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お仕置き
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カイウスは俺が触れないように両手を頭の上で痛くないように光の糸で縛った。
カイウスがそこまで怒るとは思っていなくて、戸惑っていた。
壁に触れると、周りの景色が一気に変わり見覚えがある寝室にやってきた。
「ここなら邪魔は入らない」とカイウスは俺をベッドまでお姫様抱っこで運んだ。
精霊の宮殿の寝室は確かに俺とカイウス以外の人間は入れないとカイウスは言っていたから邪魔は入らないだろう。
俺にお仕置きと言ったわりにはカイウスの瞳が優しさで満ち溢れていた。
頬から肩、腰へと手を滑らせていき人差し指でズボンの中心を軽く引っ掻くとビクッと反応した。
「そんなに怯えなくていいよ、ライムに気持ちいい事するだけだから……ただ、ちょっと意地悪しちゃうかもしれないけど」
「んっ、んぅ…」
カリカリという刺激にやらしく反応する自分がどうしようもなく恥ずかしかった。
抵抗出来ずにカイウスに触られて、そこは確かに反応していた。
でもズボン越しの刺激だからもどかしい、直接触れてほしいと思ってしまう。
カイウスは俺の反応を見て楽しんでいた。
俺のを包み込むように手のひらで覆って軽く擦るが、やはり直接は触ってくれない。
自分で脱ぎたくても、両手が使えないんじゃどうする事も出来ない。
今のカイウスは普段のカイウスとはちょっと違うから、エッチなお願いを口にするのは恥ずかしかった。
「ライム、我慢しないで…唇噛んじゃダメだ」
「あっ、あっ…ぅー」
唇を無意識に噛んでいたみたいで、カイウスに口の中に指を入れられて甘い声が漏れた。
舌を撫でる指も気持ちよくて、体が反応する。
カイウスがズボン越しに俺のを咥える、ズボン越しでも暖かさが分かる。
軽く吸われて、舌でなぞられると下着の中がぐちゃぐちゃになった。
出してしまった、我慢しようと思ったのに…ぐすっ、と涙が出てくる。
カイウスに頭を撫でられて慰められる。
「ごめんね、今度はちゃんと触ってあげる」
そう言ったカイウスは、俺のベルトを引き抜いて前をくつろげて下着の中に手を入れた。
待ち望んでいた刺激がやってきて、イって敏感なそこを俺より大きな手で擦られる。
絶妙な力加減で裏筋を触られて、シーツをギュッと掴む。
ぐちゃぐちゃと俺が出したものと一緒に刺激されて、カイウスの指の隙間から声が漏れる。
指が引き抜かれて、カイウスにキスをされた…苦しくなるほどに激しいキスだ。
舌を吸われ唾液を飲まれて、キスをしている途中で奥に指が触れた。
「あぅっ!!あっ、あぁっ、んぁっ」
「ライムはここが良かったんだね」
ゆっくりと中を確かめるために入っていき、半分くらい入り一気に中に全て埋めた。
でもカイウスは俺のいい場所を知ってるのにワザとそこを刺激しないように指を動かしている。
言った通り本当に意地悪で、またもどかしい気持ちになる。
俺の精液で濡れた指はくちゅくちゅと音を立てて、俺を煽っていた。
刺激してほしい、腰を軽く揺するとカイウスにクスクス笑われてしまった。
指を激しく出し入れされるが、やっぱり一番いいところは刺激してくれない。
でも中を擦られるだけで俺は、限界に近かった。
「あっ、はぁっ、カイ…ウスッ!!いじわるっ、しないでよぉ」
「お仕置きしてるんだから、そんな可愛い顔しても…ダメだよ」
カイウスは笑っているが、眉を寄せて我慢しているように感じた。
誤魔化すように俺にキスをして、中心も刺激してくる。
足の爪先を伸ばしながら、二回目の精を出した。
カイウスの指が引き抜かれて、寂しさを感じる。
次は何をされるのかと不安と期待半分でカイウスを見つめると、カイウスは何もして来なかった。
そのまま俺の上から退いて、額に口付けるカイウスに頭がポカンとした。
「用事思い出した、ちょっと待っててくれる?」
「…え、あ…カイウス?」
「ごめんね、ライム」
カイウスはニコッと爽やかな笑顔で、本当に居なくなってしまった。
寝室の扉が閉ざされて、ポツンと俺だけが残されていった。
下半身は丸出しだったから、毛布を被せてくれたが…この行き場のない熱はどうすればいいんだ?
