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ポツポツと頬に冷たい雫が当たり、何だと思って目の前を見た。
そこには醜い顔をしたオークが涎を垂らしていて、顔を青ざめて勢いよく起き上がる。
頬がオークの涎まみれになり、周りを見渡して水が入ったバケツがありすぐに顔を洗った。
普通の水で良かったが、まだ鳥肌がおさまらない。
ここは何処だ?エルフの街にいた筈だけど、薄暗い…室内。
それに変な声が聞こえる、オークの唸る声もそうだが…なんか、甘い声だ。
いや、欲求不満とかではないが…声が気になってしまい周りを見渡した。
そして、俺の真向かいに映る光景が信じられないものだった。
鉄格子が見える、見た目からして牢屋なのだろう。
どのくらい続いているのか分からないが、真向かいにも牢屋があった。
そして、俺とそんなに歳が変わらない少年が自分の体より大きな馬の獣人に犯されていた。
鉄格子を握りしめていて、甘い声を漏らして俺を見ていた。
愛しているから…というより、動物の本能で行為をしているみたいに見える。
そして俺と同じ檻にいるオークも発情していた。
俺の体の中にある宝玉でさらに理性を失っているようだ。
腰のホルダーから銃を取り出すと、オークは襲いかかってきた。
一発オークの足を目掛けて放つと、血が飛び散り悲鳴を上げていた。
その悲鳴は耳の鼓膜を震わすほどの大きなもので耳を塞ぐ。
くそっ、超音波でも使ってるのか?攻撃出来ねぇ…
オークの声に釣られたように、いろんなところから獣の声が聞こえた。
ここにどんだけ魔物がいるんだよ…いったいここは何処なんだ?
長い超音波が終わり、頭が痛くなりつつもオークに銃を向けた。
「騒がしい!何事だ!!」
凛とした声が聞こえてオークから目線を逸らさず誰が来たのか耳で聞く。
声の主は「新入り、お前か!」と言って鉄格子の扉を開けられた。
出してくれるのかと、そちらを見るとすぐに壁に押さえつけられた。
強い衝撃で、銃が床に落ちて誰かに拾われた。
目の前に居るのは尖った耳のエルフの男だった。
俺の首を押さえつけているUの形をした槍だった。
そしてガチャンと、首になにかが嵌められた音がした。
エルフの男は槍を外して俺に近付いてきて、鎖を持っていた。
その鎖を引っ張ると、俺の首も持っていかれるように引っ張られた。
不思議に思い、首に触れるとそこにはなかった首輪が嵌められていた。
「性奴隷のお前に服などいらないだろ!!」
「おいっ!!なにすっ…」
「お前にはより家畜以下の処遇にしろとあの方のご命令だ、恨むなら愚かな恥さらしな自分を恨むんだな!」
そう言われて俺のズボンに手を掛けられて、暴れて止めさせようとしたが「お前の大事なものがなくなるぞ」と言われて、槍を振り上げられた。
怖くて、固まっていると槍が服を引き裂いた。
…性奴隷、ここにいる人はそういう事だったのか。
これがゲームで見たエルフ族の裏側……まさか男まで慰みものだと思わなかった。
檻の外に行ってしまい、再び扉は塞がれた。
慌てて追いかけるが、檻に手が届いたところで扉には太い南京錠がしてあり力ずくで外せるものではない。
シリウスは、エルフの長に気に入られているから危険な目には合わないだろう…そもそもシリウスが下級の魔物には負けない。
問題はあのエルフの少年だ、身寄りがないが同族として面倒を見てくれるのだろうか。
去ろうとするエルフの男に「待ってくれ!」と引き止める。
エルフの男は嫌そうな顔をしても、足を止めてくれて助かった。
でも、話を聞く気で立ち止まったわけではないのか腰に下げている鞭を取り出して振り上げた。
「性奴隷は言葉を発するな!!」
「うわっ、あぶねぇな!俺はただあのエルフの子の事が知りたくて」
「…エルフ?あぁ、お前の仲間の裏切りエルフか」
鞭で檻を叩いたかと思えば、エルフの男はニヤニヤと笑っていた。
裏切りって、あの子は何もしてないだろ!ただ故郷に帰ってきただけだ!
俺達と来たばかりにあんな小さな子にも酷い事をするのか?
