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第一章 行方不明者からの犯行声明文
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おぎゃあと、可愛いのか可愛くないのか分からない小野寺の赤子が泣き出したことで解散ということになった。
帰り際、時田が「赤子の名前は?」と尋ねると「赤子って」と小野寺望萌は目を細めた。その笑い方は昔、時田が好きだった小野寺の笑い方で、ずきりと心が痛むのを気付かないフリとして蓋をした。
これで人妻なのだから残念だ。その赤子は時田ではない別の男の遺伝子が入った赤子なのだ。そう思うとなんだかやるせない感情に支配されてしまう。
「幸。覚えやすい名前でしょ」
流行ものが好きだった小野寺望萌の娘は、キラキラネームとは程遠い名前だった。
「でも幸って漢字使うのは親にめちゃくちゃ反対されたの。語源が手錠とか手かせを表す像形文字だとか言って、縁起が悪いんだって。幸って漢字がついてるのに、不幸になったらかわいそうだとかも言われたなあ。でもそんなのどうでもいいって思うんだよね。幸せにしてあげたいから幸ってつけた、それだけでいいでしょって。語源とか像形とか知らないよ、私は幸がいいってごねた」
そうあっけらかんと笑う彼女に、しなやかだった印象がピンと芯が通ったようなイメージに変わった。幸か。うん、いい名前だなと思う。きっと彼女の子供だったら、どんな名前でも忘れなかった自信があると、時田は内心自負していた。たしかに幸は覚えやすい。無論、自分がその名前を口にすることはないだろうなとも確信していた。
小野寺望萌と久しぶりの再会を果たした帰り道、電車内で柳康太と再会したのはあまりにも偶然だった。
「時田?」
同じ車両に乗り合わせていた柳を見た瞬間、一瞬ひっと心臓が縮んだ。高校時代、一度殴られかけたことがあったのを思い出し反射的に体が強張る。当時と変わらず機嫌の悪そうな顔には、時田をじろじろと睨みつけるぎょろりとした目があった。時田は昔からこの目が苦手だった。
「……柳?」
おそるおそるその名前を口にすれば、柳は少しだけ表情を柔らかくした。
「なんだ、長く顔を見てなくても時田は時田だってわかるもんだな」
対等に話せたことは過去になく、いつだって柳は高圧的だった。誰と話すにもそのぎょろっとした目を光らせ、睨み、そして相手をひるませてしまう。柳に恐れを抱く者が多かった中で、須王大我だけは違ったなと、あのさらりとした金髪頭を思い出す。
一匹狼だった柳が、あるときを境に須王大我と行動を共にするようになっていた。きっかけがなんだったのかは知らない。だが、誰にも心を開かなかった柳にとって、須王大我は特別だったのだろう。
豪快で乱暴な柳と、気品溢れる須王大我は対照的に映っていた。変わった組み合わせだなと当時思ったことが鮮明に蘇っていた。
「こんなとこで時田に会うなんてな」
「ほんとに……なんでここに?」
小野寺望萌と別れた帰り、まさか柳に会うなんて思いもしない。今日は思わぬサプライズで驚かされる日になっているらしい。
「俺は仕事の帰り。平日は毎日乗ってる。お前は?」
久しぶりに乗った電車に柳。しかも市街へ向かう道中での柳。まさかの柳。
「僕は小野寺と会った帰り」
「ああ、須王絡みの件か」
全てを明かさずとも、柳には筒抜けだったようだ。時田は曖昧に頷くと、柳は「俺も呼び出された」と言った。
「全員で集まれる日にしようつったのに。あの小野寺の野郎」
昔は赤だった派手髪は、今や須王大我を彷彿とさせる金へと変化を遂げていた。鬱陶しそうな前髪とセットされていない後ろの髪は肩に触れている。さっき会ったばかりの小野寺よりある長髪だ。おまけに顎髭と作業服という井出立ちは、柳が持ち合わせる威圧感を濃厚にさせていた。
