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最終章 最後に愛は勝つ!? 婚約破談の危機に害虫駆除!
絶倫皇女、大人の玩具を手に入れる
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馬車に揺られて向かった先はディアス家の屋敷だ。
ヒューゴの家は代々このサンクチュアリ帝国の医療を担うエリート一家で、中には騎士団の医療チームで働く者もいるという。
ディアス家の次期当主でもあるヒューゴも家を継ぐ為に医学を学んでいるわけだが、インジーは自分に内緒で何を作ってもらっているのだろうか?
さっき彼女に「ヒューゴに何を作ってもらっているのですか?」と問うと「ウフフッ、それは見てからのお楽しみよ♡」と楽しそうに笑ってはぐらかされてしまった。
無事にディアス家の屋敷の前に辿り着いたので、先に馬車から降りて彼女が降りてくるのを待つ。
「さぁ、お手を。足元に気を付けて」
「ありがとう♡」
彼女は私の手を取り、馬車から降りてルンルンとスキップをしながらディアス家の呼び鈴を鳴らした。
「ヒューゴの奴……一体、何を作っているんだ?」
先程、悔し涙を流したとは思えない程の上機嫌ぶりだが、目の奥には復讐の炎で燃えたぎっている様子も伺えたので、ここは深く突っ込まずに彼女の後ろをついていったのであった。
◇◇◇
グレンったら、なんか複雑そうな顔をしていたわ。もしかして、ヒューゴに嫉妬してるのかしら?
私の予想は恐らく当たっている。
だが、ヒューゴに作ってもらっている物を見れば、きっと彼も気に入ってくれるはずだと私は確信していた。
「……あ、待って。今の私はヤリマン皇女として世間に知れ渡ってるから、通してくれないかも! グレン、私の代わりに出て!」
私はつばの広い帽子を深く被り直し、サッとグレンの背後に隠れた。
暫くして、ディアス家の屋敷から訪問客を確認しに来た女中が、小走りでこちらに駆け寄ってくるのが目に入った。
「お待たせ致しました。ご機嫌麗しゅう御座います、グレン皇太子殿下。今日はどういったご用件でしょうか?」
「ヒューゴに用があって急遽出向いたんだ。本人はいるか?」
グレンの問いにディアス家の女中は一瞬、困ったような表情を見せた。
「坊ちゃんはいらっしゃるのですが、この二日間ずっと部屋に篭ったままでして……。もうすぐアレが仕上がるとか、アレを完成させなければと独り言をブツブツ呟いてはおりましたが……」
「その件で用があるんだ。気長に待つから通してくれないか?」
女中はかなり戸惑ってはいたが、訪問客が皇太子なのだ。お茶を出さずにお引き取り頂くのはさすがにマズイと思ったのか、戸惑いつつもディアス家の応接間に通してくれたのであった。
◇◇◇
十分後––––。
「ハァ……ハァ……グレン? それに、隣にいらっしゃるのは姫様? こんな休みに一体、どうしたんですか?」
ヒューゴは急いで来てくれたのだろうか? 何故か肩で上下に息をしており、少し汗ばんでいる印象を受けた。
おや、ヒューゴの様子が変だぞ?
あの様子は賢者タイム中の彼の様子に似ている。もしかして、ヒューゴはさっきまで自慰をしていたのではないだろうか?
そうだとしたら実に興味深い。
非常に興味深いぞ、ヒューゴォォォォ……ジュルリッ。
おっと、いかんいかん……皇女が涎なんて垂らしちゃ駄目! 平常心よ、イングリッド!
