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1章 異世界に召喚されました
63話 魔石
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「おい。コロネ」
グラッドさんが物凄い驚愕の顔をしながら、レベルを鑑定する魔道具を見つめ
「はい。なんでしょう?」
グラッドさんに変態verを見られて落ち込んでいたコロネが無表情で答える。
「この魔道具が故障じゃなければ、ガキ達に俺のレベルが軽く抜かれているんだが」
「故障ではないと思いますので抜かれているのでしょう。
現実として受け止めるべきです」
結局、リリ達がパーティーを組んで絵本を読みに行くと嘘をついてモンスターを倒した後。
一通り4人にお説教してグラッドさんの魔道具屋に戻って事情を説明したところ、グラッドさんが魔道具でレベルを計りだし、現在に至るわけで。
まぁ、驚くのも無理はない。
ルーベルト君 レベル220
サラちゃん レベル220
ロロちゃん レベル220
なのだ。そこらへんのエルフの騎士よりレベルだけなら強い。
実技がまったくともなっていないので、前線で戦えるかといえば不安だがレベル120以下の相手ならゴリ押しできるだろう。
コロネに低レベル相手に日常生活で力を出しすぎない魔道具を強制装備させられていたが仕方ない。
「しかし、何もなくてよかった」
と、私。
そう、何故リリ達がモンスターを倒したのかわかったかといえば、簡単な話で、システムメッセージでモンスターを倒したというメッセージがでたからだ。
「恐らく300~400クラスの魔物だとは思いますが……。
もう少しエルディアの森の魔素濃度を下げたほうがいいのかもしれませんね。
まだ山からあふれ出た魔素が不安定な部分もありますから。
一応、私も現場に行って何か異常がないか調べてきます」
言ってコロネが立ち上がれば、がしっとグラッドさんがコロネの肩をつかみ
「コロネ、俺も連れて行け!」
「は?」
「ありえんだろう!?親のレベルが50で、4歳の子供がレベル220とか!
親の威厳としてありえん!これじゃあ怒るに怒れないだろっ!!
責任もって俺のレベルも上げろ!!」
と、グラッドさん。
うん、確かに言い分もわからんでもない。
まぁ、なんの断りもなくレベル上げに連れ出したリリのせいでもあるしな……
私がチラリとリリ達を見やれば、怒られたのがよほど堪えたのか子供たちは家の隅っこでしゅんとしている。
よく意味のわかっていないロロちゃんだけが元気に走り回っていた。
ちょっと怒りすぎたかな?とも思わなくもないが、やっぱり、命の危険に関わる事なのでキツめに怒っておくべきだろう。
「猫様?」
どうしましょうといった感じでコロネがこちらを見やるので
「パーティーにいれるから3人で行こう。
リリ達は今回はお留守番だ。いいな?」
私が言えば、リリがこくこくと頷くのだった。
△▲△
「この辺か」
リリからもらった記憶の場所に来てみれば、そこには数人の兵士たちがたむろしていた。
コロネとグラッドさんを両肩に抱えた私がちょこんと降りれば、一気に視線が集まる。
「猫様に大賢者様!」
私が降り立てば、以前リュートの護衛についていたうちの一人、騎士シャミルがこちらに駆け寄ってきた。
「この場所でレベルの高い魔物が出たと聞いたのですが」
コロネがシャミルに尋ねれば、
「はい。レベルは測定できませんでしたが、私の攻撃が一切ききませんでした。
スライム型モンスターです。
危ないところを白龍の女の子に助けてもらったのですが」
と、お礼でも言いたかったのかリリの姿をキョロキョロさがすシャミル。
「ああ、リリなら街に残ってもらった。
街に何かあるとやばいし」
と、答える私。
「そうですか。お礼が言いたかったのですが残念です」
「それで、何かわかりましたか?」
コロネが聞けば、シャミルが頷いて
「こちらに……」
と、案内された場所には魔石?だろうか、以前領主の館でみたような宝石のようなものが割れた状態で転がっていた。
コロネが注意深くそれを観察し
「……なるほど。この魔石が周囲の魔素を集めて強力な魔物を呼んだわけですか」
「魔石というのはあれか?領主の館で見たやつ」
「はい。恐らくレベル300~400クラスの魔石ですね。
一度精錬して、魔素が集まらない状態にしないと魔石は、再び魔素を集め魔物化してしまいます」
「ってことは、誰かがここに魔石を置いたってことか?」
「……そうですね。ただ、本当にごく稀なのですがダンジョン外の魔物もアイテムをドロップすることがあります。
もしかしたら猫様が倒した中に、魔石をドロップした魔物がいたのかもしれません。
5~6匹でたとのことですが、魔物がスライムなら、すぐに分裂した可能性もありますから」
コロネに言われて思い出す。
……確かにここらへんって私がモンスター殺戮しまくった場所に近いわ。
「あー、じゃあ私が回収し忘れたってことか。
なんかごめんな」
私がぽりぽり頭をかけば
「いえ、死体しか説明していなかった私に落ち度がありますので。
まだ魔石が落ちてないかこのあたりを重点的に自分も魔力を調べてみます。
少し時間が掛かりますが猫様はどうなさいますか?
グラッドのレベル上げは自分がしておきますが」
「うーん。そうだなぁ。リリたちも反省する時間が必要だろうし、グラッドさんのレベル上げは自分がするから、コロネは魔石が落ちてないか調べてくれ」
私が言うと、コロネもグラッドさんも頷くのだった。
グラッドさんが物凄い驚愕の顔をしながら、レベルを鑑定する魔道具を見つめ
「はい。なんでしょう?」
グラッドさんに変態verを見られて落ち込んでいたコロネが無表情で答える。
「この魔道具が故障じゃなければ、ガキ達に俺のレベルが軽く抜かれているんだが」
「故障ではないと思いますので抜かれているのでしょう。
現実として受け止めるべきです」
結局、リリ達がパーティーを組んで絵本を読みに行くと嘘をついてモンスターを倒した後。
一通り4人にお説教してグラッドさんの魔道具屋に戻って事情を説明したところ、グラッドさんが魔道具でレベルを計りだし、現在に至るわけで。
まぁ、驚くのも無理はない。
ルーベルト君 レベル220
サラちゃん レベル220
ロロちゃん レベル220
なのだ。そこらへんのエルフの騎士よりレベルだけなら強い。
実技がまったくともなっていないので、前線で戦えるかといえば不安だがレベル120以下の相手ならゴリ押しできるだろう。
コロネに低レベル相手に日常生活で力を出しすぎない魔道具を強制装備させられていたが仕方ない。
「しかし、何もなくてよかった」
と、私。
そう、何故リリ達がモンスターを倒したのかわかったかといえば、簡単な話で、システムメッセージでモンスターを倒したというメッセージがでたからだ。
「恐らく300~400クラスの魔物だとは思いますが……。
もう少しエルディアの森の魔素濃度を下げたほうがいいのかもしれませんね。
まだ山からあふれ出た魔素が不安定な部分もありますから。
一応、私も現場に行って何か異常がないか調べてきます」
言ってコロネが立ち上がれば、がしっとグラッドさんがコロネの肩をつかみ
「コロネ、俺も連れて行け!」
「は?」
「ありえんだろう!?親のレベルが50で、4歳の子供がレベル220とか!
親の威厳としてありえん!これじゃあ怒るに怒れないだろっ!!
責任もって俺のレベルも上げろ!!」
と、グラッドさん。
うん、確かに言い分もわからんでもない。
まぁ、なんの断りもなくレベル上げに連れ出したリリのせいでもあるしな……
私がチラリとリリ達を見やれば、怒られたのがよほど堪えたのか子供たちは家の隅っこでしゅんとしている。
よく意味のわかっていないロロちゃんだけが元気に走り回っていた。
ちょっと怒りすぎたかな?とも思わなくもないが、やっぱり、命の危険に関わる事なのでキツめに怒っておくべきだろう。
「猫様?」
どうしましょうといった感じでコロネがこちらを見やるので
「パーティーにいれるから3人で行こう。
リリ達は今回はお留守番だ。いいな?」
私が言えば、リリがこくこくと頷くのだった。
△▲△
「この辺か」
リリからもらった記憶の場所に来てみれば、そこには数人の兵士たちがたむろしていた。
コロネとグラッドさんを両肩に抱えた私がちょこんと降りれば、一気に視線が集まる。
「猫様に大賢者様!」
私が降り立てば、以前リュートの護衛についていたうちの一人、騎士シャミルがこちらに駆け寄ってきた。
「この場所でレベルの高い魔物が出たと聞いたのですが」
コロネがシャミルに尋ねれば、
「はい。レベルは測定できませんでしたが、私の攻撃が一切ききませんでした。
スライム型モンスターです。
危ないところを白龍の女の子に助けてもらったのですが」
と、お礼でも言いたかったのかリリの姿をキョロキョロさがすシャミル。
「ああ、リリなら街に残ってもらった。
街に何かあるとやばいし」
と、答える私。
「そうですか。お礼が言いたかったのですが残念です」
「それで、何かわかりましたか?」
コロネが聞けば、シャミルが頷いて
「こちらに……」
と、案内された場所には魔石?だろうか、以前領主の館でみたような宝石のようなものが割れた状態で転がっていた。
コロネが注意深くそれを観察し
「……なるほど。この魔石が周囲の魔素を集めて強力な魔物を呼んだわけですか」
「魔石というのはあれか?領主の館で見たやつ」
「はい。恐らくレベル300~400クラスの魔石ですね。
一度精錬して、魔素が集まらない状態にしないと魔石は、再び魔素を集め魔物化してしまいます」
「ってことは、誰かがここに魔石を置いたってことか?」
「……そうですね。ただ、本当にごく稀なのですがダンジョン外の魔物もアイテムをドロップすることがあります。
もしかしたら猫様が倒した中に、魔石をドロップした魔物がいたのかもしれません。
5~6匹でたとのことですが、魔物がスライムなら、すぐに分裂した可能性もありますから」
コロネに言われて思い出す。
……確かにここらへんって私がモンスター殺戮しまくった場所に近いわ。
「あー、じゃあ私が回収し忘れたってことか。
なんかごめんな」
私がぽりぽり頭をかけば
「いえ、死体しか説明していなかった私に落ち度がありますので。
まだ魔石が落ちてないかこのあたりを重点的に自分も魔力を調べてみます。
少し時間が掛かりますが猫様はどうなさいますか?
グラッドのレベル上げは自分がしておきますが」
「うーん。そうだなぁ。リリたちも反省する時間が必要だろうし、グラッドさんのレベル上げは自分がするから、コロネは魔石が落ちてないか調べてくれ」
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