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第二章 政略結婚。身体の相性はやっぱり大事!

絶倫皇女、絶頂する ♡

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 グレンがようやく私の下乳辺りを優しく揉んできた。そして、私の薄い桜色の胸の突起を口に含み、舌先で丁寧に転がす。

「……あ、グレンッ♡」

 甘噛みされるとビクッと身体が勝手に反応し、チュッと突起を吸い上げられると我慢できず嬌声が漏れた。

 目隠しされているせいで、どんな事が行われているか見えていないせいで余計に興奮してしまっている。グレンにはまだ知られていないが、アソコが既にトロトロになっていた。

 あぁ、今とてもグレンの顔が見たい。彼は今どんな表情になっているのだろう? 母親を求めるように胸を揉んでいる? それとも、私を気遣うように愛撫をしてくれているのだろうか?

 ヂュウゥゥ……チュッ、チュパッ……。

「あぁん……グレン! 強く吸っちゃ、やぁぁ……♡」
「ふふっ、その割には感じてますよ?」

 また胸の先端を口に含んで、チュッチュッと乳飲児ちのみごのように吸い始めた。そして、もう片方の胸は指で優しく摘まれたり、乳房を揉まれている。

 次第にジンジンのした甘い痺れのようなものを感じるようになり、私は戸惑い始めていた。

「グレンッ……胸がっ、ジンジンするのぉ……♡」

 私が切なそうに声を上げると、グレンの小さく笑う声が聞こえたきた。

「そっちはもう触ってないですよ」
「え、嘘……こんなにジンジンするのに?」

 ジンジンと疼く乳首に向かって恐る恐る手を伸ばしてみた。

 すると、そこにあると思っていたグレンの頭がない。手が空を切った瞬間、彼の言っていた事が本当なのだと実感が湧いたのだった。

 本当だ……本当に触れられてない! 片方の胸はまだ指で弄られていたけれど、触られていないのにこんなにも感じるの!?

「…………ッ!」

 顔が真っ赤になった。どうしよう、恥ずかしすぎる……どうして胸だけでこんなジンジンするの!?

「インジー、可愛い……ここも凄い事になってますよ」
「え……あ、あぁ……っ」

 いつの間にか私の下着を取り去ったグレンが私の秘部を指で左右に開いた。すると、クチュリ……と比較的大きな音が部屋に響き、もう言い訳できないくらいに濡れているのが丸わかりだった。

 あぁ、どうしようっ! 恥ずかしすぎて泣きたい。というか、ここから消えて無くなってしまいたいっ!

 それに加え、優しく私の中を開いてまじまじと陰部を観察されているような気がする。それが堪らなく恥ずかしく、更に身体の奥から、ジュン……と濡れてくるような気がした。

 愛液を指に絡め、クリトリスを優しくなぞられるといつも以上に敏感になっているのか、とっても気持ち良くて顔が一瞬で蕩けてしまった。

「あっ……っ!」
「インジーのココは本当に綺麗ですね。果肉も薄ピンクで濡れて艶々に光ってる……すぐにでも食べてしまいたい」

 その言葉を聞いて、グレンが私の秘部に顔を埋める想像をしてしまった。

 待って! そ、そんな事されたら私……っ! 恥ずかしすぎて死んじゃうッ!

 もう……恥ずかしいやら気持ち良いやらで感情の処理が追いつかない。過呼吸になってしまうかもと思いながら、早くて深い呼吸を繰り返している。

 もう、そろそろ限界だと思っていた瞬間。秘部に生暖かい物を感じた。秘部を更に左右に広げられ、優しく丁寧に舐め取られているような感触がしたのだ。

「熱いっ、んっんっ……そんなに攻めないでっ」

 生暖かい物の正体、それは間違いなくグレンの舌だった。

 彼の熱い舌が私の秘部を犯している。想像しただけでも達しそうだったのに、実際に目隠しをされて舐められるとまた違った興奮を感じる。

「やっ……」

 すると、彼の舌先が私のクリトリスを掠った。身体がビクンッと今までよりも一番反応してしまう。

 それにグレンは気を良くしたのか集中的にクリトリスを舌先で攻め始めた。

「あぁっ、グレンッ……そこばっかりぃ……ひぁんっ」

 チュッ、ヂュウ……と秘豆を吸い上げられた後、私は頭が真っ白になった。ピリピリとした快感が身体中を駆け抜ける。そして、彼は秘部から口を離し、仕上げと言わんばかりに指でクリトリスを優しく、上下に擦り上げた。

「グッ、グレン! そ、それ以上はぁ……だめぇぇっ♡」
「フフッ、気にせずにイッて下さい。もっと私に可愛い姿を見せて?」

 あぁ……駄目ぇっ。このままだと本当にイッちゃうッ……!

「ひぁっ……ああぁぁぁんッ♡」

 ヒクヒクと痙攣させながら絶頂を迎えた。身体中が気持ち良くて仕方がない。すっごく、すーーっごく気持ちが良い。

 す……凄い、こんなに気持ち良いの初めて♡ これでグレンの大きなモノを挿入されたら、私どうなっちゃうの?

 興奮よりも恐れの方が強かった。私とセックスをしたら、精力を吸い上げ過ぎてグレンが死んでしまうかもしれない。

 だから、余韻に浸っている場合ではないのだ。もしするのであれば、彼に気を配りながらセックスしないと。

 ……あれ? いつもと違う?

 息は上がっているが、いつものように性に溺れていくような感じはしなかった。これは、一体どういう事だろう? いつもなら、身体中が乾くように相手の身体を貪り尽くしてしまうのに……。

「インジー……挿れても?」

 グレンは既にかなり息が上がっていた。もう我慢の限界なのだろう。彼の大きなモノは臍に着く勢いで反り返っている。

 ここで断ったらかなり酷な気がする。けど、彼が死んでしまったら……きっと私は後悔するだろう。

 どうしよう……。

 最後の最後まで迷う私を見てにっこりと微笑まれた。

「グレン……?」
「きっと、姫様の事ですから経験は性教育だけでしょう? 怖いと思いますが、私に任せて下さい。痛くしないように努めますから」

 彼の気遣いはとても紳士的で優しく、そして嬉しかったのだが……。

 ごめんね、グレン。私、そんなに清い女じゃないんだ。なんなら経験だけだったら貴方よりも絶対に多いと思う。いや、マジで。

「あ、その……」

 申し訳なさに苛まれて、どう返事をするか迷っていると割れ目の間に熱くて固いモノがあてがわれた。

「あっ……グレン」

 快感に耐える表情をしている彼がとても格好良くて、何度でも見惚れてしまう。それくらい私は彼にゾッコンになっていた。

「インジー、どうか不安にならないで。でも、どうしても不安だったら言ってください……」
「あぁぁ……んっ!」

 駄目。もう、止まれない。

 そう思った私は不安に押し潰されそうになりながらギュッと目を瞑り、猫神様に彼の無事を祈ったのだった。
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