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重なる欲

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シリウスの精液で発情したような感じに似ている。
俺がシリウスへの恋を自覚したからか、シリウスに触れられた熱全て気持ちいい。

ギュッとシリウスを刺激して、シリウスは熱を吐く。

「…レイン、いくぞ」

「んっ、んぅっ…シリウスッ」

俺がシリウスの名前を呼んで、少し体を起こしてシリウスに口付けた。
腰の動きが早くなり、シリウスにしがみついた。

シリウスもイきそうで、お互いの息が重なっていく。

シリウスが俺の腹を満たして熱くなり、宝玉の力が少し弱まった事が分かる。
でもまだ宝玉は俺の中にあり、消えていない。

一度抜いたと思ったら俺を掴んで立ち上がらせたと思ったら、木に両手を付いた。
後ろからシリウスが俺の手を重ねて握っていた。

さっきシリウスが出したものがポタポタと地面に落ちる。
相変わらず量が多い、蓋をするようにシリウスが押し込んできた。

「あぁぁ!!!」

「はぁ…レイン、いっぱい感じろ」

ぐちゅぐちゅと混ざり合う音を感じて、立ちバックで抱かれる。

腹の奥にシリウスの体液が馴染んでいく。
俺の腹に手をかざすと宝玉があった感じが今までしていたが、すっと消えた感じがした。

その瞬間、体が軽くなるのと同時にずくっと奥が疼いた。

シリウスの体液は宝玉によって効果はなかったが、宝玉の力が全てシリウスに戻ったから一気に催淫効果が出てきた。
シリウスが腰を引く度に中が痙攣して締め付ける。

俺はもう普通に喋れるほど呂律が回らなくなる。
喘ぐ事しか出来なくて、シリウスが与える快楽に身を委ねた。

「あっ、んっ、あぁっ、んぁっ」

混ざり合って奥まで体液を馴染んでいき、シリウスのに吸い付いていく。
俺のからはシリウスの動きに合わせて溢れている。

何回イったか分からない、イきっぱなしのかもしれない。
足の力が抜けて地面にズルズルと倒れて、そのまま獣のように俺の体は興奮で震えていた。

片足を持ち上げられて、深く深く押し込まれてされるがままになる。

シリウスが俺の名を呟くと、中に出されて俺の体はシリウスを求める。

シリウスの上に跨って腰を振ると、シリウスの眉が深くなる。
俺の中でシリウスが硬くなって、はぁっ…と息を吐く。
シリウスも気持ちいいんだって分かる、もっと俺で感じてほしい。

シリウスのこの顔は俺しか見えない、俺がシリウスにさせている顔だ。

優越感で微笑むと、シリウスに頬を撫でられた。

「はぁ、レイン…」

「シリウス…もっと、突いて…気持ちいいの…ほし…ぁんっ」

下から突かれると、俺の体重も合わさり深く刺さって気持ちいい。
もっと、もっと…シリウスをイかせたい…俺の体で…

中に出されると、俺の頭は思考停止していく。
動く事も出来ず、ビクビクと体が震えている。
脳がシリウスの媚薬に支配されていく、ぎゅうぎゅうと締め付ける。

一度抜かれて、抜かれた衝撃でイってしまった。
もう出ないと思っていたが、透明の液体が出ていた。

体勢を変えて、シリウスに押し倒されたと思ったら再び貫かれた。

正面から思いっきり突かれて、涙を流しながらもう一度絶頂を迎えた。
これ以上されたら、可笑しくなる…ダメだ。

そう思っていてもシリウスに伝える事が出来ず、強い快楽を連続で与えられる。

ぐちゅぐちゅと音が聞こえる、俺は何度目かの絶頂を迎えたが出るものが何もなく中イキした。
シリウスと自分の精液が混ざって体に付着している。

「レイン、愛している」

シリウスの声がそう聞こえたような気がした。
それは俺の都合のいい言葉なだけかもしれない。

でも、それでも嬉しかった…たとえ今のシリウスが何とも思っていなくても…

この行為が終わったら、シリウスが居なくなってしまう。
嫌だ、まだ…俺なら大丈夫だから…だから…

俺が伸ばした手は、何も掴む事なく空気を掴んだ。

快楽ではなく、一筋の涙を流した。

目なんて覚ましたくない、きっと覚ましたら…
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