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第一章・夢から少し遠い場所~イベント設営業~
始めてのMCと、大失態と
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人前で話をするコツは、観客をジャガイモと思えばいい。
掌の人という文字を書いて、それをのみなさい。
観客はいない、いいね?
お客様は神様です……。
頭の中に様々な名言が浮かんでは消えていく。
今、私が立っている場所は六さん祭りのカラオケ教室のステージ。
その中央でマイクを持ち、どうしたものかと震えていますが。
『御子柴さん、なんでもいいから話を初めて。マイクテストとかでも構わないから。音響の調整に必要だから、まずは声を通して』
耳元につけてあるインカムから、工藤さんの声が聞こえてきます。
そう、私がやるべきことはお仕事として、ステージの上でマイク片手に話をすること。
「えーーっと、マイクテスト、マイクテスト。只今マイクのテスト中、繰り返します、只今マイクのテスト中……」
口から出た言葉が、ステージ左右そして会場のあちこちに設置されているスピーカーから流れてきます。
なるほど、自分の声ってマイクを通したら、このように聞こえるのですか。
自分ではもっとおとなしい音だと思っていましたけれど、意外と高音域の声だったのですね。
カラオケとかではそんなに気にならなかったのに。
『ほい、その調子で続けてね……』
「は、はいっ。みなさんこんにちは。今日はろくさん祭りの初日、いい天気に恵まれました」
マイクテストだけじゃなく、別の声も必要かと思って雑談を始めます。
すると、私の言葉がスピーカーから流れて来る最中に、色々と変化しています。
高音だったり低温だっちり、右の方が良く聞こえて居たり左に寄ったり。
ミキサーで調整してアンプで出力を調節。そしてスピーカーへと音を送り出しています。
そのため、会場の環境によっては音が反響したり吸収される場合もあるため、このようにステージの上で音を確認しないといけません。
『御子柴さん、左右の音の広がりってわかる?』
「左のほうが小さいです。あと、ヴーヴーって音がします」
『了解。これだとどうかな? 声を出してくれる?』
「マイクテスト、マイクテスト……ただいまマイクのテスト中です。ここは北海道旭川市、さんろく祭りの会場です……」
音を出しつつ、耳は左右に。
「工藤さん、ヴーヴーっていう音は消えました。左右も問題ありません」
『正面奥の柱の音は?』
「確認します。ええっと、マイクテスト、マイクテスト……」
――ピピピッピピピッ
そして鳴り響くスマホ。
慌てて取り出して確認したら、実家からでした。
「はい、あたしです」
『ちょっと、貴方今何をしているのよ』
予想通りお母さん。
気のせいか、大慌てで話をしていますけれど、何かあったのでしょうか。
「今は、緊急でアルバイト中だよ? さんろく祭りの会場で仕事をしているんだけれど?」
『そんなのは判っているわよ! 午後のバラエティでさんろく祭りの中継をしているのよ、そこにあなたが移っていたのよ……』
「え? テレビ中継?」
思わず会場をぐるりと見渡しますと、確かにいましたよ地元ケーブルテレビの中継が。
オンエアー中なのか、カメラの前でアナウンサーが何かを話しています。
「あったあった。うん、中継しているね」
『その声も全部聞こえているわよ……もう、とにかく今はお仕事中なのね?』
「そういうこと。だから変なことをしているわけじゃないから安心していいからね。それじゃあ」
――プツッ
スマホを切ってポケットへ。
さて、作業再開……と思ったら、気のせいかステージ下のテーブルに座っている人たちが笑っているのですが。
『……御子柴さん。今の会話、全部会場に流れていたけれど……マイクテスト中は、スマホは使わない補法がいいからね。せめてマイクのスイッチを切るとか……』
工藤さんの笑い声交じりの指示がインカムから聞こえてきます。
ん……ええっと。
「は、はい、今のは聞かなかったことに!!」
『もう無理だよ……まあ、今のである程度の設定は終わったから、一旦、テントまで戻ってきて』
「はい、了解です……それでは失礼しました!」
大急ぎでステージから降り、そのままテントに逃げ込みます。
すでにカラオケ用の音響機器の設営を終えている他のスタッフさんからも『おつかれさん』という声が掛けられていますけれど。
もう、なんであのタイミングでお母さんは電話をかけて来るのよ。
穴があったら入りたいですよ……。
「とりあえずは、あと30分でイベントが始まるから。その間は出番はないので、ここでミキサーの操作方法を覚えてみるかい?」
「よろしいのですか?」
「基本的には、第一音響さんのスタッフの仕事だけれどね。うちの仕事としては終わりだから、教えてあげるぐらいは構わないよ」
「お願いします!」
勢いよく頭を下げて。
そのまましばし、のんびりと待機……。
「あ、さっきの司会のおねえさん、これ、この後の告知だからステージで読み上げてくれる?」
椅子に座った瞬間、おまつりの実行委員会の人がメモを渡して立ち去っていきました。
はて、これはどなたに渡せばよろしいのでしょうか?
「あの、工藤さん。司会の方はどちらに?」
「まだ控室じゃないかな。そろそろ来ると思うんだけど……急ぎだったら読まないとまずいよなぁ」
「なるほど。それで、誰が読むのですか?」
そう問いかけますと、その場のスタッフの視線は私に一点集中。
ですよね~、今、ここにいる女性スタッフって私しかいませんよね。
「読み上げるだけだから、チャレンジしてみる?」
「やります、やらせてください」
これもMCになるための第一歩。
メモの原稿を確認して、まずはここで軽く読み上げます。
「本日はさんろく祭りの会場にお集まりいただいてありがとうございます……この後、午後3時からはこの会場で……」
ゆっくりとはっきりと。
活舌に問題はないか、そう思いつつ原稿を読み上げます。
「うん、問題ないからゴーだな」
「行きます!!」
工藤さんの指示で、さんろく祭りのスタッフジャンパーを借りて袖を通して。
緊張しながらステージの真ん中へ移動します。
そして軽く新故郷をしてから、正面を見て笑顔で。
うん、頭の中にある、幼い時に見たMCのお姉さんをイメージして。
会場にいるのは子供たち、私は子供たちと一緒にヒーローを応援する。
声は大きめ、口を開いてはっきりと。
そして、笑顔で。
「本日は、さんろく祭りにお集まりいただき、誠にありがとうございます……このあと、午後3時からはこの会場で、旭川カラオケ教室の……」
やや原稿とは違った言葉になってしまい、慌てそうになります。
書いてある文字を見る目が滑ってしまい、あちこちに移動しそうになります。
慌てるな私。
今、どこを読み上げているのか確認して。
うん、会場の説明は終わったから、次は注意事項で……。
すぐに次に読み上げる部分が見えてきたので、一旦深呼吸をしてそこからリスタート。
「……それでは、このあともさんろく祭りをお楽しみください!!」
最後はしっかりと締めて、頭を下げて一礼。
あとは慌てないでステージを降りて、テントに走って移動。
「おつかれさま……うん、及第点とは言えないけれど、はじめてにしては上出来じゃないかな。のどもカラカラだろうから15分休憩しておいで」
「ふぁい……これ、原稿です」
工藤さんに現行の書いてあるメモを渡し、私はふらふらと露店へ移動。
ステージ横を抜けてカラオケ教室の会場を横目で見ながら適当に飲み物と食べ物を購入し、あいているベンチで休憩です。
「はぁぁぁぁぁぁ。まさかいきなり、こんなことになるなんて思ってもいませんでしたよ」
予想外どころか、初めての体験が多すぎます。
それでも、ステージの上でマイク片手に話をしていた時は、なんというか高揚感がありました。
「あれが、MCのお姉さんの視点だったのかぁ……凄いなぁ」
ヒーローショーのステージでは、原稿もなにも持たずにすらすらと話をしていましたからね。
台本があるとは思いますけれど、それを難なくこなせているMCのお姉さんには脱帽ですよ。
緊急でやって見たマイクテストや告知報告でさえ、あれだけ緊張したのですからね。
「遠いなぁ……」
そう独り言ちってから、とりあえずは喉を潤して軽く食事。
あと一時間半、なんとか頑張って仕事をしますか。
昨日、三人で暴飲暴食したときは予想以上に高い出費でしたからね。
掌の人という文字を書いて、それをのみなさい。
観客はいない、いいね?
お客様は神様です……。
頭の中に様々な名言が浮かんでは消えていく。
今、私が立っている場所は六さん祭りのカラオケ教室のステージ。
その中央でマイクを持ち、どうしたものかと震えていますが。
『御子柴さん、なんでもいいから話を初めて。マイクテストとかでも構わないから。音響の調整に必要だから、まずは声を通して』
耳元につけてあるインカムから、工藤さんの声が聞こえてきます。
そう、私がやるべきことはお仕事として、ステージの上でマイク片手に話をすること。
「えーーっと、マイクテスト、マイクテスト。只今マイクのテスト中、繰り返します、只今マイクのテスト中……」
口から出た言葉が、ステージ左右そして会場のあちこちに設置されているスピーカーから流れてきます。
なるほど、自分の声ってマイクを通したら、このように聞こえるのですか。
自分ではもっとおとなしい音だと思っていましたけれど、意外と高音域の声だったのですね。
カラオケとかではそんなに気にならなかったのに。
『ほい、その調子で続けてね……』
「は、はいっ。みなさんこんにちは。今日はろくさん祭りの初日、いい天気に恵まれました」
マイクテストだけじゃなく、別の声も必要かと思って雑談を始めます。
すると、私の言葉がスピーカーから流れて来る最中に、色々と変化しています。
高音だったり低温だっちり、右の方が良く聞こえて居たり左に寄ったり。
ミキサーで調整してアンプで出力を調節。そしてスピーカーへと音を送り出しています。
そのため、会場の環境によっては音が反響したり吸収される場合もあるため、このようにステージの上で音を確認しないといけません。
『御子柴さん、左右の音の広がりってわかる?』
「左のほうが小さいです。あと、ヴーヴーって音がします」
『了解。これだとどうかな? 声を出してくれる?』
「マイクテスト、マイクテスト……ただいまマイクのテスト中です。ここは北海道旭川市、さんろく祭りの会場です……」
音を出しつつ、耳は左右に。
「工藤さん、ヴーヴーっていう音は消えました。左右も問題ありません」
『正面奥の柱の音は?』
「確認します。ええっと、マイクテスト、マイクテスト……」
――ピピピッピピピッ
そして鳴り響くスマホ。
慌てて取り出して確認したら、実家からでした。
「はい、あたしです」
『ちょっと、貴方今何をしているのよ』
予想通りお母さん。
気のせいか、大慌てで話をしていますけれど、何かあったのでしょうか。
「今は、緊急でアルバイト中だよ? さんろく祭りの会場で仕事をしているんだけれど?」
『そんなのは判っているわよ! 午後のバラエティでさんろく祭りの中継をしているのよ、そこにあなたが移っていたのよ……』
「え? テレビ中継?」
思わず会場をぐるりと見渡しますと、確かにいましたよ地元ケーブルテレビの中継が。
オンエアー中なのか、カメラの前でアナウンサーが何かを話しています。
「あったあった。うん、中継しているね」
『その声も全部聞こえているわよ……もう、とにかく今はお仕事中なのね?』
「そういうこと。だから変なことをしているわけじゃないから安心していいからね。それじゃあ」
――プツッ
スマホを切ってポケットへ。
さて、作業再開……と思ったら、気のせいかステージ下のテーブルに座っている人たちが笑っているのですが。
『……御子柴さん。今の会話、全部会場に流れていたけれど……マイクテスト中は、スマホは使わない補法がいいからね。せめてマイクのスイッチを切るとか……』
工藤さんの笑い声交じりの指示がインカムから聞こえてきます。
ん……ええっと。
「は、はい、今のは聞かなかったことに!!」
『もう無理だよ……まあ、今のである程度の設定は終わったから、一旦、テントまで戻ってきて』
「はい、了解です……それでは失礼しました!」
大急ぎでステージから降り、そのままテントに逃げ込みます。
すでにカラオケ用の音響機器の設営を終えている他のスタッフさんからも『おつかれさん』という声が掛けられていますけれど。
もう、なんであのタイミングでお母さんは電話をかけて来るのよ。
穴があったら入りたいですよ……。
「とりあえずは、あと30分でイベントが始まるから。その間は出番はないので、ここでミキサーの操作方法を覚えてみるかい?」
「よろしいのですか?」
「基本的には、第一音響さんのスタッフの仕事だけれどね。うちの仕事としては終わりだから、教えてあげるぐらいは構わないよ」
「お願いします!」
勢いよく頭を下げて。
そのまましばし、のんびりと待機……。
「あ、さっきの司会のおねえさん、これ、この後の告知だからステージで読み上げてくれる?」
椅子に座った瞬間、おまつりの実行委員会の人がメモを渡して立ち去っていきました。
はて、これはどなたに渡せばよろしいのでしょうか?
「あの、工藤さん。司会の方はどちらに?」
「まだ控室じゃないかな。そろそろ来ると思うんだけど……急ぎだったら読まないとまずいよなぁ」
「なるほど。それで、誰が読むのですか?」
そう問いかけますと、その場のスタッフの視線は私に一点集中。
ですよね~、今、ここにいる女性スタッフって私しかいませんよね。
「読み上げるだけだから、チャレンジしてみる?」
「やります、やらせてください」
これもMCになるための第一歩。
メモの原稿を確認して、まずはここで軽く読み上げます。
「本日はさんろく祭りの会場にお集まりいただいてありがとうございます……この後、午後3時からはこの会場で……」
ゆっくりとはっきりと。
活舌に問題はないか、そう思いつつ原稿を読み上げます。
「うん、問題ないからゴーだな」
「行きます!!」
工藤さんの指示で、さんろく祭りのスタッフジャンパーを借りて袖を通して。
緊張しながらステージの真ん中へ移動します。
そして軽く新故郷をしてから、正面を見て笑顔で。
うん、頭の中にある、幼い時に見たMCのお姉さんをイメージして。
会場にいるのは子供たち、私は子供たちと一緒にヒーローを応援する。
声は大きめ、口を開いてはっきりと。
そして、笑顔で。
「本日は、さんろく祭りにお集まりいただき、誠にありがとうございます……このあと、午後3時からはこの会場で、旭川カラオケ教室の……」
やや原稿とは違った言葉になってしまい、慌てそうになります。
書いてある文字を見る目が滑ってしまい、あちこちに移動しそうになります。
慌てるな私。
今、どこを読み上げているのか確認して。
うん、会場の説明は終わったから、次は注意事項で……。
すぐに次に読み上げる部分が見えてきたので、一旦深呼吸をしてそこからリスタート。
「……それでは、このあともさんろく祭りをお楽しみください!!」
最後はしっかりと締めて、頭を下げて一礼。
あとは慌てないでステージを降りて、テントに走って移動。
「おつかれさま……うん、及第点とは言えないけれど、はじめてにしては上出来じゃないかな。のどもカラカラだろうから15分休憩しておいで」
「ふぁい……これ、原稿です」
工藤さんに現行の書いてあるメモを渡し、私はふらふらと露店へ移動。
ステージ横を抜けてカラオケ教室の会場を横目で見ながら適当に飲み物と食べ物を購入し、あいているベンチで休憩です。
「はぁぁぁぁぁぁ。まさかいきなり、こんなことになるなんて思ってもいませんでしたよ」
予想外どころか、初めての体験が多すぎます。
それでも、ステージの上でマイク片手に話をしていた時は、なんというか高揚感がありました。
「あれが、MCのお姉さんの視点だったのかぁ……凄いなぁ」
ヒーローショーのステージでは、原稿もなにも持たずにすらすらと話をしていましたからね。
台本があるとは思いますけれど、それを難なくこなせているMCのお姉さんには脱帽ですよ。
緊急でやって見たマイクテストや告知報告でさえ、あれだけ緊張したのですからね。
「遠いなぁ……」
そう独り言ちってから、とりあえずは喉を潤して軽く食事。
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