を行う魔導具ですか?」
「ふ、ふ~ん。この私の魔力を測るための魔導具ってことなのね?」
「いえ、誰でも手数料を支払って貰えば、魔力測定はできますので。ちゃんと測定結果を記したプレートも発行されますこらね。それで、どちらから調べますか?」
部活が休みの日。
放課後になると西田はオールレントに遊びにきている。
先輩争奪戦をしていたライバルの柳川祭をつれて来ては、今度の部活で使えるものはないか、大会までに必要なものはないかと二人で物色している。
そして気になったのが、喫茶カウンター奥に貼り付けてある『日本政府公認・魔力測定します』と記された小さな貼り紙。
そこで二人は、これからオールレントの商品を購入することがあるからと、少しでも魔法について勉強したいという好奇心から、魔力測定を行うことにした。
「それじゃあ、まずは西田さんからね。ここに手をかざして……」
「こ、こうかしら?」
ドキドキしながら、そっと右掌を水晶球の上にかざす。
すると、水晶球がほんのりと輝き、その中から赤く輝く一枚のプレートを生み出した。
「これは?」
「それが測定結果ですね。西田さんの魔力波長も登録されていますので、そのまま身分証明書としても使えます」
その説明ののち、表面に西田の顔写真も浮かび上がる。
名前と生年月日、魔力波長などが表面に記されてあるのと、政府発行の通しナンバーもしっかりと刻み込まれている。
「魔力値30……高いのか低いのかわからないわ。これってどうなの?」
「カードの色はその方の適正属性を表しています。赤なので火属性、魔力値30は日本人平均では高い方になります」
一般的な日本人の魔力値は、10から30。
そう考えると西田は高い方である。
ちなみに魔法使いとしての適正値は50からなので、鍛えれば到達できなくもない。
「関川さんのカードは?」
「私はこれね。緑のカードで魔力値は51。魔法使い適正はクリアしてます」
「ぐぬぬ……負けないわ……って、それよりも祭、貴方はどうなのよ?」
「え、私も?」
「そうよ、とっとと手を出さなさーい!!」
祭の腕を掴んで水晶球の上に持っていく。
すると祭も諦めたかのように掌をかざして。
──シュンッ
銀色のカードが排出される。
「ほら、魔力値を見せて頂戴!!」
「ええっと……32」
「なんで? また私は祭りに負けたの?」
落胆するように叫ぶ西田だが。
ひばりがすぐにフォローする。
「残念だけど、祭さんには魔力適正がないのね。銀色のカードは魔力適正ではなく、闘気適正があることを示しているのよ」
「へぇ。残念ね祭さん……」
「でも、闘気ってなんですか?」
「簡単にいうと、生命のエネルギー。ルーラー師匠の世界では、武術家が体内から生み出す力って発明してくれたわ。オーラって言えばわかるかしら?」
その説明を聞いて、祭がパーっと笑みを浮かべる。
「なんで嬉しそうなの?」
「だって、空手家にとって最高の属性じゃない!!」
「そう? 私は魔法使いになりたいわ……ねぇルーラーさん、私を弟子にしてくれるかしら?」
怖いもの知らずとは、これ如何に。
西田はルーラーに師事するために、カウンターで朽木たちと談笑しているルーラーに話しかけたが。
「弟子か。ワシの門下生が一人でも卒業せんと、枠がなくてな」
「弟子の枠なんてあるの?」
「うむ。大賢者から直接教えを得られるのは、選ばれた十名のみでな。いまは枠がないので、弟子見習いということになるが……そうなると、ひばりに師事しなくてはならんぞ?」
「それでもいいわ。ひばりさん、よろしくお願いします!!」
ガシッとひばりの手を握る西田。
突然ながらひばりは困惑してルーラーに助けを求めるように見る。
「あ、あの、師匠!! 私の弟子って!」
「ん? まあ、まだ一年半程度じゃが、人に教えるのもまた修行。勉強だと思って頑張りなさい」
「だってさ、頑張れひばりちゃん!!」
「ここの爺さんたちは、応援しているぞ!!!!」
嬉しそうに笑っている朽木と飯田。
まるで他人事のように話してある二人を見て、ひばりはため息をつく。
「はぁ……わかりました、がんばります」
「やった!! これで私も日本初の魔法使いに!!」
「それは無理ね。私がもう登録されていますから。国内二番目で……」
「いや、三番目じゃな」
ルーラーが笑う。
