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お姉様、トキメキを拒否る。
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「ゲェエエエエエ……」
「大丈夫でしょうか、彼。」
「放っておけ。こんなものは慣れだ。」
気持ちの悪い大ガエルの死体を見て吐いている若い兵士。
死臭もすごいし、気持ちは分かるわ。
それにしても今回も収穫無しだなんて……。
襲ってくるのは魔獣だけで、裏でそれを操っている人間は姿を現さない。
「そう言う君は大丈夫なのか?」
「私ですか?そういえば死体を見てもなんともないですね。」
「……そうか。まぁ、いいことだ。」
なによ。
女らしくないって言いたげね。
「それにしてもまた王都の周辺に突然にして魔獣が現れたというのか…ありえない。」
「人的なものの可能性が高いですね。」
「魔獣の召喚……いや、転送か?だが転送の為の魔法陣も見当たらない。魔獣の発生源は一体なんなんだ。」
頭を悩ませるギルバート。
前の人生でも国は魔獣の発生方法が分からないまま時が巻き戻されたのよね。
もしかして、前の人生でも闇の反乱者の犯行声明がなければ、人的要因だと気づかなかったんじゃ……
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「共通点か…よし、調べてみよう。」
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やっぱり、
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色々なものが狂ってくるわ。
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