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性欲抑制効果
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「えーっと、カウ?」
「レイン、そんなに…」
「いや、これは違くて…誤解なんだよ!」
どうしよう、どうしたものか…全然誤魔化しが思いつかない。
その間に、ジリジリと何故かカウが近付いてくる。
カウって童貞っぽいし、もしかしたら性に関して無知かもしれない。
だとしたら中出しとか分からないという可能性がある。
期待を込めてカウを見ると、カウははぁはぁ息を荒くしていた。
何を見てそんなに辛そうにしてるんだ?風邪か?
「ぼ、僕…もう我慢出来ない!!」
「は?なに……いってぇぇぇ!!!!!」
「あ、ごめん」
突然カウがベッドの上に飛び込んできて、俺は絶叫を上げた。
全身が使い物にならない俺にとって、カウの重さは死ぬかもしれない。
あまりの痛さに痛がる俺にカウは軽く謝っていた。
……元気になったら覚えておけよ。
カウは看病すると頑なだったが、一人になりたくて追い出した。
さすが都合の悪い事はすぐ忘れると有名なカウだ……俺の銃を隠し持っていた事をすぐに忘れてやがる。
本人が「返すつもりがあった」と昨日言っていたから、それ以上何も言えない…銃は返ってきたし…
今度はちゃんと肌身離さず持っていようと思った。
それよりも問題は俺のこの状態をカウに見られた事だ。
自慰はしていなかったのは不幸中の幸いだった。
しかし、カウはにやけ顔をして俺を見ていた…まさかこれで金品を要求するんじゃ…
カウがなにかを要求する前に俺はカウに提案した。
ずっとしつこいくらい言われていたし、カウは文句ないだろう。
…俺的にはかなり問題があるが、仕方ない。
俺はカウを弟子にする事になった。
カウは厳しい事に耐えられない自分に甘い性格だ、だから俺がスパルタで教えれば必ず賞金首ハンターをやめるだろう。
口止めにもなるし、いつも通り自由に暮らせないのは不満だが…カウが諦めるまでの少しの辛抱だ。
今日は一日中寝て、全回復したらいつも通りの日常に戻るだろう…俺の武器も戻ってきたし…
カウは凄い、カウを見てるとどんなに高鳴っている性欲でも一瞬で消える。
俺の妄想のシリウスに唯一勝てる男だな。
誰でも性格でシリウスと少しでも似ている事があったらすぐにシリウスに変わってしまう。
きっとシリウスとカウでは、似てるところなんて欠片もないのかもしれない。
カウのおかげ?でぐっすり眠る事が出来そうだ。
もし、魔界に行ってたら本物のシリウスがいて俺は耐えられなかっただろう。
そして、またシリウスに犯されていたかもしれない。
せっかく忘れかけていたのにまた思い出してしまい、必死にカウの顔を思い出す。
しまった!カウの顔が思い出せない!これじゃあ振り出しに戻ってしまう!
カウが特徴なさすぎる顔で、俺はカウで性欲を抑える事に失敗した。
※シリウスの話
死んだように眠るレインを見つめて、後始末をする。
掃除はいつも周りの奴らが勝手にやっていたから、自分でするのは初めてかもしれない。
こんな姿を見たら、レオナルドだったら倒れるだろう。
目の前のこの人間を大切にしたい、俺の心の中でそんな人間のような気持ちが芽生えていた。
抱いた相手の寝顔になんて全く興味はなかったと、レインの頭を撫でる。
この気持ちが何なのか分からないが、不思議と嫌な気分ではない。
水を手頃な容器に入れて魔法で温める。
レインの部屋にあった布を手にして、湯に浸す。
水分を含んだ布を絞り、眠るレインの体を拭った。
どんなに強かろうが、俺から見たら脆い人間に変わりはない。
指先までも拭い、新しい服を着せた。
そういえば、レインの家の窓の前に覗いていた男がいたな。
レインの家に結界を張って見えなくしたが、レインの家の前にいた男だったな……あれはいったい何だったんだ?
まぁそれはいい、レインが目覚めるまで傍にいる事にした。
無理をさせたレインをほっておくわけにはいかない。
そう思っていたが、俺を呼ぶ声が聞こえた。
結界の外からだ、俺の結界で中に入れないのだろう。
人間で俺の名を知っているのはレインだけだ、だとしたら魔物くらいか。
結界を解くと、目玉に羽根を付けた魔物がやってきた。
デビルアイという魔物で、俺と遠くにいる他の魔物達との連絡用に使っている。
「どうした?」
『実は宝玉が盗まれまして』
眉を寄せて、デビルアイの方を見ると怯えていた。
別にデビルアイを睨んだわけではないが、自然と怒りが湧いてくる。
俺の殺気は人間にとって害にしかならない、仕方なくレインから離れる事にした。
宝玉に関して、すぐに他の奴らにも知らせる必要があるからだ。
魔界には五つの宝玉があり、俺の力を吸って大きくなっている。
その名の通りいろんな魔物に影響を与えるものだ。
それが盗まれたとしたら、とんでもない事になる。
あれは俺の力のごく一部だが宿っている、もし人間に悪用されたらずっと保っていた人間の世界と魔界の境界線が崩れる。
魔物に影響を与えるが、宝玉を盗む魔物はいない…魔物が俺の力を得られるわけではないからだ。
人間……やはり欲深い愚かな存在だ、宝玉を盗むという意味を分かっていない。
全ての魔物に狙われ、宝玉に呑まれる…人間が容易く扱えるものではない。
魔界に繋げてワープすると、城の前に到着した。
既にS級の魔物達が俺の帰りを待っていた。
宝玉を守っていたエリアの奴らから話を聞きながら中に入る。
人間との戦争を避けるために、宝玉を取り戻さなくてはいけない……必ず…….