「用があるのは私じゃない。隣にいるインジーだ」
「あ……忙しい時にごめんね、ヒューゴ」
私は気を取り直して帽子を脱いで軽く会釈をすると、ヒューゴは驚いたような表情に変わった。
「イ、イングリッド姫様!? 巷では貴方の噂で持ちきりです。あまり外に出ない方がよろしいのでは……」
「あれは誤解よ。私があんな下品な事するわけないじゃない。それについては犯人が捕まった時に国民の皆に説明させてもらうわ。それより……アレは完成したのかしら?」
私は目でヒューゴを制した。
あの件について詳しく触れてくるなと目で訴えたのだ。
ヒューゴ自身もあまり深く突っ込んでしまったら、自分自身も墓穴を掘ると思ったのだろう。賢くて空気の読める彼は私の目配せにすぐ気が付いてくれた。
「……まだ試作段階ですけどね。宜しければ、僕の部屋にどうぞ」
私達は応接間からヒューゴの部屋へと向かった。彼の部屋は二階の角部屋にあるらしく、そのまま廊下の突き当たりへと進む。
「すみません。物凄く散らかってますが、どうぞ」
「おじゃましまーす……って、凄い設計図の山ね!」
足元に散らばる設計図の山。
グレンは図面を手に取ってみたが、それを見ても何の設計図なのか分からなかった。
これは私が頼んだ携帯用小型バイブの設計図だ。
その隣の設計図は男性器を模した既製品にバイブ機能を持たせた玩具、その隣はお尻の穴を苛める玩具に亀頭攻めに使う玩具––––。
そう、私はヒューゴに大人の玩具の作成を頼んだのだ。
この世界には男性器を模した柔らかい素材の玩具や鞭などはあっても、電動で動くようなバイブ機能付きの玩具はなかった。
私の前世は日本人。
医療機器等は全て電気で動かしていたから、この世界にも電気エネルギーを爆誕させておいた方が良いと考えていたのだ。
だが、しかし! 私の脳味噌は常にピンク色に染まっている。セックスする事とグレンの事、ゴムの木の事しか頭に詰まっていない。
だから、電気エネルギーの事と大人の玩具に関しては天才的な頭脳をお持ちであるヒューゴに開発してもらおうと考えたのだ。
(※発電方法などはよく分からなかった為、猫神様に上手くいくようにめっちゃお願いした)
「それでアレはどこに?」
「こちらにございます。見て下さい……姫様の言われた通りの物が完成致しました!」
そう言って、私の手の上に乗せられたのは楕円型の黒い球体に長い紐がついた物。素材はプラスチックではないが、それに似た素材でコーティングされており、紐の元には電源となる長方形型の箱が付いていた。
「こ、これは……!」
凄い……凄いぞ、ヒューゴ!
日本のAVで見たピンクローターにそっくりだわ! ついにこの世界に初めてバイブ機能付きの玩具を爆誕させたのね!
「キャーーッ、可愛い♡ ついに完成したのねーー♡ ヒューゴ、貴方は正真正銘の天才よ!」
私の褒め言葉にヒューゴは照れた顔をしながら、頭をバリバリと掻いていた。
「アハハ、ありがとうございます。
姫様の仰っていた電気エネルギーの解明と発電機の開発に凄く時間がかかってしまいましたよ。後は教えて頂いた電気エネルギーを溜めておく電池? という物の発明にも。
こんなにもスムーズに物事が運んだのは、毎日教会に赴き、主神・エロス様に祈りを捧げていたからです。夢で毎日お告げがあったものですから……それを元に作り上げました」
何!? ヒューゴも猫神様に祈りを捧げていただと!? じゃあ、また私からも猫神様にお礼を言っておかなきゃね!
「……インジー。それは一体、何なのですか?」
ズイッと私とヒューゴの間に割って入ってきたグレン氏。
彼の眉間の間には深い皺が刻まれているのを見る限り、かなりやきもちを妬いているようだ。
うふふ……可愛いわね、グレン♡ コレは貴方にも試してあげなくっちゃ……あぁ、貴方の反応がすっごーーく楽しみ♡
……でも、ちゃんと試してみないと駄目ね。
使ってる途中でお尻の中で爆発とかしちゃったりしたら大変だもの。だから、初めてコレを使うのは害虫達で決定♡ 奴等には素敵な実験台になってもらうわ♡
「はい、グレン♡ 試しにコレを手に乗せてみて!」
「この球体をですか?」
「そうそう。じゃあいくわよ……スイッチON♡」
ヴヴヴヴヴ……ヴヴゥゥゥゥーーーー!
