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お姉様、招集です。
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「やっぱりこれが似合うわ!どう?貴女は気に入ってくれたかしら。」
「ええ、ジェイダ夫人。こんな綺麗なドレス初めて着ます。」
私の領地での御目見えの日に向けてジェイダ夫人がプレゼントしてくださったドレスが屋敷に届いた。
白を基調とした赤のフリルが散りばめられたドレス。
私は白が似合わないと自分で思っていたけれど、こうすれば髪の色とあって綺麗に映えるものなのね。
「領地が遠いから暫くは慣れないでしょうけど、文官達が助けてくれるわ。」
「そうですね。王都での仕事もありますから、事務的な仕事はほとんどそちらに任せようと思います。領主代理も地元で頼める方が見つかりました。」
「それは良かったわ。これで一安心ね。
あとは魔物の件が解決すれば安心して遠出が出来るのだけれど。」
「国は魔力の多い者の犯行だとして調べているようですね。」
「なんでも魔物が操られている痕跡があったんでしょう?恐ろしいわね。
それに魔力が多いのは貴族の象徴だから、もしかしたら犯人は私たちの知っている者かもしれないってことでしょう?」
「何故こんなおそろい事を繰り返すのでしょう。」
「これ以上被害が出ないといいわねぇ。」
巷では王への反乱なのではと噂が流れている。
けれど目的がそうだとしても、それなら一気に王城を攻めればいい。こんな風に魔獣を数匹ずつ街に出没させるなんて、意図が読めないわ。
その時、
「失礼いたします。」
使用人が慌ただしくやってきた。
「リビアお嬢様、今から城へ登場するようにと連絡がきました。」
「なんですって?」
こんないきなり、何事なの?
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みんなの感想(23件)
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感想ありがとうございます。
リビアさん、ヘタレなところもあるので出ていけないのかしらと´-`)
ご感想ありがとうございます。
更新を楽しみにだなんて言っていただけるとやる気が出ます🤗
正しいかは不透明ですが、私の世界観ではギルバートも王位継承権を持つ王族の血筋なので殿下呼びしております。
確かに言われてみると勘違いし易いですね😅今後は対策をしようと思います。ありがとうございます!
感想ありがとうございます。
主人公のメンタルがしっかりしていないのはおっしゃる通りです😅
周りに流されたりしながらも切磋琢磨しながら成長させていければと思っております。
貴重なご意見、今後の作品にも生かせればと思います!ありがとうございます😊