102 / 187
2章 人間領へ行くことになりました
20.エラー
しおりを挟む
「猫様!見てください!トイレの形跡があります!」
古代の人の住んでいた住居跡の遺跡を調べつつ、まるで子供のようにはしゃぐコロネが私に嬉しそうに報告してくる。
男の人って、自分の興味ある分野ではとたん子供に戻るとどこかで聞いたような気がするがコロネもその部類なのかもしれない。
見渡せば小さな村くらいの広さがあり、何人もの人々が寝泊りや食事をしていたのか、ベットのあとや食事を食べるところなどの跡がある。
が、すでに朽ちているので推測でしかないのだが。
「ってことは、コロネの過去の記憶は正しいってことだよな」
私がぽりぽり頭をかきながらいえば
「はい。そのようです。
この木になっている実を見てください。
これも私の記憶にある植物です。昔よく食べていました。
鑑定のスキルで鑑定しましたが、毒物と認定されています。
今の体ではこの植物は身体が処理できないのでしょう。
やはり、過去の身体と今の生物の身体の仕組みは違うということになります。
にしても、毒物扱いということはここの植物はもしかしたら魔力ではなく栄養素や水で育つのかもしれませんね」
「あー。昔は私の世界と同じで栄養素で育ってたんだ?」
「はい。魔力で育つようになったのはゲーム化後です」
などと私とコロネが話していると
「ねーネコーあっちに神殿みたいな作りの建物ある。
あれなぁに?」
暇だったのかあっちこっちにぴょんぴょん飛び回っていたリリが私に言えば
「あー、そこも何も敵はでなかった気がするけど」
「行ってみましょう!!」
と、コロネが全力でダッシュするのだった。
△▲△
そこは神殿のような場所だった。
何か置かれていたのだろうか歪に凹んだ台座ががたくさんならび、窓からは墓が一望できる形になっている。
奥には寝室とトイレと食事をする場所があり、書斎のような場所もある。
が、本は一冊も置かれておらず、コロネが残念ですとため息をついていた。
「この台座には一体何が置かれていたのでしょうか」
コロネが歪に凹んでしまっている台座をなぞりながら興味深そうに目を細めた。
「それになぜこのダンジョンだけは古代の植物や名残をそのまま残してあるのでしょう?
昔はダンジョンなどありませんでしたから、後から作られたものだとは思いますが……。
もしくはこの場所だけは元からあった場所をダンジョン化させたのでしょうか?」
コロネが考え込むように言い、私も視線をさまよわせる。
「確かに、何でこの場所だけ植物も過去の物を残しているんだろうな。
ゲーム上では神々は異界の神々に打ち勝ったが、エルフ達に多大な犠牲がでたとはなっていたけど。
一緒に戦ったエルフ達の形跡(思い出)をここにだけでも残しておきたかった……とかかな?」
そう、ゲーム上のシナリオではわりとエルフは高待遇だった。
だから私の中でエルフ=いい人のイメージが強いのだが。
考えてみれば、エルフは今の世界でも優遇されている気もしなくもない。
神々も一緒に戦ったエルフにそれなりに思い入れがあるのだろう。
「かもしれません。
ここを研究するのは楽しいかもしれませんね」
今にもうふふ~と言わんばかりの幸せそうなコロネの顔を見つめ
「それは後だろ。本来の目的を忘れてないか」
と、私が耳を軽く引っ張ると、「い、いえ、まさか……そんな。あはは」とコロネは軽く視線を逸らす。
コロネは王宮とかそういう真面目な場所から離れると途端ダメキャラ化しだすのはどうにかならないものだろうか。
私以外でも変態化するところを見ると、実は元々こういう素養はあったのかもしれない。
「ま、まぁとにかく一応強い敵がいないか全て確認してみましょう」
と、コロネが立ち上がった時、ビービービーという機械音が響く。
「え!?」
私とコロネが慌てれば
「ごめん、リリ何か押しちゃったかも」
と、書斎をいじっていたリリちゃんが汗を流しながら私たちに言う。
「●▲✖~■■●▲!」
意味のわからない発音の機械音。
「これはゲーム化する前の言語です!」
「なんて言ってるんだ!?」
「侵入者を排除といっています!」
「ちょ!?」
私が慌ててコロネを取っ捕まえてリリちゃんの前まで移動すれば、ドシンと空から何か降ってくる。
そこに居たのは――何故か子供時代のコロネを彷彿させる銃を装備した少年だった。
▲△▲
「ちょ!?コロネこれどうなってるし!?」
「わ、私に聞かれましても!?」
「この子、心読めない……」
「レベルが高いってことか?」
私の問いにリリはふるふると首を横にふり
「わからない」
と答えた。
どういうわけかこの子は鑑定をしても鑑定できない。
機械扱いなのだろうか?
