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第9話 帝都の闇
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「申し訳ありません、二度といたしません、お許しください」
茶髪の令嬢に嫌がらせをしていた赤い髪の令嬢がラシューラに土下座をして謝る。
目の前には赤髪の令嬢の豪勢な馬車と、体当たりされて車輪のはずれた茶髪の令嬢の粗末な馬車があった。
【愚弄かどうか、さっきの虐められていた令嬢に馬車に誰にも気づかれないように同乗してみりゃわかるさ。あんたが何をやったのか、現実を見ることができる】
第八皇子のその言葉通り、茶髪の令嬢の乗る馬車に一緒に乗り込んだのだが……帰る途中赤髪の令嬢の馬車が体当たりしてきたのである。
一歩間違えれば死にもつながりかねないその行為に、ラシューラは目を細めた。
茶髪の令嬢の話では、高位の家が下位の家の馬車に体当たりして脱輪させて楽しむ遊びがはやっているのだ。防御魔法でがちがちに固めてある高位貴族の馬車にぶつけられたら、下級貴族の馬車などひとたまりもない。ラシューラが下手に虐めに割り込んだがために、茶髪の令嬢は憂さ晴らしに、その嫌がらせの対象となり馬車をぶつけられてしまった。
(帝都はどうなってるの!?こんな暴行がまかり通っているなんて!)
第八皇子の忠告はこのことだったのだ。
下手に庇えば後にもっとひどい報復を受ける。
その報復を防いでやるほど面倒を見るならいいが、その後放置するくらいなら手を出すな。彼の言っている事はもっともだ。
(私が思っている以上に、帝国は悪に染まっているのかもしれない)
少し離れたところにある王城をラシューラは見上げるのだった。
★★★
「さて、邪魔者二人は消したな」
自室で、俺はキルディスの書いてくれた帝国の人物相関図から第三皇子と第五皇子。その親である王妃に×をつける。
「やること、えげつないですね」
冷や汗をかきながら言うキルディスに俺はにやっと笑って見せる。
あれから二週間。結局証拠がどっさり見つかったことから第三皇子は第五皇子殺しで断頭台で処刑される事になった。今頃牢屋で泣いている事だろう。
俺達も事情聴取だのなんだかんだと、神官達の査問に呼び出されたりはしたが、形式的なもので、第三皇子私刑は確定事項だったのだろう。皇帝がはやく終わりにしろと指示したためか、調査もかなりあっさりしたものだった。
「俺に逆らう奴は全員ぶっつぶす!!!」
俺が指をたてていうと、キルディスが肩をすくめた。
「私、貴方だけには逆らわないようにします」
「おう、それが賢明だな」
そう言って俺はパーティー会場からくすねてアイテムボックスに入れ込んでいたお菓子を取り出す。
「またそう言う事を……お菓子くらい私が買ってきますから、みみっちい事はやめてください」
「まぁ、その必要もすぐなくなると思うけどな」
「どういうことですか?」
「査問も終わり、処罰も終わった。しばらく各皇子ともに謹慎で、1ヶ月は自らの館からでるなと命令がでている」
「ええ、そうなりますね」
「つまり、皇帝からの招集もない。誰にも邪魔されることなく、【深淵の迷宮】へ行けるわけさ」
そう言って俺が背筋を伸ばした。
「確か。裏ボスの管理する迷宮でしたね。
迷宮の権限をもつものは無から有を生み出せるとは聞いたことがありますが……。そこでお菓子もあなたが作りだせるということですか?」
「そういう事。一応すでに深淵の迷宮の権限はもっているんだけどな。その迷宮内で使わなきゃ意味がない」
『深淵の迷宮』
俺がゲームをやっていたときの最新アプデで実装された、ダンジョンだ。
帝都に存在する神と人間とをつなぐ迷宮。
レイゼルが裏ボスとして君臨する場所だ。
階層は100階まであり、10階ごとにボスが存在した。
その10階のボスを倒すごとに、イベントムービーが流され、500年前のレイゼルの闇落ちからのレイゼルが迷宮の主になり、魔王と対峙するシーンなどがプレイヤーが見れる仕組みになっている。
その為ある程度のこの帝国の歴史は俺も把握ずみだ。
この先の帝国はひたすら人間の世界で戦争をおこし、世を乱す。
理由は現皇帝が不老不死の薬欲しさに魔族の四天王に協力したためだ。
人間を殺しその魂を魔王に捧げ、魔王復活のための糧とした。
この時代の英雄(のちに英霊としてプレイヤーに召喚される)達が死ぬほとんどの理由がこの戦乱のため。
俺はその戦乱を生き残るための力と、切り札を手に入れる必要がある。
この腐りきった未来をかえるにしてもどうしても力は必要だ。
悪知恵だけではどうにもならない。
ステータスを見ると、迷宮内ならダンジョン作成ゲーム並みにマップ生成からモンスターを誕生、育成できる権限がある。これを手に入れられるなら、正直帝国の皇帝など俺の足元にも及ばないだろう。
「さぁ、いくぞ。深淵の迷宮の入り口は、帝国の地下に隠された帝王の墓の中だ」
俺の言葉にキルディスが頷くのだった。
★★★
「帝都の地下にこんなところがあるなんて知りませんでした」
帝都の下にある英雄墓地についた途端、キルディスが声をあげた。
ゲームでは暗殺者ギルドのイベントをクリアすると、下水にある謎の扉の話を聞き、暗殺者ギルドの当主から、英雄墓地にいくための手順が聞ける。そして手順通り進むと英雄墓地にたどり着ける。
俺はゲーム通りの手順を踏んで、この英雄墓地にきたのである。
地下道にひたすら墓石が並び、その奥に光り輝く水晶があった。
それが深淵の迷宮。俺の迷宮《ラビリンス》の入り口だ。
「すごいですね。迷宮権限など、そんなものをもっているなんて」
キルディスが柄にもなく目を輝かせた。
確かに迷宮をつくれるの存在はそうそういない。
だが、確かにステータス的には権限はもっているが、俺はレイゼルであってレイゼルじゃない。本当にラビリンスを自由にできるかは未知数だ。
そして、深淵の迷宮のイベントシーンを見るに、レイゼルはこの迷宮を手に入れるために迷宮の管理者を倒している。そう、この迷宮に入った途端、迷宮の管理者との戦闘になるのは必須。
「覚悟を決めろよキルディス。中に入ったとたん戦闘になるぞ」
俺の言葉にキルディスは力強く頷いた。
茶髪の令嬢に嫌がらせをしていた赤い髪の令嬢がラシューラに土下座をして謝る。
目の前には赤髪の令嬢の豪勢な馬車と、体当たりされて車輪のはずれた茶髪の令嬢の粗末な馬車があった。
【愚弄かどうか、さっきの虐められていた令嬢に馬車に誰にも気づかれないように同乗してみりゃわかるさ。あんたが何をやったのか、現実を見ることができる】
第八皇子のその言葉通り、茶髪の令嬢の乗る馬車に一緒に乗り込んだのだが……帰る途中赤髪の令嬢の馬車が体当たりしてきたのである。
一歩間違えれば死にもつながりかねないその行為に、ラシューラは目を細めた。
茶髪の令嬢の話では、高位の家が下位の家の馬車に体当たりして脱輪させて楽しむ遊びがはやっているのだ。防御魔法でがちがちに固めてある高位貴族の馬車にぶつけられたら、下級貴族の馬車などひとたまりもない。ラシューラが下手に虐めに割り込んだがために、茶髪の令嬢は憂さ晴らしに、その嫌がらせの対象となり馬車をぶつけられてしまった。
(帝都はどうなってるの!?こんな暴行がまかり通っているなんて!)
