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嫉妬心
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「あのさカイウス…メイドの中で気になる子っていないの?」
「…何を言ってるんだ?」
「いやぁ、いないかなぁって」
「お前はいるのか?」
なんで俺に質問を返すのか分からない、ある意味マリーは気になるが…
でもここでマリーなんて言ったらライバル認定されて、仲が悪くなるかもしれない。
カイウスの訓練はだんだんと上達しているのが分かる。
カイウスと仲が悪くなるのは避けたい。
いないと言おうとしたら、カイウスはなにかをジッと見ていた。
視線をたどると、さっきまで隠していた部分がいつの間にかオープンになっていた。
身振りでカイウスに伝えようとして手を離した結果だ。
反応しているソレを見られて、顔を真っ赤にさせて慌てて隠そうとする。
だけど、寸前で腕を掴まれて止められた。
「か、カイウス…ちょっと離してっ…」
「そのメイドを考えてこうなったのか?」
「………へ?」
「前も洗ってやる」
カイウスがなにか勘違いしているように感じたが、考える前にカイウスの手が俺の上半身を撫でた。
泡で濡れた手が滑り首筋、胸、腹に泡を塗り広げていた。
カリッと指先が乳首に引っ掛かり、自分のとは思えないほどの変な声が出た。
カイウスが後ろで支えてくれるから倒れたりはしなかったが、それと同時にカイウスにより逃げられなかった。
何を考えてるか分からないカイウスはいつも通りなのに、とても怖く感じた。
俺が反応した乳首に泡を塗り込むように擦られて、下半身が痺れる。
「あっ、あん…っ、や…やだって」
「嫌?…俺には気持ち良さそうに見えるけど?」
そう言ったカイウスは俺の下半身に手を伸ばして、大きく勃ち上がったそこに触れられた。
カイウスと訓練していた時から体が熱かったからもう爆発寸前だった。
軽く擦られただけで、亀頭からとろとろと白濁が溢れていた。
閉じていた足が、自然と開いていく。
カイウスの言った通りだ、体は気持ち良さそうにしている。
でも俺の心は置いてきぼりでこの熱をどうすればいいのか分からない。
カイウスだって他人のなんて触りたくないだろうに、なんで…こんな事…
「ひぐっ、も…いいからぁっあっ、あぅっ」
「まだ、辛そうだ」
そう言ったカイウスは俺のを擦ってイかせる動きになった。
自分の手とは違い、動きが予測できなくてとても気持ちよかった。
亀頭を擦られ、俺のを擦られるとたまらなくなる。
腰を浮かせて、太ももが痙攣して後ろにいるカイウスにしがみつく。
お尻になにか硬いものが当たった。
耳に直接響くカイウスの熱い吐息に、ぞくぞくと震えた。
「あぁっ、あっ、あんっ…もっ、イっ、イっちゃっ」
「大丈夫だ、すっきりするだけだから」
カイウスに頭を撫でられて、変な場所を見られても大丈夫なのだと安心出来た。
より高みに上り、カイウスにしがみつきながら果てた。
はぁはぁと荒い息を吐いて、だんだんと落ち着いていく。
カイウスを見ると、カイウスは俺をジッと見つめていた。
俺、カイウスの手でイって変な奴だと思われたと顔を青くして誤魔化すように出した精液を水に流した。
熱も治まり、冷静な頭で失態がフラッシュバックする。
「…俺っ、なんか変で…ごめんっ」
「いや、変なのは俺の方だ…悪かった」
お互い謝ってなんか変な雰囲気になった。
俺の体にお湯を掛けて泡を流してくれた。
俺もお礼にカイウスの体を洗おうかな…勿論健全に…
そう思っていたが、カイウスは立ち上がり俺から離れた。
そして少し離れた場所で一人で体を洗い始めた。
呆然とする俺にカイウスは振り返った。
「髪は自分で洗えるだろ」
「…う、うん」
「寮の門限前には帰れよ」
そう言ってカイウスは再び体を洗い始めた。
まるでさっきまでの事がなかった事のようにされて、別にいいんだけど別にいいんだけど……なんかもやもやする。
気まずい雰囲気が残らないようにしてくれたのかもしれない。
泡を立てて髪を洗い、俺ももう忘れようと思った。
あれはただの処理でお互いどうかしていただけだ。
カイウスはまだ風呂に入っていると言い、俺一人だけ風呂を出た。
服を着替えて脱衣場を出ると、ドアの前に人がいると思わなくてびっくりして足を止めた。
「わっ!?」
「きゃっ!ごめんなさい!!」
相手も驚かせてしまったようで、慌てて廊下を走っていった。
あれはマリーだよな、なにか用だったのか?