グレンの手の平の上で小刻みに振動し始めるバイブ。
初めて感じた振動に彼は驚き、慌てて球体のバイブを手離してしまった。
「うわっ!! なんなのですか、コレは!? い、生き物なのですか?」
はぁ……なんて初々しい反応♡ 可愛いわね、グレン♡ そんな貴方も愛おしいわぁぁぁぁぁぁッ♡
「違うわ、グレン。コレは大人の玩具よ♡」
「お、大人の玩具? という事はセックスの時に使う道具? でも、こんなに小刻みに震える玩具なんて初めて見ましたよ?」
「私がヒューゴにお願いして作って貰ったの! こういうアイテムがあったら、性犯罪で捕まった者達を懲らしめる時に使えると思ったの! 兵士達の手を汚さない為にも……ね?」
勿論、これは建前である。
本当は私が他国へ訪問した時に使うオナニーアイテムだなんて口が裂けても言えなかった。
私の言葉に少し疑問を抱きつつも「そうなんですね……?」という事しか言えないグレンであった。
「という事でヒューゴ、ありがとう! 謝礼は後日お渡しするわ♡ 実は私達、今からあのチラシをばら撒いた犯人達を懲らしめに行くの! 試運転も兼ねてレポートを作るから、貴方が作った物をぜーんぶ渡してくれないかしら?」
私の申し出にヒューゴはギョッとした顔に変わった。
「姫様、お待ち下さい! 中には熱に耐え切れず、ボディが溶けてしまった物や煙が上がってしまった物があります! そんな危険な物を人に使うのは––––」
「大丈夫よ、あの害虫達はどうせ死刑になるもの。それに私の受けた屈辱に比べたら、あんな害虫なんて踏み潰すべき小さな命にすぎないわ……ウフフフフッ、ウフフフフフフ……♡」
「そ、そうですか。えっと……と、取扱いには気を付けて下さいね?」
ヒューゴは苦笑いしつつ、自分が発明した物を一式紙袋に入れて私に手渡したのだった。
▶︎イングリッドは大人の玩具(数種類)を手に入れた!
よーーっし! コレでガマエル達を虐めて虐めて虐めぬいちゃうわよーーーー♡
ヒューゴの家は代々このサンクチュアリ帝国の医療を担うエリート一家で、中には騎士団の医療チームで働く者もいるという。
ディアス家の次期当主でもあるヒューゴも家を継ぐ為に医学を学んでいるわけだが、インジーは自分に内緒で何を作ってもらっているのだろうか?
さっき彼女に「ヒューゴに何を作ってもらっているのですか?」と問うと「ウフフッ、それは見てからのお楽しみよ♡」と楽しそうに笑ってはぐらかされてしまった。
無事にディアス家の屋敷の前に辿り着いたので、先に馬車から降りて彼女が降りてくるのを待つ。
「さぁ、お手を。足元に気を付けて」
「ありがとう♡」
彼女は私の手を取り、馬車から降りてルンルンとスキップをしながらディアス家の呼び鈴を鳴らした。
「ヒューゴの奴……一体、何を作っているんだ?」
先程、悔し涙を流したとは思えない程の上機嫌ぶりだが、目の奥には復讐の炎で燃えたぎっている様子も伺えたので、ここは深く突っ込まずに彼女の後ろをついていったのであった。
◇◇◇
グレンったら、なんか複雑そうな顔をしていたわ。もしかして、ヒューゴに嫉妬してるのかしら?