そして飯田が青く光るプレートを取り出してみせた。
「飯田さんは、魔術修行こそしていないが、規定値には達しているので。先日、日本政府に『条件指定魔法使い』登録をしておいたんじゃよ」
「そういうこと。宜しく頼むよ」
この話の流れで、祭ははっと気がつき、朽木を見るが。
「ん? ワシは適性ないぞ、ここでのんびりとコーヒーを飲んでいる爺さんだからな」
「そうそう。適性があっても修行していないワシと変わらん」
「はぁ、そうですよね」
がっかりした祭。
「さて、それじゃあこれを作らないとならないわね」
ひばりがポケットから小さなメダルを取り出す。
これはルーラーの直弟子である証であり、弟子を取った魔法使いは、自分の魔力と弟子の魔力を混ぜた魔法金属製のメダル『マギ・コイン』を手渡すことになっている。
「それはなんですか?」
「まあ、弟子の証明。私にとって最初の弟子になるんだから、頑張って成功しないとね」
マギ・コインの生成は難しく、それをきれいに作り出すことも師匠としての資質を表している。
うまく混ざり合わせることができれば、品質も色合いも最高のものになるが、失敗するとマーブル状のコインになる。
ちなみにひばりが持っているものは、薄らと青く輝く透き通った金属。
大賢者にしか生み出せない伝承金属らしい。
「それじゃあ……」
ゆっくりと西田の魔力を掌で集め、そこに自分の魔力を編み込む。
そして定着させてから、変質処理を行って……。
──キン
赤く輝くメダルが出来上がる。
色合い的にはマーブル状の部分もあり、ひばりがまだ未熟であることを表しているのだが。
微妙に炎を形取っている紋様に、西田は満足そうであった。
「ふう。師匠……私はまだまだのようでした」
「道は険しく長く遠い。頑張るのじゃな」
「いいなぁ……私も、闘気の師匠が欲しいですよ」
ルーラーとひばりの話を聞きつつ、祭がボソッと呟いていた。
大賢者ルーラーの店であるここには、彼が作り出したさまざまな魔導具や魔法のポーションが販売、レンタルされている。
魔法という概念の存在しない現代世界において、彼の存在は脅威そのもの。
偶然ではあるものの、それを手に入れることができた日本は、世界に先駆けて魔法を文明に取り入れることができ……なかった。
………
……
…
オールレント・喫茶コーナー。
昼休みの時間は常連の溜まり場となっている喫茶コーナーの一角には、高校生の西田と柳川、そして店員の関川ひばりが座っている。
テーブルの上には、ソフトボール大の紫色の水晶球が一つ、銀で作られた竜の彫像の上に安置されている。
「これが、魔力鑑定を行う魔導具ですか?」
「ふ、ふ~ん。この私の魔力を測るための魔導具ってことなのね?」
「いえ、誰でも手数料を支払って貰えば、魔力測定はできますので。ちゃんと測定結果を記したプレートも発行されますこらね。それで、どちらから調べますか?」
部活が休みの日。
放課後になると西田はオールレントに遊びにきている。
先輩争奪戦をしていたライバルの柳川祭をつれて来ては、今度の部活で使えるものはないか、大会までに必要なものはないかと二人で物色している。
そして気になったのが、喫茶カウンター奥に貼り付けてある『日本政府公認・魔力測定します』と記された小さな貼り紙。
そこで二人は、これからオールレントの商品を購入することがあるからと、少しでも魔法について勉強したいという好奇心から、魔力測定を行うことにした。
「それじゃあ、まずは西田さんからね。ここに手をかざして……」
「こ、こうかしら?」
ドキドキしながら、そっと右掌を水晶球の上にかざす。
すると、水晶球がほんのりと輝き、その中から赤く輝く一枚のプレートを生み出した。
「これは?」
「それが測定結果ですね。西田さんの魔力波長も登録されていますので、そのまま身分証明書としても使えます」
その説明ののち、表面に西田の顔写真も浮かび上がる。
名前と生年月日、魔力波長などが表面に記されてあるのと、政府発行の通しナンバーもしっかりと刻み込まれている。
「魔力値30……高いのか低いのかわからないわ。これってどうなの?」
「カードの色はその方の適正属性を表しています。赤なので火属性、魔力値30は日本人平均では高い方になります」
一般的な日本人の魔力値は、10から30。
そう考えると西田は高い方である。