第八皇子の忠告はこのことだったのだ。
下手に庇えば後にもっとひどい報復を受ける。
その報復を防いでやるほど面倒を見るならいいが、その後放置するくらいなら手を出すな。彼の言っている事はもっともだ。
(私が思っている以上に、帝国は悪に染まっているのかもしれない)
少し離れたところにある王城をラシューラは見上げるのだった。
★★★
「さて、邪魔者二人は消したな」
自室で、俺はキルディスの書いてくれた帝国の人物相関図から第三皇子と第五皇子。その親である王妃に×をつける。
「やること、えげつないですね」
冷や汗をかきながら言うキルディスに俺はにやっと笑って見せる。
あれから二週間。結局証拠がどっさり見つかったことから第三皇子は第五皇子殺しで断頭台で処刑される事になった。今頃牢屋で泣いている事だろう。
俺達も事情聴取だのなんだかんだと、神官達の査問に呼び出されたりはしたが、形式的なもので、第三皇子私刑は確定事項だったのだろう。皇帝がはやく終わりにしろと指示したためか、調査もかなりあっさりしたものだった。
「俺に逆らう奴は全員ぶっつぶす!!!」
俺が指をたてていうと、キルディスが肩をすくめた。
「私、貴方だけには逆らわないようにします」
「おう、それが賢明だな」
そう言って俺はパーティー会場からくすねてアイテムボックスに入れ込んでいたお菓子を取り出す。
「またそう言う事を……お菓子くらい私が買ってきますから、みみっちい事はやめてください」
「まぁ、その必要もすぐなくなると思うけどな」
「どういうことですか?」
「査問も終わり、処罰も終わった。しばらく各皇子ともに謹慎で、1ヶ月は自らの館からでるなと命令がでている」
「ええ、そうなりますね」
「つまり、皇帝からの招集もない。誰にも邪魔されることなく、【深淵の迷宮】へ行けるわけさ」
そう言って俺が背筋を伸ばした。
「確か。裏ボスの管理する迷宮でしたね。
迷宮の権限をもつものは無から有を生み出せるとは聞いたことがありますが……。そこでお菓子もあなたが作りだせるということですか?」
「そういう事。一応すでに深淵の迷宮の権限はもっているんだけどな。その迷宮内で使わなきゃ意味がない」
『深淵の迷宮』
俺がゲームをやっていたときの最新アプデで実装された、ダンジョンだ。
帝都に存在する神と人間とをつなぐ迷宮。
レイゼルが裏ボスとして君臨する場所だ。
階層は100階まであり、10階ごとにボスが存在した。
その10階のボスを倒すごとに、イベントムービーが流され、500年前のレイゼルの闇落ちからのレイゼルが迷宮の主になり、魔王と対峙するシーンなどがプレイヤーが見れる仕組みになっている。
その為ある程度のこの帝国の歴史は俺も把握ずみだ。
この先の帝国はひたすら人間の世界で戦争をおこし、世を乱す。
理由は現皇帝が不老不死の薬欲しさに魔族の四天王に協力したためだ。
人間を殺しその魂を魔王に捧げ、魔王復活のための糧とした。
この時代の英雄(のちに英霊としてプレイヤーに召喚される)達が死ぬほとんどの理由がこの戦乱のため。
俺はその戦乱を生き残るための力と、切り札を手に入れる必要がある。
この腐りきった未来をかえるにしてもどうしても力は必要だ。
悪知恵だけではどうにもならない。
ステータスを見ると、迷宮内ならダンジョン作成ゲーム並みにマップ生成からモンスターを誕生、育成できる権限がある。これを手に入れられるなら、正直帝国の皇帝など俺の足元にも及ばないだろう。
「さぁ、いくぞ。深淵の迷宮の入り口は、帝国の地下に隠された帝王の墓の中だ」
俺の言葉にキルディスが頷くのだった。
★★★
「帝都の地下にこんなところがあるなんて知りませんでした」
帝都の下にある英雄墓地についた途端、キルディスが声をあげた。
ゲームでは暗殺者ギルドのイベントをクリアすると、下水にある謎の扉の話を聞き、暗殺者ギルドの当主から、英雄墓地にいくための手順が聞ける。そして手順通り進むと英雄墓地にたどり着ける。
俺はゲーム通りの手順を踏んで、この英雄墓地にきたのである。
地下道にひたすら墓石が並び、その奥に光り輝く水晶があった。
それが深淵の迷宮。俺の迷宮《ラビリンス》の入り口だ。
「すごいですね。迷宮権限など、そんなものをもっているなんて」
キルディスが柄にもなく目を輝かせた。
確かに迷宮をつくれるの存在はそうそういない。
だが、確かにステータス的には権限はもっているが、俺はレイゼルであってレイゼルじゃない。本当にラビリンスを自由にできるかは未知数だ。
そして、深淵の迷宮のイベントシーンを見るに、レイゼルはこの迷宮を手に入れるために迷宮の管理者を倒している。そう、この迷宮に入った途端、迷宮の管理者との戦闘になるのは必須。
「覚悟を決めろよキルディス。中に入ったとたん戦闘になるぞ」
俺の言葉にキルディスは力強く頷いた。
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