私の予想は恐らく当たっている。
だが、ヒューゴに作ってもらっている物を見れば、きっと彼も気に入ってくれるはずだと私は確信していた。
「……あ、待って。今の私はヤリマン皇女として世間に知れ渡ってるから、通してくれないかも! グレン、私の代わりに出て!」
私はつばの広い帽子を深く被り直し、サッとグレンの背後に隠れた。
暫くして、ディアス家の屋敷から訪問客を確認しに来た女中が、小走りでこちらに駆け寄ってくるのが目に入った。
「お待たせ致しました。ご機嫌麗しゅう御座います、グレン皇太子殿下。今日はどういったご用件でしょうか?」
「ヒューゴに用があって急遽出向いたんだ。本人はいるか?」
グレンの問いにディアス家の女中は一瞬、困ったような表情を見せた。
「坊ちゃんはいらっしゃるのですが、この二日間ずっと部屋に篭ったままでして……。もうすぐアレが仕上がるとか、アレを完成させなければと独り言をブツブツ呟いてはおりましたが……」
「その件で用があるんだ。気長に待つから通してくれないか?」
女中はかなり戸惑ってはいたが、訪問客が皇太子なのだ。お茶を出さずにお引き取り頂くのはさすがにマズイと思ったのか、戸惑いつつもディアス家の応接間に通してくれたのであった。
◇◇◇
十分後––––。
「ハァ……ハァ……グレン? それに、隣にいらっしゃるのは姫様? こんな休みに一体、どうしたんですか?」
ヒューゴは急いで来てくれたのだろうか? 何故か肩で上下に息をしており、少し汗ばんでいる印象を受けた。
おや、ヒューゴの様子が変だぞ?
あの様子は賢者タイム中の彼の様子に似ている。もしかして、ヒューゴはさっきまで自慰をしていたのではないだろうか?
そうだとしたら実に興味深い。
非常に興味深いぞ、ヒューゴォォォォ……ジュルリッ。
おっと、いかんいかん……皇女が涎なんて垂らしちゃ駄目! 平常心よ、イングリッド!
「用があるのは私じゃない。隣にいるインジーだ」
「あ……忙しい時にごめんね、ヒューゴ」
私は気を取り直して帽子を脱いで軽く会釈をすると、ヒューゴは驚いたような表情に変わった。
「イ、イングリッド姫様!? 巷では貴方の噂で持ちきりです。あまり外に出ない方がよろしいのでは……」
「あれは誤解よ。私があんな下品な事するわけないじゃない。それについては犯人が捕まった時に国民の皆に説明させてもらうわ。それより……アレは完成したのかしら?」
私は目でヒューゴを制した。
あの件について詳しく触れてくるなと目で訴えたのだ。
ヒューゴ自身もあまり深く突っ込んでしまったら、自分自身も墓穴を掘ると思ったのだろう。賢くて空気の読める彼は私の目配せにすぐ気が付いてくれた。
「……まだ試作段階ですけどね。宜しければ、僕の部屋にどうぞ」
私達は応接間からヒューゴの部屋へと向かった。彼の部屋は二階の角部屋にあるらしく、そのまま廊下の突き当たりへと進む。
「すみません。物凄く散らかってますが、どうぞ」
「おじゃましまーす……って、凄い設計図の山ね!」
足元に散らばる設計図の山。
グレンは図面を手に取ってみたが、それを見ても何の設計図なのか分からなかった。
これは私が頼んだ携帯用小型バイブの設計図だ。
その隣の設計図は男性器を模した既製品にバイブ機能を持たせた玩具、その隣はお尻の穴を苛める玩具に亀頭攻めに使う玩具––––。
そう、私はヒューゴに大人の玩具の作成を頼んだのだ。
この世界には男性器を模した柔らかい素材の玩具や鞭などはあっても、電動で動くようなバイブ機能付きの玩具はなかった。
私の前世は日本人。
医療機器等は全て電気で動かしていたから、この世界にも電気エネルギーを爆誕させておいた方が良いと考えていたのだ。
だが、しかし! 私の脳味噌は常にピンク色に染まっている。セックスする事とグレンの事、ゴムの木の事しか頭に詰まっていない。
だから、電気エネルギーの事と大人の玩具に関しては天才的な頭脳をお持ちであるヒューゴに開発してもらおうと考えたのだ。
(※発電方法などはよく分からなかった為、猫神様に上手くいくようにめっちゃお願いした)
「それでアレはどこに?」
「こちらにございます。見て下さい……姫様の言われた通りの物が完成致しました!」
そう言って、私の手の上に乗せられたのは楕円型の黒い球体に長い紐がついた物。素材はプラスチックではないが、それに似た素材でコーティングされており、紐の元には電源となる長方形型の箱が付いていた。
「こ、これは……!」
凄い……凄いぞ、ヒューゴ!