高校の時と比べてガタイもでかくなっている。幾分か大きくなった分は、時田の減っていった体重分かもしれない。そこそこよかった肉付きも、ここ数年でずいぶんと落ちていった。
「心配だと思うよ、連絡取れない同級生から手紙届いたら」
「連絡ねえ」
「須王だけ連絡取れないのはおかしいよ」
高校時代は犯行声明文にハマっていた須王大我は、新聞部の部長と仲良くなるくらいには親交を深めていた。犯行声明文で使う新聞も、新聞部からの提供だった。
あのころとやっていることは変わらないが、今回に関してはなぜ十年ぶりに届いたのかということ。しかも本人がポストに投函しているというのに、その本人とは誰とも連絡がつかない。須王大我の実家だってなくなってしまったらしい。どこに消えたというのだろうか、あの奇人を極めた須王大我という男は。
「須王と連絡取れないって聞いて、どう思った?」
がたん、がたん、と一定のリズムを刻む車内で柳に聞かれ、え、と反応に遅れた。背後の夕日を一身に浴びるその姿は柳によく似合っていた。
「どうって……不思議だなあって」
「不思議って……もっとほかにあんだろ。なんで連絡取れないのか、なんであんな手紙届くのかとか」
「いや、気になることは多いけど……なんで十年ぶりなのかなとか」
十年だ。卒業してから、もう十年という歳月が流れようとしている。
こんなタイミングで須王大我から手紙が届くなんて、時田からすれば不思議以外のなにものでもなかった。
「十年、か」
柳はぼやくように呟いた。時田と同じように、その歳月にどこか浸っているのかもしれない。
高校生だったあのころ、十年後の自分はもっと立派な大人になっているのだと思っていた。
名の知れたいい会社に出社し、スーツなんかも着こなして、どこぞの大手会社と取引なんかして。金も稼いで、貯金もがっぽり、老後も安心、なんて未来を想像していた。
それが今ではしがないコンビニアルバイターだ。フリーター歴は言うまでもない。貯金もなく、来月の家賃でさえ、バイト一日休んだら払えないような生活が続いている。
こんな将来が待ち受けているなど思いもしなかった。もっとちゃんとした大人になっているのだと信じて疑わなかった。
帰り際、時田が「赤子の名前は?」と尋ねると「赤子って」と小野寺望萌は目を細めた。その笑い方は昔、時田が好きだった小野寺の笑い方で、ずきりと心が痛むのを気付かないフリとして蓋をした。
これで人妻なのだから残念だ。その赤子は時田ではない別の男の遺伝子が入った赤子なのだ。そう思うとなんだかやるせない感情に支配されてしまう。
「幸。覚えやすい名前でしょ」
流行ものが好きだった小野寺望萌の娘は、キラキラネームとは程遠い名前だった。
「でも幸って漢字使うのは親にめちゃくちゃ反対されたの。語源が手錠とか手かせを表す像形文字だとか言って、縁起が悪いんだって。幸って漢字がついてるのに、不幸になったらかわいそうだとかも言われたなあ。でもそんなのどうでもいいって思うんだよね。幸せにしてあげたいから幸ってつけた、それだけでいいでしょって。語源とか像形とか知らないよ、私は幸がいいってごねた」
そうあっけらかんと笑う彼女に、しなやかだった印象がピンと芯が通ったようなイメージに変わった。幸か。うん、いい名前だなと思う。きっと彼女の子供だったら、どんな名前でも忘れなかった自信があると、時田は内心自負していた。たしかに幸は覚えやすい。無論、自分がその名前を口にすることはないだろうなとも確信していた。
小野寺望萌と久しぶりの再会を果たした帰り道、電車内で柳康太と再会したのはあまりにも偶然だった。
「時田?」
同じ車両に乗り合わせていた柳を見た瞬間、一瞬ひっと心臓が縮んだ。高校時代、一度殴られかけたことがあったのを思い出し反射的に体が強張る。当時と変わらず機嫌の悪そうな顔には、時田をじろじろと睨みつけるぎょろりとした目があった。時田は昔からこの目が苦手だった。
「……柳?」
