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微かな影響
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霧はその後も教室という小さな世界の中で、自然体を装いながら実に計算高く動いていた。さりげなく、しかし確実にクラス中の女子たちとの接点を作り出していく。
霧の一つ一つの行動は、単独で見れば取るに足らない些細なものだ。だが、それが教室という狭い空間の中で繰り返されると、霧の存在感はじわじわと女子の間で広がっていった。
彼の周囲には、いつの間にか柔らかな注目が漂い始めていた。それは目に見える形ではないが、教室のざわめきの中に微かに感じられる。「桐崎って意外と気が利くよね」「頼りになるよね」という言葉が、ぽつりぽつりと耳に入る。それは計算通りの成果だと霧自身も理解していたが、そんなそぶりは一切見せずに、相変わらず自然体を装っていた。
その言葉が白鷺沙羅に届いているのかどうか、それは分からない。ただ、彼女の視線が以前よりも自分に向くことが増えたような気がする。
友達と楽しげに話している最中にふと目を向けられる。授業の合間、何気ない仕草でこちらを見る。その視線に気づかないふりをしながら、霧は密かに胸の内でそれを喜んでいた。
(まだほんの小さな波だ。でも、確実に届き始めている。)
教室の中で広がり始めた波紋。それが白鷺の心に届き、揺らす瞬間を待ちながら、彼は次の一手を考え始めていた。
放課後の教室はどこか疲れた空気と雑然とした声で満ちていた。白鷺沙羅はいつものように数人のクラスメイトと楽しそうに話している。霧はその姿を横目で捉えながら、自分の机の上に散らばった教科書を片付けていた。
(ただの“優しいやつ”じゃ心は動かない。白鷺が頼りたくなる相手でなきゃ意味がない)
そんなことを考えていたその時、不意に教室の前方で椅子の倒れる音が響いた。霧が顔を上げると、教室の隅にいた女子が机に手をついてしゃがみ込んでいるのが見えた。どうやら足をぶつけたらしい。その周囲には数人のクラスメイトがいたが、皆困ったように顔を見合わせるだけで動こうとしない。
「大丈夫?」という声が、当然のように沙羅の口から出た。彼女がすぐに駆け寄ろうとしたその瞬間、霧は先に椅子を引いて立ち上がった。
「俺が見るよ。白鷺はそのままでいい」
その言葉に、沙羅は一瞬驚いたような顔をしたが、霧の背中を見つめるだけで何も言わなかった。
霧はしゃがみ込んだ女子に近づき、彼女の足元に視線を落とす。
「捻っただけみたいだけど、無理して立つと悪化するかもな」
落ち着いた口調でそう言いながら、手を差し出した。
その女子が驚きながらも手を取ると、霧は力強く彼女を支えた。
「立つのはゆっくりな。無理しなくていいから」
彼女が立ち上がるのを見届けると、霧は荷物を拾い集めながら続けた。
「保健室行っといたほうがいいな」
霧が女子の肩を支えながら保健室へ連れて行こうとしたそのとき、後ろから軽やかな声が響いた。
「桐崎君、私が荷物持つね!」
振り返ると、白鷺沙羅が荷物をまとめて抱え、こちらへ駆け寄ってきていた。
「白鷺、悪いな。助かるよ」と霧は短く礼を言い、視線を前方に戻して歩き出す。
二人で女子を支える形になりながら、霧と沙羅は無言のまま保健室へと歩いていった。廊下には、靴音が規則的に響く。霧は女子の体重をしっかりと支え、足元を気にしながら歩き続ける一方で、隣を歩く沙羅の気配を微かに意識していた。
沙羅は荷物を抱えたまま、落とさないようにバランスを取りながら、けれどその優しさを滲ませるような穏やかな歩調で寄り添っている。
保健室に到着すると、先生がすぐに対応してくれた。霧は女子を椅子に座らせると、簡単に状況を説明し、そっと手を離す。先生に引き継ぎを終えると、沙羅が女子に「無理しないで、しっかり休んでね」と優しく声をかける。その一方で、霧は教室に戻ろうと歩き出す。
保健室から出た瞬間、沙羅が声をかけてきた。
「桐崎君、すごいね。こういうとき、すぐ動けるのって」
「大したことはしていないよ。それに白鷺だってすぐ声かけてたじゃん」
「でも、私はいつも声をかけるだけで終わっちゃうから」
「声をかけるだけでも十分だろ。白鷺が声をかけると、なんか空気が柔らかくなるし。それだけで、動きやすくなるやつだっているんじゃないか?」
「そうなのかな?」
「そうだよ。実際、俺だってあのとき白鷺の声がなかったら、動くタイミング逃してたかもしれないしな」
「そう言ってもらえると、なんだか嬉しいな」
「白鷺は自分で思っているより、ちゃんと役に立ってるってよ」
沙羅はその言葉に一瞬戸惑ったように見えたが、やがて静かに微笑んだ。「……そっか。ありがとう、桐崎君」
その微笑みに霧は内心で小さな手応えを感じていた。
それから二週間が過ぎた。その間も霧は、一見すると無造作な所作の中に計算を忍ばせ、白鷺沙羅の前で他の女子たちに親しく、そして何気ない優しさを振りまき続けていた。
しかし、その間に白鷺沙羅の反応はどうかと言えば――静かだった。霧が他の女子と話しているとき、彼女がちらりと視線を向けてくるのは感じていた。けれど、それ以上の進展はない。沙羅は沙羅のまま、どこまでも平穏な優しさを保っていた。
一方で、瑠璃の視線は冷たい針のように霧に突き刺さっていた。
それは怒りでも苛立ちでもなく、もっと根深い侮蔑の色を帯びているようだった。「くだらないことをやっている」と心の中で呟くその感情を隠す気すらないように見えた。
恐らく、瑠璃の目には霧が教室中の女子たちに粉をかけているように映っているのだろう。その視線には明らかな軽蔑が宿り、彼の一挙一動を「また始まった」と言わんばかりに冷ややかに追っている。
霧が誰かに消しゴムを渡せば「わざとらしい」、笑顔で軽い冗談を飛ばせば「調子に乗っている」といった具合に、瑠璃の心の中の批評が手に取るように伝わってくる。
(まあ、そう思われても仕方ないよな)
霧はあえて肩をすくめるような気持ちで、瑠璃の視線を無視した。確かに、行動だけを見れば、誰彼構わず親しげに振る舞っているように見えるかもしれない。
しかし、霧にとってそれは単なる作戦の一環だ。それでも、瑠璃にはその真意など関係ないのだろう。ただ「目障りだ」とでも言いたげに、机に肘をついて頬杖をつくその態度が全てを物語っていた。
(あれだけ分かりやすく不愉快そうな顔してて、何も言ってこないのは珍しいな)
霧は女子たちとの軽いやり取りをこなしながら、内心でそう考えた。瑠璃が口を閉ざしている理由を探るのは、意外と簡単なことだった。
きっと、霧が「白鷺沙羅」に直接何かをしているわけではないからだ。霧は他の女子たちとのやり取りが増えた分、沙羅と二人きりになる機会は減っていた。その「表向きの無害さ」が、瑠璃の反応を抑えているのだろう。
(まあ、俺が白鷺に直接どうこうしたら、あいつは即座に何か言ってくるんだろうけどな)
そんな分析をしながらも、霧は瑠璃の視線を背中で受け流した。
霧は他の女子と軽い会話を交わしながらも、いつも通り沙羅にも親切に接していた。教室でプリントを届けたり、何か困っていそうなときにさりげなく助け船を出したり。それは特別ではない、誰にでも分け隔てなく振る舞う「桐崎霧」というキャラクターそのものだった。
(白鷺にとって、俺の優しさが“いつものこと”で終わってたら意味がない。だからこそ、少し揺さぶらないと)
それから霧は、沙羅に対して明確に距離を取る行動を始めた。それはあくまで自然体を装った、しかし意図的なものだった。いつもなら彼女の困りごとにさっと手を差し伸べていたが、それをやめた。ただ見守るだけ、あるいは気づかないふりをする。
「桐崎君、今日は静かだね」と沙羅が笑顔で話しかけてきたときも「まあ、たまにはね」とだけ返し、深く話を広げることはしなかった。普段なら軽く冗談を交わしていたはずの場面でも、あえて言葉を飲み込む。
その微妙な距離感は、沙羅にどう映っているのか――彼女の表情にはまだ明確な変化は見えない。
しかし、霧の中には小さな期待があった。沙羅にとって「友好的な桐崎霧」が遠ざかったとき、その空白に何かを感じるのではないかと。
(さて、これがどう作用するか。結果が出るのはまだ先だろうけど)
胸の中でそう呟きながら、霧はあえて沙羅の視界に入らないように動き出した。それは、自分が特別になるための小さな実験の始まりだった。
霧の一つ一つの行動は、単独で見れば取るに足らない些細なものだ。だが、それが教室という狭い空間の中で繰り返されると、霧の存在感はじわじわと女子の間で広がっていった。
彼の周囲には、いつの間にか柔らかな注目が漂い始めていた。それは目に見える形ではないが、教室のざわめきの中に微かに感じられる。「桐崎って意外と気が利くよね」「頼りになるよね」という言葉が、ぽつりぽつりと耳に入る。それは計算通りの成果だと霧自身も理解していたが、そんなそぶりは一切見せずに、相変わらず自然体を装っていた。
その言葉が白鷺沙羅に届いているのかどうか、それは分からない。ただ、彼女の視線が以前よりも自分に向くことが増えたような気がする。
友達と楽しげに話している最中にふと目を向けられる。授業の合間、何気ない仕草でこちらを見る。その視線に気づかないふりをしながら、霧は密かに胸の内でそれを喜んでいた。
(まだほんの小さな波だ。でも、確実に届き始めている。)
教室の中で広がり始めた波紋。それが白鷺の心に届き、揺らす瞬間を待ちながら、彼は次の一手を考え始めていた。
放課後の教室はどこか疲れた空気と雑然とした声で満ちていた。白鷺沙羅はいつものように数人のクラスメイトと楽しそうに話している。霧はその姿を横目で捉えながら、自分の机の上に散らばった教科書を片付けていた。
(ただの“優しいやつ”じゃ心は動かない。白鷺が頼りたくなる相手でなきゃ意味がない)
そんなことを考えていたその時、不意に教室の前方で椅子の倒れる音が響いた。霧が顔を上げると、教室の隅にいた女子が机に手をついてしゃがみ込んでいるのが見えた。どうやら足をぶつけたらしい。その周囲には数人のクラスメイトがいたが、皆困ったように顔を見合わせるだけで動こうとしない。
「大丈夫?」という声が、当然のように沙羅の口から出た。彼女がすぐに駆け寄ろうとしたその瞬間、霧は先に椅子を引いて立ち上がった。
「俺が見るよ。白鷺はそのままでいい」
その言葉に、沙羅は一瞬驚いたような顔をしたが、霧の背中を見つめるだけで何も言わなかった。
霧はしゃがみ込んだ女子に近づき、彼女の足元に視線を落とす。
「捻っただけみたいだけど、無理して立つと悪化するかもな」
落ち着いた口調でそう言いながら、手を差し出した。
その女子が驚きながらも手を取ると、霧は力強く彼女を支えた。
「立つのはゆっくりな。無理しなくていいから」
彼女が立ち上がるのを見届けると、霧は荷物を拾い集めながら続けた。
「保健室行っといたほうがいいな」
霧が女子の肩を支えながら保健室へ連れて行こうとしたそのとき、後ろから軽やかな声が響いた。
「桐崎君、私が荷物持つね!」
振り返ると、白鷺沙羅が荷物をまとめて抱え、こちらへ駆け寄ってきていた。
「白鷺、悪いな。助かるよ」と霧は短く礼を言い、視線を前方に戻して歩き出す。
二人で女子を支える形になりながら、霧と沙羅は無言のまま保健室へと歩いていった。廊下には、靴音が規則的に響く。霧は女子の体重をしっかりと支え、足元を気にしながら歩き続ける一方で、隣を歩く沙羅の気配を微かに意識していた。
沙羅は荷物を抱えたまま、落とさないようにバランスを取りながら、けれどその優しさを滲ませるような穏やかな歩調で寄り添っている。
保健室に到着すると、先生がすぐに対応してくれた。霧は女子を椅子に座らせると、簡単に状況を説明し、そっと手を離す。先生に引き継ぎを終えると、沙羅が女子に「無理しないで、しっかり休んでね」と優しく声をかける。その一方で、霧は教室に戻ろうと歩き出す。
保健室から出た瞬間、沙羅が声をかけてきた。
「桐崎君、すごいね。こういうとき、すぐ動けるのって」
「大したことはしていないよ。それに白鷺だってすぐ声かけてたじゃん」
「でも、私はいつも声をかけるだけで終わっちゃうから」
「声をかけるだけでも十分だろ。白鷺が声をかけると、なんか空気が柔らかくなるし。それだけで、動きやすくなるやつだっているんじゃないか?」
「そうなのかな?」
「そうだよ。実際、俺だってあのとき白鷺の声がなかったら、動くタイミング逃してたかもしれないしな」
「そう言ってもらえると、なんだか嬉しいな」
「白鷺は自分で思っているより、ちゃんと役に立ってるってよ」
沙羅はその言葉に一瞬戸惑ったように見えたが、やがて静かに微笑んだ。「……そっか。ありがとう、桐崎君」
その微笑みに霧は内心で小さな手応えを感じていた。
それから二週間が過ぎた。その間も霧は、一見すると無造作な所作の中に計算を忍ばせ、白鷺沙羅の前で他の女子たちに親しく、そして何気ない優しさを振りまき続けていた。
しかし、その間に白鷺沙羅の反応はどうかと言えば――静かだった。霧が他の女子と話しているとき、彼女がちらりと視線を向けてくるのは感じていた。けれど、それ以上の進展はない。沙羅は沙羅のまま、どこまでも平穏な優しさを保っていた。
一方で、瑠璃の視線は冷たい針のように霧に突き刺さっていた。
それは怒りでも苛立ちでもなく、もっと根深い侮蔑の色を帯びているようだった。「くだらないことをやっている」と心の中で呟くその感情を隠す気すらないように見えた。
恐らく、瑠璃の目には霧が教室中の女子たちに粉をかけているように映っているのだろう。その視線には明らかな軽蔑が宿り、彼の一挙一動を「また始まった」と言わんばかりに冷ややかに追っている。
霧が誰かに消しゴムを渡せば「わざとらしい」、笑顔で軽い冗談を飛ばせば「調子に乗っている」といった具合に、瑠璃の心の中の批評が手に取るように伝わってくる。
(まあ、そう思われても仕方ないよな)
霧はあえて肩をすくめるような気持ちで、瑠璃の視線を無視した。確かに、行動だけを見れば、誰彼構わず親しげに振る舞っているように見えるかもしれない。
しかし、霧にとってそれは単なる作戦の一環だ。それでも、瑠璃にはその真意など関係ないのだろう。ただ「目障りだ」とでも言いたげに、机に肘をついて頬杖をつくその態度が全てを物語っていた。
(あれだけ分かりやすく不愉快そうな顔してて、何も言ってこないのは珍しいな)
霧は女子たちとの軽いやり取りをこなしながら、内心でそう考えた。瑠璃が口を閉ざしている理由を探るのは、意外と簡単なことだった。
きっと、霧が「白鷺沙羅」に直接何かをしているわけではないからだ。霧は他の女子たちとのやり取りが増えた分、沙羅と二人きりになる機会は減っていた。その「表向きの無害さ」が、瑠璃の反応を抑えているのだろう。
(まあ、俺が白鷺に直接どうこうしたら、あいつは即座に何か言ってくるんだろうけどな)
そんな分析をしながらも、霧は瑠璃の視線を背中で受け流した。
霧は他の女子と軽い会話を交わしながらも、いつも通り沙羅にも親切に接していた。教室でプリントを届けたり、何か困っていそうなときにさりげなく助け船を出したり。それは特別ではない、誰にでも分け隔てなく振る舞う「桐崎霧」というキャラクターそのものだった。
(白鷺にとって、俺の優しさが“いつものこと”で終わってたら意味がない。だからこそ、少し揺さぶらないと)
それから霧は、沙羅に対して明確に距離を取る行動を始めた。それはあくまで自然体を装った、しかし意図的なものだった。いつもなら彼女の困りごとにさっと手を差し伸べていたが、それをやめた。ただ見守るだけ、あるいは気づかないふりをする。
「桐崎君、今日は静かだね」と沙羅が笑顔で話しかけてきたときも「まあ、たまにはね」とだけ返し、深く話を広げることはしなかった。普段なら軽く冗談を交わしていたはずの場面でも、あえて言葉を飲み込む。
その微妙な距離感は、沙羅にどう映っているのか――彼女の表情にはまだ明確な変化は見えない。
しかし、霧の中には小さな期待があった。沙羅にとって「友好的な桐崎霧」が遠ざかったとき、その空白に何かを感じるのではないかと。
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