俺とは初対面だから用があったのはカイウスだよな。
なんか邪魔しちゃった感じがして申し訳なく思う。
あの様子だと、マリーはカイウスに好意があるように感じた。
カイウスが昔助けてくれた子だって気付くのはもっと後半だから、それ関係なく惹かれているのだろう。
早くカイウスもマリーの好意に気付けばいいのに、俺は応援するぞ。
でもなんか悔しいな、友達に先越されて彼女が出来る複雑な気分。
この胸が締め付けられるような苦しさはきっとそうだ。
「…何を言ってるんだ?」
「いやぁ、いないかなぁって」
「お前はいるのか?」
なんで俺に質問を返すのか分からない、ある意味マリーは気になるが…
でもここでマリーなんて言ったらライバル認定されて、仲が悪くなるかもしれない。
カイウスの訓練はだんだんと上達しているのが分かる。
カイウスと仲が悪くなるのは避けたい。
いないと言おうとしたら、カイウスはなにかをジッと見ていた。
視線をたどると、さっきまで隠していた部分がいつの間にかオープンになっていた。
身振りでカイウスに伝えようとして手を離した結果だ。
反応しているソレを見られて、顔を真っ赤にさせて慌てて隠そうとする。
だけど、寸前で腕を掴まれて止められた。
「か、カイウス…ちょっと離してっ…」
「そのメイドを考えてこうなったのか?」
「………へ?」
「前も洗ってやる」
カイウスがなにか勘違いしているように感じたが、考える前にカイウスの手が俺の上半身を撫でた。
泡で濡れた手が滑り首筋、胸、腹に泡を塗り広げていた。
カリッと指先が乳首に引っ掛かり、自分のとは思えないほどの変な声が出た。
カイウスが後ろで支えてくれるから倒れたりはしなかったが、それと同時にカイウスにより逃げられなかった。
何を考えてるか分からないカイウスはいつも通りなのに、とても怖く感じた。
俺が反応した乳首に泡を塗り込むように擦られて、下半身が痺れる。
「あっ、あん…っ、や…やだって」
「嫌?…俺には気持ち良さそうに見えるけど?」
そう言ったカイウスは俺の下半身に手を伸ばして、大きく勃ち上がったそこに触れられた。
カイウスと訓練していた時から体が熱かったからもう爆発寸前だった。
軽く擦られただけで、亀頭からとろとろと白濁が溢れていた。
閉じていた足が、自然と開いていく。
カイウスの言った通りだ、体は気持ち良さそうにしている。
でも俺の心は置いてきぼりでこの熱をどうすればいいのか分からない。
カイウスだって他人のなんて触りたくないだろうに、なんで…こんな事…
「ひぐっ、も…いいからぁっあっ、あぅっ」
「まだ、辛そうだ」
そう言ったカイウスは俺のを擦ってイかせる動きになった。
自分の手とは違い、動きが予測できなくてとても気持ちよかった。
亀頭を擦られ、俺のを擦られるとたまらなくなる。
腰を浮かせて、太ももが痙攣して後ろにいるカイウスにしがみつく。
お尻になにか硬いものが当たった。
耳に直接響くカイウスの熱い吐息に、ぞくぞくと震えた。
「あぁっ、あっ、あんっ…もっ、イっ、イっちゃっ」
「大丈夫だ、すっきりするだけだから」
カイウスに頭を撫でられて、変な場所を見られても大丈夫なのだと安心出来た。
より高みに上り、カイウスにしがみつきながら果てた。
はぁはぁと荒い息を吐いて、だんだんと落ち着いていく。
カイウスを見ると、カイウスは俺をジッと見つめていた。
俺、カイウスの手でイって変な奴だと思われたと顔を青くして誤魔化すように出した精液を水に流した。
熱も治まり、冷静な頭で失態がフラッシュバックする。
「…俺っ、なんか変で…ごめんっ」
「いや、変なのは俺の方だ…悪かった」
お互い謝ってなんか変な雰囲気になった。
俺の体にお湯を掛けて泡を流してくれた。
俺もお礼にカイウスの体を洗おうかな…勿論健全に…
そう思っていたが、カイウスは立ち上がり俺から離れた。
そして少し離れた場所で一人で体を洗い始めた。
呆然とする俺にカイウスは振り返った。
「髪は自分で洗えるだろ」
「…う、うん」
「寮の門限前には帰れよ」
そう言ってカイウスは再び体を洗い始めた。
まるでさっきまでの事がなかった事のようにされて、別にいいんだけど別にいいんだけど……なんかもやもやする。
気まずい雰囲気が残らないようにしてくれたのかもしれない。
泡を立てて髪を洗い、俺ももう忘れようと思った。
あれはただの処理でお互いどうかしていただけだ。
カイウスはまだ風呂に入っていると言い、俺一人だけ風呂を出た。
服を着替えて脱衣場を出ると、ドアの前に人がいると思わなくてびっくりして足を止めた。
「わっ!?」
「きゃっ!ごめんなさい!!」
相手も驚かせてしまったようで、慌てて廊下を走っていった。
あれはマリーだよな、なにか用だったのか?
俺とは初対面だから用があったのはカイウスだよな。
なんか邪魔しちゃった感じがして申し訳なく思う。
あの様子だと、マリーはカイウスに好意があるように感じた。
カイウスが昔助けてくれた子だって気付くのはもっと後半だから、それ関係なく惹かれているのだろう。
早くカイウスもマリーの好意に気付けばいいのに、俺は応援するぞ。
でもなんか悔しいな、友達に先越されて彼女が出来る複雑な気分。
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