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その力は…
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馬車はだんだんと迷いの洞窟に向かっている。
まだまだ道のりは遠い。
夜は馬車を止めて眠り、朝はまた馬車が走り出す。
そして、今の運転はインディで俺達は馬車の中で食事をしていた。
もう酒は飲まずに、普通に食べていた。
そして、馬車が止まり…次の街に到着したのかと思い団長が地図のようなものを見ていた。
「えーっと、次の目的地は…アーガイル王国なんだって」
「国?」
「うん!水と空気が豊かな国なんだって」
国なら大きいギルドだよな、皆それぞれ行きたい場所への期待を膨らまして馬車から降りた。
そして目の前に現れたものを見て驚いた。
リーリーが「国?」と呟くほどに、そこは国とは呼べない場所だった。
建物らしきものが何もない、瓦礫の山だった。
この国は滅びたって事か?
団長はこの前寄った村で買った地図だから可笑しいと再び地図を広げていた。
じゃあ滅びたのはつい最近って事か?だとしたらまだ生きている人がいるかもしれない。
俺達は国があったであろう場所を歩いて見渡した。
すると奥から誰かが歩いている影がある。
一人ではない、複数だ…生き残りがいたのかと思い駆け寄る。
「良かった、人がいたのか」
「君達は?」
「俺達は大道芸をして旅をしているんだ」
「……そう、旅芸人」
真ん中にいる男性はニコリと笑っている、なんだろう…見た事があるような…何処でだっけ。
後ろにいる妖艶な女性とふくよかな男性は腰に手を回している。
それを見て、すぐに彼らから距離を取った。
するとすぐに俺がいたところに四つの刃がある巨大な手裏剣みたいな武器が刺さった。
どうやら、ただの人間ではなさそうだ。
銀色の剣を腰から引き抜いて、俺に向けていた。
この剣…そうだ、シリウスと旅をしていた時に宿屋で声を掛けてきた男だ。
あの時、シリウスは妙な事を言っていたのを思い出した。
確か、シリウスの魔力の気配が……
「俺達は探してるんだよ、最高額の賞金首……魔王を」
そう言った男は剣を俺から逸らして別の方に向けた。
そこにいたのはインディで、男は目を細めていた。
まさか、もう正体がバレたのか…耳を隠しているのに気配でバレたのか。
シリウスを探すほどの奴らなら人間かそうでないか分かっているのだろう。
インディを守るように団長達が前に出て武器を構えている。
男は「魔王の居場所を吐け、吐いたら助けてやるが…吐かなかったらこの国のようにコイツらもバラバラにしてやる」と言った。
コイツらがこの国を破壊したのか?何故、そんな事をするんだ。
同じ人間同士なのに、魔王と関係ない人達の命も奪うのか?
「何故この国を滅ぼしたんだ、ここは人間の国だろ!」
「人間?魔物の味方をする奴は人間の皮を被った悪魔だ!」
「この国は魔物との共存していたんだ!だから、インディを連れていきたかったのに……なのに」
「団長…」
団長はそう叫んでいて、それを小馬鹿にするように男達は笑っていた。
そうか、そういう人達もいたんだ…俺も会ってみたかったな。
この国の人達はきっと共存出来ていたんだと思う、だから今まで幸せに暮らせたんだ…コイツらが来るまで…
賞金首にもなっていない魔物を殺すなんて…
きっと魔王の場所を知ってて教えたとしても俺達は殺される。
最初に俺を殺そうとしていた事が何よりの証拠だ。
「吐け、吐かないなら…」
俺は銃を掴んで、腕を振りながら弾丸を撃った。
男はすぐに剣で受け止めて、俺に襲い掛かってきた。
シリウスを探っている、シリウスを殺そうというなら俺の敵だ。
剣を避けて銃を向けるが男の動きが早くて狙いが定まらない。
他の大道芸人の仲間達も一緒に戦ってくれるが、盗賊とは比べ物にならないほど強い。
皆苦戦していて、俺は男の剣を避けるので精一杯で攻撃が当てられない。
人を大量に殺したなら、きっとかなり高額な賞金首だろうが俺が手も足も出ないなんて思わなかった。
「お前らもやっぱり魔物だな、魔物の味方をするなんて」
「そんなに戦いたいなら賞金首だけ狙えばいいだろ!」