両手は頭の上で固定されていて自慰が出来ない。
賢者タイムをするしかない…カイウスのお仕置きがかなり効いていた。
もう、カイウスを怒らせないようにしようと、心から誓った。
カイウスはすぐ帰ってくると言っていたが、夕焼けが眩しかった空がすっかり真っ暗になってから寝室に現れた。
カイウスは黒いローブで顔を隠した格好でやってきて、ちょっと黒い部分が一部濃い色になっていたのが気になった。
それに、この錆びた鉄のようなにおいはなんだ?
そのにおいも、カイウスがローブを炎で燃やしたからすぐに焦げたにおいになり…においがしなくなった。
俺も鉄のにおいを考える余裕はなかった。
「ライム、俺が留守の間に一人でイッたのか?」
「…ぅ、ごめんなさ…」
「いいよ、俺も焦らしすぎたね…いっぱい好きなだけイかせてあげる」
カイウスがいない間、賢者タイムに入る予定だったが…全然治らなかった。
だから賢者タイムは止めて、どうやって自慰をしようか考えた。
そして、俺の下半身を隠す毛布に擦り付ける事しか考えられなかった。
毛布は柔らかくて、とても気持ちよかったが…カイウスではないからイくのに時間が掛かってしまった。
イっても全然治んなくて、どうしようか考えていたらカイウスが帰ってきた。
何処に行ってたのかとか、あのにおいはなんだとかいろいろと聞きたかったが今は…
「かいっ、うすっ…ほしい」
「うん、俺もライムがほしい」
カイウスはさっきまで絶対に脱がなかったが、ベルトを外して俺に覆い被さった。
優しく舌を犯すキスをされて、カイウスだって嬉しくてつい足を閉じてしまった。
腿を掴み、開かされてカイウスの熱が俺の中に入ってきた。
指とは違う太さと熱さに、カイウスのをキュッと締め付ける。
カイウスはまだ一回もイってないのに、俺は何回イってしまったんだろう。
カイウスに入れられただけなのに、気持ちよくてイってしまった。
「ライムは可愛いなぁ、んっ…吸い付いて離さない…安心して…こんなもんで終わらないから」
「あっ、あんっ、あっ、あ」
すぐに動いて、今度は俺のいいところを狙って打ち付けてくるから中が痙攣して敏感になっているからまたイった。
今度は俺がイっても動きを止める気はないようだ。
カイウスの息も乱れてきて、俺の名前しか言わなくなった。
俺も喘ぎ声に混じり、カイウスの名前を叫んでいた。
抱きつきたいのに抱きつけない、嫌だ…カイウスに触れたいのに…
カイウスがそこまで怒るとは思っていなくて、戸惑っていた。
壁に触れると、周りの景色が一気に変わり見覚えがある寝室にやってきた。
「ここなら邪魔は入らない」とカイウスは俺をベッドまでお姫様抱っこで運んだ。
精霊の宮殿の寝室は確かに俺とカイウス以外の人間は入れないとカイウスは言っていたから邪魔は入らないだろう。
俺にお仕置きと言ったわりにはカイウスの瞳が優しさで満ち溢れていた。
頬から肩、腰へと手を滑らせていき人差し指でズボンの中心を軽く引っ掻くとビクッと反応した。
「そんなに怯えなくていいよ、ライムに気持ちいい事するだけだから……ただ、ちょっと意地悪しちゃうかもしれないけど」
「んっ、んぅ…」
カリカリという刺激にやらしく反応する自分がどうしようもなく恥ずかしかった。
抵抗出来ずにカイウスに触られて、そこは確かに反応していた。
でもズボン越しの刺激だからもどかしい、直接触れてほしいと思ってしまう。
カイウスは俺の反応を見て楽しんでいた。
俺のを包み込むように手のひらで覆って軽く擦るが、やはり直接は触ってくれない。
自分で脱ぎたくても、両手が使えないんじゃどうする事も出来ない。
今のカイウスは普段のカイウスとはちょっと違うから、エッチなお願いを口にするのは恥ずかしかった。
「ライム、我慢しないで…唇噛んじゃダメだ」
「あっ、あっ…ぅー」
唇を無意識に噛んでいたみたいで、カイウスに口の中に指を入れられて甘い声が漏れた。
舌を撫でる指も気持ちよくて、体が反応する。
カイウスがズボン越しに俺のを咥える、ズボン越しでも暖かさが分かる。
軽く吸われて、舌でなぞられると下着の中がぐちゃぐちゃになった。
出してしまった、我慢しようと思ったのに…ぐすっ、と涙が出てくる。
カイウスに頭を撫でられて慰められる。
「ごめんね、今度はちゃんと触ってあげる」
そう言ったカイウスは、俺のベルトを引き抜いて前をくつろげて下着の中に手を入れた。
待ち望んでいた刺激がやってきて、イって敏感なそこを俺より大きな手で擦られる。