日本のAVで見たピンクローターにそっくりだわ! ついにこの世界に初めてバイブ機能付きの玩具を爆誕させたのね!
「キャーーッ、可愛い♡ ついに完成したのねーー♡ ヒューゴ、貴方は正真正銘の天才よ!」
私の褒め言葉にヒューゴは照れた顔をしながら、頭をバリバリと掻いていた。
「アハハ、ありがとうございます。
姫様の仰っていた電気エネルギーの解明と発電機の開発に凄く時間がかかってしまいましたよ。後は教えて頂いた電気エネルギーを溜めておく電池? という物の発明にも。
こんなにもスムーズに物事が運んだのは、毎日教会に赴き、主神・エロス様に祈りを捧げていたからです。夢で毎日お告げがあったものですから……それを元に作り上げました」
何!? ヒューゴも猫神様に祈りを捧げていただと!? じゃあ、また私からも猫神様にお礼を言っておかなきゃね!
「……インジー。それは一体、何なのですか?」
ズイッと私とヒューゴの間に割って入ってきたグレン氏。
彼の眉間の間には深い皺が刻まれているのを見る限り、かなりやきもちを妬いているようだ。
うふふ……可愛いわね、グレン♡ コレは貴方にも試してあげなくっちゃ……あぁ、貴方の反応がすっごーーく楽しみ♡
……でも、ちゃんと試してみないと駄目ね。
使ってる途中でお尻の中で爆発とかしちゃったりしたら大変だもの。だから、初めてコレを使うのは害虫達で決定♡ 奴等には素敵な実験台になってもらうわ♡
「はい、グレン♡ 試しにコレを手に乗せてみて!」
「この球体をですか?」
「そうそう。じゃあいくわよ……スイッチON♡」
ヴヴヴヴヴ……ヴヴゥゥゥゥーーーー!
グレンの手の平の上で小刻みに振動し始めるバイブ。
初めて感じた振動に彼は驚き、慌てて球体のバイブを手離してしまった。
「うわっ!! なんなのですか、コレは!? い、生き物なのですか?」
はぁ……なんて初々しい反応♡ 可愛いわね、グレン♡ そんな貴方も愛おしいわぁぁぁぁぁぁッ♡
「違うわ、グレン。コレは大人の玩具よ♡」
「お、大人の玩具? という事はセックスの時に使う道具? でも、こんなに小刻みに震える玩具なんて初めて見ましたよ?」
「私がヒューゴにお願いして作って貰ったの! こういうアイテムがあったら、性犯罪で捕まった者達を懲らしめる時に使えると思ったの! 兵士達の手を汚さない為にも……ね?」
勿論、これは建前である。
本当は私が他国へ訪問した時に使うオナニーアイテムだなんて口が裂けても言えなかった。
私の言葉に少し疑問を抱きつつも「そうなんですね……?」という事しか言えないグレンであった。
「という事でヒューゴ、ありがとう! 謝礼は後日お渡しするわ♡ 実は私達、今からあのチラシをばら撒いた犯人達を懲らしめに行くの! 試運転も兼ねてレポートを作るから、貴方が作った物をぜーんぶ渡してくれないかしら?」
私の申し出にヒューゴはギョッとした顔に変わった。
「姫様、お待ち下さい! 中には熱に耐え切れず、ボディが溶けてしまった物や煙が上がってしまった物があります! そんな危険な物を人に使うのは––––」
「大丈夫よ、あの害虫達はどうせ死刑になるもの。それに私の受けた屈辱に比べたら、あんな害虫なんて踏み潰すべき小さな命にすぎないわ……ウフフフフッ、ウフフフフフフ……♡」
「そ、そうですか。えっと……と、取扱いには気を付けて下さいね?」
ヒューゴは苦笑いしつつ、自分が発明した物を一式紙袋に入れて私に手渡したのだった。
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