「●✖▲■」
何か意味不明な事を言い出すショタ少年。
「侵入者、排除」
途中から何故か普通に言葉がわかるようになる。
どうやらコロネが精神防御を解除したらしい。
コロネを通じて通訳されたようだ。
ショタコロネはガチャリと銃を構えると
ズダダダダ
いきなり銃を乱射してくる。
「うおおおおお!?」
リリとコロネを引っ捕まえてよけまくる私。
バリアをはるというのも考えたのだが、もしもだよ?私たちと物理的法則が違う~なんちゃら~みたいな設定でバリアがきかないで貫通する可能性もなきにしもあらずだし。
よくアニメや漫画でそういう設定あるじゃん!
弾には当たらないほうがいい。
そしてそのまま大地に両足をついた瞬間に、コロネにもらったブレスレッドを通じて魔方陣をかきあげる。
やべぇこのま道具本当に優秀だわ。
「愚者の束縛っ!!」
ショタコロネに罠を発動させるが………黒い鎖がショタコロネに絡まり。
ぶちりっ!!!
と、何故かそのまま引きちぎられる。
「ええええええ!?レベル900の罠引きちぎるとかっ!?どうなってんだよこいつ!?
てか罠って引きちぎれないだろう普通!?」
「わかりませんっ!?レベル制が適用されていないのでしょうか?」
私とコロネが言った瞬間。
<<エラー発生。エラー発生。修復を試みます>>
<<レベル化適用・パワー不足・緊急停止機能発動・本体に供給を求めます>>
と、頭上から声が聞こえ、ショタコロネの動きがピタリと止まる。
「な、なんだ?」
「どういうことでしょうか?」
「ネコの漫画のロボットの世界みたい!」
と、唖然とする大人と純粋に喜ぶ子供。
<<エラー修復のため、コロネ・ファンバードを通じて、本体に接続します>>
「「「は?」」」
機械音のメッセージに3人同時に疑問の声をあげ――それはきた。
コロネの精神防御を解除していたせいか、コロネが何かに引っ張られる感じがまたダイレクトに伝わってくる。
――またこのパターンかい!???
思ったその瞬間、頭の中に映像がいくつも入り込んでくるのだった。
古代の人の住んでいた住居跡の遺跡を調べつつ、まるで子供のようにはしゃぐコロネが私に嬉しそうに報告してくる。
男の人って、自分の興味ある分野ではとたん子供に戻るとどこかで聞いたような気がするがコロネもその部類なのかもしれない。
見渡せば小さな村くらいの広さがあり、何人もの人々が寝泊りや食事をしていたのか、ベットのあとや食事を食べるところなどの跡がある。
が、すでに朽ちているので推測でしかないのだが。
「ってことは、コロネの過去の記憶は正しいってことだよな」
私がぽりぽり頭をかきながらいえば
「はい。そのようです。
この木になっている実を見てください。
これも私の記憶にある植物です。昔よく食べていました。
鑑定のスキルで鑑定しましたが、毒物と認定されています。
今の体ではこの植物は身体が処理できないのでしょう。
やはり、過去の身体と今の生物の身体の仕組みは違うということになります。
にしても、毒物扱いということはここの植物はもしかしたら魔力ではなく栄養素や水で育つのかもしれませんね」
「あー。昔は私の世界と同じで栄養素で育ってたんだ?」
「はい。魔力で育つようになったのはゲーム化後です」
などと私とコロネが話していると
「ねーネコーあっちに神殿みたいな作りの建物ある。
あれなぁに?」
暇だったのかあっちこっちにぴょんぴょん飛び回っていたリリが私に言えば
「あー、そこも何も敵はでなかった気がするけど」
「行ってみましょう!!」
と、コロネが全力でダッシュするのだった。
△▲△
そこは神殿のような場所だった。
何か置かれていたのだろうか歪に凹んだ台座ががたくさんならび、窓からは墓が一望できる形になっている。
奥には寝室とトイレと食事をする場所があり、書斎のような場所もある。
が、本は一冊も置かれておらず、コロネが残念ですとため息をついていた。
「この台座には一体何が置かれていたのでしょうか」
コロネが歪に凹んでしまっている台座をなぞりながら興味深そうに目を細めた。
「それになぜこのダンジョンだけは古代の植物や名残をそのまま残してあるのでしょう?
