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外に中に…
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何故触ってくれないんだ、シリウスだって涼しげな顔をしているが我慢が出来ないと言いたげに下半身が主張しているのに…
それでもシリウスは広げたりしているが、直接は触らない。
切なそうに俺のはトロトロと涙を流しているようだった。
こんな事、言いたくないのに…一度恥ずかしい事を言ってしまえば引っかかる事なく口に出来る。
「し、シリウスッ…もっと奥、奥触ってっ」
「奥がほしいのか?」
「ほ…しい」
「俺が?」
「ほしいっ」
シリウスの声に合わせるように、そう言っていた。
すると、さっきまで入り口を弄っていたシリウスの指が俺の中に入ってきた。
ゆっくりではなく、一気に入れられて軽くイってしまった。
入り口をずっと弄られていたからか痛みはなかったが、突然の刺激に喘ぐ事しか出来ない。
何も喋れない、何も考えられない…気持ちいい…それだけだ。
俺の中をもう熟知したかのように、裏を狙って擦って押し潰していた。
ヤバい、本当に魔王に堕ちてしまう……こんな展開…バッドエンドじゃないのか?
「あっ、あぅ、あぐっ、んっ、んぁっ」
シリウスの指がいつの間にか四本になっていて、引っ掻くように中を擦られるから可笑しくなってしまう。
もっとほしい、もっともっと太くて熱いので奥を暴いてほしい。
シリウスの手を両手で包み込むように掴むと、軽く引いた。
シリウスは動きを止めて、俺の瞳をジッと見ていた。
少ししたら、俺から指を抜いて足を上げられた。
シリウスは自分のズボンに手を掛けて、前をくつろげた。
魔王って人の心も読める能力でもあるのか?
俺が望んでいたものが、ゆっくりと入ってきて顔が緩む。
いや、なんで入れられて安心するんだよ…いよいよ可笑しいだろ。
最後は強く押し込まれて「あんっ」と声を漏らした。
容赦ないシリウスの動きに、我慢していたものが爆発する。
「あっ、あ、あっ、もっと…そこっ、突いて」
「そこよりここが、いいんじゃないか?」
「い、イっく…そこっ、弱いからぁ!!あぁぁっ!!」
シリウスがいいと思った場所を刺激されて、果てた。
一人じゃ決して味わえない刺激、俺の体は確かに喜んでいた。
シリウスに与えられる刺激に応えるように、シリウスのをきゅんきゅん締め付けて離さない。
シリウスは息を吐いて、打ち付けるような動きになった。
凶器が俺の中で暴れてる、俺は敏感の中を擦られて再び絶頂を迎えた。
シーツを握りしめて、体が揺さぶられる。
ぐちゅぐちゅと混ざり合ったにおいがする。
頭に熱が溜まり、ボーッとシリウスを見つめる。
顔が近付いてきて、唇を塞がれて舌を吸われる。
夢中になってキスを繰り返して、シーツを握っていた手はシリウスの手が重ねられた。
腹の奥が熱い、シリウスによってぐずぐずになっていく。
キスの合間に甘い声が漏れて、足の指を丸める。
「あんっ、あっ、あっ、んぁっ」
「…はっ、俺も、限界だ」
「だ、だめっ…そ、外に…」
出されたら、また前みたいに体が可笑しくなる。
怖い、自分が自分じゃなくなるようなあの感じが…
自分でも分かる、きゅんきゅん締め付けているのは俺自身だ。
力を抜きたくても、シリウスが刺激を与える度に体中に電流がビリビリと襲いたまらなくなる。
しかし、シリウスは俺の中から自分のを抜いた。
すぐに俺の腹に熱いものが掛けられた。
お互いの息が合わさり、腹の奥で物足りなさを感じる。
もっと満たしてほしい、心の何処かで求めている。
狂おしいほどの熱で、俺の体を溶かしてほしい。
もう、これで終わりなのか…と残念そうに思っていたがシリウスの熱が再び俺の中を支配した。
最初から奥の奥をこじ開けて、敏感な場所を擦る。
シリウスの手を握りしめて、視界がブレる。
ずっと触っていなかったそこに触れると、ちょっとの刺激でイきそうになる。
シリウスの手が俺のを握り、亀頭を親指で刺激してくる。
腰が浮いて、なんか来そうな感じがしてさっきより動きやすくなったのかシリウスの動きも激しくなる。
「それっ、ダメだって!変なのがくるっ」
これってまさか、アレだよな……この歳でそれはマジでヤバいって!