「俺がほしいのは金じゃない、魔物を皆殺しにする事だ…そのために俺はエルフやオークや魔物のガキも殺しまくった」
そう俺に囁いて、剣を振った。
剣を避けて、銃を向けたが目の前に男はいなくてすぐ後ろに気配を感じた。
振り上げた剣は、ぞくっとした感じになりその力はまるでシリウスの力のようだった。
エルフ…まさかコイツが襲ったのか…そう聞く暇はなかった。
もしこれがシリウスの力だとしたら、銃で受け止めきれない。
まだシリウスに会えていないのに、こんなところで死ぬわけには…いかないのに…
「俺を探しているのは、お前か」
男の剣は天を向けて止まっていた、動く事が出来なくなっていた。
俺も、その場にいる誰もが指先一つ動かせない。
静かに聞こえた声と同時に足音が複数聞こえた。
首も動かせないから誰が来たのか分からないが、その声を知っていた。
きっとその場にいる俺だけがその声に安らぎを感じているのだろう。
男は動こうとしているようだが、全く動いていなくて唸っていた。
これは、自分の意思ではどうにもならない…本能が恐怖しているんだ。
「お、まえ…魔王っ…」
「随分勝手をしてくれたな、人間」
拘束が解けたように体が自由になっていた。
声がした方を見ると、そこにいたのはシリウスと魔物の軍だった。
他の魔物達は一人一人が高額賞金首の幹部クラス。
殺気が集まると、それは狂気へと変わる。
その中でもシリウスだけが飛び抜けて美しく、恐ろしい存在だった。
男はシリウスに剣を向けて、一瞬驚いた顔をしていたがすぐにニヤッと笑っていた。
「そうか、お前が魔王だったのか…あの時は気付かなかった…じゃあお前も魔王の仲間か」
男は魔王から視線を逸らさずに、俺に言った。
シリウスは洞窟に向かった筈だけど、どうしてここにいるんだ?
シリウスに声を掛けたいが、後ろにいる魔物達がシリウスを信頼しているのはよく分かる。
その中で人間の俺がシリウスを呼び捨てで呼ぶもんなら殺されるだろう。
シリウスは俺に会いに来たわけではない様子だった、そりゃあそうか…俺を突き放したのに来るわけないか。
少しだけ期待していたから落胆する。
シリウスが用あるのは、この男らしい…魔王軍で来るなんてよほどの事だろう。
「さっさと俺の宝玉を返せ」
「ふっ…返してほしかったら殺してみろよ」
「貴様!人間の分際で若様の力を…許さん!」
「お前らは手を出すな、一部とはいえ俺の力を持っている相手だ」
「分かりました、我ら本来の目的通り…手がかりを探します」
そして、魔王軍達は瓦礫の中のなにかを探していた。
シリウスは男を見つめていて、手に魔力を込めている。
男の仲間二人は、大道芸人達の相手をしていたがすぐに男を助けるために近付いてきた。
シリウスの力なら大丈夫だと思うが、この男がシリウスの力を持っているなら油断は出来ない。
ほとんど力を取り戻したとはいえ、俺もシリウスと共闘する。
シリウスに近付こうとしたら、片手を広げられて足を止めた。
「レイン、手出し無用だ」
「なんでだよ!俺だって戦える…」
「コイツはただの人間じゃない、レインがどうにか出来る相手ではない」
そう言って、シリウスは黒い魔法を放った。
シリウスの魔法は一直線に男のところに向かっていく。
魔法を止めようと、男の仲間が手裏剣のような武器を投げつけたが勢いが衰える事なくて男はふくよかな男性の仲間を押した。
魔法に体が飲み込まれて、押し潰され血溜まりだけが残った。
仲間なのに、盾にしたのか…なんて奴だ。
まだまだ道のりは遠い。
夜は馬車を止めて眠り、朝はまた馬車が走り出す。
そして、今の運転はインディで俺達は馬車の中で食事をしていた。
もう酒は飲まずに、普通に食べていた。
そして、馬車が止まり…次の街に到着したのかと思い団長が地図のようなものを見ていた。
「えーっと、次の目的地は…アーガイル王国なんだって」
「国?」
「うん!水と空気が豊かな国なんだって」
国なら大きいギルドだよな、皆それぞれ行きたい場所への期待を膨らまして馬車から降りた。
そして目の前に現れたものを見て驚いた。
リーリーが「国?」と呟くほどに、そこは国とは呼べない場所だった。
建物らしきものが何もない、瓦礫の山だった。
この国は滅びたって事か?
団長はこの前寄った村で買った地図だから可笑しいと再び地図を広げていた。
じゃあ滅びたのはつい最近って事か?だとしたらまだ生きている人がいるかもしれない。
俺達は国があったであろう場所を歩いて見渡した。
すると奥から誰かが歩いている影がある。
一人ではない、複数だ…生き残りがいたのかと思い駆け寄る。
「良かった、人がいたのか」
「君達は?」
「俺達は大道芸をして旅をしているんだ」
「……そう、旅芸人」
真ん中にいる男性はニコリと笑っている、なんだろう…見た事があるような…何処でだっけ。
後ろにいる妖艶な女性とふくよかな男性は腰に手を回している。
それを見て、すぐに彼らから距離を取った。
するとすぐに俺がいたところに四つの刃がある巨大な手裏剣みたいな武器が刺さった。
どうやら、ただの人間ではなさそうだ。
銀色の剣を腰から引き抜いて、俺に向けていた。
この剣…そうだ、シリウスと旅をしていた時に宿屋で声を掛けてきた男だ。
あの時、シリウスは妙な事を言っていたのを思い出した。
確か、シリウスの魔力の気配が……
「俺達は探してるんだよ、最高額の賞金首……魔王を」
そう言った男は剣を俺から逸らして別の方に向けた。
そこにいたのはインディで、男は目を細めていた。
まさか、もう正体がバレたのか…耳を隠しているのに気配でバレたのか。
シリウスを探すほどの奴らなら人間かそうでないか分かっているのだろう。
インディを守るように団長達が前に出て武器を構えている。
男は「魔王の居場所を吐け、吐いたら助けてやるが…吐かなかったらこの国のようにコイツらもバラバラにしてやる」と言った。
コイツらがこの国を破壊したのか?何故、そんな事をするんだ。
同じ人間同士なのに、魔王と関係ない人達の命も奪うのか?
「何故この国を滅ぼしたんだ、ここは人間の国だろ!」
「人間?魔物の味方をする奴は人間の皮を被った悪魔だ!」
「この国は魔物との共存していたんだ!だから、インディを連れていきたかったのに……なのに」
「団長…」
団長はそう叫んでいて、それを小馬鹿にするように男達は笑っていた。
そうか、そういう人達もいたんだ…俺も会ってみたかったな。
この国の人達はきっと共存出来ていたんだと思う、だから今まで幸せに暮らせたんだ…コイツらが来るまで…
賞金首にもなっていない魔物を殺すなんて…
きっと魔王の場所を知ってて教えたとしても俺達は殺される。
最初に俺を殺そうとしていた事が何よりの証拠だ。
「吐け、吐かないなら…」
俺は銃を掴んで、腕を振りながら弾丸を撃った。
男はすぐに剣で受け止めて、俺に襲い掛かってきた。
シリウスを探っている、シリウスを殺そうというなら俺の敵だ。
剣を避けて銃を向けるが男の動きが早くて狙いが定まらない。
他の大道芸人の仲間達も一緒に戦ってくれるが、盗賊とは比べ物にならないほど強い。
皆苦戦していて、俺は男の剣を避けるので精一杯で攻撃が当てられない。
人を大量に殺したなら、きっとかなり高額な賞金首だろうが俺が手も足も出ないなんて思わなかった。
「お前らもやっぱり魔物だな、魔物の味方をするなんて」
「そんなに戦いたいなら賞金首だけ狙えばいいだろ!」
「俺がほしいのは金じゃない、魔物を皆殺しにする事だ…そのために俺はエルフやオークや魔物のガキも殺しまくった」
そう俺に囁いて、剣を振った。
剣を避けて、銃を向けたが目の前に男はいなくてすぐ後ろに気配を感じた。
振り上げた剣は、ぞくっとした感じになりその力はまるでシリウスの力のようだった。
エルフ…まさかコイツが襲ったのか…そう聞く暇はなかった。
もしこれがシリウスの力だとしたら、銃で受け止めきれない。
まだシリウスに会えていないのに、こんなところで死ぬわけには…いかないのに…
「俺を探しているのは、お前か」
男の剣は天を向けて止まっていた、動く事が出来なくなっていた。
俺も、その場にいる誰もが指先一つ動かせない。
静かに聞こえた声と同時に足音が複数聞こえた。
首も動かせないから誰が来たのか分からないが、その声を知っていた。
きっとその場にいる俺だけがその声に安らぎを感じているのだろう。
男は動こうとしているようだが、全く動いていなくて唸っていた。
これは、自分の意思ではどうにもならない…本能が恐怖しているんだ。
「お、まえ…魔王っ…」
「随分勝手をしてくれたな、人間」
拘束が解けたように体が自由になっていた。
声がした方を見ると、そこにいたのはシリウスと魔物の軍だった。
他の魔物達は一人一人が高額賞金首の幹部クラス。
殺気が集まると、それは狂気へと変わる。
その中でもシリウスだけが飛び抜けて美しく、恐ろしい存在だった。
男はシリウスに剣を向けて、一瞬驚いた顔をしていたがすぐにニヤッと笑っていた。
「そうか、お前が魔王だったのか…あの時は気付かなかった…じゃあお前も魔王の仲間か」
男は魔王から視線を逸らさずに、俺に言った。
シリウスは洞窟に向かった筈だけど、どうしてここにいるんだ?
シリウスに声を掛けたいが、後ろにいる魔物達がシリウスを信頼しているのはよく分かる。
その中で人間の俺がシリウスを呼び捨てで呼ぶもんなら殺されるだろう。
シリウスは俺に会いに来たわけではない様子だった、そりゃあそうか…俺を突き放したのに来るわけないか。
少しだけ期待していたから落胆する。
シリウスが用あるのは、この男らしい…魔王軍で来るなんてよほどの事だろう。
「さっさと俺の宝玉を返せ」
「ふっ…返してほしかったら殺してみろよ」
「貴様!人間の分際で若様の力を…許さん!」
「お前らは手を出すな、一部とはいえ俺の力を持っている相手だ」
「分かりました、我ら本来の目的通り…手がかりを探します」
そして、魔王軍達は瓦礫の中のなにかを探していた。
シリウスは男を見つめていて、手に魔力を込めている。
男の仲間二人は、大道芸人達の相手をしていたがすぐに男を助けるために近付いてきた。
シリウスの力なら大丈夫だと思うが、この男がシリウスの力を持っているなら油断は出来ない。
ほとんど力を取り戻したとはいえ、俺もシリウスと共闘する。
シリウスに近付こうとしたら、片手を広げられて足を止めた。
「レイン、手出し無用だ」
「なんでだよ!俺だって戦える…」
「コイツはただの人間じゃない、レインがどうにか出来る相手ではない」
そう言って、シリウスは黒い魔法を放った。
シリウスの魔法は一直線に男のところに向かっていく。
魔法を止めようと、男の仲間が手裏剣のような武器を投げつけたが勢いが衰える事なくて男はふくよかな男性の仲間を押した。
魔法に体が飲み込まれて、押し潰され血溜まりだけが残った。
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