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第二章 政略結婚。身体の相性はやっぱり大事!
絶倫皇女、身体中にキスを落とされる ♡
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キスの嵐。もう彼の熱い唇の温度まで感じ取れるくらい敏感になり始めている。
「……っんぅ」
くすぐったい。でも、このくすぐったい感触ですら身体が蕩けそうで。早く色んな所を触って欲しいと身体が疼く。
グレンは露出している部分にキスを隈なく落とした後、願いが通じたのか彼が手を伸ばしたのは私の衣服だった。
「あっ、ん……グレ……ン」
ついに来た!と私は身構えたが、心なしか彼の手が震えている気がした。
この前は酒に酔った勢いで私の衣服をビリビリに破いたのに、本番になると少し後ろめたいものがあるのかもしれない。そう思うと緊張した面持ちで丁寧に衣服を脱がそうとする彼がとても可愛く思えたが……グレンは迷った末に脱がすのを途中でやめた。
「……怖くないですか?」
この前の自分がしでかした事件を思い出したのか、突如申し訳なさに苛まれるグレン。それを見た私は彼の事を虐めたくなったが、今はこの甘い一時を堪能したいという気持ちが強かった為、ここは我慢した。
「大丈夫です。グレン様の好きなようになさって下さい」
「……っそ、それは」
グレンの顔が真っ赤に染まった。それを見た私は目をパチパチと瞬きさせて一瞬フリーズする。
あれ……ちょっと待って。私……今、凄い事を言った気がするっ!
自分の発言を自覚した私も顔が真っ赤に染まり、お互い向かい合ったまま押し黙ってしまった。
うわぁぁぁぁっ! な、何を言ってるのよ、私は!? 好きにして良いって言ったら、もう最後までするしかないじゃない!
あまりの恥ずかしさに顔を手で覆っていると、私の衣服のボタンを全て外し終わったグレンが私の両手を優しく掴んで、抱き寄せた。
「ひゃっ」
急に上体を起こされて驚く私の頭を優しく撫でた後、頭や肩に引っ掛からないように気を遣いながら衣服を脱がせる。
私だけが下着だけの姿になった後、彼が「……綺麗だ」と発し、愛おしそうな眼差しで見つめて私の目蓋にキスを落とし、グレンも着ていたシャツやパンツも脱ぎ捨て、お互い下着のみの姿になった。
大きく膨張しているモノが黒色の下着を押し上げ、突き破りそうになっているが、そんな事よりもグレンはイングリッドに見惚れていた。
透き通るような白い肌。背中辺りまである金糸のようなサラサラの髪が更にイングリッドの容姿と高貴さを引き立たせている。そして、極め付けはサファイアのような濁りのない大きな目。まるで宝石のように深い青だった。
あぁ……全てが美しい。皇太子である自分ですら、隣に立つのも許されないような完成された女性が目の前にいる。
何もしなくて良い。ただ、自分の側にずっとして欲しい。他の男に渡したくない。グレンは心の底からそう思っていた。
一方の私も彼に見惚れていた。身体中傷だらけだけど、心の綺麗なお方。服を着たままだと、少し華奢に見えた体躯。だが、脱いでみれば意外と筋肉がバランスよく付いている事に私は驚いてしまった。
そして、彼の深紅の目が私の青い目を捉える度にこう思う。貴方の目に映る女性は私だけが良いと。貴方の隣に立つ女性が私以外の女性だなんて想像したくもない。そう考えるだけで胸が張り裂けそうだった。
私は頭で考える前に「……ずっと、私の事を見ていて下さいますか?」と発言していた。
グレンも「勿論です」と返事をして、濃厚なキスを交わした。
◇◇◇
「はぁ……ふっ、うん」
私達は無我夢中でキスをした。舌を絡めたり、口内に舌を差し込んで上顎をチロチロと舐めて、時折舌を吸い上げる。
一生分のキスをしたと思うくらいに息が上がってしまった。
「はっ……はっ……グレン」
そして、今。グレンは私の下着を取り去った。
下着を外したにも関わらず、たわわに実る双丘を直に触るか触らないかで迷っていた。また少し手を出しては引っ込め、手を出しては引っ込めを何度も何度も繰り返している。
それがなんだかおかしくてクスクスッと笑ってしまった。
「さっきの私の発言を忘れたんですか?」
「う……真正面から触るのは勇気がいります。大切な人だからこそ、嫌がられないかとか色々考えてしまいます……それで嫌われてしまったら、私は一生立ち直れないかもしれません」
がっくりと項垂れるグレンを見て「あぁ……それは私もそうかもしれませんね」と返事をした。
私は今までモブとセックスをしてきた時は相手の事なんてどうでも良かったから、暴れん坊将軍並みに上に乗って一人で動いてたし。なんなら、彼らの事は異性としてではなく、自分の養分としてしか見ていなかった。
今更ながら最低の倫理観だと思う。これからはそんなふうに振る舞わないと決意しながらグレンの目を見つめた。
「グレン様でしたら何されても引かないので大丈夫ですよ」
「ほ、本当ですか……?」
そう言っても、なかなか触れようとして来ないグレンを見た私はある事を思い付いた。
「それじゃあ、目を瞑りますのでグレンの好きにして下さい」
絶対に開けませんからとそう言って私は目を閉じ、彼から触れられるのをジッと待った。
「……っんぅ」
くすぐったい。でも、このくすぐったい感触ですら身体が蕩けそうで。早く色んな所を触って欲しいと身体が疼く。
グレンは露出している部分にキスを隈なく落とした後、願いが通じたのか彼が手を伸ばしたのは私の衣服だった。
「あっ、ん……グレ……ン」
ついに来た!と私は身構えたが、心なしか彼の手が震えている気がした。
この前は酒に酔った勢いで私の衣服をビリビリに破いたのに、本番になると少し後ろめたいものがあるのかもしれない。そう思うと緊張した面持ちで丁寧に衣服を脱がそうとする彼がとても可愛く思えたが……グレンは迷った末に脱がすのを途中でやめた。
「……怖くないですか?」
この前の自分がしでかした事件を思い出したのか、突如申し訳なさに苛まれるグレン。それを見た私は彼の事を虐めたくなったが、今はこの甘い一時を堪能したいという気持ちが強かった為、ここは我慢した。
「大丈夫です。グレン様の好きなようになさって下さい」
「……っそ、それは」
グレンの顔が真っ赤に染まった。それを見た私は目をパチパチと瞬きさせて一瞬フリーズする。
あれ……ちょっと待って。私……今、凄い事を言った気がするっ!
自分の発言を自覚した私も顔が真っ赤に染まり、お互い向かい合ったまま押し黙ってしまった。
うわぁぁぁぁっ! な、何を言ってるのよ、私は!? 好きにして良いって言ったら、もう最後までするしかないじゃない!
あまりの恥ずかしさに顔を手で覆っていると、私の衣服のボタンを全て外し終わったグレンが私の両手を優しく掴んで、抱き寄せた。
「ひゃっ」
急に上体を起こされて驚く私の頭を優しく撫でた後、頭や肩に引っ掛からないように気を遣いながら衣服を脱がせる。
私だけが下着だけの姿になった後、彼が「……綺麗だ」と発し、愛おしそうな眼差しで見つめて私の目蓋にキスを落とし、グレンも着ていたシャツやパンツも脱ぎ捨て、お互い下着のみの姿になった。
大きく膨張しているモノが黒色の下着を押し上げ、突き破りそうになっているが、そんな事よりもグレンはイングリッドに見惚れていた。
透き通るような白い肌。背中辺りまである金糸のようなサラサラの髪が更にイングリッドの容姿と高貴さを引き立たせている。そして、極め付けはサファイアのような濁りのない大きな目。まるで宝石のように深い青だった。
あぁ……全てが美しい。皇太子である自分ですら、隣に立つのも許されないような完成された女性が目の前にいる。
何もしなくて良い。ただ、自分の側にずっとして欲しい。他の男に渡したくない。グレンは心の底からそう思っていた。
一方の私も彼に見惚れていた。身体中傷だらけだけど、心の綺麗なお方。服を着たままだと、少し華奢に見えた体躯。だが、脱いでみれば意外と筋肉がバランスよく付いている事に私は驚いてしまった。
そして、彼の深紅の目が私の青い目を捉える度にこう思う。貴方の目に映る女性は私だけが良いと。貴方の隣に立つ女性が私以外の女性だなんて想像したくもない。そう考えるだけで胸が張り裂けそうだった。
私は頭で考える前に「……ずっと、私の事を見ていて下さいますか?」と発言していた。
グレンも「勿論です」と返事をして、濃厚なキスを交わした。
◇◇◇
「はぁ……ふっ、うん」
私達は無我夢中でキスをした。舌を絡めたり、口内に舌を差し込んで上顎をチロチロと舐めて、時折舌を吸い上げる。
一生分のキスをしたと思うくらいに息が上がってしまった。
「はっ……はっ……グレン」
そして、今。グレンは私の下着を取り去った。
下着を外したにも関わらず、たわわに実る双丘を直に触るか触らないかで迷っていた。また少し手を出しては引っ込め、手を出しては引っ込めを何度も何度も繰り返している。
それがなんだかおかしくてクスクスッと笑ってしまった。
「さっきの私の発言を忘れたんですか?」
「う……真正面から触るのは勇気がいります。大切な人だからこそ、嫌がられないかとか色々考えてしまいます……それで嫌われてしまったら、私は一生立ち直れないかもしれません」
がっくりと項垂れるグレンを見て「あぁ……それは私もそうかもしれませんね」と返事をした。
私は今までモブとセックスをしてきた時は相手の事なんてどうでも良かったから、暴れん坊将軍並みに上に乗って一人で動いてたし。なんなら、彼らの事は異性としてではなく、自分の養分としてしか見ていなかった。
今更ながら最低の倫理観だと思う。これからはそんなふうに振る舞わないと決意しながらグレンの目を見つめた。
「グレン様でしたら何されても引かないので大丈夫ですよ」
「ほ、本当ですか……?」
そう言っても、なかなか触れようとして来ないグレンを見た私はある事を思い付いた。
「それじゃあ、目を瞑りますのでグレンの好きにして下さい」
絶対に開けませんからとそう言って私は目を閉じ、彼から触れられるのをジッと待った。
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