でもシリウスは無言で刺激を続けている。
快楽に連動するように、俺の中はシリウスのに吸い付いている…まるで、その先にあるものを飲み干したいように…
シリウスの手を掴んで止めようとしたが、時すでに遅く強い快楽に支配され頭が真っ白になった。
透明のなにかが噴いて、思っていたのと違うなと思った。
シリウスももう一度限界なのか、眉を寄せていて…離れていくシリウスの腕を掴んだ。
「あっ、ふっ、い、からぁ…中に、出して…俺を満たしてくれっ」
そう言い終わる前に、奥の奥にシリウスが入ってきて中に熱いものが注がれる。
そこから俺の記憶はほとんどない、ぼんやりした記憶の中では何度も泣きながらシリウスに中に出してとお願いしていたように思う。
気が付いたら、俺はベッドの上で放心状態だった。
やはりシリウスの性欲は危険だと思った。
まだ腹の中になにかがあるような感じがして落ち着かない。
でも体は綺麗になっている、シリウスがやったのだろうか。
部屋の中もにおいはしない、してる時は部屋中に充満していたのに…
あれはシリウスのフェロモンだったのかもしれない、臭くはなくて…直接俺の下半身を刺激するエロいにおいだったから…
そこで考えるのを止めて、枕に顔を埋める。
ちょっと思い出しただけなのに俺の下半身どうなってんだよ。
ヒクヒクと誘っているのが触らなくても分かる。
体は酷使したからか自慰する元気もなかったのに下半身だけは元気だ。
萎える事を考えよう、えーと…えーと…パン屋のおばちゃんとか?
ちょっと萎えてきたが、パン屋のおばちゃんの姿がシリウスに変わろうとして別の事を考えようとした。
何を考えてもシリウスになってしまう、俺はなにかの病気なのか?
萎えたのがまた元気になる、シリウスが俺を呼ぶ声がする。
『レイン、ここがお前の気持ちいいところだ…ここを刺激すると中が締め付けて俺をねだってくる』
「…やめろやめろ、俺はそんなんじゃ…」
『直腸をこじ開けて突くとビクビク震えてイってしまうんだろ?中が痙攣してるのが分かるか?』
「はぁ、はぁ…だ、ダメだっ」
『イく時は、なんて言うんだ?言えるだろ』
「な、中に…俺の、中に…出して…いっぱいいっぱい気持ちよくして…」
頬が赤くなり、目も潤ませて中出しをねだる。
そうすると、シリウスは俺の気持ちいいところを刺激しながら強く腰を打ち付けてくる。
我慢が出来ず、最初に俺がイってしまい…後からシリウスが精液で俺の中を汚す。
体は心と離れて、俺はもっともっとシリウスを求める。
まるでサキュバスのようだと、苦笑いして…さっきので濡れたズボンが気持ち悪かった。
「レイン…」という声に我に返り、ドアの前を見た。
そこには顔を赤くしたまま立っているカウがいた。
この世の終わりとは、こういう事を言うのかもしれない。
さっきまで興奮していた下半身はすっかり元気をなくしていた。
昨日、俺はシリウスとの行為で夢中になりドアを閉め忘れた。
シリウスはワープが使えるだろうからワープで帰ったのだろう、これは俺が完全に悪い。
何処から見ていたのか恐ろしいが、今さっき来たなら何とか……ダメだ、俺…変な事を言った気がする。
カウに変態だと思われてもどうでもいいが、他の人に広まるのは嫌だ。
小さな村だから一瞬の事だろう…そうなったら俺…この村に居られない。
それでもシリウスは広げたりしているが、直接は触らない。
切なそうに俺のはトロトロと涙を流しているようだった。
こんな事、言いたくないのに…一度恥ずかしい事を言ってしまえば引っかかる事なく口に出来る。
「し、シリウスッ…もっと奥、奥触ってっ」
「奥がほしいのか?」
「ほ…しい」
「俺が?」
「ほしいっ」
シリウスの声に合わせるように、そう言っていた。
すると、さっきまで入り口を弄っていたシリウスの指が俺の中に入ってきた。
ゆっくりではなく、一気に入れられて軽くイってしまった。
入り口をずっと弄られていたからか痛みはなかったが、突然の刺激に喘ぐ事しか出来ない。
何も喋れない、何も考えられない…気持ちいい…それだけだ。
俺の中をもう熟知したかのように、裏を狙って擦って押し潰していた。
ヤバい、本当に魔王に堕ちてしまう……こんな展開…バッドエンドじゃないのか?