おそるおそるその名前を口にすれば、柳は少しだけ表情を柔らかくした。
「なんだ、長く顔を見てなくても時田は時田だってわかるもんだな」
対等に話せたことは過去になく、いつだって柳は高圧的だった。誰と話すにもそのぎょろっとした目を光らせ、睨み、そして相手をひるませてしまう。柳に恐れを抱く者が多かった中で、須王大我だけは違ったなと、あのさらりとした金髪頭を思い出す。
一匹狼だった柳が、あるときを境に須王大我と行動を共にするようになっていた。きっかけがなんだったのかは知らない。だが、誰にも心を開かなかった柳にとって、須王大我は特別だったのだろう。
豪快で乱暴な柳と、気品溢れる須王大我は対照的に映っていた。変わった組み合わせだなと当時思ったことが鮮明に蘇っていた。
「こんなとこで時田に会うなんてな」
「ほんとに……なんでここに?」
小野寺望萌と別れた帰り、まさか柳に会うなんて思いもしない。今日は思わぬサプライズで驚かされる日になっているらしい。
「俺は仕事の帰り。平日は毎日乗ってる。お前は?」
久しぶりに乗った電車に柳。しかも市街へ向かう道中での柳。まさかの柳。
「僕は小野寺と会った帰り」
「ああ、須王絡みの件か」
全てを明かさずとも、柳には筒抜けだったようだ。時田は曖昧に頷くと、柳は「俺も呼び出された」と言った。
「全員で集まれる日にしようつったのに。あの小野寺の野郎」
昔は赤だった派手髪は、今や須王大我を彷彿とさせる金へと変化を遂げていた。鬱陶しそうな前髪とセットされていない後ろの髪は肩に触れている。さっき会ったばかりの小野寺よりある長髪だ。おまけに顎髭と作業服という井出立ちは、柳が持ち合わせる威圧感を濃厚にさせていた。
高校の時と比べてガタイもでかくなっている。幾分か大きくなった分は、時田の減っていった体重分かもしれない。そこそこよかった肉付きも、ここ数年でずいぶんと落ちていった。
「心配だと思うよ、連絡取れない同級生から手紙届いたら」
「連絡ねえ」
「須王だけ連絡取れないのはおかしいよ」
高校時代は犯行声明文にハマっていた須王大我は、新聞部の部長と仲良くなるくらいには親交を深めていた。犯行声明文で使う新聞も、新聞部からの提供だった。
あのころとやっていることは変わらないが、今回に関してはなぜ十年ぶりに届いたのかということ。しかも本人がポストに投函しているというのに、その本人とは誰とも連絡がつかない。須王大我の実家だってなくなってしまったらしい。どこに消えたというのだろうか、あの奇人を極めた須王大我という男は。
「須王と連絡取れないって聞いて、どう思った?」
がたん、がたん、と一定のリズムを刻む車内で柳に聞かれ、え、と反応に遅れた。背後の夕日を一身に浴びるその姿は柳によく似合っていた。
「どうって……不思議だなあって」
「不思議って……もっとほかにあんだろ。なんで連絡取れないのか、なんであんな手紙届くのかとか」
「いや、気になることは多いけど……なんで十年ぶりなのかなとか」
十年だ。卒業してから、もう十年という歳月が流れようとしている。
こんなタイミングで須王大我から手紙が届くなんて、時田からすれば不思議以外のなにものでもなかった。
「十年、か」
柳はぼやくように呟いた。時田と同じように、その歳月にどこか浸っているのかもしれない。
高校生だったあのころ、十年後の自分はもっと立派な大人になっているのだと思っていた。
名の知れたいい会社に出社し、スーツなんかも着こなして、どこぞの大手会社と取引なんかして。金も稼いで、貯金もがっぽり、老後も安心、なんて未来を想像していた。
それが今ではしがないコンビニアルバイターだ。フリーター歴は言うまでもない。貯金もなく、来月の家賃でさえ、バイト一日休んだら払えないような生活が続いている。
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