俺は鉄格子にすがりついて「あの子に何もしないでくれ、まだ子供だろ」とお願いした。
本来なら俺が助けに行くのに、今の俺は細い棒すらどうにもならない。
シリウスの今の状況が分からないから頼む事も出来ない……今、傍にいないしな。
「そんなにあのエルフが大事か?」
「…あの子はただ巻き込まれただけだからな」
「なら、ちゃんと慰めものとしてそこで腰振っていろ!名器だと絶賛されたらあの子供は解放してやる」
そう高笑いをしながらエルフの男は今度こそ居なくなった。
俺が呼び止めても、まるで聞こえていない態度だ。
鉄格子を殴りつけて、無力な自分に嫌気が差していたら目の前に大きな影が重なる。
後ろを振り返ると、鼻息荒くしているオークが立っていた。
会話が終わるまで待って居たんだな…そのままずっと待っててくれたらいいのに…
オークはさっきより興奮しているのか、俺に下半身を押し付けてきた。
逃げようにも、首に繋がれた鎖が邪魔をして思うように動けない。
下半身が露出していて、もう既に戦闘態勢だ。
大丈夫、大丈夫だ…シリウスのよりは凶器じゃない。
既に先走りが溢れているが見なければ大丈夫だ。
俺は女じゃないんだ、あの子を助けるために…このくらい…
そこには醜い顔をしたオークが涎を垂らしていて、顔を青ざめて勢いよく起き上がる。
頬がオークの涎まみれになり、周りを見渡して水が入ったバケツがありすぐに顔を洗った。
普通の水で良かったが、まだ鳥肌がおさまらない。
ここは何処だ?エルフの街にいた筈だけど、薄暗い…室内。
それに変な声が聞こえる、オークの唸る声もそうだが…なんか、甘い声だ。
いや、欲求不満とかではないが…声が気になってしまい周りを見渡した。
そして、俺の真向かいに映る光景が信じられないものだった。
鉄格子が見える、見た目からして牢屋なのだろう。
どのくらい続いているのか分からないが、真向かいにも牢屋があった。
そして、俺とそんなに歳が変わらない少年が自分の体より大きな馬の獣人に犯されていた。
鉄格子を握りしめていて、甘い声を漏らして俺を見ていた。
愛しているから…というより、動物の本能で行為をしているみたいに見える。
そして俺と同じ檻にいるオークも発情していた。
俺の体の中にある宝玉でさらに理性を失っているようだ。
腰のホルダーから銃を取り出すと、オークは襲いかかってきた。
一発オークの足を目掛けて放つと、血が飛び散り悲鳴を上げていた。
その悲鳴は耳の鼓膜を震わすほどの大きなもので耳を塞ぐ。
くそっ、超音波でも使ってるのか?攻撃出来ねぇ…
オークの声に釣られたように、いろんなところから獣の声が聞こえた。
ここにどんだけ魔物がいるんだよ…いったいここは何処なんだ?
長い超音波が終わり、頭が痛くなりつつもオークに銃を向けた。
「騒がしい!何事だ!!」
凛とした声が聞こえてオークから目線を逸らさず誰が来たのか耳で聞く。
声の主は「新入り、お前か!」と言って鉄格子の扉を開けられた。
出してくれるのかと、そちらを見るとすぐに壁に押さえつけられた。
強い衝撃で、銃が床に落ちて誰かに拾われた。
目の前に居るのは尖った耳のエルフの男だった。
俺の首を押さえつけているUの形をした槍だった。
そしてガチャンと、首になにかが嵌められた音がした。
エルフの男は槍を外して俺に近付いてきて、鎖を持っていた。
その鎖を引っ張ると、俺の首も持っていかれるように引っ張られた。
不思議に思い、首に触れるとそこにはなかった首輪が嵌められていた。
「性奴隷のお前に服などいらないだろ!!」
「おいっ!!なにすっ…」
「お前にはより家畜以下の処遇にしろとあの方のご命令だ、恨むなら愚かな恥さらしな自分を恨むんだな!」
そう言われて俺のズボンに手を掛けられて、暴れて止めさせようとしたが「お前の大事なものがなくなるぞ」と言われて、槍を振り上げられた。
怖くて、固まっていると槍が服を引き裂いた。
…性奴隷、ここにいる人はそういう事だったのか。
これがゲームで見たエルフ族の裏側……まさか男まで慰みものだと思わなかった。
檻の外に行ってしまい、再び扉は塞がれた。
慌てて追いかけるが、檻に手が届いたところで扉には太い南京錠がしてあり力ずくで外せるものではない。
シリウスは、エルフの長に気に入られているから危険な目には合わないだろう…そもそもシリウスが下級の魔物には負けない。
問題はあのエルフの少年だ、身寄りがないが同族として面倒を見てくれるのだろうか。
去ろうとするエルフの男に「待ってくれ!」と引き止める。
エルフの男は嫌そうな顔をしても、足を止めてくれて助かった。
でも、話を聞く気で立ち止まったわけではないのか腰に下げている鞭を取り出して振り上げた。
「性奴隷は言葉を発するな!!」
「うわっ、あぶねぇな!俺はただあのエルフの子の事が知りたくて」
「…エルフ?あぁ、お前の仲間の裏切りエルフか」
鞭で檻を叩いたかと思えば、エルフの男はニヤニヤと笑っていた。
裏切りって、あの子は何もしてないだろ!ただ故郷に帰ってきただけだ!
俺達と来たばかりにあんな小さな子にも酷い事をするのか?
俺は鉄格子にすがりついて「あの子に何もしないでくれ、まだ子供だろ」とお願いした。
本来なら俺が助けに行くのに、今の俺は細い棒すらどうにもならない。
シリウスの今の状況が分からないから頼む事も出来ない……今、傍にいないしな。
「そんなにあのエルフが大事か?」
「…あの子はただ巻き込まれただけだからな」
「なら、ちゃんと慰めものとしてそこで腰振っていろ!名器だと絶賛されたらあの子供は解放してやる」
そう高笑いをしながらエルフの男は今度こそ居なくなった。
俺が呼び止めても、まるで聞こえていない態度だ。
鉄格子を殴りつけて、無力な自分に嫌気が差していたら目の前に大きな影が重なる。
後ろを振り返ると、鼻息荒くしているオークが立っていた。
会話が終わるまで待って居たんだな…そのままずっと待っててくれたらいいのに…
オークはさっきより興奮しているのか、俺に下半身を押し付けてきた。
逃げようにも、首に繋がれた鎖が邪魔をして思うように動けない。
下半身が露出していて、もう既に戦闘態勢だ。
大丈夫、大丈夫だ…シリウスのよりは凶器じゃない。
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