「あっ、あぅ、あぐっ、んっ、んぁっ」
シリウスの指がいつの間にか四本になっていて、引っ掻くように中を擦られるから可笑しくなってしまう。
もっとほしい、もっともっと太くて熱いので奥を暴いてほしい。
シリウスの手を両手で包み込むように掴むと、軽く引いた。
シリウスは動きを止めて、俺の瞳をジッと見ていた。
少ししたら、俺から指を抜いて足を上げられた。
シリウスは自分のズボンに手を掛けて、前をくつろげた。
魔王って人の心も読める能力でもあるのか?
俺が望んでいたものが、ゆっくりと入ってきて顔が緩む。
いや、なんで入れられて安心するんだよ…いよいよ可笑しいだろ。
最後は強く押し込まれて「あんっ」と声を漏らした。
容赦ないシリウスの動きに、我慢していたものが爆発する。
「あっ、あ、あっ、もっと…そこっ、突いて」
「そこよりここが、いいんじゃないか?」
「い、イっく…そこっ、弱いからぁ!!あぁぁっ!!」
シリウスがいいと思った場所を刺激されて、果てた。
一人じゃ決して味わえない刺激、俺の体は確かに喜んでいた。
シリウスに与えられる刺激に応えるように、シリウスのをきゅんきゅん締め付けて離さない。
シリウスは息を吐いて、打ち付けるような動きになった。
凶器が俺の中で暴れてる、俺は敏感の中を擦られて再び絶頂を迎えた。
シーツを握りしめて、体が揺さぶられる。
ぐちゅぐちゅと混ざり合ったにおいがする。
頭に熱が溜まり、ボーッとシリウスを見つめる。
顔が近付いてきて、唇を塞がれて舌を吸われる。
夢中になってキスを繰り返して、シーツを握っていた手はシリウスの手が重ねられた。
腹の奥が熱い、シリウスによってぐずぐずになっていく。
キスの合間に甘い声が漏れて、足の指を丸める。
「あんっ、あっ、あっ、んぁっ」
「…はっ、俺も、限界だ」
「だ、だめっ…そ、外に…」
出されたら、また前みたいに体が可笑しくなる。
怖い、自分が自分じゃなくなるようなあの感じが…
自分でも分かる、きゅんきゅん締め付けているのは俺自身だ。
力を抜きたくても、シリウスが刺激を与える度に体中に電流がビリビリと襲いたまらなくなる。
しかし、シリウスは俺の中から自分のを抜いた。
すぐに俺の腹に熱いものが掛けられた。
お互いの息が合わさり、腹の奥で物足りなさを感じる。
もっと満たしてほしい、心の何処かで求めている。
狂おしいほどの熱で、俺の体を溶かしてほしい。
もう、これで終わりなのか…と残念そうに思っていたがシリウスの熱が再び俺の中を支配した。
最初から奥の奥をこじ開けて、敏感な場所を擦る。
シリウスの手を握りしめて、視界がブレる。
ずっと触っていなかったそこに触れると、ちょっとの刺激でイきそうになる。
シリウスの手が俺のを握り、亀頭を親指で刺激してくる。
腰が浮いて、なんか来そうな感じがしてさっきより動きやすくなったのかシリウスの動きも激しくなる。
「それっ、ダメだって!変なのがくるっ」
これってまさか、アレだよな……この歳でそれはマジでヤバいって!
でもシリウスは無言で刺激を続けている。
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シリウスの手を掴んで止めようとしたが、時すでに遅く強い快楽に支配され頭が真っ白になった。
透明のなにかが噴いて、思っていたのと違うなと思った。
シリウスももう一度限界なのか、眉を寄せていて…離れていくシリウスの腕を掴んだ。
「あっ、ふっ、い、からぁ…中に、出して…俺を満たしてくれっ」
そう言い終わる前に、奥の奥にシリウスが入ってきて中に熱いものが注がれる。
そこから俺の記憶はほとんどない、ぼんやりした記憶の中では何度も泣きながらシリウスに中に出してとお願いしていたように思う。
気が付いたら、俺はベッドの上で放心状態だった。
やはりシリウスの性欲は危険だと思った。
まだ腹の中になにかがあるような感じがして落ち着かない。
でも体は綺麗になっている、シリウスがやったのだろうか。
部屋の中もにおいはしない、してる時は部屋中に充満していたのに…
あれはシリウスのフェロモンだったのかもしれない、臭くはなくて…直接俺の下半身を刺激するエロいにおいだったから…
そこで考えるのを止めて、枕に顔を埋める。
ちょっと思い出しただけなのに俺の下半身どうなってんだよ。
ヒクヒクと誘っているのが触らなくても分かる。
体は酷使したからか自慰する元気もなかったのに下半身だけは元気だ。
萎える事を考えよう、えーと…えーと…パン屋のおばちゃんとか?
ちょっと萎えてきたが、パン屋のおばちゃんの姿がシリウスに変わろうとして別の事を考えようとした。
何を考えてもシリウスになってしまう、俺はなにかの病気なのか?
萎えたのがまた元気になる、シリウスが俺を呼ぶ声がする。
『レイン、ここがお前の気持ちいいところだ…ここを刺激すると中が締め付けて俺をねだってくる』
「…やめろやめろ、俺はそんなんじゃ…」
『直腸をこじ開けて突くとビクビク震えてイってしまうんだろ?中が痙攣してるのが分かるか?』
「はぁ、はぁ…だ、ダメだっ」
『イく時は、なんて言うんだ?言えるだろ』
「な、中に…俺の、中に…出して…いっぱいいっぱい気持ちよくして…」
頬が赤くなり、目も潤ませて中出しをねだる。
そうすると、シリウスは俺の気持ちいいところを刺激しながら強く腰を打ち付けてくる。
我慢が出来ず、最初に俺がイってしまい…後からシリウスが精液で俺の中を汚す。
体は心と離れて、俺はもっともっとシリウスを求める。
まるでサキュバスのようだと、苦笑いして…さっきので濡れたズボンが気持ち悪かった。
「レイン…」という声に我に返り、ドアの前を見た。
そこには顔を赤くしたまま立っているカウがいた。
この世の終わりとは、こういう事を言うのかもしれない。
さっきまで興奮していた下半身はすっかり元気をなくしていた。
昨日、俺はシリウスとの行為で夢中になりドアを閉め忘れた。
シリウスはワープが使えるだろうからワープで帰ったのだろう、これは俺が完全に悪い。
何処から見ていたのか恐ろしいが、今さっき来たなら何とか……ダメだ、俺…変な事を言った気がする。
カウに変態だと思われてもどうでもいいが、他の人に広まるのは嫌だ。
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