ちなみに魔法使いとしての適正値は50からなので、鍛えれば到達できなくもない。
「関川さんのカードは?」
「私はこれね。緑のカードで魔力値は51。魔法使い適正はクリアしてます」
「ぐぬぬ……負けないわ……って、それよりも祭、貴方はどうなのよ?」
「え、私も?」
「そうよ、とっとと手を出さなさーい!!」
祭の腕を掴んで水晶球の上に持っていく。
すると祭も諦めたかのように掌をかざして。
──シュンッ
銀色のカードが排出される。
「ほら、魔力値を見せて頂戴!!」
「ええっと……32」
「なんで? また私は祭りに負けたの?」
落胆するように叫ぶ西田だが。
ひばりがすぐにフォローする。
「残念だけど、祭さんには魔力適正がないのね。銀色のカードは魔力適正ではなく、闘気適正があることを示しているのよ」
「へぇ。残念ね祭さん……」
「でも、闘気ってなんですか?」
「簡単にいうと、生命のエネルギー。ルーラー師匠の世界では、武術家が体内から生み出す力って発明してくれたわ。オーラって言えばわかるかしら?」
その説明を聞いて、祭がパーっと笑みを浮かべる。
「なんで嬉しそうなの?」
「だって、空手家にとって最高の属性じゃない!!」
「そう? 私は魔法使いになりたいわ……ねぇルーラーさん、私を弟子にしてくれるかしら?」
怖いもの知らずとは、これ如何に。
西田はルーラーに師事するために、カウンターで朽木たちと談笑しているルーラーに話しかけたが。
「弟子か。ワシの門下生が一人でも卒業せんと、枠がなくてな」
「弟子の枠なんてあるの?」
「うむ。大賢者から直接教えを得られるのは、選ばれた十名のみでな。いまは枠がないので、弟子見習いということになるが……そうなると、ひばりに師事しなくてはならんぞ?」
「それでもいいわ。ひばりさん、よろしくお願いします!!」
ガシッとひばりの手を握る西田。
突然ながらひばりは困惑してルーラーに助けを求めるように見る。
「あ、あの、師匠!! 私の弟子って!」
「ん? まあ、まだ一年半程度じゃが、人に教えるのもまた修行。勉強だと思って頑張りなさい」
「だってさ、頑張れひばりちゃん!!」
「ここの爺さんたちは、応援しているぞ!!!!」
嬉しそうに笑っている朽木と飯田。
まるで他人事のように話してある二人を見て、ひばりはため息をつく。
「はぁ……わかりました、がんばります」
「やった!! これで私も日本初の魔法使いに!!」
「それは無理ね。私がもう登録されていますから。国内二番目で……」
「いや、三番目じゃな」
ルーラーが笑う。
そして飯田が青く光るプレートを取り出してみせた。
「飯田さんは、魔術修行こそしていないが、規定値には達しているので。先日、日本政府に『条件指定魔法使い』登録をしておいたんじゃよ」
「そういうこと。宜しく頼むよ」
この話の流れで、祭ははっと気がつき、朽木を見るが。
「ん? ワシは適性ないぞ、ここでのんびりとコーヒーを飲んでいる爺さんだからな」
「そうそう。適性があっても修行していないワシと変わらん」
「はぁ、そうですよね」
がっかりした祭。
「さて、それじゃあこれを作らないとならないわね」
ひばりがポケットから小さなメダルを取り出す。
これはルーラーの直弟子である証であり、弟子を取った魔法使いは、自分の魔力と弟子の魔力を混ぜた魔法金属製のメダル『マギ・コイン』を手渡すことになっている。
「それはなんですか?」
「まあ、弟子の証明。私にとって最初の弟子になるんだから、頑張って成功しないとね」
マギ・コインの生成は難しく、それをきれいに作り出すことも師匠としての資質を表している。
うまく混ざり合わせることができれば、品質も色合いも最高のものになるが、失敗するとマーブル状のコインになる。
ちなみにひばりが持っているものは、薄らと青く輝く透き通った金属。
大賢者にしか生み出せない伝承金属らしい。
「それじゃあ……」
ゆっくりと西田の魔力を掌で集め、そこに自分の魔力を編み込む。
そして定着させてから、変質処理を行って……。
──キン
赤く輝くメダルが出来上がる。
色合い的にはマーブル状の部分もあり、ひばりがまだ未熟であることを表しているのだが。
微妙に炎を形取っている紋様に、西田は満足そうであった。
「ふう。師匠……私はまだまだのようでした」