昔はダンジョンなどありませんでしたから、後から作られたものだとは思いますが……。
もしくはこの場所だけは元からあった場所をダンジョン化させたのでしょうか?」
コロネが考え込むように言い、私も視線をさまよわせる。
「確かに、何でこの場所だけ植物も過去の物を残しているんだろうな。
ゲーム上では神々は異界の神々に打ち勝ったが、エルフ達に多大な犠牲がでたとはなっていたけど。
一緒に戦ったエルフ達の形跡(思い出)をここにだけでも残しておきたかった……とかかな?」
そう、ゲーム上のシナリオではわりとエルフは高待遇だった。
だから私の中でエルフ=いい人のイメージが強いのだが。
考えてみれば、エルフは今の世界でも優遇されている気もしなくもない。
神々も一緒に戦ったエルフにそれなりに思い入れがあるのだろう。
「かもしれません。
ここを研究するのは楽しいかもしれませんね」
今にもうふふ~と言わんばかりの幸せそうなコロネの顔を見つめ
「それは後だろ。本来の目的を忘れてないか」
と、私が耳を軽く引っ張ると、「い、いえ、まさか……そんな。あはは」とコロネは軽く視線を逸らす。
コロネは王宮とかそういう真面目な場所から離れると途端ダメキャラ化しだすのはどうにかならないものだろうか。
私以外でも変態化するところを見ると、実は元々こういう素養はあったのかもしれない。
「ま、まぁとにかく一応強い敵がいないか全て確認してみましょう」
と、コロネが立ち上がった時、ビービービーという機械音が響く。
「え!?」
私とコロネが慌てれば
「ごめん、リリ何か押しちゃったかも」
と、書斎をいじっていたリリちゃんが汗を流しながら私たちに言う。
「●▲✖~■■●▲!」
意味のわからない発音の機械音。
「これはゲーム化する前の言語です!」
「なんて言ってるんだ!?」
「侵入者を排除といっています!」
「ちょ!?」
私が慌ててコロネを取っ捕まえてリリちゃんの前まで移動すれば、ドシンと空から何か降ってくる。
そこに居たのは――何故か子供時代のコロネを彷彿させる銃を装備した少年だった。
▲△▲
「ちょ!?コロネこれどうなってるし!?」
「わ、私に聞かれましても!?」
「この子、心読めない……」
「レベルが高いってことか?」
私の問いにリリはふるふると首を横にふり
「わからない」
と答えた。
どういうわけかこの子は鑑定をしても鑑定できない。
機械扱いなのだろうか?
「●✖▲■」
何か意味不明な事を言い出すショタ少年。
「侵入者、排除」
途中から何故か普通に言葉がわかるようになる。
どうやらコロネが精神防御を解除したらしい。
コロネを通じて通訳されたようだ。
ショタコロネはガチャリと銃を構えると
ズダダダダ
いきなり銃を乱射してくる。
「うおおおおお!?」
リリとコロネを引っ捕まえてよけまくる私。
バリアをはるというのも考えたのだが、もしもだよ?私たちと物理的法則が違う~なんちゃら~みたいな設定でバリアがきかないで貫通する可能性もなきにしもあらずだし。
よくアニメや漫画でそういう設定あるじゃん!
弾には当たらないほうがいい。
そしてそのまま大地に両足をついた瞬間に、コロネにもらったブレスレッドを通じて魔方陣をかきあげる。
やべぇこのま道具本当に優秀だわ。
「愚者の束縛っ!!」
ショタコロネに罠を発動させるが………黒い鎖がショタコロネに絡まり。
ぶちりっ!!!
と、何故かそのまま引きちぎられる。
「ええええええ!?レベル900の罠引きちぎるとかっ!?どうなってんだよこいつ!?
てか罠って引きちぎれないだろう普通!?」
「わかりませんっ!?レベル制が適用されていないのでしょうか?」
私とコロネが言った瞬間。
<<エラー発生。エラー発生。修復を試みます>>
<<レベル化適用・パワー不足・緊急停止機能発動・本体に供給を求めます>>
と、頭上から声が聞こえ、ショタコロネの動きがピタリと止まる。
「な、なんだ?」
「どういうことでしょうか?」
「ネコの漫画のロボットの世界みたい!」
と、唖然とする大人と純粋に喜ぶ子供。
<<エラー修復のため、コロネ・ファンバードを通じて、本体に接続します>>
「「「は?」」」
機械音のメッセージに3人同時に疑問の声をあげ――それはきた。
コロネの精神防御を解除していたせいか、コロネが何かに引っ張られる感じがまたダイレクトに伝わってくる。
――またこのパターンかい!???
思ったその瞬間、頭の中に映像がいくつも入り込んでくるのだった。
0
お気に入りに追加
688
あなたにおすすめの小説

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
【宮廷魔法士のやり直し!】~王宮を追放された天才魔法士は山奥の村の変な野菜娘に拾われたので新たな人生を『なんでも屋』で謳歌したい!~
夕姫
ファンタジー
【私。この『なんでも屋』で高級ラディッシュになります(?)】
「今日であなたはクビです。今までフローレンス王宮の宮廷魔法士としてお勤めご苦労様でした。」
アイリーン=アドネスは宮廷魔法士を束ねている筆頭魔法士のシャーロット=マリーゴールド女史にそう言われる。
理由は国の禁書庫の古代文献を持ち出したという。そんな嘘をエレイナとアストンという2人の貴族出身の宮廷魔法士に告げ口される。この2人は平民出身で王立学院を首席で卒業、そしてフローレンス王国の第一王女クリスティーナの親友という存在のアイリーンのことをよく思っていなかった。
もちろん周りの同僚の魔法士たちも平民出身の魔法士などいても邪魔にしかならない、誰もアイリーンを助けてくれない。
自分は何もしてない、しかも突然辞めろと言われ、挙句の果てにはエレイナに平手で殴られる始末。
王国を追放され、すべてを失ったアイリーンは途方に暮れあてもなく歩いていると森の中へ。そこで悔しさから下を向き泣いていると
「どうしたのお姉さん?そんな収穫3日後のラディッシュみたいな顔しちゃって?」
オレンジ色の髪のおさげの少女エイミーと出会う。彼女は自分の仕事にアイリーンを雇ってあげるといい、山奥の農村ピースフルに連れていく。そのエイミーの仕事とは「なんでも屋」だと言うのだが……
アイリーンは新規一転、自分の魔法能力を使い、エイミーや仲間と共にこの山奥の農村ピースフルの「なんでも屋」で働くことになる。
そして今日も大きなあの声が聞こえる。
「いらっしゃいませ!なんでも屋へようこそ!」
と
外れスキル《コピー》を授かったけど「無能」と言われて家を追放された~ だけど発動条件を満たせば"魔族のスキル"を発動することができるようだ~
そらら
ファンタジー
「鑑定ミスではありません。この子のスキルは《コピー》です。正直、稀に見る外れスキルですね、何せ発動条件が今だ未解明なのですから」
「何てことなの……」
「全く期待はずれだ」
私の名前はラゼル、十五歳になったんだけども、人生最悪のピンチに立たされている。
このファンタジックな世界では、15歳になった際、スキル鑑定を医者に受けさせられるんだが、困ったことに私は外れスキル《コピー》を当ててしまったらしい。
そして数年が経ち……案の定、私は家族から疎ましく感じられてーーついに追放されてしまう。
だけど私のスキルは発動条件を満たすことで、魔族のスキルをコピーできるようだ。
そして、私の能力が《外れスキル》ではなく、恐ろしい能力だということに気づく。
そんでこの能力を使いこなしていると、知らないうちに英雄と呼ばれていたんだけど?
私を追放した家族が戻ってきてほしいって泣きついてきたんだけど、もう戻らん。
私は最高の仲間と最強を目指すから。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
外れギフト魔石抜き取りの奇跡!〜スライムからの黄金ルート!婚約破棄されましたのでもうお貴族様は嫌です〜
KeyBow
ファンタジー
この世界では、数千年前に突如現れた魔物が人々の生活に脅威をもたらしている。中世を舞台にした典型的なファンタジー世界で、冒険者たちは剣と魔法を駆使してこれらの魔物と戦い、生計を立てている。
人々は15歳の誕生日に神々から加護を授かり、特別なギフトを受け取る。しかし、主人公ロイは【魔石操作】という、死んだ魔物から魔石を抜き取るという外れギフトを授かる。このギフトのために、彼は婚約者に見放され、父親に家を追放される。
運命に翻弄されながらも、ロイは冒険者ギルドの解体所部門で働き始める。そこで彼は、生きている魔物から魔石を抜き取る能力を発見し、これまでの外れギフトが実は隠された力を秘めていたことを知る。
ロイはこの新たな力を使い、自分の運命を切り開くことができるのか?外れギフトを当りギフトに変え、チートスキルを手に入れた彼の物語が始まる。
記憶喪失になった嫌われ悪女は心を入れ替える事にした
結城芙由奈@2/28コミカライズ発売
ファンタジー
池で溺れて死にかけた私は意識を取り戻した時、全ての記憶を失っていた。それと同時に自分が周囲の人々から陰で悪女と呼ばれ、嫌われている事を知る。どうせ記憶喪失になったなら今から心を入れ替えて生きていこう。そして私はさらに衝撃の事実を知る事になる―。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる