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第一章・夢から少し遠い場所~イベント設営業~
買い物に色気を求めるないように!!
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今日は、アルバイト先の先輩である冨岡さんと、工具を買いにホームセンターへやってきました。
以前、自転車がパンクした時にも私はホームセンターの工具コーナーで様々な工具を見たのですけれど、今日はそんなレベルの話ではありません。
いえ。
ホームセンターのような大規模店舗でも揃えられるのですが、今日は白石区にある大型ショッピングセンターの中にある工具の専門店に行くことになりまして。
複合型商業施設といいますか、そこの一角にあるファクトリーベースという専門店にやってきました。
「はぁ……なんと言いますか……すごく銀色です」
「あっほはは。まあ、大抵の工具は銀色だからね。グリップとか持ち手の部分には赤とかオレンジ系のシリコンとかを使っているものも多いけれど、やっぱりこの、工具って感じの色がいいよね♡」
そう話をしてから、トミーさんはゆっくりと店内を散策。
私も遅れないようにとついて行きますけれど、見たことがない工具も大量にあります。
トルクレンチ?
L型六角レンチ?
さっぱり分からないものがあちこちにありますし、男性用なのかもしれませんが、全体的に凄く大きいです。
「さて。ミコシーの道具を探しますか。ラチェットレンチは会社のを買うんだよね?」
「はい。昨日、溝口さんにおねがいしてあります。あとは何が必要でしょうか?」
「プラスとマイナスのドライバー、ニッパ、ペンチ、スケール、六角もあると後々便利かな。あとカッターと……軍手もそろそろ考えようかな」
今の軍手は、普通の綿のやつにゴムのポツポツがついてあるやつです。
でも、ベテランさんたちはもっとこう、スマートで格好いい手袋をつけているんですよ。
「軍手……でも、皆さんのやつって高そうですよね?」
「私のは一双で300円ぐらいかな?」
「あれ? 予想よりも安いですね」
「消耗品だからね。丈夫なやつなら、500円とかのものもあるし、もっといい奴なら1500円のとかもあるよ? でも、大抵の人は三百円ぐらいとかのやつだと思ったけど? 中島さんなんて百円均一のやつだよ?」
そう考えると、みなさん似たようなデザインのものが多いです。
「消耗品は安く、工具は高く?」
「正解。という事で、私のおすすめのものをチョイスしてあげるね」
そのまま買い物かごの中に、次から次へと工具が放り込まれていきます。
そしてスケールのコーナーで立ち止まり、頭を傾げていますが。
「5mだと短い事もあるから、ここは6mか? でも重くなると邪魔だし……」
ぶつぶつと呪文のような言葉を呟きつつ考えています。
「一番使い勝手のいいものでお願いします」
「かぁぁ~。一番難しい注文だよ? コンベックスって種類が多くて困るんだよ」
「ん? コンベックス? ここはスケールのコーナーですよね? そもそもコンベックスってなんですか?」
「あ、そうかそうか。そこから説明するね」
という事で、トミーさんの簡単なスケール講座が始まりました。
まず、スケールというのはメジャーの別名だそうです。
そしてコンベックスはメジャーの種類の一つだそうで、私が今見ているものは全て【コンベックス】なのですが、現場ではこれをスケールと呼んでいます。
ではメジャーとは何か?
実は素材がビニールの巻取りされているものがメジャー、現場などではよく『線だし』とか『水出し』などという感じで水糸を引く作業があります。
この時に距離を測るものがメジャー。
本来はスケールというそうですが、なぜかメジャー。
そしてスケールとは、工事現場やイベント会場などで用いられるメジャーなことをスケールと呼ぶそうです。
これは使われる場所によって違うそうで、よく混ざっているそうです。
「そして、これがコンベックス。金属製のメジャーでね、引っ掛ける金具があったり磁石だったりしていて、私たちの現場ではこれが一般的。まあ、これも現場ではスケールって呼んでいるから、参考程度に覚えておいていいよ。まあ、大抵の人は何も気にしないで【スケール】って呼ぶから」
「な、なるほど……」
「そもそも、本物のスケールっていうのはこれ」
そう話しつつ、近くに置いてあった定規を指差しています。
断面が三角形の定規、名前も【縮尺定規】って書いてありますね。
「ん~」
「まあ、まとめてスケールでいいよ。それでわて紙のおすすめがこれなんだけれど……予算は大丈夫?」
「ちょっとお待ちください……」
一つ一つ値段を計算して。
うん、1500円ほどオーバーしていますが。
それでも、一度買ってしまえば、あとはしばらくは買い替える必要もありませんから、ここは清水の舞台から飛びおりる覚悟で……2日ほどカップラーメン生活ですけどね。
「い、いけます!! 大丈夫です」
「なんだろう……ミコシーから決死の覚悟を感じるんだけれど」
「そんなことはありませんよ、では、買ってしまいましょう」
そのまま勢いに乗ってレジへ移動。
LINEのメンバーになると色々な特典があるそうなので、レジでLINEメンバーの登録を済ませてお会計。
心の中で、翼を生やした野口英世さんが羽ばたいていくのを涙ながらに見送りつつ、それを表情には出さないでお会計も終了。
「これでオッケーですね」
「うん、あとはホームセンターで工具袋と手袋をかえば終わりかな……この時期は匂いがきつくなるから、替えの手袋も用意しておいた方がいいわね……ってミコシー、大丈夫?」
「大丈夫ですよ、予算にはまだ余裕がありますから!!」
もう怖いものなんてない。
どんどん買い物を続けましょうということで、うちの近所のホームセンターに移動。
手ごろな工具袋は1500円、手袋も一双が280円の者を、予備も含めて三つ購入。
トータルで、訳1万円近い金額が羽ばたいていきましたよ。
「うん、このあとはご飯でも食べて解散しましょうか? 晩御飯ぐらいおごってあげるからさ」
「うう……ありがとうございます」
トミーさんのやさしさが身に沁みます。
「ちなみにトミーさんは、この後は?」
「ん? 17時からチカホで撤去だけど?」
「ご飯食べる時間、ありませんよね?」
「まあ、ワクドナルドでよかったらおごってあげるわ……ちょっとまってね」
――プルルルル……
トミーさんのスマホが鳴ったので、私はスマホで近場のハンバーガーショップを検索。
うん、少し先にマス・バーガーがありますから、そこにしましょうか。
「ねぇ、ミコシー。この後って何か用事があるの?」
「いえ、特に何もありませんけれど?」
「緊急で現場、入れる?」
「へ?」
いきなりのことで、一瞬だけ思考が停止。
でも、特に何もありませんし、そもそも今このタイミンクでの現場は非常にうれしいです。
「はい、まったく問題ありません!」
「おっけー。それじゃあ、この後は私と一緒にチカホで撤去ね……高尾さん、ミコシーがオッケーです。メールを送ってあげてください」
――ピロリロリーン
トミーさんの返事の直後、私のスマホに現場の連絡が届きました。
これってもう、送る準備できていましたよね。
「それじゃあ16時40分までに現場集合ね。準備の時間もあるでしょうから、終わったらラーメンおごってあげる!」
「ありがとうございます!!ちなみに緊急って、誰か飛んだのですか?」
まさか、また新人さんが逃亡?
「中島さんがぎっくり腰だって」
「あ~。それはそれは、中島さんも大変ですね。でも、ぎっくり腰つていうことは、本業にも支障がありますよね……大丈夫かなぁ?」
「あの人、本職は小説家だから大丈夫じゃない? それじゃああとでね」
はい。それでは~。
なんだろう、なにか爆弾発言を聞いたような気がしますけれど、これについては今度、直接話を聞いてみましょう。
それよりも撤去作業ですよ……。
平日夕方のチカホということは、通行人も多いのでいつよりも注意が必要てすよ。
気合、入れて頑張らなくては。
以前、自転車がパンクした時にも私はホームセンターの工具コーナーで様々な工具を見たのですけれど、今日はそんなレベルの話ではありません。
いえ。
ホームセンターのような大規模店舗でも揃えられるのですが、今日は白石区にある大型ショッピングセンターの中にある工具の専門店に行くことになりまして。
複合型商業施設といいますか、そこの一角にあるファクトリーベースという専門店にやってきました。
「はぁ……なんと言いますか……すごく銀色です」
「あっほはは。まあ、大抵の工具は銀色だからね。グリップとか持ち手の部分には赤とかオレンジ系のシリコンとかを使っているものも多いけれど、やっぱりこの、工具って感じの色がいいよね♡」
そう話をしてから、トミーさんはゆっくりと店内を散策。
私も遅れないようにとついて行きますけれど、見たことがない工具も大量にあります。
トルクレンチ?
L型六角レンチ?
さっぱり分からないものがあちこちにありますし、男性用なのかもしれませんが、全体的に凄く大きいです。
「さて。ミコシーの道具を探しますか。ラチェットレンチは会社のを買うんだよね?」
「はい。昨日、溝口さんにおねがいしてあります。あとは何が必要でしょうか?」
「プラスとマイナスのドライバー、ニッパ、ペンチ、スケール、六角もあると後々便利かな。あとカッターと……軍手もそろそろ考えようかな」
今の軍手は、普通の綿のやつにゴムのポツポツがついてあるやつです。
でも、ベテランさんたちはもっとこう、スマートで格好いい手袋をつけているんですよ。
「軍手……でも、皆さんのやつって高そうですよね?」
「私のは一双で300円ぐらいかな?」
「あれ? 予想よりも安いですね」
「消耗品だからね。丈夫なやつなら、500円とかのものもあるし、もっといい奴なら1500円のとかもあるよ? でも、大抵の人は三百円ぐらいとかのやつだと思ったけど? 中島さんなんて百円均一のやつだよ?」
そう考えると、みなさん似たようなデザインのものが多いです。
「消耗品は安く、工具は高く?」
「正解。という事で、私のおすすめのものをチョイスしてあげるね」
そのまま買い物かごの中に、次から次へと工具が放り込まれていきます。
そしてスケールのコーナーで立ち止まり、頭を傾げていますが。
「5mだと短い事もあるから、ここは6mか? でも重くなると邪魔だし……」
ぶつぶつと呪文のような言葉を呟きつつ考えています。
「一番使い勝手のいいものでお願いします」
「かぁぁ~。一番難しい注文だよ? コンベックスって種類が多くて困るんだよ」
「ん? コンベックス? ここはスケールのコーナーですよね? そもそもコンベックスってなんですか?」
「あ、そうかそうか。そこから説明するね」
という事で、トミーさんの簡単なスケール講座が始まりました。
まず、スケールというのはメジャーの別名だそうです。
そしてコンベックスはメジャーの種類の一つだそうで、私が今見ているものは全て【コンベックス】なのですが、現場ではこれをスケールと呼んでいます。
ではメジャーとは何か?
実は素材がビニールの巻取りされているものがメジャー、現場などではよく『線だし』とか『水出し』などという感じで水糸を引く作業があります。
この時に距離を測るものがメジャー。
本来はスケールというそうですが、なぜかメジャー。
そしてスケールとは、工事現場やイベント会場などで用いられるメジャーなことをスケールと呼ぶそうです。
これは使われる場所によって違うそうで、よく混ざっているそうです。
「そして、これがコンベックス。金属製のメジャーでね、引っ掛ける金具があったり磁石だったりしていて、私たちの現場ではこれが一般的。まあ、これも現場ではスケールって呼んでいるから、参考程度に覚えておいていいよ。まあ、大抵の人は何も気にしないで【スケール】って呼ぶから」
「な、なるほど……」
「そもそも、本物のスケールっていうのはこれ」
そう話しつつ、近くに置いてあった定規を指差しています。
断面が三角形の定規、名前も【縮尺定規】って書いてありますね。
「ん~」
「まあ、まとめてスケールでいいよ。それでわて紙のおすすめがこれなんだけれど……予算は大丈夫?」
「ちょっとお待ちください……」
一つ一つ値段を計算して。
うん、1500円ほどオーバーしていますが。
それでも、一度買ってしまえば、あとはしばらくは買い替える必要もありませんから、ここは清水の舞台から飛びおりる覚悟で……2日ほどカップラーメン生活ですけどね。
「い、いけます!! 大丈夫です」
「なんだろう……ミコシーから決死の覚悟を感じるんだけれど」
「そんなことはありませんよ、では、買ってしまいましょう」
そのまま勢いに乗ってレジへ移動。
LINEのメンバーになると色々な特典があるそうなので、レジでLINEメンバーの登録を済ませてお会計。
心の中で、翼を生やした野口英世さんが羽ばたいていくのを涙ながらに見送りつつ、それを表情には出さないでお会計も終了。
「これでオッケーですね」
「うん、あとはホームセンターで工具袋と手袋をかえば終わりかな……この時期は匂いがきつくなるから、替えの手袋も用意しておいた方がいいわね……ってミコシー、大丈夫?」
「大丈夫ですよ、予算にはまだ余裕がありますから!!」
もう怖いものなんてない。
どんどん買い物を続けましょうということで、うちの近所のホームセンターに移動。
手ごろな工具袋は1500円、手袋も一双が280円の者を、予備も含めて三つ購入。
トータルで、訳1万円近い金額が羽ばたいていきましたよ。
「うん、このあとはご飯でも食べて解散しましょうか? 晩御飯ぐらいおごってあげるからさ」
「うう……ありがとうございます」
トミーさんのやさしさが身に沁みます。
「ちなみにトミーさんは、この後は?」
「ん? 17時からチカホで撤去だけど?」
「ご飯食べる時間、ありませんよね?」
「まあ、ワクドナルドでよかったらおごってあげるわ……ちょっとまってね」
――プルルルル……
トミーさんのスマホが鳴ったので、私はスマホで近場のハンバーガーショップを検索。
うん、少し先にマス・バーガーがありますから、そこにしましょうか。
「ねぇ、ミコシー。この後って何か用事があるの?」
「いえ、特に何もありませんけれど?」
「緊急で現場、入れる?」
「へ?」
いきなりのことで、一瞬だけ思考が停止。
でも、特に何もありませんし、そもそも今このタイミンクでの現場は非常にうれしいです。
「はい、まったく問題ありません!」
「おっけー。それじゃあ、この後は私と一緒にチカホで撤去ね……高尾さん、ミコシーがオッケーです。メールを送ってあげてください」
――ピロリロリーン
トミーさんの返事の直後、私のスマホに現場の連絡が届きました。
これってもう、送る準備できていましたよね。
「それじゃあ16時40分までに現場集合ね。準備の時間もあるでしょうから、終わったらラーメンおごってあげる!」
「ありがとうございます!!ちなみに緊急って、誰か飛んだのですか?」
まさか、また新人さんが逃亡?
「中島さんがぎっくり腰だって」
「あ~。それはそれは、中島さんも大変ですね。でも、ぎっくり腰つていうことは、本業にも支障がありますよね……大丈夫かなぁ?」
「あの人、本職は小説家だから大丈夫じゃない? それじゃああとでね」
はい。それでは~。
なんだろう、なにか爆弾発言を聞いたような気がしますけれど、これについては今度、直接話を聞いてみましょう。
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