「道は険しく長く遠い。頑張るのじゃな」
「いいなぁ……私も、闘気の師匠が欲しいですよ」
ルーラーとひばりの話を聞きつつ、祭がボソッと呟いていた。
0
お気に入りに追加
62
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
悪役令嬢の追放エンド………修道院が無いじゃない!(はっ!?ここを楽園にしましょう♪
naturalsoft
ファンタジー
シオン・アクエリアス公爵令嬢は転生者であった。そして、同じく転生者であるヒロインに負けて、北方にある辺境の国内で1番厳しいと呼ばれる修道院へ送られる事となった。
「きぃーーーー!!!!!私は負けておりませんわ!イベントの強制力に負けたのですわ!覚えてらっしゃいーーーー!!!!!」
そして、目的地まで運ばれて着いてみると………
「はて?修道院がありませんわ?」
why!?
えっ、領主が修道院や孤児院が無いのにあると言って、不正に補助金を着服しているって?
どこの現代社会でもある不正をしてんのよーーーーー!!!!!!
※ジャンルをファンタジーに変更しました。

異世界転生ファミリー
くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?!
辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。
アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。
アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。
長男のナイトはクールで賢い美少年。
ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。
何の不思議もない家族と思われたが……
彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!
仁徳
ファンタジー
あらすじ
リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。
彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。
ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。
途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。
ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。
彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。
リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。
一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。
そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。
これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

Crystal of Latir
鳳
ファンタジー
西暦2011年、大都市晃京に無数の悪魔が現れ
人々は混迷に覆われてしまう。
夜間の内に23区周辺は封鎖。
都内在住の高校生、神来杜聖夜は奇襲を受ける寸前
3人の同級生に助けられ、原因とされる結晶
アンジェラスクリスタルを各地で回収するよう依頼。
街を解放するために協力を頼まれた。
だが、脅威は外だけでなく、内からによる事象も顕在。
人々は人知を超えた異質なる価値に魅入られ、
呼びかけられる何処の塊に囚われてゆく。
太陽と月の交わりが訪れる暦までに。
今作品は2019年9月より執筆開始したものです。
登場する人物・団体・名称等は架空であり、
実在のものとは関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる