蜜色の瞳のシェヘラ

よしき

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朱金の瞳

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  シェヘラは、アレックスの服をそっと脱がす。左肩はまだ痛々しく布で覆われてある。
  しかし、それを除けばアレックスの体は、美しかった。すらっとした四肢に、しっかりと鍛え上げられた体。不自然なゴリゴリとした筋肉は無く、神話に出てくる神々の様に調和された体であった。
  シェヘラは、アレックスをベッドへと横になる様に促した。そして、シェヘラも自分の服を脱ぎ捨てた。
  その肌は、牛乳ミルヒの様に白く、柔らかそうであった。
「シェヘラ、綺麗だ・・・」
  アレックスは、暗闇に浮かび上がる蜜色の瞳と、白い肌を紫の双眸に映す。
  シェヘラは、ゆっくりと顔を横に振った。そして、静かにアレックスの膝の上に跨る。触れ合う部分からは、お互いの熱が伝わってくるかの様である。
「アレックス・・・あんたは、自分がどんなに美しいのかを知らないんだ。」
  そう言うと、白い手をアレックスの股間に伸ばした。
  「あっ・・・」
  アレックスは、自分の体の中心にシェヘラの手が触れた途端、声を漏らした。
  シェヘラは、アレックスを優しく指でなぞる。その度に、ピクンっピクンとアレックスの局部が気持ち良さげに反応する。
  「あぁっ、シェヘラ・・・」
  アレックスの官能的で低い声が、シェヘラの耳を刺激する。
 シェヘラは、アレックスのそそり立つ雄を唇でそっと咥え込んだ。
  ジュルッ ジュルッ・・・卑猥な音が部屋中に響く。それと共に、シェヘラの舌が、アレックスのパンパンになった雄を、下から上に舐め上げる。かと思うと、先端だけを軽く咥え、舌先を細めてチロチロと舐め、抑揚をつけてくる。
  アレックスは、何度も快感に支配されそうになるのを、しばらく我慢していた。しかし、その限界が近づいて来ると、アレックスは、シェヘラにこう告げた。
「シェヘラ、君を俺にくれないか?」
  シェヘラは、アレックスの雄を解放した。
  そして2人は、ベッドの上で向かい合う様に座った。
  紫と蜜色の2つの視線が交わり、そしてすれ違って・・・再び唇と唇が重なり合うと、お互いを確かめ味わう様に深いキスを交わした。
  そしてアレックスは、たわわに実る果実に右手で触れる。柔らかで、温かい・・・
「ッハァ、うぅん・・・」
  シェヘラが悩ましく、息を吐く。
  更にアレックスは、シェヘラの果実の先で、すでに硬くなっている小さな尖を指で摘みながら、クリクリと動かす。すると、シェヘラのくびれた腰がもどかしそうに動く。
  アレックスは、シェヘラの唇から自分の唇を離した。そして、視線を落とす。そこには、息を弾ませたシェヘラがいた。しかし、先ほどまでの、無表情なシェヘラではない。頬を赤くし、朱金色に瞳を染めた、乙女の顔がそこにあったのだ。
  
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