絶妙な力加減で裏筋を触られて、シーツをギュッと掴む。
ぐちゃぐちゃと俺が出したものと一緒に刺激されて、カイウスの指の隙間から声が漏れる。
指が引き抜かれて、カイウスにキスをされた…苦しくなるほどに激しいキスだ。
舌を吸われ唾液を飲まれて、キスをしている途中で奥に指が触れた。
「あぅっ!!あっ、あぁっ、んぁっ」
「ライムはここが良かったんだね」
ゆっくりと中を確かめるために入っていき、半分くらい入り一気に中に全て埋めた。
でもカイウスは俺のいい場所を知ってるのにワザとそこを刺激しないように指を動かしている。
言った通り本当に意地悪で、またもどかしい気持ちになる。
俺の精液で濡れた指はくちゅくちゅと音を立てて、俺を煽っていた。
刺激してほしい、腰を軽く揺するとカイウスにクスクス笑われてしまった。
指を激しく出し入れされるが、やっぱり一番いいところは刺激してくれない。
でも中を擦られるだけで俺は、限界に近かった。
「あっ、はぁっ、カイ…ウスッ!!いじわるっ、しないでよぉ」
「お仕置きしてるんだから、そんな可愛い顔しても…ダメだよ」
カイウスは笑っているが、眉を寄せて我慢しているように感じた。
誤魔化すように俺にキスをして、中心も刺激してくる。
足の爪先を伸ばしながら、二回目の精を出した。
カイウスの指が引き抜かれて、寂しさを感じる。
次は何をされるのかと不安と期待半分でカイウスを見つめると、カイウスは何もして来なかった。
そのまま俺の上から退いて、額に口付けるカイウスに頭がポカンとした。
「用事思い出した、ちょっと待っててくれる?」
「…え、あ…カイウス?」
「ごめんね、ライム」
カイウスはニコッと爽やかな笑顔で、本当に居なくなってしまった。
寝室の扉が閉ざされて、ポツンと俺だけが残されていった。
下半身は丸出しだったから、毛布を被せてくれたが…この行き場のない熱はどうすればいいんだ?
両手は頭の上で固定されていて自慰が出来ない。
賢者タイムをするしかない…カイウスのお仕置きがかなり効いていた。
もう、カイウスを怒らせないようにしようと、心から誓った。
カイウスはすぐ帰ってくると言っていたが、夕焼けが眩しかった空がすっかり真っ暗になってから寝室に現れた。
カイウスは黒いローブで顔を隠した格好でやってきて、ちょっと黒い部分が一部濃い色になっていたのが気になった。
それに、この錆びた鉄のようなにおいはなんだ?
そのにおいも、カイウスがローブを炎で燃やしたからすぐに焦げたにおいになり…においがしなくなった。
俺も鉄のにおいを考える余裕はなかった。
「ライム、俺が留守の間に一人でイッたのか?」
「…ぅ、ごめんなさ…」
「いいよ、俺も焦らしすぎたね…いっぱい好きなだけイかせてあげる」
カイウスがいない間、賢者タイムに入る予定だったが…全然治らなかった。
だから賢者タイムは止めて、どうやって自慰をしようか考えた。
そして、俺の下半身を隠す毛布に擦り付ける事しか考えられなかった。
毛布は柔らかくて、とても気持ちよかったが…カイウスではないからイくのに時間が掛かってしまった。
イっても全然治んなくて、どうしようか考えていたらカイウスが帰ってきた。
何処に行ってたのかとか、あのにおいはなんだとかいろいろと聞きたかったが今は…
「かいっ、うすっ…ほしい」
「うん、俺もライムがほしい」
カイウスはさっきまで絶対に脱がなかったが、ベルトを外して俺に覆い被さった。
優しく舌を犯すキスをされて、カイウスだって嬉しくてつい足を閉じてしまった。
腿を掴み、開かされてカイウスの熱が俺の中に入ってきた。
指とは違う太さと熱さに、カイウスのをキュッと締め付ける。
カイウスはまだ一回もイってないのに、俺は何回イってしまったんだろう。
カイウスに入れられただけなのに、気持ちよくてイってしまった。
「ライムは可愛いなぁ、んっ…吸い付いて離さない…安心して…こんなもんで終わらないから」
「あっ、あんっ、あっ、あ」
すぐに動いて、今度は俺のいいところを狙って打ち付けてくるから中が痙攣して敏感になっているからまたイった。
今度は俺がイっても動きを止める気はないようだ。
カイウスの息も乱れてきて、俺の名前しか言わなくなった。
俺も喘ぎ声に混じり、カイウスの名前を叫んでいた。
抱きつきたいのに抱きつけない、嫌だ…カイウスに触れたいのに…
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