「レイン、そんなに…」
「いや、これは違くて…誤解なんだよ!」
どうしよう、どうしたものか…全然誤魔化しが思いつかない。
その間に、ジリジリと何故かカウが近付いてくる。
カウって童貞っぽいし、もしかしたら性に関して無知かもしれない。
だとしたら中出しとか分からないという可能性がある。
期待を込めてカウを見ると、カウははぁはぁ息を荒くしていた。
何を見てそんなに辛そうにしてるんだ?風邪か?
「ぼ、僕…もう我慢出来ない!!」
「は?なに……いってぇぇぇ!!!!!」
「あ、ごめん」
突然カウがベッドの上に飛び込んできて、俺は絶叫を上げた。
全身が使い物にならない俺にとって、カウの重さは死ぬかもしれない。
あまりの痛さに痛がる俺にカウは軽く謝っていた。
……元気になったら覚えておけよ。
カウは看病すると頑なだったが、一人になりたくて追い出した。
さすが都合の悪い事はすぐ忘れると有名なカウだ……俺の銃を隠し持っていた事をすぐに忘れてやがる。
本人が「返すつもりがあった」と昨日言っていたから、それ以上何も言えない…銃は返ってきたし…
今度はちゃんと肌身離さず持っていようと思った。
それよりも問題は俺のこの状態をカウに見られた事だ。
自慰はしていなかったのは不幸中の幸いだった。
しかし、カウはにやけ顔をして俺を見ていた…まさかこれで金品を要求するんじゃ…
カウがなにかを要求する前に俺はカウに提案した。
ずっとしつこいくらい言われていたし、カウは文句ないだろう。
…俺的にはかなり問題があるが、仕方ない。
俺はカウを弟子にする事になった。
カウは厳しい事に耐えられない自分に甘い性格だ、だから俺がスパルタで教えれば必ず賞金首ハンターをやめるだろう。
口止めにもなるし、いつも通り自由に暮らせないのは不満だが…カウが諦めるまでの少しの辛抱だ。
今日は一日中寝て、全回復したらいつも通りの日常に戻るだろう…俺の武器も戻ってきたし…
カウは凄い、カウを見てるとどんなに高鳴っている性欲でも一瞬で消える。
俺の妄想のシリウスに唯一勝てる男だな。
誰でも性格でシリウスと少しでも似ている事があったらすぐにシリウスに変わってしまう。
きっとシリウスとカウでは、似てるところなんて欠片もないのかもしれない。
カウのおかげ?でぐっすり眠る事が出来そうだ。
もし、魔界に行ってたら本物のシリウスがいて俺は耐えられなかっただろう。
そして、またシリウスに犯されていたかもしれない。
せっかく忘れかけていたのにまた思い出してしまい、必死にカウの顔を思い出す。
しまった!カウの顔が思い出せない!これじゃあ振り出しに戻ってしまう!
カウが特徴なさすぎる顔で、俺はカウで性欲を抑える事に失敗した。
※シリウスの話
死んだように眠るレインを見つめて、後始末をする。
掃除はいつも周りの奴らが勝手にやっていたから、自分でするのは初めてかもしれない。
こんな姿を見たら、レオナルドだったら倒れるだろう。
目の前のこの人間を大切にしたい、俺の心の中でそんな人間のような気持ちが芽生えていた。
抱いた相手の寝顔になんて全く興味はなかったと、レインの頭を撫でる。
この気持ちが何なのか分からないが、不思議と嫌な気分ではない。
水を手頃な容器に入れて魔法で温める。
レインの部屋にあった布を手にして、湯に浸す。
水分を含んだ布を絞り、眠るレインの体を拭った。
どんなに強かろうが、俺から見たら脆い人間に変わりはない。
指先までも拭い、新しい服を着せた。
そういえば、レインの家の窓の前に覗いていた男がいたな。
レインの家に結界を張って見えなくしたが、レインの家の前にいた男だったな……あれはいったい何だったんだ?
まぁそれはいい、レインが目覚めるまで傍にいる事にした。
無理をさせたレインをほっておくわけにはいかない。
そう思っていたが、俺を呼ぶ声が聞こえた。
結界の外からだ、俺の結界で中に入れないのだろう。
人間で俺の名を知っているのはレインだけだ、だとしたら魔物くらいか。
結界を解くと、目玉に羽根を付けた魔物がやってきた。
デビルアイという魔物で、俺と遠くにいる他の魔物達との連絡用に使っている。
「どうした?」
『実は宝玉が盗まれまして』
眉を寄せて、デビルアイの方を見ると怯えていた。
別にデビルアイを睨んだわけではないが、自然と怒りが湧いてくる。
俺の殺気は人間にとって害にしかならない、仕方なくレインから離れる事にした。
宝玉に関して、すぐに他の奴らにも知らせる必要があるからだ。
魔界には五つの宝玉があり、俺の力を吸って大きくなっている。
その名の通りいろんな魔物に影響を与えるものだ。
それが盗まれたとしたら、とんでもない事になる。
あれは俺の力のごく一部だが宿っている、もし人間に悪用されたらずっと保っていた人間の世界と魔界の境界線が崩れる。
魔物に影響を与えるが、宝玉を盗む魔物はいない…魔物が俺の力を得られるわけではないからだ。
人間……やはり欲深い愚かな存在だ、宝玉を盗むという意味を分かっていない。
全ての魔物に狙われ、宝玉に呑まれる…人間が容易く扱えるものではない。
魔界に繋げてワープすると、城の前に到着した。
既にS級の魔物達が俺の帰りを待っていた。
宝玉を守っていたエリアの奴らから話を聞きながら中に入る。
人間との戦争を避けるために、宝玉を取り戻さなくてはいけない……必ず…….
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